怪獣トーク(ウルトラQ篇) 

もしも、字や表が見づらい場合は、フォントを調節もしくは全画面表示して下されば 宜しいかと存じます。

 「ウルトランキング」は現在、各ランキングのページに“ゲストブック”と称しました フリートークのコーナーを設けておりますが、ここのページは更に細かく ウルトラQの怪獣1匹1匹についての思い入れを語って頂けたらいいかな、 と考えて作ったページです。




<怪獣名> 最新投稿
ゴメス <前回>
08.8.17(246)
リトラ 06.2.4(196)
ゴロー  
ナメゴン <最新>
08.8.17(247)
ジュラン 06.5.1(217)

14
ペギラ 04.1.16(175)
ガメロン  
ゴルゴス 06.4.7(210)
モングラー 06.3.1(206)
タランチュラ 02.12.10(142)
10M1号  
11バルンガ  
12ラルゲユウス 06.4.30(216)

<怪獣名> 最新投稿
13
16
ガラモン  
15カネゴン  
16セミ人間 06.4.30(216)
18パゴス 06.4.24(215)
19ケムール人 06.2.2(195)
20ラゴン  
21ボスタング 05.11.1(181)
22巨人  
23スダール  
24ゴーガ 06.2.11(199)
26ピーター 06.5.1(217)
27トドラ 06.4.24(215)


 ゴ メ ス  
 ・登場話:第1話「ゴメスを倒せ!」('66年1月2日放送)
 ・別名:古代怪獣 、・身長:10m 、・体重:3万トン 、・武器、特徴:ツメ、キバ、尻尾、地中を掘り進む
 ・出身地 or 出没地:東海地区金峰山 、・弱点 or 死に方:シトロネラ酸
次の怪獣(リトラ)へトップへ
造形マニア118  '99.4.9(Vol.1) 初出、2001.5.8(Vol.69) 移動___Cont.No.zo01101    次の投稿へ ゴメスのトップへトップへ

「ウルトラマン」のジラ−スがかの御大ゴジラに襟巻きを付けただけの安直な怪獣だ というのは誰が見ても判りますし、「ウルトラQ」のゴメスも元はゴジラだという事 は今では有名な話です。ですが、このゴジラ、ゴメス、ジラ−スの3兄弟の改造の過 程はなかなか一筋縄ではいかない興味深い物です。
「何をいまさら」と言われる程語り尽くされた問題かも知れませんが、私としまして は納得いかない説も横行しましたし、消化不良気味の説明文しか目にしてきませんで したのでので、この際私なりにこの場をお借りしてこの問題に決着を付けたいと思い ます。
但し、以下に述べます事はあくまで私の推察にすぎませんので、間違いもあるかも知 れませんことを前もってお断わりさせて頂きます。
話が込み入っていますので、先に結論を図式化します。そして、この3兄弟は全て 「モスラ対ゴジラ」の時に作られたゴジラス−ツ(モスゴジ)をベ−スにしているの です。
 
'64 年春 モスゴジ−−−−−−−−−−−−−−−−「モスラ対ゴジラ」
      |←−−−頭部を改造(もしくは新調)
'64 年秋 決戦ゴジ−−−−−−−−−−−−−−−−「三大怪獣地球最大の決戦」
      |←−−−背ビレを切離し、甲羅等をつける
'65 年春 ゴメス−−−−−−−−−−−−−−−−−「ウルトラQ」
      |←−−−甲羅を外し、背ビレを復元、頭部を新調
'65 年秋 海ゴジ−−−−−−−−−−−−−−−−−「怪獣大戦争」
      |←−−−襟巻きをつける、眉間等にペイント
'66 年夏 ジラ−ス−−−−−−−−−−−−−−−−「ウルトラマン」
      |←−−−襟巻きを外す、ペイント戻す
'66 年秋 海ゴジ−−−−−−−−−−−−−−−−−「南海の大決闘」

  (注) 「怪獣大戦争」時に全く別個のゴジラス−ツ(戦争ゴジと呼称します)が
     1体新調されています。

'64 年春 モスゴジ(「モスラ対ゴジラ」)
 2年ぶりのゴジラ映画「モスラ対ゴジラ」が制作され、ゴジラス−ツもまた新調さ れました。このス−ツが本議題の原点でありまして、 モスゴジと呼称 いたします。
 さて'80 年代に"モスゴジは2体作られた"との説が流れ、実は私もそれを信じた 一人でした。その2体説の根拠は次のとおりでした。
 ATYPE−−−−−−主に名古屋破壊シ−ンに使用
  ・頬が震える、・首、足がやや太い −−−−−→後に「ゴメス」に改造
 BTYPE−−−−−−主に対モスラシ−ンに使用
  ・頬が震えない、・首、足がやや細長い −−−→後に「ジラ−ス」に改造
私が2体説を信じた理由は上記の根拠ももちろんですが、あと名古屋襲撃シ−ンでは 、やや尾が長く見えたこと、そして(この問題は後で取り上げますが)もしもモスゴ ジが1体ならば、ゴメスに改造される時にあの巨大な背ビレを一旦切離し、ジラ−ス に改造する時に復元しなければならないからです。あの背ビレは一旦切り離すともう 復元は不可能に思えたからです。
 ですが'90 年代に入って、当時の関係者の口から"モスゴジは1体しか作っていな い!"との証言が出、私も(風見鶏でお恥ずかしい次第ですが)現在ではこの1体説 の方を推しております。理由としましては、関係者の証言という信憑性、及びいくら ほぼ同時期とはいえあそこまで(ウロコの流れまで)うり二つのス−ツを2体作るの は不可能に思える事、更に先述の背ビレの問題も私の中で解決したからです(これに 関しましては、ゴメス、ジラ−スの項で述べさせて頂きます)。
 それでもまだ2体説の方も完全に捨て切っている訳ではありませんが....。

'64 年秋 決戦ゴジ(「三大怪獣地球最大の決戦」)
 '64 年度の2本目のゴジラ映画(と言うよりは「赤ひげ」の代役)「三大怪獣地球 最大の決戦」制作に当たってモスゴジに若干手が加えられました。この改造ス−ツを 決戦ゴジと呼称します。
 決戦ゴジがモスゴジと異なる(改造された)点は以下の3点です。
  • 目が違う
  • 決戦ゴジは左側面から見ると下アゴが長い(というか上アゴと下アゴが食い違っ ている)−−おそらく一旦上アゴと下アゴを切離し、再び接合した際に食い違っ たものと思われる
  • 首ネッコのV字ヒレ(正確にはトゲの数が上2、下1なのでVではないが)の上 の小ヒレがモスゴジは3つ又、決戦ゴジは2又
腕が若干延長されたとの説もありますが、ビデオや写真で見比べても私の目には、そ うは見えませんが........。

'65 年春 ゴメス(「ウルトラQ」)
 休養中だった決戦ゴジに思いがけないアルバイト話が舞い込んできました。円谷プ ロ制作の「ウルトラQ」の ゴメスです。
 このゴメスが一見ゴジラに見えにくいのは、角、牙、腹板、甲羅、ウロコ等がつけ られたからですが、これに関しましては開米栄三氏によると決戦ゴジにサラシを巻い てその上から改造したということですので、これは間違い無いでしょう。問題はあの 背ビレです。ゴジラのトレ−ドマ−クと言える背ビレはおそらくこの時に一旦切り離 されたと思われます。その根拠の1つは、ゴメスは背中にさほど厚みがないので、あ の巨大な背ビレを横に倒して甲羅をかぶせたとは思えないのです。もう1つ根拠があ るのですが、それはジラ−スの項でお話ししたいと思います。

'65 年秋 海ゴジ(「怪獣大戦争」)
 '65 年度のゴジラ映画「怪獣大戦争」制作にあたり、ゴジラもいくつかの造形作業 がなされました。(ここからの部分がかなり推測の域ですが)先ず新しいボディ1体 と新しい頭部2体が作られ、新しい頭部の1つは新しいボディに取りつけられて新作 映画のメインス−ツ(これを戦争ゴジと呼称します)となり、もう1つの頭部はゴメ スから戻された決戦ゴジのボディに取りつけられ(というか首をすげかえられ)、 もちろんこの時に決戦ゴジのボディに背ビレが復元されました。問題は後者の変則ス −ツの方でして、これを 海ゴジと呼称します(命名の理由は後で)。
 先に私が納得いかない説と書きましたのは、4年ほど前に発売されたアダルト向け の「ゴジラ図鑑」の中で、1つの頭部が戦争ゴジと海ゴジの間で行ったり来たりした と書かれていたからです。確かに戦争ゴジと海ゴジの頭部はそっくりですが、海ゴジ の方は顔が円錐型で下アゴも円盤状(カエル− というか以前「お母さんとい っしょ」にでていたヘビくん−に似ています)ですし、右目が出っ張ってい ますので(戦争ゴジは左目の方が出っ張っています)明らかに戦争ゴジの頭部とは異 なります。
 又、海ゴジと呼称しましたのは、おそらくこのス−ツが「怪獣大戦争」の水がらみ のシ−ン用に用意されたと思われるからです。(完成作品では水がらみのシ−ンは 全てギニョ−ル撮影でしたので、海ゴジは残念ながら登場の機会は得られなかったと いうことです)

'66 年夏 ジラ−ス(「ウルトラマン」)
 「怪獣大戦争」では日の目を見なかった海ゴジですが、これも又意外な就職先があ りました。それが「ウルトラマン」の ジラ−スです。
 これは巨大な襟巻きが取り付けられたことは言うまでもありませんが、ここでは ゴメスの項で触れました背ビレの切離しの件について述べたいと思います。
 これまで述べてまいりました様にこのジラ−スのボディは2年前に作られました モスゴジと同一ですが、背ビレの位置が微妙に異なっているのです。その最たる例は 中央の最大ヒレの1つ下のヒレ(トゲの数が上4つ、下3つ、中1つ)とその下の ヒレ(トゲの数が上3つ、下3つ)の間隔がジラ−スの方が広いのです。従って、 ジラ−スの方が背ビレが全体に下に寄っているのです。このことは一旦切り離した 背ビレを復元したためと思われるのです。

'66 年秋 海ゴジ(「南海の大決闘」)
 '66 年度のゴジラ映画「南海の大決闘」制作にあたり、この新作映画のメインス− ツは戦争ゴジがそのまま流用されましたが、ジラ−スから戻されました 海ゴジ が今度は完成作品でも姿を見せています。
 エビラとの第1ラウンドで海中に引き込まれるシ−ンと第2ラウンドで海面に顔を 出した所をエビラに右のハサミで頭をぶん殴られるシ−ンの2カットです。

以上、私なりにゴジラ、ゴメス、ジラ−スの3兄弟の改造の過程につきまして、研究 結果を述べさせて頂きました。繰り返し申し上げますが、これはあくまで推測にすぎ ませんので信憑性に関しましては保証できる訳ではありませんことをお断わりさせて 頂きます。
それにしても、ゴジラって特に好きな怪獣だった訳じゃなかったけど、おっ死んじゃ って会えなくなると寂しいもんですね−。やっぱりゴジラって大きな存在なんですね −。
今年の年末には復活するそうですが、もう1年かけてじっくり設定を練り直して 、尚且つ、SFX技術も研究を重ねてもう1段進歩を遂げてから復活させて欲しいの が本音ですけど......それは日本映画では酷な要求か........。


<前回投稿>
うんたまのぎる さん  2008.8.17(Vol.246) 初出___Cont.No.    
ゴメスのトップへトップへ

今、私は48歳です。計算上では5歳のときの1月2日、たまたま「ゴメス」を見たわけです。たったそれだけなのに、今も私の心にゴメスが焼き付いて離れません。怪獣の中で最もかっこいい怪獣だと今も思っています。私の部屋には、ビリケン、エクスプラスのソフビやら、浪漫堂のスタチューやら、200円のガシャポンやら、10頭ほどのゴメスがいますが、どれもこれも愛おしいのです。

<編集・発行者からの御礼>
うんたまのぎる さんはじめまして、ご投稿まことにありがとうございました。 「5歳の時」って、私とまったく一緒ですね(^_^ )。ただし私の場合は、本放送では見逃してしまいましたが。
でも10頭も同居なさってるとはすごいコダワリですね。この中で私が知っているグッズはビリケンのソフビだけですね。
マルサンの電動プラモで以前、ゴジラとウルトラマンが復刻されたことがありましたねぇ。 もしゴメスも復刻されたら、私がリアルタイムで買ったのはゴメスだけでしたので、是非ともほしいですね。

ところで、私が住んでいる地域では土曜の朝7時半から「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」が放送されてますが、 ここではリトラがレギュラーで出てますが(CGで作られている)、いずれゴメスも復活しそうな予感もしますねぇ(すでに復活してるのかな?)

