第7回三楽会展作品集 bQ

           
小野都峰 心如水
     (心が清らかで淡白)
上林一茎 日々是好日
       碧巌録より
藤井桃香 禍福無門
  (幸不幸はどこからでも 訪れて来る)
奥田紅楓 ころころと心はころがる…
         
谷川俊太郎詩     
    角田恵雨

  寿
 (藍染め布に抜染液で
      字を書いたもの)
発田正雨

 高砂の尾上のさくら
  咲きにけり 外山の
  かすみ たたずも
  あらなむ

    権中納言匡房
    杉山智桜

  道
   この道より我を
   生かす道なし
   この道を歩く
     武者小路実篤

木村笙風

 有朋自遠方来
  (自然に同学の友人が
    遠くから
慕って来る
 論語の第1章「学びて
  
時に之れを習う亦説よろこ
  ば)しからずや」の後に続く言

 
  山本艸苑

 草もゆる十五萬石
       櫓あと

  守屋清風

 鳳舞開双翼
 (鳳凰が両の翼を
  広げて舞うように飛ぶめでたいしるし)
      三本美風

 すなおな心
  往西香嘩

   游芸
  (論語「仁に依り
   芸に游ぶ」より
   芸術に心を寄せる
岡田汀雪

  四望春雲生
  奥艸香

 恙無く一業終へむ
 葱坊主
     夫良彦の句

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