ノキシノブ
ウラボシ科
環境: 山地、林、岩上、樹上、崖面、屋根、着生、常緑草、多年草、シダ類。
根・茎: 根茎長く横にはう、根茎径0.2−0.3cm、根茎鱗片密生、鱗片皮針形径黒褐色あるいは褐暗色、鱗片縁不規則な突起あり透明。
葉: 葉根茎から数枚接近して並んで直立、葉束生に見える、葉柄短いあるいは無柄、葉革質厚い、葉主脈隆起高い、支脈葉肉中に埋まる、葉線形巾0.5−1cm先尖る、葉下部狭くなる、全縁、乾くと縮れるが、雨にあうと戻る、葉面緑濃色、葉面小孔点状。
花: 胞子のう群葉裏上半部に縦2列に、主脈と葉縁の中間にならぶ、胞子のう群円形黄褐色。
果: 胞子のう群円形、胞子のう黄褐色、包膜なし。
参考: 軒忍、屋根の軒端に生えたのでこの名、忍草、ヤツメラン、八目蘭、イツマデグサ、マツフウラン、カラスノワスレグサともう、季語秋。古名「シダクサ」。万葉集「わが屋戸(やど)の軒の子太草(しだくさ:ノキシノブ)生ひたれど恋忘草見れど生ひなく」(巻11−2475)。
全長: 10- 30 cm
葉長: 10- 30 cm
花径: .05- .2 cm
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