ヤマザクラ
バラ科
環境: 中部以南、山地、植木、落葉樹。
根・茎: 幹分枝。
葉: 互生、葉柄短い、葉卵倒形、葉先尖る、鋸歯重鋸歯細かい、葉裏白を帯びる、若葉赤褐色、葉柄上部に腺点2あり。
花: 春、4月初め、花紅白淡、新葉とともに、枝に短い花柄(0.5−1.5cm)の花序をなし花を3−5個ずつ開く、花柄(2cm)基部に小包葉あり、がく筒状5裂、花片5弁、花弁の先へこむ、おしべ多数、めしべ1、子房、花柱あり、花軸2cm位基部に鱗片。
果: 核果球形、熟す果紫黒色。
参考: 吉野山の桜はこの種。ソメイヨシノとは花時に葉伸びること、葉花無毛、がく円筒形で下部細いので区別。誕生花4・10、花言葉「あなたにほほえむ」、この変種カンザクラは誕生花1・12、花言葉「気まぐれ」。変種カンヒザクラは誕生花2・25、花言葉「あでやかな美人」。万葉集「あおによし寧楽(なら)の京師(みやこ)は咲く花の薫(にほ)ふがごとく今盛りなり」小野老(巻3−328)。西行法師の「願わくば花の下にて春死なむその如月の望月のころ」は有名。
全長: 400- 800 cm
葉長: 7- 12 cm
花径: 1.5- 2.5 cm
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