ギリシャ語で鉛「molybdos」が語源。
　字などが書ける鉱石の総称に用いられており、モリブデンはそのような鉱石か
ら発見された。

モリブデン Molybdenum

元素記号　：Mo
原子番号　：42

原子量　　：95.94
族　　　　：VIA/6
周期　　　：5
分類　　　：遷移元素(クロム族)
電子配置　：[Kr] 4d5 5s1
価数　　　：+2, +3, +4, +5, +6
電子親和力：1.0 eV
電気陰性度：1.8
原子半径
　共有結合　　　　　　　：
　金属結合　　　　　　　：139 pm
　イオン結合　　　　　　：69 pm (Mo3+), 65 pm (Mo4+), 61 pm (Mo5+), 59 pm (Mo6+), 
　ファンデルワールス結合：
沸点　　　：4650℃(蒸発熱590 kJ/mol)
融点　　　：2620℃(融解熱28 kJ/mol)
密度　　　：10.28 g/cm3 (20℃)
半減期　　：

発見
　1778年　発見　シェーレ(C.W.Scheele)(スウェーデン)

存在
　地殻中に1.2 ppm存在し、海水中に10 ug/dm3存在する。
　マグマ凝固の最終成分であるぺグマタイトに含まれる。
　生体必須微量元素で、窒素固定酵素、キサンチン酵素中に含まれる。
　輝水鉛鉱、黄鉛鉱に含まれる。
　98Mo:24.1329%
　96Mo:16.6756%
　95Mo:15.9201%
　92Mo:14.8362%
　100Mo:9.6335%
　97Mo:9.5551%
　94Mo:9.2466%

作り方
　原料鉱石を焙焼し精製し水素還元すると単体が得られる。

用途
　鋼の強度向上のための添加剤
　発熱体
　電気炉の加熱線
　自動車の潤滑剤