ご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ゴメスのトップへトップへ






 リ ト ラ  
 ・登場話:第1話「ゴメスを倒せ!」('66年1月2日放送)
 ・別名:原始怪鳥 、・身長:5m 、・体重:1万トン(これは無理がありすぎ) 、・武器、特徴:シトロネラ酸、マッハ2で飛ぶ
 ・出身地 or 出没地:東海地区金峰山 、・弱点 or 死に方:シトロネラ酸を吐くと死ぬと言われているが果たして真相は...?
次の怪獣(ゴロー)へトップへ
パッション太郎 さん  2006.2.4(Vol.196) 初出___Cont.No.pas01201     リトラのトップへトップへ
 ど〜も、こんにちわ。このリトラと言う名前は、リトルから来ているそうです(知っていると思いますが)このリトラが出てくる記念すべき第1話「ゴメスを倒せ!」はゴメスとリトラの2大怪獣が対決する作品です「Q」の中では類を見ない作品ですよね。
 学名はリトラリア。身長が、5メートル。体重が・・・何と1万トン!!?
どっしぇ〜これは太りすぎ!造形マニアさんが言うとおり、むりがありますな(笑)口から吐くシトロネラ酸(命名 飯島敏宏氏)が自身最強の武器であり、最大の弱点。卵状のサナギから出現!鳥類が卵を産む、これもまた不思議だな〜。ジロー君の情報ほんとかな〜?その後にゴメスを倒すために自分の命もかかわらずにシトロネラ酸を吐きゴメスを倒して自分の短い生涯を終えた・・・この2匹の怪獣を1話に持ってきたのは、
 大正解!!だと私は思います。ウルトラシリーズの基本ができたのではないのでしょうか。
それにしても体重1万トンはすごい!ほかに1万トンの怪獣といえば、ナメゴン(30m)、ボスタング(50m)、ゴロー(50m)身長が10倍もある怪獣と同じとは・・すごい!!
 ゴメスの天敵であるリトラは「一寸法師」のように、「小は大をかねる」と言う設定でできた怪獣。ゴメスもリトラも、ゴジラとラドンを改造したものなので、「ゴジラVSラドン」を思い浮かべてしまいますなぁ〜。

<編集・発行者からの御礼>
???さん、ご投稿まことにありがとうございました。

> 2大怪獣が対決する作品です「Q」の中では類を見ない作品 .... 「Q」は制作第2クールは当初怪獣対決シリーズにしようかと検討されていたそうですけどね。 まあ、結果的にはそうせず、1話で1怪獣を丹念に描く事にして大正解だったですよね。
> 1万トン!!? どっしぇ〜これは太りすぎ!造形マニアさんが言うとおり むりがありますな .... これじゃあ飛べるわけないですよね(^_^ )。 ちなみにラドンが最初に登場した時(1956年)は劇中では「100トン(を超す)」 と言われてたんですけど、本当はそのくらいで妥当なんでしょうね。 ギャオスは25トンと言う設定ですけど、そのくらい軽くても不思議でないくらい。
> シトロネラ酸(命名 飯島敏宏氏)が自身最強の武器であり .... シトロネラ酸って、そういう酸は実際にはなかったですか....ねぇ?  スペシューム光線も飯島氏の名だったと思いますし、このかた、 名前付けるの好きな人ですね。
> 「ゴジラVSラドン」を思い浮かべてしまいますなぁ .... ゴジラもラドンにはだいぶ苦戦してましたしね。

本日もご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     リトラのトップへトップへ






 ゴ ロ ー  
 ・登場話:第2話「五郎とゴロー」('66年1月9日放送)
 ・別名:巨大猿 、・身長:50m 、・体重:1万トン 、・武器、特徴:怪力
 ・出身地 or 出没地:伊豆・天城山 、・弱点 or 死に方:ねむり薬
次の怪獣(ナメゴン)へトップへ
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ゴローのトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ゴローのトップへトップへ






 ナ メ ゴ ン  
 ・登場話:第3話「宇宙からの贈り物」('66年1月16日放送)
 ・別名:火星怪獣 、・身長:30m 、・体重:1万トン 、・武器、特徴:目から光線
 ・出身地 or 出没地:火星 、・弱点 or 死に方:塩水
次の怪獣(ジュラン)へトップへ
造形マニア118  2006.3.7(Vol.207) 初出___Cont.No.zo03001    次の投稿へ ナメゴンのトップへトップへ

ウルトラ怪獣第1号?

 これはあくまで制作順での話ですが....「栄誉あるウルトラ怪獣第1号はなにか?」 ....その答えは2つあるかと私は思います。1つは(マンモスフラワーの)ジュラン、 そしてもう1つの答えがこのナメゴンです。これ以外には当てはまる怪獣は居ません。 そして私はどちらに第1号の称号を与えるべきか常日頃迷っているのです。
 今はもう殆どのウルトラファンが知っているでしょうが、ウルトラシリーズ第1作の 「ウルトラQ」の制作第1話はジュランの登場した「マンモスフラワー」です。 ですので、ジュランがウルトラ怪獣第1号になるべきなのでしょうが.... ただ私は『ジュランは怪獣と呼んで良いのだろうか?』と疑問も感じてるんですよね。 勿論スフランが怪獣として正式登録されているのであれば、 ジュランも怪獣として認められる資格は十分あるでしょう。
 ただ『栄誉あるウルトラ怪獣第1号の称号に相応しいのだろうか?』.... いや勿論ジュランは素晴らしいキャラクターですしデザイン・品格とも 充分その資格はあります。もしも誰かが「ジュランが第1号だよ」と言ったら、 私はそれを否定する気は全くありません。 だけど....『栄誉ある第1号にはもっと怪獣然とした怪獣の方が良いのではなかろうか?』 とも感じますのでそれで迷ってしまうんですよね。

 だけど、もしもジュランに「怪獣らしくない」と言う理由で第1号の称号を 与えなかったとした場合は、このナメゴンにウルトラ怪獣第1号の称号を与える 事には誰も反対しないでしょう。と言うか誰も反対できないです.... だって何故なら、ナメゴンは “怪獣” 以外には呼びようがない正真正銘の怪獣なのですから。
 私は円谷プロは必ずしもジュランを怪獣のつもりで造り出したのではなかったろう と思いますネ。やはりこれは “もしも都会のビル街のど真ん中に古代の巨大花が咲いたなら....” という 視覚的発想から生まれたクリーチャーだったと思うんです。 ですがナメゴンは純然たる怪獣として造りだした事はもう否定できません。 だからその意味でも「第1号はナメゴンだ」と言ってもさほど差し支えないんじゃあないでしょうかネ。

 しかしそれでも、その(ウルトラシリーズに於いて)純然たる怪獣としての意思を持って最初に作られたのがなんとまあ、 人が中に入るゴジラ的な王道恐竜型ではなく、操演で動く巨大なナメクジだったとは! ....もう何という面白さなのでしょうねぇ。このナメゴンが登場する「宇宙からの贈りもの」が 制作されたほぼ同時期に東宝は「三大怪獣地球最大の決戦」という 王道の大スター怪獣を4匹集めた華のある集大成的な怪獣映画を制作・公開したのですけど、 ナメゴンは(モスラの幼虫には共通点も感じられますが)おおよそ 王道とはかけ離れた(悪く言えば気持ち悪い)怪獣ですもんね。 このことからも、当初「ウルトラQ」(当時は「アンバランス」という仮タイトル) というかウルトラシリーズは東宝怪獣映画との差別化を図っていた と言えるんでしょうね。私はそう思います。


なんちゅうーーデザインや!

 しかしまあなんという奇抜なデザインなんでしょうねぇ!  よくまあこんだけ漫画チックな、だけど説得力とリアリティも有り、 それでいながら親しみも感じるけど人間に対する敵意・ちょっとした凶暴さも感じられる、 そしてなんと言っても憶えやすく描きやすい素晴らしいアレンジを ナメクジに施せたものだと本当に感心いたします。
 まるで子供が自由な発想でナメクジを描いたかのような....そう、 まさしく子供の心をもった大人かあるいは成熟した子供が デザイン・アレンジしたと言えば良いんじゃあないでしょうかネ。 本当にこの時代の日本人の発想力の豊かさが現れた怪獣の1例だと思いますし、 「ウルトラQ」は海外ではどのくらいの数の人々が観たのか分りませんが、 「ゴジラ」を始めとする東宝怪獣映画を見たことのある外国人ならば、 「さすがツブラヤ!」と舌を巻いた事でしょうねぇ。

 そもそもナメクジといえば地を這っている平面的な動物ですよね。細長い体だから 一次元的な動物とも言えるでしょう。もしもそんなナメクジを完全にリアルに 怪獣化していたならば、それはそれで実に不気味な悪夢のような映像が出来上がったでしょうが、 でもこの初期のウルトラは必ずしもそんな映像を目指していたのではなかったのでしょう。 やはり怪獣が出る場合は映像にある程度華やかさも求めていたんではないでしょうかネ。 平面的・一次元的な怪獣が1匹だけだとどうしても1話を支えるには 華やかさが無さ過ぎますもんね(「モスラ」だって、華麗な成虫があればこそですもんね)。
 でも、そんな平面的・一次元的な地味〜〜な姿のナメクジを、鎌首を擡げさせて 立体的にさせた事で一転して映像に華やかさが加わって、記憶に残りやすい印象的な姿の怪獣に 成り得たのではないでしょうかねぇ。
 そして(実際のナメクジと違って)目と口をハッキリさせたことも流石ですね。 特にあの大きな目....目は口ほどにものを言うと格言にありますように、 “目がハッキリしている” ことはメイン視聴者である子供達に強く印象付けさせるための 重要な要素の1つだと思います。ペギラのあの “お眠目” 同様、 当時6才の子供だった私にはそうでしたから。

 こんな奇抜なデザインを考え出したのは誰だったのでしょうか? ....最終的なデザインをされたのは多分、東宝特撮で美術を担当されていた 渡辺明さんか井上泰幸さんだったんじゃあないでしょうかねぇ??  でも、金城氏による脚本には「半透明のナメクジが立ち上がったような奇ッ怪な姿」 と書かれてあったそうな....もしかしたら金城さんは頭の中で(まだ存在していなかった)このナメゴンの姿を 造り出しながら「宇宙からの贈りもの」を執筆していたのかも知れませんね。 そしてその脚本を元に美術スタッフが具体的にデザインを考えた....とも考えられますね。 だとしたら金城さんのイメージ力は流石と言えましょうネ。
 まあでもやはりオーソドックスに考えれば、局(TBS)側から 「怪獣を出してほしい」という要請を受けて、金城さんや美術スタッフは勿論、 おそらく円谷英二御大も加わり全員で「じゃあナメクジの怪獣にしよう」と 決めてそして、金城さんと美術スタッフが並行して脚本とデザイン・造形の 仕事を進めて行った....と考えるのが妥当でしょうか....ネ。


幻想的な卵と誕生シーン

 「ウルトラマン」って今では、怪獣番組の代名詞的存在ですが、でも実は意外にも、 怪獣の誕生シーンは無かったんですよね。
 でも「ウルトラQ」には、リトラ、ナメゴン、ラゴン、ボスタングが誕生シーンが 描かれてましたし、ガラモンとカネゴンも一種誕生シーンと言えるかもしれませんね。 ちなみに「セブン」はテペト、「帰りマン」はツインテール、レオゴン、 「A」はカメレキングなどの誕生シーンが有りました。
 ナメゴンの誕生シーンは勿論制作順ではウルトラシリーズ最初の怪獣誕生シーンです。 これ以前に映画では1956年のラドンと1961年のモスラの誕生シーンがありました。

 さて、このナメゴンの卵と誕生シーンですが、他の怪獣達のそれらと比べても 色んな点で特筆すべきものですよね。まずその形が完全な球形であること。 大抵の怪獣の卵は鶏卵のような長丸形ですもんね。 そして殻が非常に薄い。ですので、「パリン、パリン」ってな感じで 一見弱々しく殻が砕け、そしてその穴からにゅーーっと鎌首を擡げて誕生したところまでの一連のシークエンスは (その卵の形・質も相まって)いかにも “宇宙から来た軟体動物の誕生シーン” に相応しい不気味ではあるものの 幻想的な映像でした。勢いよく殻を弾き飛ばして元気いっぱいに誕生したラドンやモスラとは好対照です。
 加えて、その卵が(白黒映像でも分るほど)黄金に輝き、熱を吸収してぷーーっと 巨大に膨らんでいく所なども、この怪獣のなんとも言えない得体の知れなさ・摩訶不思議さ、 そして宇宙怪獣らしい一種高貴さも醸し出している感じです。
 上述のデザイン共々この卵と誕生シーンも、外国の視聴者は『さすがツブラヤ!』と 舌を巻いたんじゃあないでしょうかねぇ。それほど幻想的な美しさも感じられる 素晴らしいイメージ力です。

 ところで、この球形の卵ですが....私はナメクジの卵はどんな形なのか 知らないのですけど、近種であるカタツムリの卵は、ほぼ完全な球形なんですよね。 しかも殻もナメゴン同様、非常に薄くて脆そうで(勿論、金色ではありませんが ^_^ )。 だから、このナメゴンの卵は、実在する陸棲巻貝類 −−ナメクジは貝殻が退化したカタツムリの仲間−−の卵を きちんと踏襲して描いていたんですよね。知ってか知らずか....でも、どちらだったにせよ、この点も「流石!」ですよね。


