シキミ
前のページへ 次のページへ


モクレン科

環境: 宮城、石川県以西、山地、林、常緑樹。

根・茎: 枝車輪状に分枝。

葉: 互生、葉柄短い、葉厚く滑らか、葉脈突起しない、葉切ると香気、葉裏支脈見えない、葉卵形尖る、全縁。

花: 春、4月頃、花黄白淡、紅色帯びるものあり、小枝の葉腋に短い花柄を出し花をつける、花柄にりん片包あり、花片12(がく)、裂片楕円長形、花径2.5cm、おしべ多数、心皮8−12。

果: 袋果楕円形数個星状に並ぶ、果径2−2.5cm、外部液質、内部硬質核状、熟すと開裂し種子黄色1個を出す。

参考: 枝を墓に供える、材は器具用、悪しき実からこの名という、有毒植物、葉・樹皮を粉末にし、抹香をつくる、シキビ、ハナノキ、コウシバ、コウノキ、木密、仏前草ともいう。万葉集「奥山の樒(しきみ)が花の名のごとやさしく君に恋ひわたりなむ」大原今城(巻20−4476)。


全長: 300- 500 cm
葉長: 5- 10 cm
花径: 2- 3 cm



群馬大学 Botanical Gardenの写真へ

石川森林図鑑のイラストへ(樹木のみ対象)

写真や図は、上記に「・・・写真へ」、「・・・イラストへ」、「・・・検索へ」などがあれば、その文字をクリックして検索下さい。 それでも適切な写真などが見つからない場合はお手数ですが、他の検索サイトYahoo goo Google などを検索するか、お手元や図書館の図鑑をご参照下さい。