「こんな物を これくらいの大きさで こんな色のものを作りたいのです」スタッフと体験者は 真剣な面持ちで打ち合わせをします。
さてさて、初めての体験 どんなものが出来るのでしょう?楽しみ、たのしみ!?
ボンテ竿(宙吹きの場合は吹竿)に 溶解炉という耐火セメント、レンガ、粘土などで密閉されたガラスを溶かす窯から ガラスの種を巻き取ります
形を整え、 さらにこの上にガラスを巻き取り 又形を整え、少しづつ大きくしていく。
色を付ける場合 茶漉しのようなもので振りかけたり、直接付けたりする。
気泡を入れたい時は スポイドに入れられた重曹と水を混ぜ液体をかける。
気泡の入った器は こんな風になる。(先生の作品)
さらに加熱し 口元をはしでくくり窄めたり、ハンドルという板状のもので底を平らにしたり、余分なガラスを切り落としたり、はしで口を広げ、形を整える。
模様を入れるために 別のボンテ竿にガラスを巻きつけ その竿をハサミのような物で挟んで 本体に付ける。
私は筆筒に雨の甲骨文字を入れてみたので 雨粒の部分は気泡を、上の雲の部分を青の色を付けたガラスを付けた。
こんなん出来ましてん!(ニッコリ)

これを徐冷炉(じょれいろ)という480℃の炉に一晩入れ 徐々に温度を下げる。
翌朝、完成した作品を見て 感激!
初めてにしては 上出来 !!! 上出来!
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珪石(けいせき)という石の粉に それを溶かしてガラス状態に溶かす炭酸ソーダを、さらに石灰を加えると溶けたものが固まる性質を持つ、この三原料を主としたガラスの素を作り 10〜15種類の副原料を調合してガラス製品は作られます。
                                  (いただいた資料を参考にしました)
詳しくは 富山ガラス工芸のHPをご覧下さい。
  http://www.toyama-garasukobo.jp/
ガラス造形 体験記