ナメゴンの鳴き声の謎

 ナメゴンの鳴き声は、東宝〜初期ウルトラ(つまり「Q」「マン」)に於いて 最も多く使われた鳴き声ですね。 例を挙げると、バラゴン、ナメゴン、ぺギラ(東京版)、パゴス(加工?)、 ネロンガ、巨大ラゴン、マグラー(高速再生)、アボラス、ゴロザウルス(「怪獣総進撃」時).... ナメゴンはネロンガ等に比べると短く控え目にアテていますけど、 その特異な外見のわりにはオーソドックスな鳴き声を選んだものだなという感じです。
 つまり常識的に考えると、この「宇宙からの贈りもの」は急遽制作されたエピソードだそうですから、 ナメゴンの鳴き声までは新しく作る時間が無く、とりあえず東宝のライブラリから 選んだのか?....でも、ところで、この鳴き声はいったい、いつ作られたのでしょうかねぇ?
 上に挙げた怪獣たちの例は世の中に登場した順です。ですが制作時期は、 バラゴンが1965年の春〜夏に対し、ナメゴンは1964年の暮れですから、 制作順ではナメゴンが1番早い事になる訳ですよね?(まさか、アフレコやダビングが 1965年7月公開の「フランケンシュタイン対バラゴン」よりも後とは思えませんし)。

 と言うことは、このナメゴンの鳴き声はナメゴンのために作られたもの?  そしてそれがバラゴンやネロンガなどその後多くの怪獣の鳴き声に使われたわけ? ....というふうにも考えられてしまいます。
 まあ、おそらくそうではないとは思うんですけど....多分、東宝の ライブラリに有りながらそれまで何故か未使用だった鳴き声だったと 思うんですけどね。そしてナメゴンの半年後にバラゴンで完全に作り上げられたんじゃあないかなぁ?  なんて想像ができるんですけど....いやでもこれはちょっと私の想像が過ぎますかな。
 とにかく、ナメゴンの鳴き声は、制作時期などを考えると、 私にとっては実に謎に満ちているのです。

 勿論1964年以前の東宝怪獣を対称にしているのですが (なにせナメゴンは制作順では、鳴き声を持ったウルトラ怪獣第1号ですからね ^_^ )、 強いて挙げるならばバラン(1958年)の鳴き声が1番近いかなぁ(ちなみにパゴスの鳴き声はバランの鳴き声も使っています)。 『もしかしたら、バランの鳴き声を加工したのかなぁ?』という気もするんですよね。 それに実際に映画「大怪獣バラン」の中で羽田で暴れるシーン及び予告編の中で、 バランはナメゴン(やネロンガなど)に酷似した鳴き声を発していた箇所が有ったんですよね。
 更には、バランより前にラドンが(勿論デビュー作「空の大怪獣ラドン」1956年の中で) 戦車隊に攻撃されているシーンで1度、ナメゴンと似た鳴き声を発していたんですよね ....このあたりにもナメゴンの鳴き声の謎を解くヒントが有りそうな気もするんです。
 まあでも、おそらく、ナメゴン(及びネロンガなど後の多くの怪獣)の鳴き声のルーツは、 バランの鳴き声だったんだろうなと私は思います。 確証はありませんけど。

 その他にもナメゴンには常に、心臓音のような摩訶不思議な効果音も重ねられていて、 いかにも “宇宙からやって来た軟体動物” の不可思議さを醸し出すのに 多大な貢献をしていますが、この心臓音(?)もルーツは何処に有るのか?  など、本当に怪獣ってのは、造形や特技監督による演出以外にも、 掘れば掘るほど奥深い、実に様々な要素によって映像に仕上られていたのだということが、 このナメゴンを見ていても改めて実感させられてしまいます。


火星っていったい....?

 さて、このナメゴンですが、唯一の出演作「宇宙からの贈りもの」に於いて、 まず火星ロケットのカメラに体の部分部分が写っていて、そして火星人が カプセルに卵を入れて地球に送り返してきましたけど....このあたりからも、 “ナメゴンが火星上でどのような暮らしをしているのか” 想像が 掻き立てられるところでありますよね。
 私たちが住んでいるここ日本では最近はあまりナメクジを見かけなくなりましたけど、 私が子供の頃は、湿った日などよく(家の中にまでも ^_^ )ナメクジを見かけたものでした。

 ああやって火星ロケットのカメラに捉えられたという事は、けっして偶然とは思えない ....つまり、火星の地表上にはナメゴンが(昔の日本のナメクジのように) うじゃうじゃ這い回っているんじゃないだろうか ....そして火星人はあちらこちらに産み付けられているナメゴンの卵を 2つ、ちょこっと採集してカプセルに入れたんじゃないだろうか、 勿論地球人に対する警告のために....というように私は想像力が掻き立てられてしまうんですよね。

 そして更に、(勿論これは私の勝手な想像にすぎないのですが)こんな巨大なナメクジが 這い回っている火星っていったいどんな星なんだろう?  そしてそんな星で生活している火星人ってどんな人間(?)なんだろう?  おそらく怪獣ともうまく共存している超高度な生物なんだろうな? ....と、どんどんどんどん想像が膨らんでいくんですよね。 で、『勿論、ナメゴン以上の怪獣も居るんだろうなぁ』ともね。


最後に....

 ウルトラシリーズを全般に渡って観てこられた方々にとっては、 「ウルトラQ」怪獣は実に地味〜〜に見えるものが多いかと思います。 そしておそらくナメゴンもその1種ではないでしょうかねぇ....。
 でもウルトラマンもセブンも何も居なかった1966年上半期に 「ウルトラQ」を初めて観た私にとっては、 「ウルトラQ」こそが真のウルトラであり、 「Q」怪獣達ってのは独特の強烈なオーラを放っている特殊な連中なんですよね、当時も今も。 それは他のシリーズの怪獣にはなぜか無いものなのです。

 このナメゴンも私にとってはリアルタイム当時から、ぺギラやガラモンと同様、 そんな強烈なオーラを放ち続けている怪獣の1匹なのです。 この4月からは「マックス」に代わって「メビウス」という新シリーズが 始まるウルトラシリーズ....もう何10作を数える訳でしょうか?  でも数あるウルトラシリーズの中でも、“摩訶不思議” という形容詞が 当てはまるのは「ウルトラQ」を措いて他には無いでしょう。
 ナメゴンはそんな「ウルトラQ」の摩訶不思議な1面を象徴するような 独特の姿と存在感をもった怪獣なのです。「Q」の顔(の1匹) と言っても良いと思います。

 そんなナメゴンへの永年の思い入れはどうしても上手く文章にまとめる事が出来ませんでした。 今回これだけの長文を使ってもなお....。 それはやはりなんと言っても私にとって「ウルトラQ」は、 少年時代の1番大きくて強烈な思い出だったからなんでしょうね。 最初のカルチャーショックだったと言うか。
 そんな「ウルトラQ」への思い入れは、私には永遠に言葉で上手く 言い表わせきれないものなのでしょう。ゆえに『こういうサイトをずっと 続けて行きたいな』という意欲も湧いて来る訳なのですね。


<最新投稿>
うるとら さん  2008.10.21(Vol.247) 初出___Cont.No.ult03001    
ナメゴンのトップへトップへ

幼少のころ一番好きだった怪獣です。

うるとら さん、ご投稿ありがとうございました。

by 造形マニア118(HP編集・発行者)


◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ナメゴンのトップへトップへ






 ジ ュ ラ ン  
 ・登場話:第4話「マンモスフラワー」('66年1月23日放送)
 ・別名:巨大植物 、・身長:100m 、・体重:3千トン 、・武器、特徴:吸血ツル、毒花粉
 ・出身地 or 出没地:丸ノ内 、・弱点 or 死に方:炭酸ガス固定剤
次の怪獣(ペギラ)へトップへ
??? さん  2006.5.1(Vol.217) 初出___Cont.No.qu04001     ジュランのトップへトップへ
 その巨大さゆえ、劇中では一の谷博士が「マンモスフラワー」と命名していた。元々は古代の植物だったが、地殻の変動により突然変異を起こして巨大化、東京丸の内に出現した。円谷の植物怪獣の基礎となった存在といえる怪獣で、モノクロなので色ははっきりとはわからないが、多分ウルトラマンに登場したミロガンダのような感じだったのではないかと考えられる。
 初めはお堀に根だけ出現し、人々を驚かせたが、後にこの植物の球根が丸の内のとあるビルの地下に埋まっていることがわかり、突然成長してビルの中を突き破って、その本性を現した。
 花に当たる部分から、毒性と粘性が極めて強い花粉を散布し、これを浴びた人間の体にこの花粉が蜘蛛の巣のように張り付いてしまう。また、根の部分を人間に巻きつけて、普通の植物が地中から養分を吸い取るように、血液を吸収する危険な生物。後に上空から炭酸ガス固定剤を撒き散らされて、ビル内部に侵入した防衛隊員によって火炎放射器で根の部分を焼き払われてついに力尽き、枯れてしまった。

<編集・発行者からの御礼>
???さん、ご投稿ありがとうございました。
> モノクロなので色ははっきりとはわからないが .... 赤色だったそうです。HOBBY JAPAN社の「大ウルトラマン図鑑」の中にはこう書かれてました。
「ジュラ紀の蘭から命名されたジュランは、真っ赤な蘭のごとく赤色の彩色だった。 これはブルーバック合成で青系統の色合いがとけこむことを防ぐ意味もあった。 造形は佐々木明らによる」
ちなみにこの本では、ラルゲユウスのことも「彩色は合成を前提に青をきらって赤系統だったという」 と書かれてました。タランチュラも画面では黒い蜘蛛としか思えませんが、これも意外と赤だったりして(^_^ )
ご投稿まことにありがとうございました。
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ジュランのトップへトップへ






 ペ ギ ラ  
 ・登場話:第5話「ペギラが来た!」('66年1月30日放送)、第14話「東京氷河期」('66年4月3日放送)
 ・別名:冷凍怪獣 、・身長:40m 、・体重:2万トン 、・武器、特徴:零下130度の冷凍光線で凍結&反重力化、黒煙を吐いて飛ぶ
 ・出身地 or 出没地:南極 、・弱点 or 死に方:ペギミンH
次の怪獣(ガメロン)へトップへ
造形マニア118  2001.1.29(Vol.61) 初出___Cont.No.zo05001    次の投稿へ ペギラのトップへ次の怪獣(ガメロン)へトップへ

今回私が13年前に作りましたペギラのぬいぐるみを恥をしのんで公開させていただきます。
写真をご覧頂く前にこのぬいぐるみについて少し説明させていただきますと、 身長は50cmでシリコンゴム製。全身、設計図を書きまして、油粘土で原型を作って、 石膏で型取りをして制作しました。
ぬいぐるみと言うからには中は空洞でウレタンの芯を入れております。 ですから翼などは手で動かすことが出来ます。
まあ非常に恥ずかしい出来ではございますが、まあ13年前ということもご考慮いただき (それにこれが本職ではありませんし)温かい目でご覧頂きたくお願いします。 ちなみに私、デジカメを持っておりませんし良いカメラも 持っていませんので、この写真は撮りっきりカメラの“写るんです!”で撮ったものです(^_^ )。

G O

いかがでしたでしょうか....でも結構良い所もあったでしょ....???
できればレスなんて頂けたら嬉しいですが(^_^;) ....もしも好意的な内容でしたらこのページに載せさせていただきます。


さて私がこのペギラを始めて見たのは言うまでも無く1966年1月30日の「ペギラが来た!」 の時ですが、その時から一目で気に入ってしまいまして現在にいたるまでも私の モーストフェーバリット怪獣の1つなんですよね。その証拠としまして当時発売されていた 超人気商品の“マルサン怪獣ソフトビニール人形シリーズ”の中で最初に買ったのがこの ペギラだったのです。(ちなみに、その次に買ったのがウルトラマンで、その次がエビラでした)
どうして私はこんなにペギラが好きなんでしょうね???....先ず考えられる理由は、 何と言っても顔特にあの眠たそうな目ですよね。 これに関しては私に賛同してくださる方も沢山いらっしゃろうかと思います。
それから全身のフォルムも丸みがあってどっしりしていて、横に張り出した小さめの翼といい どこかユーモラスで愛嬌があって可愛い感じがしますよね(まあペンギンと言えば確かにペンギンでしょうか....)。 でいながら東京を氷河期にしてしまうとてつもない強さを持っているという ギャップが又良いのです。
私は日本人って本当にデザイン感覚が優れていると思います、 欧米人なんかよりもはるかに。多くの怪獣もそうですし、ギャグ漫画のキャラクターといい 丸みがあって愛嬌があって可愛いデザインが作れるのは日本人ならではと言う感じがします。 ハッキリ言ってスターウォーズに多数出てきたクリーチャーもETも日本の怪獣に はるかに及ばないと本当に思いますね。それから「セサミストリート」に出てくるぬいぐるみ (着ぐるみ)と「おかあさんといっしょ」に出てくるぬいぐるみ(着ぐるみ)とを比べてもデザイン感覚の 違いが感じられますね。
そう言えば今は亡きロックの奇才フランクザッパは 日本の怪獣の大ファンだったそうで生前「日本の怪獣映画は人間味があって素晴らしい。 アメリカの怪獣映画は人間味が無くてつまらない」と言ったそうですね。私もザッパ氏の意見に 同感です。(ちなみに私、ザッパ氏のファンでCDも20枚以上持ってます)
強くて大きくてカッコよくて、それでいてどこか可愛いというのは日本の怪獣の専売特許 のような気がしますし、私はペギラはその代表の1匹だと思いますね。

