アイカラー

アイカラー

 まつげのお化粧は日本では戦後になってから、欧米の文化が入ってきた時に始
まったものです。それまでは素人のお姉さんは目のまわりのお化粧はしないもの
とされていました。普通にお化粧をした後で、まぶたから目尻のあたりは軽く拭
き取って、とても薄い紅をほんのりつける程度です。
 戦後でも、まつげのお化粧は「水商売のお姉さん系」というイメージで、あま
り女としてはいいイメージではありませんでした。
 普通のお化粧のように思っているアイメイクはごく最近浸透してきたものです。
 日本人形や昔の絵をみても、目は細く柔らかい感じがします。目のまわりのお
化粧は目をぱっちり強調するので日本人の美人像からは離れていたようです。だ
からあまりアイメイクは日本では控えめだったんではないでしょうか。
 おそらく、戦後欧米文化の影響によって、欧米系のはっきりくっきりのメイク
が浸透してきたのではないでしょうか。

 アイメイクは、
  1.アイシャドウ
  2.アイライン
  3.マスカラ
 の順で行います。

 二重
  カーラー
  もともと目が大きくぱっちりしています。
  特に何もしなくてもいいけれど、さらにカールさせるともっとぱっちりします。

  アイカラー
  二重のラインで深みが出ているので、普通に乗せるだけでも効果はあります。
  マスカラをつけるとかなり強調できるけれど、しつこくなりそうなので注意。

  アイライン
  すでにハッキリしているので、輪郭はあまりハッキリ描かないほうがいいで
  しょう。まつ毛を濃く見せるようにするといいでしょう。

 奥二重
  カーラー
  カールはゆるめに、目尻寄りのまつげをしっかりカールしましょう。
  目尻の位置を高く見せるようにするのがポイント。

  アイカラー
  グラデーションをつかって、立体感を持たせると効果的です。
  マスカラをつけると、アイカラーのグラデーションに調和してぱっちりと見え
  ます。アイカラーと類似色を使うのがポイントです。

  アイライン
  太目のアイラインで、二重を強調するようにしましょう。

 一重
  カーラー
  上まぶたがすっきりしているので、カールしすぎると不自然になりやすいです。
  目尻にボリューム感を持たせましょう。

  アイカラー
  グラデーションをつかって、目元に影をつけましょう。
  深みをつけて目を大きく見せましょう。
  目を開けたときに、アイカラーが少し見えるくらいの太さになるようにつけま
  しょう。その上に一段階濃い色を重ねるように、まつ毛の生え際に細くつけま
  す。
  マスカラをつけると目元が大きく見えます。影を強調するようにするといいで
  しょう。
  下まぶたと眉山の下を白っぽい色で塗ると、目元が明るく見えます。

  アイライン
  太目のラインで目元を強調しましょう。

 アイカラーがうまく塗れない時は、ペンシルタイプのアイカラーを使うと便利
です。
 目が小さい人は、アイラインを入れて輪郭をしっかりと整えるといいでしょう。
 色はブラウン系がいいでしょう。あまり、しつこくやるとパンダさんのように。



   眉は一本一本ペンシルで描くより、パウダーで全体に色を乗せるように塗ると、 早くできます。  1 眉山の部分から、眉尻に向けてパウダーを少量乗せたブラシで描きます。    この時、眉尻が細くなるようにブラシを回して浮かせるように動かします。  2 眉頭の部分から、眉山に向けてパウダーを少量乗せたブラシで描きます。  3 一通り眉を描きおわったら、ラインからはみ出ている眉毛をピンセットで    抜いて形を整えます。最後にフェイスブラシで軽く切った眉毛を払い落と    します。
 アイシャドウ  アイシャドウはアクセント的に目元を明るくする程度の気持ちで用います。  アイラインは大胆にしっかり描いて、目尻を少し上げて先は細く仕上げます。  アイシャドウをうまく使えば、マスカラが引き立ちます。アイシャドウは明る くソフトな色合いの物がお勧めです。ファンデーションを薄くつけてみましょう。  ブラシ等で付けるのもよいですが、指でつけると意外に簡単で手早く行えます。 塗り加減の微調整は、指の角度と力加減でブラシよりも早くてキレイに仕上げら れます。
 アイカラー  アイカラーのつけ方  1 チップまたはブラシで淡めの色を、まぶた全体に、ふんわりとつけます。  2 チップまたはブラシで濃いめの色を目の際からまぶたの中央当たりにつ    けます。    はじめにつけた色となじませるような感じで塗ります。  3 色と色の境をブラシでぼかすとキレイに仕上がります。
 マスカラ  マスカラのつけ方  マスカラを塗る時に、まぶたにマスカラをつけてしまうことがよくあります。 アイシャドウなどを塗っていると、もう一度アイシャドウから塗りなおしにな ってしまいます。市販のマスカラガードを使うと、まぶたに付かなくて便利か もしれないです。ひょっとしたら、栓抜きで代用できるかな?  マスカラは、上下につけると丸く見え、横に流すと切れ長に見えます。色は、 暗い色を用いるとアイラインが強調されます。同系色を選ばないのがコツです。 マスカラを上手くつけるには、カーラーでまつ毛を上げて、マスカラをまつ毛が 広がるようにします。マスカラをつけすぎるとダマになるのでブラシを容器の縁 などでしごいて量を減らします。上だけでなく、下のまつ毛も強調してみましょ う。  触ったり涙を流すと、にじんだりしてパンダさんのようになるので要注意です。 しかし、メーカーによってはにじまない物もあるので、いろいろ試してみるのも いいと思います。  1 ビューラーで、根元、中央、毛先の3段に分けて丁寧にまつげを整えます。  2 下地をまつげの下側から、根元から毛先に向けてつけます。  3 下地をまつげの上側から、根元から毛先に向けてつけます。  4 下地のダマを取り除きます。  5 マスカラをまつげの下側から、根元から毛先に向けてつけます。  6 マスカラをまつげの上側から、根元から毛先に向けてつけます。  カール落ち・にじみ  カールが落ちる人はまつげの短い人に多く、マスカラの重みに耐えられなくな って下に落ちてしまいます。にじむ原因でもあります。下地やマスカラは軽めの ものを使いましょう。また、マスカラをつけた後にコーミングしましょう。

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