スキンケア

しみそばかす対策

 「しみ」は「染み」「染みる」などが語源だそうです。
 地球規模で展開するオゾン層破壊により紫外線の照射量が増えたために、紫外
線による皮膚の障害が起こりうる可能性が出てきています。もともと紫外線は、
常に太陽の光に当たることによって体に受けていて、その量が適度であれば体の
細胞が活発に入れ替わり、体の表面だけでなく内部の雑菌や病原菌などが除かれ
ます。だから、太陽の光に当たる事はとても健康にも良いのです。
 しかし、その紫外線の量も適度を超えると良性や悪性の皮膚病や腫瘍が発生し
やすくなります。また不規則な色素沈着や紫斑の原因になります。
 まさに、過ぎたるは及ばざるがごとし。いや、それ以上にたちが悪いですね。

 日焼けで色が黒くなるのは、皮膚の細胞がメラニンという物質を作るためです。
皮膚の細胞は紫外線を受けて刺激されると活発にメラニンを生成します。それを
皮膚角化細胞に受け渡す事によって皮膚の色が黒くして紫外線から皮膚を守るで
す。

 しみ

 しみは20〜40代の女性に多く、顔によく出てきます。「肝斑」のことをい
いますが、肝臓とは関係のないらしいです。顔などの紫外線によく当たる部分に
できてしまうことや夏場に濃く冬場に薄いことから紫外線の影響が大きいようで
す。
 やはり、紫外線カットに一番気を使わないといけないでしょう。特に夏場は水
着に着替えたら日焼け止め(遮光化粧料)を塗ったり日傘や帽子などはしっかり
と準備しましょう。日焼け止めは泳いだり汗をかいたりすると落ちるのでこまめ
に塗り直す事が大切です。ちなみに、プールなんかではそういったものを塗って
入ってはいけないというところもあります。塗っちゃいけないというのは、プー
ルの水が汚れるとかなんとかとプール屋さんの言い分があるのであるので気をつ
けましょう。
 しかし、こんがり日焼けした小麦色肌になるのも健康ですからね。過剰なまで
に神経質になるのもどうかと思います。

 年をとるにつれてしみが増えていきますが、やっぱり長く生きてきた分だけ太
陽の光を浴びているからでしょう。40や50代からできたしみというのはなか
なか消すのが難しいのではないでしょうか。

 そばかす

 「そばかす」は漢字で「雀卵斑」と書きます。「蕎麦粕」と思っていた人はい
るのでは!?「蕎麦粕」の方がしっくりしているように思えますが。
 小さな小さな褐色の小色素斑が顔や手などに現れます。でも、小さな子供に現
れて、中高生ぐらいにはかなりひどくなってるようです。でも、大人になるにつ
れて徐々に薄くなっていきます。
 お父さんもそばかすだらけだったとか、兄弟姉妹そろってそばかすになったと
か、家族、親戚単位で発生しているケースが多いので、常染色体優勢遺伝子とさ
れています。

 皮膚炎

 石鹸や化粧品などは、自分に合ったものでしょうか。ブランドやなんだといっ
て使っていても、それが自分の肌に合ったものでないとかぶれや炎症のもとにな
ります。
 このかぶれや炎症に気が付かないで使いつづけていると色素沈着を起こします。
石鹸や化粧品に含まれている天然、化学物質などが影響しています。
 もちろん、石鹸や化粧品だけでなく、日常でよく触れるものにも十分に可能性
があるはずです。化学物質なしでは私達の生活は成り立たないのですから。
 やはり、ブランドや価格などで製品を決めるよりも、自分の肌に合った製品を
使うのが一番きれいになれるのではないでしょうか。



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