それから冷凍光線(?)を吐くというのも好きな点ですね。一般に怪獣が口から吐き出すものは ゴジラやガメラを始めとして火とか高温を発するものが多いですよね。ですが、このペギラは 反対に低温を発するものを吐き出すわけですから、当時(昭和41年)から私には そこがとても新鮮でしたねーー。
この点に関しましても、私がペギラが大好きなことの証明としまして、「ペギラが来た!」 の3ヶ月後に公開された大映映画「ガメラ対バルゴン」(この映画は「大魔神」との2本立て という超画期的な作品でして、実は私が最初に映画館で見た怪獣映画なのです)に 出たバルゴン。このバルゴンも冷凍光線(?)を吐く怪獣だったのですが、当時の公称発表ではこちらは 零下100度となっていたんですよね。私はそれ以前にペギラの冷凍光線が零下130度だと 知っていましたので当時、『良かったぁ、ペギラが勝ったぁ!』と本当に喜んだんですよね。 もっとも私、バルゴンも好きなんですが。
それにしても、ペギラは高山良策さんが作ったTV怪獣の第1号(ちゅうか怪獣第1号ですよね) だし、バルゴンは同じく映画怪獣の第1号なんですよね。高山怪獣第1号がともに冷凍怪獣と いうのも何か因縁めいていて面白いですよね。

ということで、ペギラに関する思い入れは他にもありますが、今回は(ぬいぐるみの写真も含めて) 長くなりましたのでまた別の機会に譲らせていただきたいと存じます。



SK さん  2004.1.16(Vol.175) 初出___Cont.No.sk05001     ペギラのトップへトップへ

「怪獣トークペギラのぬいぐるみへのレス」

13年前のものにしてはうまいですね。ぼくは、まねできそうにありません。

<編集・発行者からの御礼>
SK さん、ご投稿まことにありがとうございました。
いや〜〜ホントに嬉しいです、そう言っていただけますと。 実はあの写真を公開したのが3年前ですから正確には16年前(1988年)に作ったものです。
この1988年当時と今ではガレージキット(フィギュア)のレベルはだいぶ違いますもんね。 それに1988年当時、ガレージキットでウルトラ怪獣はあまり力が入れられていなかったと思います。

でも今まで、50cmスケールのペギラのフィギュアなんて、私、見たことありませんもん。 それだけでも価値があると思いますネ、あの私の作品は(^_^ )。
ま、今思えば、歯とヒゲはちゃんと生やしておけば良かったかな....と、ちょっとだけ後悔はしております。
もし今作れば、もっと良い物が作れる自信は有りますネ。実は今、別の怪獣を製作中でして、 ペギラのリメイクには取り掛かれない状況なんですが、いずれはもう1度チャレンジするつもりです。

本日はご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ペギラのトップへトップへ






 ガ メ ロ ン  
 ・登場話:第6話「育てよ!カメ」('66年2月6日放送)
 ・甲長:99cm 、・体重:? 、・武器、特徴:超音速で飛ぶ
 ・出身地 or 出没地:東京 、・弱点 or 死に方:怪竜の吐く炎に撃ち落される
次の怪獣(ゴルゴス)へトップへ
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ガメロンのトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ガメロンのトップへトップへ






 ゴ ル ゴ ス  
 ・登場話:第7話「SOS富士山」('66年2月13日放送)
 ・別名:岩石怪獣 、・身長:40m 、・体重:10万トン 、・武器、特徴:口からガスを吐く、硬い体
 ・出身地 or 出没地:富士山ろく 、・弱点 or 死に方:背中の急所を抜きとる
次の怪獣(モングラー)へトップへ
??? さん  2006.4.7(Vol.210) 初出___Cont.No.qu07001     ゴルゴスのトップへトップへ
 岩石怪獣という異名どおり、全身が強固な岩石でできており、それゆえ体が極めて頑丈であり、体重も10万トンと他の怪獣達に比べてかなり重い。不気味に明滅し続ける謎の核に岩石が集合してこの怪獣が誕生した。
 岩石状の怪獣でありながら、自己再生能力を備えており、背中で明滅しながら鼓動している核に当たる部分を破壊しない限り、全身をバラバラに破壊されても何度でも再生することが可能という、たくましい生命力を誇っている。この核が心臓部といってもよいため、これを抜き取られると、ゴルゴス本体は活動を停止してしまう。体はピストルの銃弾すら通用しないほど堅いが、後にこの核を撃ち抜かれて倒された。
 なお、劇中では特に名前に関して語られることはなかった。

<編集・発行者からの御礼>
???さん、ご投稿ありがとうございました。
> 全身をバラバラに破壊されても何度でも再生することが可能という .... まあ、このゴルゴスってのは「Q」の中でもあまり目立たない怪獣だと思いますが、 でもこの “バラバラになっても再生する” というのは、後にギエロン星獣とか マグネドンとか先日の「マックス」の第1話の怪獣とか、けっこう後の怪獣たちにも 影響を与えたと思いますね(「ティガ」以降の平成作品にも沢山居たような)。
岩石怪獣というコンセプトもアンノンとそれから(形状的には)ゴルバゴスにも 継承しているんじゃあないでしょうかね。 その意味では意外とけっこうエポックメーキングな怪獣だったとも言えましょうかね。
ご投稿まことにありがとうございました。
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ゴルゴスのトップへトップへ






 モ ン グ ラ ー  
 ・登場話:第8話「甘い蜜の恐怖」('66年2月20日放送)
 ・別名:もぐら怪獣 、・身長:50m 、・体重:2万トン 、・武器、特徴:もぐらだから当然地中を掘り進む
 ・出身地 or 出没地:伊佐山 、・弱点 or 死に方:富士火山帯(本当は阿蘇山 ^_^ )に衝突
次の怪獣(タランチュラ)へトップへ
??? さん  2006.3.1(Vol.206) 初出___Cont.No.qu08001     モングラーのトップへトップへ
 元々は普通のモグラだったが、ある農業試験場の研究者の一人が開発した特殊な化学薬品の作用によって巨大化し、怪獣化してしまったもの。元はモグラであるがゆえに、目はほとんど退化してしまっており、日の光にもあまり強くはない。その代わりに地中を高速で自由自在に掘り進むことが可能である。 
 巨大化して地上に出ていたところを、戦車隊の激しい砲撃によりいったんは地底に逃走したが、あまりにも深く潜りすぎたためか、最期には火山帯と衝突してしまい、その結果自滅することとなった。なお、劇中ではモングラーという名前は未呼称のまま終わった。

<編集・発行者からの御礼>
???さん、ご投稿ありがとうございました。
このモングラーは制作順ではウルトラシリーズ最初の地底怪獣になるわけですね。 まあジュランにも地底怪獣の要素はちょっと有りますが、着ぐるみに人が入って 地中に埋めて撮影したのはこれが初ですね。映画を含めると「モスラ対ゴジラ」に続いて2例目かな??
これ以降のウルトラシリーズを見るときわめて地味な怪獣ですが、でも、 最初という事もあって地底怪獣として(モグラ怪獣としても)けっこう丁寧に描かれているんですね ....いきなり登場せずに2〜3度土だけが盛り上って、それで貨物列車が転覆したり、 鼻息で土煙がまい上がったりとか。それと(特に戦車と闘っている)スティール写真がけっこうカッコよく 撮られていた怪獣でもありますよね。
> 劇中ではモングラーという名前は未呼称のまま終わった .... 名称が未呼称・未クレジットといえば「Q」「セブン」が思い浮びますが、 でも実は意外にも「ウルトラマン」も、劇中で名前が呼ばれなかった怪獣はけっこう多いんですよね。 レッドキングなどは2度出ましたが終ぞや1度も劇中で名前が呼ばれた事がありませんでした。
本日もご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     モングラーのトップへトップへ






 タ ラ ン チ ュ ラ  
 ・登場話:第9話「クモ男爵」('66年2月27日放送)
 ・別名:大グモ 、・身長:2.5mくらい 、・体重:120kgくらい 、・武器、特徴:糸で人間を縛る
 ・出身地 or 出没地:東京近郊石崎岬 、・弱点 or 死に方:短剣で万城目に刺殺、車にひき殺される
次の怪獣(M1号)へトップへ
長崎より愛をこめて さん  2002.12.10(Vol.142) 初出___Cont.No.na09001     タランチュラのトップへトップへ

怪獣名:タランチュラ(タランテラ

 作品トークに続き、投稿致します。「又しても懲りずに」と思われるでしょうが、どうか暫し 我慢頂いて、宜しくお付き合いの程を…。

 先ず「クモ男爵」の本放送ですが、1966年2月27日のことでした。極上の西洋ゴシック・ ホラー作品と比較しても、何ら遜色の無い傑作であり、万城目役の佐原氏が「最も思い出深 い」と語るのも無理はないと思います。ここで大蜘蛛のスペックを造形マニア様のデータより 引用致しますれば…

 ・別名:大グモ 、・身長:2.5mくらい 、・体重:120kgくらい 、・武器、特徴:糸で人間を縛る
 ・出身地 or 出没地:東京近郊石崎岬 、・弱点 or 死に方:車にひき殺される

となります。野暮を承知で敢えて追加させて頂きますと、1匹目は「短剣で万城目に刺殺」 ということになりはしますまいか?「細かいコトを…」とお気を悪くなされませぬ様に。アラ探し、 などというつもりは断じてなく、只々データに正確を期したい一心で御座います故。

 準備稿では、冒頭の灯台シーンはなく、霧に迷った一行が古びた洋館を発見するところか ら始まります。蜘蛛の絵をバックにオープニング・クレジットの予定だったとのこと。何でコッチ にしなかったんだ!と個人的に思ったりしますが、こちらでは花嫁衣装の怪しい女性と男爵が 登場しております。万城目の語る話を裏付けるつもりだったのかもしれませんが、明らかにヤ リ過ぎで、大蜘蛛の正体についての含みも無く、底が浅い印象は免れません。オンエア版で 矢張り正解だったのでしょう。準備稿の名残が見られるのは、一平の吹くオカリナが気味悪い と中断させられたにも関わらず、鳴り続けるというシーンです。準備稿では直後に蜘蛛に刺さ れていた葉山が中世ヨーロッパの舞踏病の如く踊り狂う、となっており(それはそれで見たいよ うな気もするが)ストーリーの流れから行くと、明らかに浮いてしまっただろうと予想されます。 とは言え、葉山ダンシング(!)をオミットした分、オンエア版での鳴り止まぬオカリナも逆に浮 いてしまっていますが。あと、葉山と今日子が恋人関係というのも、カットして正解でしょう。

 『ポオの「アッシャー家の崩壊」の影響大』と作品トークでも述べましたが、スタッフもそんなこ とは百も承知だったようで、葉山が地下室を物色する際に吟じていた詩は、まんまポオの詩だ ったそうです。アレも何とも怪しい館内のムードを高めていました…よね?

