李膺元礼リヨウゲンレイ
党錮の禁の男
出身地:潁川・襄城
生没年:110〜169年
容姿 :老子の末裔。コウユウが10歳の時に謁見した人。

〜列伝〜  青州刺史、烏桓校尉、河南尹、司隷校尉などを歴任する。  コウユウが10歳の時に謁見に来た時、 「わたしは李閣下と先祖代々お付き合い願っているものです。」 リヨウがどんな付き合いがあったのか尋ねると、 「孔子が老子に礼を問うたことがあります。以来お付き合いしている家柄にある のは当然ではありませんか。」 と答えた。  しばらくしてやってきた太中大夫チンイにリヨウはその神童振りを言った。  宦官ソウセツらが権力を持ち大将軍トウブ、大傳チンパン、河南伊リヨウ達の ような正義の士がこれを非難したが、逆に捕らえられ、167年には党錮の禁が 起こった。その党200人と投獄され、終身禁錮となるが、霊帝の即位で召還さ れる。  168年、大傳チンパンとともに再び宦官の勢力を排除しようと謀るが、露見 して逆に十常侍のソウセツに殺害され、第2の党錮の禁を招き、宦官の力は専横 きわまった。