ヒルムシロ
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ヒルムシロ科

環境: 水田、池、溝、山地、流水、浮かぶ多年草。

根・茎: 根茎泥中を長く横にはう、群生、茎細長い。

葉: 束生、葉2種あり、沈水葉線形(皮針形)で葉柄薄く短い、浮水葉卵形で葉水面に浮かぶ、葉面緑色葉光沢、葉裏黄緑褐色、葉脈多少隆起、葉柄細長い、葉柄基部托葉膜質あり、葉卵形、葉楕円長形、全縁。

花: 夏、秋、花黄緑色、葉腋に7cm位の花柄を出し、先に棒状の穂状花序水上、密に細花をつける、花蓋様片4、おしべ4、やく2胞、子房4、花柱短い。

果: 核果卵広形先丸い、花柱残存。

参考: 蛭筵、ヒルモ、サジナともいう、季語夏。古名は「タハミヅラ」らしい。万葉集「安波峰(あはを)ろの峰(を)ろ田に生(お)ふる多波美蔓(たはみづら)引かばぬるぬる吾(あ)を言(こと)な絶え」(巻14−3501)。


全長: 10- 60 cm
葉長: 5- 10 cm
花径: .2- .5 cm



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