 円谷プロは大蜘蛛というモチーフを余程気に入ったらしく、その後も1973年の「恐怖劇場ア ンバランス」13話「蜘蛛の女」とか、1978年の土曜ワイド劇場「怪奇!巨大蜘蛛の館」等で度々 リメイクを試みております。しかし、どれも「Q」には遠く及ばない出来であり、大いに失望したこと は言うまでもありません。特に後者は時間帯的に子供番組という縛りがない、とでも思ったのか、 中年男性へのサービスのつもりだったのか知らないが、田口久美演じる今日子風アダルト美女 をヌードのまま蜘蛛の糸に巻き付かせる悪乗りぶりで、下品!の一言。蜘蛛の特撮もこれといっ た進歩・工夫が見られず、金城氏のプロット作りの巧みさ・円谷一氏の演出の手堅さを再確認す る素材以上の何物でもない、といった所です。造形マニア様は御覧になられましたでしょうか? 未見ならば、それが何よりで御座います。もしも視聴済みでしたら御生憎様でした。

<編集・発行者からの御礼>
長崎より愛をこめて さん、ご投稿まことにありがとうございました。
それから、準備稿に付いて詳細に教えてくださいましてありがとうございました。 こうして伺ってますと、(この「クモ男爵」に限った事ではありませんが)準備稿ってのは常に贅肉が多いなぁ という気がしますネ。まあ最初は脚本家(作者と言うべきか?)が自由気ままに書いて、 そして徐々に(ディスカッションを経て?)無駄な部分や放送上不適切な部分やシリーズの趣旨にそぐわない部分などを 削ぎ落としていくという形で出来上がるわけでしょうネ。
でも、逆にこういった準備稿を読むと、その脚本家の性格が完成作品以上に見えてくる感じで興味深いですよね。

> 造形マニア様のデータより引用致しますれば .... いえいえ、これは私のデーターではございませんで、どこかの本から引用しただけでして(^_^ )。 それにしても、クモの “身長” ってどこからどこまでの長さなんでしょうネ???(勿論、その本にも身長と書いてたからですが) ....まあ多分、右足の先から左足の先までの広げた長さなんでしょうネ?
でも、この身長ってのは万城目たちとの対比からある程度目算で割り出せますが、体重の120kgってのはどうやって計ったんでしょうネ??? ....後から体重計を持ってあの現場に戻って、(車に轢かれた)クモの死体の重さを計ったのか?? ....それとも、クモにのしかかられた一平君と葉山が『あのクモ、大体120キロくらい有ったよなぁ』って話し合って、 それで公称体重120kgとなったのか???....ここもまた謎が謎を呼ぶ足らん寺...もといタランテラですネ(^_^ )
> まんまポオの詩だったそうです。アレも何とも怪しい館内のムードを高めていました…よね? .... ああ〜〜そうなんですか。勿論あの葉山の読む詩がムードを高めていましたし、この作品になにか気品を与えていた感じもします。 それに外国の文学をこういう形で紹介してくれると言うのは素晴らしい事ですよ(パクリとかそんな卑しいレベルの物じゃないです、けっして)。
葉山って職業は詩人でしたっけ? こういうゲスト登場人物の職業(あるいは趣味)を、そのストーリーに最も的確な物に設定する ところもまた、「Q」の素晴らしい所ですよね。
ちなみにレギュラー登場人物の職業(セスナパイロット、カメラマン兼業記者)はどの話にもピッタリ合う最大公約数的な職業 という事で設定されたんでしょうかネ〜〜?
> オンエア版での鳴り止まぬオカリナも逆に浮いてしまっていますが .... う〜〜〜んっ、まあでも私は、“葉山の読むポオの詩” と “一平の吹くオカリナ(しかも鳴り止まない)” が この作品のムード作りに凄く貢献した重要な2つの要素だったと思いますヨ。
> 「怪奇!巨大蜘蛛の館」・・・造形マニア様は御覧になられましたでしょうか? .... いえいえ、見てないです。この1978年ってのはファンタスティックコレクションの「ウルトラマン」が発売された年で、 初期ウルトラが再評価(そして大人にも評価)された記念すべき年だったと私は感じますが、 円谷プロも調子に乗ってこういう作品を作ったんでしょうかね? (「ザ・ウルトラマン」や「80」は調子に乗って作ったとしか言いようが無い)  でもこの頃には既にかつての “才能” は失われていたわけですが。

本日もご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     タランチュラのトップへトップへ






 M 1 号  
 ・登場話:第10話「地底超特急西へ」('66年3月6日放送)
 ・別名:人工生命 、・身長:2m 、・体重:180kg 、・武器、特徴:怪力、3歳程度の知能
 ・出身地 or 出没地:いなずま号の中 、・弱点 or 死に方:宇宙に飛んでいく(生死は不明)
次の怪獣(バルンガ)へトップへ
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     M1号のトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     M1号のトップへトップへ






 バ ル ン ガ  
 ・登場話:第11話「バルンガ」('66年3月13日放送)
 ・別名:風船怪獣 、・身長:30cm〜50m〜∞ 、・体重:不明 、・武器、特徴:エネルギー(台風まで!)を吸い込み巨大化
 ・出身地 or 出没地:土星 、・弱点 or 死に方:太陽に挑戦(勝敗は不明)
次の怪獣(ラルゲユウス)へトップへ
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     バルンガのトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     バルンガのトップへトップへ






 ラ ル ゲ ユ ウ ス  
 ・登場話:第12話「鳥を見た!」('66年3月20日放送)
 ・別名:古代怪鳥 、・身長:文鳥大〜50m 、・体重:50g〜1万5千トン 、・武器、特徴:翼の衝撃波
 ・出身地 or 出没地:第3氷河期→10世紀頃のインド西部 、・弱点 or 死に方:飛び去っていった
次の怪獣(ガラモン)へトップへ
造形マニア118  2006.4.30(Vol.216) 初出___Cont.No.zo12001     ラルゲユウスのトップへトップへ

有って無いよなデザイン

 ラルゲユウスほど “どんな姿をしているのかよく分らん”、 正確な絵やフィギュアが作り難い怪獣って、他には無いんじゃあないでしょうかねぇ (強いて挙げるならばバキューモンくらい ^_^ )。
 その証拠として、先ずこのウインドウを開いてほしいのですが ....このウインドウ内の上段と中段の5つのイラストは、私が持っております 1966年当時発売されていたソノシートの中に描かれていた ラルゲユウスのイラスト画なのですが....ね、5つが5つ、 全ーー部違う姿に描かれてますよね(^_^ )。頭にトサカが付いた絵もあれば 付いていない絵もあるし、翼に羽根が付いていたり付いていなかったり、 尻尾の形も統一が取れていないし、イラストレーターが各人各様に 思いのまま描いたって感じですよね。これは取りも直さず、 ラルゲユウスには確固としたイメージが無い証拠と言えるんじゃあないでしょうかネ。

 いやでもまあ、どんな姿をしているのかよく分らんと言うのは語弊があるかもしれませんな、 一応 “鳥の姿をしている” “鳥の怪獣” であることはハッキリしている訳ですから。
 でも「鳥」と一口に言っても、何百種類と居るでしょうし、それぞれの種で、 例えばトサカがあるとか顔が何色に色分けされているとか違いが有るはずなんですよね。 でもラルゲユウスにはそういう “ラルゲユウス種固有の特徴” というのが 思い当たらないんですよね。だから複数のイラストレーターに描かせると 皆が違った姿に描いてしまう訳なんでしょうね。 これが例えば、同じ「ウルトラQ」に登場した同じく鳥怪獣のリトラならば、 頭のトサカとかクジャクの様な尻尾とか特徴がかなりハッキリしていますので、 誰が描いても大差ないイラストになろうかと思います。

 何故ラルゲユウスには確固としたイメージが無いのか?.... それはおそらく1966年の本放送当時からマスコミに提出して世にお披露目された 写真・資料が極めて少ないからではないでしょうかね。 先ほど開いて頂いたウインドウ内の下段の写真(番組宣伝スティール?? )は、 1966年当時に私が唯一見ることが出来た “ラルゲユウスの本物の姿” だったのですから。 この写真だけを見ても、鳥の姿をしている以外には特に何も特徴が 見つけられませんものね(リトラと違って)。そして上の(ソノシートの)イラストレーター達も 多分この番宣スティール写真(?)を見て、そして頭の中でイメージを膨らませて 描いたんじゃあないでしょうかネ?

 1980年代に入ってビデオソフトが流通するようになってからは、 ラルゲユウスの本物の姿はビデオによって以前よりも沢山見れるようになりました。 一応造形物としては、操演・飛行用の小型モデルと (かごの中で巨大化するシーンで使われた)人が入る着ぐるみと 足だけのモデルが作られたことが確認できました。 でも操演モデルは劇中(完成フィルム)では殆どが影のようなあやふやな写され方をされていましたし、 着ぐるみの方も(悪い造形ではないのですが)何の特徴も見つけられない平凡な姿のものでした。
 結局ラルゲユウスという怪獣は極端に言えば、 「鳥を見た」という少年と鳥の交流のエピソードの為の怪獣であり、 鳥の姿さえしていればそれで良かっただけと言えましょうか ...これは「ウルトラQ」が完全に怪獣シリーズになる前のごく初期のエピソードであり、 怪獣のキャラクターを売り物にする予定がまだ無かったことをも表しているのでしょう。

....っと、ここまで言うとまるで私がラルゲユウスのことを 「無個性で面白みが無い」と貶しまくっているかのように聞こえますが、 実はこの何の変哲もない日常的に見ている動物が突然巨大化した怪獣は 「ウルトラQ」の中にはこのラルゲユウス以外にも、ゴロー、ガメロン、 モングラー、タランチュラ、スダールなど計6頭もいますし、 この “日常世界が突然、非日常世界に陥ってしまう” 即ち アンバランスゾーンのなんとも形容のし難い空恐ろしさもまた 「ウルトラQ」の(ウルトラシリーズ中唯一と言っても良い) 摩訶不思議な魅力的な特徴だった訳でもありました。 ラルゲユウスを例に取れば、昼間はその恐ろしい本性を 可憐な文鳥の姿の中に封じ込めて子供と戯れ、夜になると本性を現す と思うと、実に空恐ろしくなってきます。
 つまりまあその意味では、ラルゲユウスのこの何の変哲もない一見平凡な姿もまた、 「ウルトラQ」の独特の世界観の1つの象徴であったと言えましょうかね。


鳥怪獣・鳥型怪獣の系譜....?

 第1期怪獣ブーム(1966〜67年)期を中心に、私が印象に残った、 鳥に似た怪獣達を登場順に10体ピックアップしてみました。
 でも....鳥と言うよりも翼竜と呼ぶべき怪獣の方が多いんですヨネ。 でも劇中ではそれらも殆どが「鳥」と呼ばれているんです、 だって一般の人には翼竜なんて馴染みがありませんから。 一般の人には例えば有名なプテラノドンすらも鳥に見えるんでしょうね。
 ですのでここでは、“鳥怪獣・鳥型怪獣” という括りにいたしまして、 その形体を考えていきたいと思います。
  • ラドン
    先ずなんと言ってもこのかたでしょう。人気、知名度、造形、そして ゴジラを上空高く吊り上げる実力....すべて申し分ない鳥型怪獣No.1 と言って誰も異論は無いでしょう。けど....鳥ではなく翼竜の怪獣なんですよね。 円谷時代の4本の映画の劇中では「鳥」と呼ばれたことは1度も無かったと思いますが、 でもデビュー作「空の大怪獣ラドン」のポスターには「紅蓮の怪鳥」 と書かれているんですよね。やはり一般人の目には “鳥の怪獣” と映ってしまうのは 間違いないでしょう。
    翼の形状は翼竜のそれにほぼ忠実で、3指が鍵爪となり、 第4指が異常に長く伸びて翼の外枠となっていますし、羽毛もありません。 顔はデビュー作では翼竜っぽかったのですが、2作目以降は鳥に近づいて行った感じです。

  • ラルゲユウス、リトラ
    この「ウルトラQ」に登場した2体は明らかに、翼竜のような鳥型怪獣ではなく、 “純粋な鳥怪獣” と言えましょう。羽毛に覆われた皮膚の質感(ただしリトラの翼には羽毛はありませんが)、 顔の造形、人がとても入れる事ができないか細い足....など。
    ところでぺギラって....ペンギンなんですかねぇ? だとしたら、 一応はぺギラも鳥怪獣ということになるんだけど....(^_^ )

  • バドラ
    「ウルトラマン」と同時期に放送されていた「マグマ大使」の 第5〜8話に登場した怪獣。バドラと言う名前及び劇中でも「鳥」と呼ばれていたが、 皮膚の質感は明らかに翼竜の方。勿論羽毛は無い。翼は形がラドンに似ていて、 それなりに大きくて良いのだけど、人間の腕の下に膜が付いているという感じで、 それは後のテロチルスも同様(でもバドラの方が鳥らしいフォルム)。今の目で見るとやや雑な翼と言えるかな。
    顔のデザイン・造形は翼竜より鳥に近く、流麗で良いのだけれど、完成映像は怪獣としての躍動感に乏しいのはやはりまだ ピープロの特撮力不足ゆえか。でも「マグマ大使」怪獣の中では上位の方であることは間違いないし、 合格点は充分取れる鳥型怪獣。

  • ヒドラ
    「ウルトラマン」に登場した唯一の鳥型怪獣。 翼まで羽毛(或いは鱗と言うべきか)に覆われている皮膚の質感を見れば、 鳥型ではなく “鳥怪獣” と呼びたいんだけど ....でも、翼に加えて腕まで生えているんだから、かなり異色の怪獣で、 純粋な鳥怪獣とはちょっと呼び難い。
    その特異なデザイン意匠は、伊豆シャボテン公園にあった荒原竜ボルカノ・プテリンクス像が モデルになっているそうで、その荒原竜は、頭部は鳥類、体は哺乳類、 尻尾は爬虫類から合成して作り出されたそうな。
    だからまあこのヒドラは鳥とか翼竜といった実在する・実在した動物と言うよりは、 荒原竜という想像上の動物、または神話に出てくるような怪獣、神獣の類 と見なせば良いんじゃあないかなぁ。

  • 大コンドル
    「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」に登場しゴジラと戦った、 文字通りの巨大なコンドルで、これはもう純粋な鳥怪じゅ.... う〜〜んっ、これを「怪獣」と呼んで良いのだろうか???  でも、ラルゲユウスよりデザインはハッキリ分るけどね(^_^ )

