シュロ
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ヤシ科

環境: 暖地、常緑樹、庭、 雌雄異株、南九州原産。

根・茎: 幹粗大で枝なし、幹直立、幹円柱状、幹毛(褐暗色の繊維)でおおわれる。

葉: 葉幹頂に叢生、葉柄長50−100cm、葉柄太く強い、葉柄断面三角形、葉柄基部は繊維に富む、葉柄両縁稜あり、葉柄下部歯あり、了葉全体団扇形あるいはほぼ円形、葉下垂、葉掌状櫛状深裂30−50片、裂片線形長さ20−80cm、巾1.5cm位、裂片主脈裏側に隆起、裂片上部で折れ曲がる。

花: 初夏、5月頃、花黄白、葉腋から分枝した肉穂花序を下垂、包葉さや形黄色で花序基部にあり、花序には粒状の小花を密生、魚卵に似る、花被片6(花片6)、雄花おしべ6、雌花めしべ1、子房1、花柱3裂基部毛細毛。

果: 核果扁球形、穂に群生、果径1cm位、熟すと果黄のち果黒藍色。

参考: 棕櫚、ワジュロともいう、葉のつまった種を唐棕櫚、そうでないものを和棕櫚という、材は柱、器皿、鉢、盆、撞木に利用、葉はさらして毛払い、夏帽子、敷物などに利用、「棕櫚の花」は季語夏。


全長: 300- 700 cm
葉長: 20- 80 cm
花径: .2- .5 cm



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