Third Travel in EGYPT〜1994年12月〜 

エジプトはイスラム教国家です。
イランなどのシーア派は結構過激だそうですが、エジプトではそうではないそうです。

石の文化

初日いきなり、博物館にピラミッド・スフィンクスとメインを堪能してしまい、本日からは「どこ行くねん」ってな感じで、ツアー始まりました。
そして出かけたのが、サッカーラに階段ピラミッド。

サッカーラでは、なんかの(名前忘れた(^-^;)遺跡出土品を見学。
観光地だったんだけど、お店とかが結構休みで、逆にな〜〜んにも無かったって感じだった。
ゆったりと見学できた分、良かったんだけど。

んでもって、昼食に。
焼きたてのパンは、大変美味しゅうございました(^^)
農村部とかをバスで走ったんだけど、風景とか人の生活が結構脳裏に焼き付いていて、とても良かった(^-^)

階段ピラミッドは、入り口から遺跡をくぐり抜け、少し離れたところにそびえ立つピラミッド。
ギザのピラミッドとは違い、高さによる迫力や三角形の美しさは劣るものの、逆に風化しつつあるちょっと特異な形のピラミッドで、これはこれで趣があり良かった。
ツアーのみんなは遠くから見てたんだけど、俺は走って側まで行って、ぺたぺた触っていました(笑)

カイロではその後、カイロタワー見学に。
見学料、外国人観光客の方が圧倒的に高い値段に設定されていて、なんか不公平だったなぁ。
しかし、カイロタワーから眺める景色は非常に良かったです。

黄金のナイルと、乱立する近代的なビル。
その中には、石の壁が剥がれ落ちかけているビルもあり、道路はたくさんの車であふれかえっていて。
ピラミッドや砂漠のイメージとはまるで違う、自分の目で見たギャップみたいなのを感じました。
この時かなぁ・・・やっぱ、自分の目で色々と見てみないとわからないと考えたのは。

正直、あの時自分がイメージしていたエジプトとは違って、ショックを受けたことは確かで。
なんかうまく表現できなかった、複雑な心境でした。
カイロタワーからホテルまでは徒歩で帰宅。
信号機のない車だらけの道、エジプト人風に横切ってみました。
凄い勢いで車は来るけど、歩行者を見つけたらみんなスローダウンするんです、エジプトは。

だから、バスに乗ってても歩行者の急な飛び出し(?)は怖いんですが、いざ自分が渡り始めるにはかなり勇気が必要でしたね(苦笑)
友達とかツアーの他の人は、警官のいる十字路まで我慢したけど、せっかくの経験だったので私はエジプト人風に、どうどうと歩いて渡ってみました(笑)
あれ以来、他の国でも歩行者優先の所だと、平然と渡れるようになれましたね。
これ以降いろんな国で、道路横切ったけど、エジプトほどどきどきしたことは無かったです(笑)

翌日はいよいよカイロを後にして、エジプト遺産巡り。
まず最初は、有名なアブシンベル宮殿跡へ。
飛行機で行ったんだけど、ここでちょっと面白いことが発生しました。

カイロからアスワン経由の便(だったと思う)でアブシンベルに行ったわけですが、その経由のアスワンからなんと自由席になりました(^-^;
飛行機の自由席なんて初めてで、アスワンにて待機中飛行機内をうろうろしていたダチが、なんと自分の席他の人に奪われて(笑)
なんとか後に後方にて空席見つけて座れたんだけど、本当になんで自由席なんだ?って感じでびっくりしました。
アブシンベルは、遺跡以外は本当に何も無い感じ。飛行場から遺跡も近いし。
ナイル川せき止めたアスワンハイダムの影響で間近で、巨大な湖(琵琶湖よりでかい!)ができてしまって、水没する遺跡を大工事にて少し上にずらしたという、入り口に大きな4人の像のある有名な遺跡なのです。
ずらす前は、なんと1年に2回、神殿の奥にある像に光が射し込むといった何とも凄い構造になっていたようです。
古代エジプトの、技術の高さがよくわかった感じで、すっごい楽しいところでした(^-^)

本当にたくさんの観光客で、(特に日本人も多くて)静かな遺跡を想像していたのが、またまた潰されたけど、中の像や柱も本当に凄いものでした。
アブシンベルを堪能した後、次の目的地アスワンまで、また飛行機に乗って移動しました。