  • ガッポ
    これは「仮面の忍者赤影」の根来忍者編(このクールは「ウルトラセブン」と 同時に始まった)に登場した梟怪獣。かなりメチャメチャな デザインなんだけど、全身に羽毛らしきものが生やされた数少ない着ぐるみ怪獣で、 鳥型怪獣ではなく一応は “完全な着ぐるみ鳥怪獣” ではあります。

  • アイロス星人、ギエロン星獣
    この2体は「ウルトラセブン」に登場した鳥型怪獣。 アイロスの方は “宇宙鳥人” の別名が付いているように、 「明らかに鳥を意識したデザインです」と公表している訳だし、 ギエロンもあの口ばしは明らかに鳥のもの。 ただし「ウルトラセブン」は地球外生物が主役のシリーズで、 この2体もつまりは “鳥型地球外生物”。 ゆえに、鳥を思わせるようなデザイン、 鳥を宇宙感覚・未来感覚でアレンジしたようなデザインであれば良いのであって、 ゆえに厳密な(地球の)鳥の皮膚感(特に羽毛)はさほど必要とはしない。
    この2体はいずれも鳥を直線でアレンジした感じで、先に登場したアイロスの方が より大胆なアレンジ。でも宇宙生物でありながら、こと顔の造形に関しては この(大コンドルを除く)9体の中ではギエロンが1番(地球の)猛禽類に近い感じだ。

  • テロチルス
    「帰ってきたウルトラマン」に登場した鳥型怪獣。 タイトルで「大怪鳥」と書かれているけど、体の方は翼竜に近いんじゃあないですか?  上の9体の中ではバドラに1番近いですよね。
    でも顔の造形は、あの鶴やトキを思わせるような大胆に長ーーい口ばしは、 それまで殆ど見られなかったなかなかに画期的な造形的英断だったと言えましょう。 だからこの顔は充分「鳥のものだ」と言っていいでしょう。
 あと、ギャオスもまあ鳥型怪獣と言えなくはないですが(平成シリーズでは現に 「鳥」と言われていた)、あれはやはりコウモリの怪獣と言うべきでしょうね。 コウモリはご存知でしょうが、現存する唯一の飛行できる哺乳類でして、 鳥ではありません。

 さてこうして見ると、本当に純粋に「鳥怪獣」と言えるのは、 「ウルトラQ」に登場したラルゲユウスとリトラの2体だけと言えましょう。 更に言えばリトラは鳥と言うより寧ろ始祖鳥って感じがしますから、 本当に現存する鳥に1番近いのはラルゲユウスだと言って差し支えないでしょうネ。 その意味ではラルゲユウスは特筆すべき存在ではあった訳ですね。
 ちなみに何故、純粋な鳥怪獣よりも翼竜と呼ぶべき姿の怪獣の方が多いんでしょうかねぇ? ....1つは、着ぐるみに羽毛を生やすことが手間が掛かることが考えられますかね。 そしてもう1つは、翼竜の方が怪獣としての凶暴さを滲ませ易いということでしょうかね。 鳥は外見上はややソフトですので、(ヒッチコックの映画と違い ^_^ ) 単体では外見から恐怖を滲み出させるのはちょっと難しいのかもしれませんネ。


 さて改めてこのラルゲユウスについての私見を要約しますと、 数少ない純粋な鳥怪獣として貴重な存在であることは良いことですが、 「ウルトラQ」が怪獣のキャラクターを前面に出す前に制作された作品だけに、 デザインに個性が無い点が『どうだったのかなぁ』とちょっと考えさせられる ところでもあります。 『ラルゲユウス種固有の外見的特徴が有っても良かったのかなぁ』ともネ。 でも(上述しましたが)それがかえって良かったのかも知れません。
 まあでも外見の賛否はともかくとしても、この名前のカッコよさとスピード感、そして「クルックルックルーー、コロッコロッ」 ってな感じに聞こえる特徴的な鳴き声は、(特にソノシートによって) リアルタイム時から私の印象に強く残っていたものではありました。


◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ラルゲユウスのトップへトップへ






 ガ ラ モ ン  
 ・登場話:第13話「ガラダマ」('66年3月27日放送)、第16話「ガラモンの逆襲」('66年4月17日放送)
 ・別名:隕石怪獣 、・身長:40m(標準サイズ)〜200m(最大クラス) 、・体重:6万トン(標準サイズ)
 ・武器、特徴:全身から怪電波と放射能を発散、手の力
 ・出身地 or 出没地:チルソニア星 、・弱点 or 死に方:電波を遮断する
次の怪獣(カネゴン)へトップへ
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ガラモンのトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ガラモンのトップへトップへ






 カ ネ ゴ ン  
 ・登場話:第15話「カネゴンの繭」('66年4月10日放送)
 ・別名:コイン怪獣 、・身長:2m 、・体重:200kg 、・武器、特徴:お金を食べる以外特になし
 ・出身地 or 出没地:東京桜ヶ丘近郊 、・弱点 or 死に方:1日5,3520円食べないと死ぬ、ヒゲ親父が逆立ちする
次の怪獣(セミ人間)へトップへ
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     カネゴンのトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     カネゴンのトップへトップへ






 セ ミ 人 間  
 ・登場話:第16話「ガラモンの逆襲」('66年4月17日放送)
 ・別名:宇宙怪人 、・身長:1.8m 、・体重:150kg 、・武器、特徴:万物操作機エスパライザーを操る
 ・出身地 or 出没地:チルソニア星 、・弱点 or 死に方:チョンボしたために仲間に処刑される
次の怪獣(パゴス)へトップへ
造形マニア118  2006.4.30(Vol.216) 初出___Cont.No.zo16001     セミ人間のトップへトップへ

本邦初の昆虫型地球外ヒューマノイド?

....ではないでしょうかねぇ、このセミ人間は?  洋画では有名どころでは「宇宙水爆戦」という映画に登場した メタルーナミュータントというとてつもなくグロテスクな昆虫型地球外ヒューマノイドが 先に有りましたかネ。 セミ人間はメタルーナミュータントに比べると控え目で簡素でまだ清潔感が感じられる デザイン・造形ですが....でも、唯一の出演作である「ガラモンの逆襲」のフィルムに焼き付けられた その冷徹極まりない行動とそして種族としての冷酷非情さは、 我々の記憶の中に充分過ぎるほど強烈なインパクトを残してくれましたよね。
 もしもセミ人間がメタルーナミュータント並みのグロテスクな姿だったならば、 その冷酷非情な性格と相まって「ウルトラQ」第16話「ガラモンの逆襲」はさぞや グロテスクな印象を残す回となったことでしょうね。 そこまでには至らなかったのは初期ウルトラの良心だったとも言えましょうか ....ですが、外見がそれほど険悪でなくても、 セミ人間のキャラクター性は充分忘れがたい強烈なものでした。
 ところで、セミ人間よりも前に大映映画で「透明人間と蝿男」というのが 有ったらしいですってね。私この映画は見ていないのですが、もしも 我々が知っているような姿の蝿男がこの映画に出ていたとしたら、 本邦のセミ人間に先駆けての(地球内ですが)昆虫型ヒューマノイドになりますかね。


超寡黙な謎の男

 「故障ですか?」「榛名まで行きますね? 乗せてほしいんですが」 「そんなことより、早く行きましょう」「ありがとう」 「いけない、早く行きましょう」「早く行きましょう」 ....たったの6回しかセリフを発していないんですヨ、つまり トラックの運ちゃんを騙してヒッチハイクする為の必要最低限の言葉だけしかネ。 あとは撃たれた時に「ああ〜〜あ〜〜」と叫んだだけ。
 これらの言葉は(この謎の男に扮したセミ人間が)地球という星に来て秘密工作をする為に 取り合えず頭脳にインプットした地球語のボキャブラリ群って感じがしますし、 この口数の少なさ・寡黙さ、その無駄を省いた超合理さからも、 『地球人とは思考パターンや価値観が全く異なっているんだろうな』 と自星に於けるセミ人間の生活ぶりまでが想像できるようです。
 「ウルトラQ」に登場したケムール人とこのセミ人間、そして アラシの脳髄を借りなければ地球人と会話が出来なかったバルタン星人.... これらの初期ウルトラの3宇宙人たちは、この寡黙さゆえに、 宇宙の知的生物のなんとも言いようのないミステリアスさ、 何を考えているか分からない空恐ろしさをふんだんに醸し出しておりました。


超冷酷非情な種族

 セミ人間の性格の中で、我々がもっとも強烈に印象に残った要素は なんと言っても、最後の処刑シーンでしょう。
 元々セミ人間の発想は、“夫をも子供のために食べてしまう虫の世界の非情さ” をヒントにした とのこと....昆虫とは、単体では実に小さく弱っちょろい生物です。 が、実は地球は昆虫の星だとさえ言われるほど多くの種が繁栄している、 現在地球上で最も成功している生物群だそうですって。 それは “種の繁栄の為には、殺戮や死をも厭わない” 超クールな精神的超タフさゆえと言っても 良いんじゃあないでしょうかね。
 地球人ではとても考えられないそんな精神的タフさ(いや最早、 精神が存在しないと言うべきか)、 それに加えて、倫理観はともかく創造面では地球人をはるかに凌ぐ知能を有している 昆虫型地球外知的生物 (その倫理観の無さが、上述の 『地球人とは思考パターンや価値観が全く異なっているんだろうな』 と思う所以ですね) ....もしも、こんな生物に地球を支配されたならば、我々地球人たちは いったいどのような処分を受けてしまうのだろう?....想像しただけで 空恐ろしくなってきますね。由利子や一平のセリフもそれを言い表わしているみたいです。 ラストの処刑シーンはそんな恐ろしい空想をも掻き立ててくれる鮮烈なシーンでした。

 それに加えて、ガラモンという それほど機動力が高いとは思えない(超魅力的な姿ですが)超風変わりな風体のロボットを 何体も同じデザインで作ってしまう異常な奇妙な拘りを持っている、 一種のマニアックな子供っぽさ....この冷酷さと高知能と子供っぽさのアンバランスさもまた、 セミ人間の(何を考えているか分らない)性格の得体の知れなさですネ。


PREバルタン星人

 成田亨デザイン・高山良策造形の黄金コンビによる、 それほど超リアルで超ハードなデザイン・造形ではないけれど、 とてもすっきりと綺麗に無駄無くそして巧みにセミをアレンジして造形された頭部ですよね。 そしてこの頭部は皆さんご存知のとおり佐々木明氏の手によって 「ウルトラマン」第2話に登場した、かの初代バルタン星人へと改造されましたネ。
 この初代バルタン星人はセミ人間同様デザインは成田亨さんですが、 造形(改造)が高山氏でなく佐々木氏だったのは、その時高山さんが 京都で大魔神の仕事をしていたからじゃあないでしょうかねぇ?? ....でも佐々木氏の仕事は高山さんに勝るとも劣らない素晴らしいもので、 バルタン星人はおそらく最も有名な宇宙人のみならず 最も有名な怪獣の1つとも言えましょう。
 さて、バルタン星人を真面目に造形しようと試みたかたならば、 バルタン星人の左目は右目に比べてやや奥寄りに付いていることに 気付かれたことと思います。これは実は(高山さんが作った)セミ人間の時からの 特徴(左右非対称)なんですよね。

 それにしても、セミ人間の頭部の上に大きなV字型の角?(耳?)を 付けて、あの素晴らしいバルタン星人の頭部に作り替えた佐々木氏の技術は (繰り返しますが)本当に素晴らしい。 でも、このような素晴らしい改造が施せたのもひとえに ベースとなったセミ人間のデザイン・造形が無駄を省いたスッキリしたもので フレキシブル性に富んでいて、 なおかつ魅力に溢れていたことも大きな要因であったことも間違いないでしょう。
 セミ人間が登場した「ガラモンの逆襲」の主役は言うまでもなく ガラモンです。セミ人間はサブキャラクターに過ぎません。 ですが、そのサブキャラからあの不世出のキャラクター・バルタン星人が 産み出されたのですから、それは取りも直さず、 「ウルトラQ」制作スタッフが、サブキャラと言って手を抜かず、 出来る限り細部まで映像にこだわった事が効を奏した結果と言えましょうし、 それが40年もの年月を超えて現代も生き続けられ、 私を魅了し続けられる初期ウルトラの秘密だと言えましょうかネ。


◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     セミ人間のトップへトップへ






 パ ゴ ス  
 ・登場話:第18話「虹の卵」('66年5月1日放送)
 ・別名:地底怪獣 、・身長:30m 、・体重:2万トン 、・武器、特徴:分子構造破壊光線、ウランが好物
 ・出身地 or 出没地:北京 、・弱点 or 死に方:ネオニュートロン液
次の怪獣(ケムール人)へトップへ
??? さん  2006.4.24(Vol.215) 初出___Cont.No.qu18001     パゴスのトップへトップへ
 正式名称をパゴタトータスというらしい。ちなみに、トータスとは陸亀(あるいは淡水に棲む亀)のことであり、これに対してタートルは海亀のことをいう。後に登場するピーターも、正式名称がアリゲトータスとなっているが、まさかとは思うが、この2匹は陸亀が進化した生物なのだろうか?ピーターは、確か深海生物だったと思うのだが。
 劇中では地底に棲息する原始動物とされており、ウランを好むという性質がある。このパゴスは、着ぐるみが後にネロンガ、マグラー、ガボラなどに流用されていったため、ガボラがウランを好むという設定は、多分このパゴスが元になって出来たものであると考えられる。
 人間の目には金色の虹に見えるという分子構造破壊光線を吐く事が出来る生物で、劇中以前にも北京郊外に出現し、ウラン貯蔵庫を襲撃していたが、更なるウランを求めて日本にも出現し、新産業都市を目指した。新産業都市を破壊し、暴れ回ったが、弱点であるネオニュートロンミサイルを受けて体が風化し、崩れ落ちた。
 なお、分子構造破壊光線だが、こんなものを使えるこの怪獣は、密かにウルトラシリーズで最強ではないかと思ってしまうのだが…。クオークまで分解されるのだろうか?

<編集・発行者からの御礼>
???さん、ご投稿ありがとうございました。
まあ正式名称だか学名だかは、このパゴスと(仰るように)ピーターとの他に、 ゴメチウス(ゴメス)とリトラリア(リトラ)もありましたね。制作順から行けば、ゴメス&リトラ、ピーター、パゴス の順番になる訳ですが、先の3匹はいずれも千束北男(飯島敏宏)氏の脚本ですね。 このかたはスペシューム光線など “それらしい命名” の名手(?)ですものね。 パゴスのパゴタトータスはその流れを受けたのかも知れませんし、「虹の卵」って初期脚本では ゴメスが再登場する予定だったとか....そのあたりも影響しているかもしれませんね。
> ガボラがウランを好むという設定は、多分このパゴスが元になって出来たものであると考えられる .... と言うか、モロ生まれ変わりですよね、「電光石火作戦」は元々「パゴス反撃指令」 という脚本だった訳ですから。実はこの件に関して私は
本HP創刊時の投稿にも書きましたが 『パゴスとネロンガって目玉がよく似てる・・・パゴスがネロンガに目玉を取られて、 パゴスに修復できなかったので、ガボラにしたのかなぁ』と今でも密かに思ってまして、 今それを実証してみようかと密かに行動を起こしかけているところでしてね(^_^ )
> 分子構造破壊光線だが、こんなものを使えるこの怪獣は、密かにウルトラシリーズで最強ではないか .... まあ「セブン」は当初、パゴスをカプセル怪獣にする予定だったとか。 もし実現していたならば、その威力も確かめられた訳ですね(「散歩する惑星」とかでね)。 でも「虹の卵」を見る限りでは、他の怪獣の吐く光線とそう大差なかったようにも 見えるんだけどなぁ(^_^ )
ご投稿まことにありがとうございました。
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     パゴスのトップへトップへ






 ケ ム ー ル 人  
 ・登場話:第19話「2020年の挑戦」('66年5月8日放送)
 ・別名:誘拐怪人 、・身長:1.9〜30m 、・体重:40kg〜1万5千トン 、・武器、特徴:人間を消去して連れ去る、パトカーより速く走る
 ・出身地 or 出没地:ケムール星 、・弱点 or 死に方:Xチャンネル光波
次の怪獣(ラゴン)へトップへ
??? さん  2006.2.2(Vol.195) 初出___Cont.No.qu19001     ケムール人のトップへトップへ
 2020年という未来の時間軸にあるとされているケムール星から来た宇宙人だが、2020年の時間という概念自体がはっきりしない、謎の多い宇宙人である。ケムール星人と呼称されることもないため、一説には未来の人類自身の姿ではないかという意見もある。医学が驚異的に発達している宇宙人で、500歳という長寿を獲得したものの、細胞として正常に活動しているのは頭脳だけで他の部分はほとんど死滅しているため、内臓移植や人工皮膚などで生き長らえてきたが、肉体の老衰そのものを食い止めることはできなかったため、地球人たちの若い細胞を移植することで自分達の生命を繋ごうとした。
 ゼリー状の特殊な液体で人間達を蒸発させ、瞬時にケムール星へ送り込んでいた。また、彼らは大変身のこなしが軽く、自動車よりも速く走ることができる(一見スローリーに見えるその走り方をケムール走りと称するファンも存在する。しかし、肉体の衰えた種族ながら、どう見ても人間以上の身体運動能力を持っているとしか思えないのだが、これもケムール星の医学の力なのだろうか?)。その上、ウルトラQに登場した宇宙人の中では珍しく巨大化し、破壊活動まで行った。Xチャンネル光波に弱いらしく、最期は溶けてしまった。
 なお、このケムール人はその2代目がメフィラス星人の手先となってウルトラマンに登場している。だが、こちらではただ立っているだけなので、おそらくメフィラス星人が作り出した立体映像ではないかと思われる。
 このケムール人とよく似た宇宙人で、ゼットン星人と呼ばれている種族がいる。ただし、このゼットン星人という名称はあくまでも便宜上そう呼ばれているというだけであって(マックスの設定はどうなのかは知らないが)正体不明の宇宙人としか表現できない。そもそもゼットン星なる惑星が存在するのかもはっきりしない。このゼットン星人とケムール人との関係には諸説がある。
 
 1.ケムール人とゼットン星人は元は同じ民族だが、その後それぞれが他の惑星に移住し、分裂した。
 2.ケムール人とゼットン星人は同じ出自のように見えるが、実際は全く関係のない宇宙人である(例えば、地球人とマゼラン星人、サロメ星人の関係を見てみるとわかる。姿はどの人類も同じだが、明らかに全く関係がない)。
 
 私個人としては、2ではないかと思うのだが…。なぜなら、ケムール人は巨大化できるが、ゼットン星人にはできないからである。ちなみに、諸説の真偽がどうあれ、唯一つ共通していることは、どちらの種族も頭脳は発達しているが、肉体的には虚弱であり、滅びかけているという点である。
 ゼットン星人の方は円谷がすっかり存在を忘れていたらしく、放映終了後にファンからの指摘でとって付けたようにこの名前を発表した。

<編集・発行者からの御礼>
???さん、ご投稿まことにありがとうございました。


> 2020年の時間・・・ケムール星人と呼称されることもないため、一説には未来の人類自身の姿ではないかという意見もある .... なかなか大胆な発想ですが、『なるほど』と思えるところもありますね。
ところで、○○○星人というネーミングは「怪獣大戦争」のX星人が最初でしょうかねぇ??  それ以前に登場した宇宙人には、大映の「宇宙人東京に現る」(1956年)のパイラ人とか 「宇宙大戦争」(1959年)のナタール人とか、○○○人というネーミングがされてたのが いました。
> ケムール走りと称するファンも存在する .... ええ、私が子供の頃から、この走りを真似る子供が多数居ました。
> 2代目が・・・だが、こちらではただ立っているだけなので .... でもボディは新調されたみたいで、後に、顔がちょっと似たキュラソ星人のボディに 流用されたそうな。
> 私個人としては、2ではないかと思うのだが ....
バルタン星人のいとこ さんは、 1の説を唱えてらっしゃいましたねぇ。 私はそうですねぇ....何となく好きなのは1の説の方ですかねェ(^_^ )
> ゼットン星人・・・放映終了後にファンからの指摘で .... へえ〜〜そういう経緯で付けられた名前だったんですか(^_^ )

本日もご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ケムール人のトップへトップへ






 ラ ゴ ン  
 ・登場話:第20話「海底原人ラゴン」('66年5月15日放送)
 ・別名:海底原人 、・身長:2m 、・体重:100kg 、・武器、特徴:怪力、ゴリラ以上の知能、音楽好き
 ・出身地 or 出没地:日本海溝5000mの深海 、・弱点 or 死に方:子供を返してもらうと素直に帰る
次の怪獣(ボスタング)へトップへ
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ラゴンのトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ラゴンのトップへトップへ






 ボ ス タ ン グ  
 ・登場話:第21話「宇宙指令M774」('66年5月22日放送)
 ・別名:宇宙エイ 、・身長:50m 、・体重:1万トン 、・武器、特徴:マッハ2で飛んで泳ぐらしい
 ・出身地 or 出没地:キール星 、・弱点 or 死に方:ロケット弾
次の怪獣(巨人)へトップへ
造形マニア118  2005.11.1(Vol.181) 初出___Cont.No.zo21001     ボスタングのトップへトップへ

ボスタングの表の顔

 2005年8月27日にサロンで「『Official File Magazin ウルトラQ』・・・ ボスタングの顔がこんなにハッキリ写った写真は初めて見ました」と書きました。正確には裏側の顔ですが、 ホントに完成フィルム(「宇宙指令M774」)でもこんなにクリアに(裏側の)顔は写ってませんでしたもんね。
 でも実は、ボスタングってこの裏側の顔だけではなく、表側の顔も実に丁寧に作られていたんですヨ。 むしろ表側の方が丁寧でリアルなくらい....それは例えば、1983年に発売されました「ファンタスティックコレクションNo.33 ウルトラQグラフィティ」(朝日ソノラマ) とか1995年に発売されました「空想特撮美術体系 大ウルトラマン図鑑」(Hobby JAPAN 社)を見ればお分かり頂けますでしょう。 でも完成フィルムでは、この表の顔は裏の顔よりもさらに写ってませんでしたヨネ。

 ボスタングを造形したのは勿論、高山良策さんで、ぺギラ、ガラモンに続く高山怪獣第3弾だった訳ですね。 先の2体はいずれも人の入る着ぐるみでしたので、3体目にして始めて操演怪獣を造形した訳ですが、 上述の2つの本に載っている表側の顔の写真を見ると、『本物のエイを引き揚げてきたんじゃないの』と思えるくらいリアルに造られてるんですよ。 それだけに尚更、完成フィルムで表側の顔が殆ど写らなかったのは実に惜しまれる所です。
 ボスタングは最初はクラプトン(当時はヤードバーズというグループに居たエリック・クラプトンから取ったのカナ?) という名の、鼻先に口ばしをつけた石油を食う怪獣として造形されたものが、 紆余曲折を経てボスタングに生まれ変わった話は今では有名ですよね。


海上操演怪獣の難しさ

 ボスタングの出た「宇宙指令M774」は制作順で言えば、「ウルトラQ」で初の海洋エピソードであり ボスタングはウルトラシリーズ初の海洋怪獣でもありますよね。しかも人間の入らない(ピアノ線のみで動かす)操演怪獣 ....それだけに撮影が困難であったろう事は容易に想像がつきますし完成フィルムからも見て取れますよね。 残念ながら他のQ怪獣たちと比べても、あまり生き生きとスムーズに動いていたとは言い難いですね。それと巨大感が乏しいんですね。 特技監督の的場徹氏にとっては「ガラダマ」に次ぐ2本目の担当作品だった訳ですね。
 この(撮影が行われた)1965年時点で、海上を操演で動いた怪獣と言えば....真っ先に思い浮かぶのはやはり、 1961年の「モスラ」の幼虫モスラが海を渡るシーンですね。それから(私は見ていないので、よく知らないのですが) 1962年の大映映画「鯨神」の巨鯨もそれに当る訳でしょうか。ちなみにこの「鯨神」の特撮を担当したのは 多分、的場徹氏だったと思います。

 巨大感が乏しく見えてしまう原因は先ずは、背景が一見してホリゾントと分るあまり広くないプールの海で、その上、 波が大きすぎるんですよね。これじゃあ巨大生物には見え難いです。先述のモスラでは(ホリゾントをあまり感じさせない) 広大な海洋を泳いでいるかのように見せてますので、映像全体に巨大感が感じられるんですね。
 更には、全てが引きの(ロングの)映像ばかりでアップの映像が無いんですよね。「Q」の怪獣の殆どは 画面から溢れんばかりのアップの映像を所々挿む事によって、小さなテレビ画面からでも巨大感を感じさせてくれましたが、 このボスタングにはそのアップの映像が一切無いんですヨ。
 実は面白い操演チャレンジもしているんですよね、ラスト近くで海上をジャンプして一回転して着水するシーン.... これなども途中でアップの映像を何箇所か挿んでいれば、もっと巨大感を感じる面白い映像になっていたような気がします。
 結局これらは殆どは編集の問題なのですが、「鯨神」の経験を持つ的場氏だけにちょっと残念な気がしますねぇ。

 生き生きとスムーズに動いていたとは言い難いのは、ヒレを羽ばたかせなかった事が第1の原因だろうなぁ。 水族館でマンタなどを見ていれば分るんですけど、エイは泳ぐ際にはヒレを羽ばたかせていますよね?
 造形の素材が硬かったのか? 海上操演なので羽ばたきが難しかったのか?....理由は分からないですけど、 もしもヒレの羽ばたきのメカニズムを内部に入れる事が出来ていれば、そしてそれを前提に造形をしていれば、 もっと生き生きと生物感を感じたんじゃあないかなぁ。


「ウルトラQ・特別版」?

 歴史に “たら・れば” は禁物と言われますけど、でももしも「ウルトラQ」が「スターウォーズ」みたいに 新しく撮り直したシーンを差し替えた特別版を作ることが出来るならば、このボスタングの映像は(上に述べましたように) 私には差し替えたい部分が多いんですよねーー。
 繰り返しますがやっぱなんと言っても、もっとディテールを見せてほしいです。造形の醍醐味を味あわせてほしいというかね。

 でも、勿論このオリジナル映像でも、海中に落下した卵が水を吸って膨らんでいくシーンとかは、 今でも目を見張る素晴らしいアイディアを持っていると思う好きなシーンですし、誕生シーンもまずまず良かったと思います。
 そもそも、『あそこをこう直したい、ここをああ直したい....』と思うこと自体が、その作品や怪獣に魅力がある証拠なのです。 実例を挙げて悪いかもしれませんが、「タロウ」なんてのはもう何処も直したいとは思わないですもんね(笑)。


◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ボスタングのトップへトップへ






 巨 人  
 ・登場話:第22話「変身」('66年5月29日放送)
 ・別名:(野村浩三) 、・身長:不明(メチャでかい) 、・体重:不明(メチャ重い) 、・武器、特徴:モルフォ蝶の毒で巨大化
 ・出身地 or 出没地:蓼科高原 、・弱点 or 死に方:熱原子X線
次の怪獣(スダール)へトップへ
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     巨人のトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     巨人のトップへトップへ






 ス ダ ー ル  
 ・登場話:第23話「南海の怒り」('66年6月5日放送)
 ・別名:大ダコ 、・身長:100m 、・体重:3万トン 、・武器、特徴:8本の長い足で巻き付く
 ・出身地 or 出没地:コンパス島近海 、・弱点 or 死に方:槍で刺される
次の怪獣(ゴーガ)へトップへ
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     スダールのトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     スダールのトップへトップへ






 ゴ ー ガ  
 ・登場話:第24話「ゴーガの像」('66年6月12日放送)
 ・別名:貝獣 、・身長:20m 、・体重:2万トン 、・武器、特徴:目から溶解光線、お尻のドリルで地中を掘り進む
 ・出身地 or 出没地:アランカ帝国 、・弱点 or 死に方:
次の怪獣(ピーター)へトップへ
??? さん  2006.2.11(Vol.199) 初出___Cont.No.qu24001     ゴーガのトップへトップへ
 6000年以上前にアランカ帝国を滅亡に追い込んだと言われている恐ろしい怪獣。アーブ博物館から盗み出された木彫りのゴーガの像の中に閉じ込められており、放射能の影響で突如現代に蘇った。その姿はカタツムリやサザエによく似ており、目から強力な溶解光線を発射して敵を攻撃する。また、地中でも移動可能な怪獣で、殻をドリルのように回転させて高速で地中を掘り進むことが可能だ。
 得意の溶解光線で破壊活動を行った恐ろしい怪獣だが、炎が苦手という弱点がある。

<編集・発行者からの御礼>
???さん、ご投稿まことにありがとうございました。
まあ「Q」には先にナメゴンが居ましたので(ちなみに私、今ナメゴンの投稿文を作っている最中です)、 ゴーガはちょっとクドイような気もしなくはないですが、でもカタツムリ(殻は寧ろサザエと言えるか)の 怪獣も(特に造形的に)魅力的ですし、やっぱ「Q」でなければこれだけ活躍は出来ないでしょうからね (ウルトラマンとの格闘はあまり絵にならない感じ)。

> 炎が苦手という弱点がある .... まあ、たいていの生物は火に弱いとは思うんですけど(^_^ )
> 木彫りのゴーガの像の中に閉じ込められており .... 閉じ込められた様にも見えますし、像の中に産卵しておいた様にも見えますね。
> 目から強力な溶解光線を発射して敵を攻撃する .... 古谷さん、と言うかPREアマギ隊員、と言うかPREウルトラマン....顔溶かされましたね(^_^ )

本日もご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ゴーガのトップへトップへ






 ピ ー タ ー  
 ・登場話:第26話「燃えろ栄光」('66年6月26日放送)
 ・別名:深海怪獣 、・身長:20cm〜30m 、・体重:500g〜1.5万トン 、・武器、特徴:予知能力を持つ(?)
 ・出身地 or 出没地:フィリピン沖 、・弱点 or 死に方:炎で焼け死ぬ(?)
次の怪獣(トドラ)へトップへ
造形マニア118  2006.5.1(Vol.217) 初出___Cont.No.zo26001     ピーターのトップへトップへ

 “学名がアリゲトータス” と聞くとまるで、ワニとカメが合体したかのような姿を 連想しますし、水槽の中に入っている時は多分ワニの子供を 使っているんだと思いますが、水槽から出た時の姿はほとんどワニには似ていない、 勿論カメにはそれ以上にまったく似ていない....ならば『いったい何に似ているんだろう?』 と考えると、イモリに似ている感じがするんだけどやっぱり違う、 どこかで見たようなありふれた姿なんだけど思い当たるものが無い、 ちょっと不思議な怪獣....んっ、動物ですね。あまり怪獣って感じがしないんですヨ、私は。

 顔の外形や顔立ちそのものは、実はカメレオンが1番近いんですよね。事実、デザインされた 成田亨さんは「カメレオン−−ほとんどそのままです」と言ってますし、 初稿デザインは全身がまさにカメレオンそのものだったんです。
 ですが「燃えろ栄光」の完成フィルムに写っているピーターを見て 『カメレオンに似ている』と感じる人なんて殆ど居ないだろうと思いますね。 私も1度もカメレオンに似ていると思ったことがありませんが、 それはやはりピーターは水棲動物でその皮膚も濡れてツルツル・ヌメヌメしている イメージが強いですので、完全な陸棲トカゲでカサカサ・ツブツブの皮膚感のカメレオン とはどうもイメージが一致しないからですね。 それとカメレオンはなんと言ってもあの(両方合わせて)360度 くるくる回る大きな出っ張った目が印象的なのですが、 ピーターの目はカメレオンほど出っ張っていなくて黒い瞳があって 魚かカエルのようですもんね。その目玉もまたカメレオンとイメージが一致しないところなんですね。
 体の方は(上で少し触れましたが)現存する動物ではイモリ的な質感を感じるんですね。 それは皮膚のイメージからです。
 つまり、ピーターの姿を私なりに要約すれば、全身のパーツを現存する幾つかの 爬虫類・両生類からそれぞれ拝借して合成して造り出した新種の爬虫類(あるいは両生類) という印象です。だから一見ありふれているようでも実は類似物が 見つからない所以かなと思います。

 さてこのピーターは今では、ヌメヌメ・ツルツルの皮膚の時全身にビスかナットのような物が散りばめられた皮膚の時の2通りがあったことは 多くの方々がご存知のことでしょう。まあどういう意図でこういう2通りの皮膚を作ったのかは 私は知りませんが(もしかして、元々のデザインモデルであるカメレオンに近づけるため??)、 でもなんとなく『水棲動物だから、長時間陸に上がっていると皮膚が乾燥してきて、こういう風に変化するのかなぁ?』 とも思えて、それほど大きく不自然には感じないんですね、私は。
 一般には、等身大の時にはヌメヌメ・ツルツルの皮膚、 巨大化した時にはビスかナットのような物が散りばめられた皮膚 ....と分けられたイメージが有るでしょうが、でも等身大の時も 顔のアップが写ったシーンの時だけは、そのビスかナットが散りばめられていた のが画面から確認できますネ。
 この2通りの皮膚については、2体の着ぐるみが作られたのか、 あるいは1体の着ぐるみで撮影の後半でビスかナットのような物を貼り付けたのか、 真相は私は知りませんが、後に高山良策さんによってゲスラに改造された 時には、公開されている工房での改造作業中の写真を見ると、 ビスかナットのような物が貼り付けられた状態の着ぐるみが 高山さんに引き渡されたことが分ります。 ちなみにこのピーターの着ぐるみ自体は誰が作ったのか不明ですし、 「ウルトラQ」後半の怪獣にしては珍しく製作上の謎が多い怪獣ですね。

 顔はまあ元々がシンプルなデザインですので無難な出来ですが、 そこから後ろは(一般の爬虫類型怪獣と異なり)手も足もボディも かなりスリムに作られているので、人間のプロポーションが丸出しになってしまってるのが 残念ですが、でもそれが「ウルトラQ」の汚点にまでは至っていないのは、 このピーターも「燃えろ栄光」もさして重要ではないからでしょうかネ(^_^ )。
 それにしても、このピーターの出る「燃えろ栄光」が作られた1965年当時って、 ボクシングが大人気だったんでしょうかねぇ?(当時小学校入学前だった私には分らない所です)  どうも私には “「Q」の中では浮いたエピソード” に感じるんですヨ。 華やかなスター選手の心の奥に隠された苦悩ってたしかに ドラマ性はあると思うんですけどね、でも『SF短編集である「ウルトラQ」の 1本として相応しい題材なのかなぁ?』と疑問を感じるんですよね。 もしも「ウルトラQ」が1年間52本のシリーズならばまだ良いんですけど、 28本の今思えば数少ないシリーズですのでネ....没になった企画や怪獣の中には、 「燃えろ栄光」やピーターよりも「ウルトラQ」に相応しいものがいくらでも有ったんじゃないかなぁ と思いますし、残念な思いも抱いてしまうんですよね。

 でも、このピーターは次シリーズ作品である「ウルトラマン」に於いて、 成田亨&高山良策の名コンビの手によってゲスラとして生まれ変わりました。 カラー作品に相応しい派手な色彩とまるで怪魚か両生類のような生々しい質感を持った、 怪獣シリーズの決定版作品「ウルトラマン」の中ですらさほど多くない水棲怪獣の1匹として 存在感ある怪獣だと思います。勿論原点であるピーターを デザイン・造形共に超えているとも。
 ゲスラは高山さんによってピーターの上に種々の鰭やトゲ類が取り付けられたのは 一目瞭然ですが、腹部のボリュームも増されたようですね。 これらが取り付けることが出来たのはひとえに、(セミ人間と同様) ピーターのデザイン・造形が無駄を省いたスッキリしたもので フレキシブル性に富んでいたからと言えましょうかネ。
 特に「ウルトラマン」に於いて多く見られた怪獣の着ぐるみの流用・改造は実は本音は、 予算削減の為の苦肉の策に過ぎなかったのですが、でも時として(数少ないながらも) オリジナルに匹敵したりオリジナルよりも良い物さえも作り出せるチャンスが 内在されていた訳ですね。バルタン星人(オリジナルはセミ人間)はその筆頭だと思いますが、 ゲスラ(オリジナルはピーター)もその1つだったんじゃあないでしょうかね ....まあもっとも、それは人それぞれの好みや趣味にもよりますが。


◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ピーターのトップへトップへ






 ト ド ラ  
 ・登場話:第27話「206便消滅す」('66年7月3日放送)
 ・別名:四次元怪獣 、・身長:30m 、・体重:2万5千トン 、・武器、特徴:8mの大キバ
 ・出身地 or 出没地:東京上空の四次元世界 、・弱点 or 死に方:ジェット機の噴射圧
トップへ
??? さん  2006.4.24(Vol.215) 初出___Cont.No.qu27001     トドラのトップへトップへ
 未知の空間の空に棲息している謎の巨大生物。大きな牙を持つその姿は、地球上のアザラシによく似ているが、名前は何故か「トドラ」であるという不思議な生物である。元々、このトドラは、シナリオが作られていた段階では存在しなかったという話を訊いた事があるが…。
 動きは大変鈍重で、この空間に突如迷い込んだ206便を襲おうとしたが、逆に噴射の際に生じた圧力で吹き飛ばされた。天敵や獲物が到底存在しないであろうこの空間で生活しているためか、これといった武器はもたないが、もし戦うことがあるとすれば、その巨大な牙で立ち向かっていくだろうと思われる。

<編集・発行者からの御礼>
???さん、ご投稿ありがとうございました。
まあ、アザラシかトドか、はたまたセイウチか実に複雑な姿形のこのトドラですが、 更に話をややこしくするならば(笑)....このトドラのベースとなったのは 東宝映画「妖星ゴラス」に登場した南極怪獣マグマだそうですが(多分間違いないんでしょう)、 そのマグマは「妖星ゴラス」の劇中でなんと「爬虫類だね」と(博士に)言われてるんですよね。 たしかにトドラもマグマも、あの口の形はトドやアザラシやセイウチなどの 哺乳類よりは爬虫類に近い感じはしますね。
ところでトドラとマグマについて私考えてるんですが....トドラって1966年の「Q」本放送当時 マルサンから電動怪獣プラモデルが発売されてたんですけど、でもベースは東宝のマグマですのに、 東宝は特にトドラの商品化に関してクレームをつけなかったんでしょうねぇ?? ....これもつまりは、円谷英二御大の人徳ゆえなのカナ?(^_^ )
ご投稿まことにありがとうございました。
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     トドラのトップへトップへ