作品トーク(ウルトラセブン篇) 
第 1,2 ク ー ル

もしも、字や表が見づらい場合は、フォントを調節もしくは全画面表示して下されば 宜しいかと存じます。

 「ウルトランキング」は現在、各ランキングのページに“ゲストブック”と称しました フリートークのコーナーを設けておりますが、ここのページは更に細かく ウルトラセブンの作品1作1作についての思い入れを語って頂けたらいいかな、 と考えて作ったページです。

ご投稿いただけます場合は、ご投稿要領をご参考下さいませ。



第 1,2 ク ー ル 第 3,4 ク ー ル 別 フ ァ イ ル

<作品名> 最新投稿
姿なき挑戦者 <最新>
07.10.1(245)
緑の恐怖  
湖のひみつ 02.11.6(125)
マックス号応答せよ! 01.7.27(78)
消された時間  
ダークゾーン 03.1.28(156)
宇宙囚人303 02.12.16(147)
狙われた街 05.12.3(185)
アンドロイド0指令  
10怪しい隣人  
11魔の山へ飛べ!  
12遊星より愛をこめて 07.1.17(241)
13V3から来た男 02.8.13(115)
14U警備隊西へ!(前篇)  
15U警備隊西へ!(後篇)  
16闇に光る目  
17地底GO!GO!GO!  
18空間X脱出  
19プロジェクトブルー  
20地震源Xを倒せ!  
21海底基地を追え!  
22人間牧場 07.1.25(242)
23明日を捜せ!  
24北へ還れ!  
25零下140度の対決 03.8.25(168)
26超兵器R1号 02.6.20(103)

<作品名> 最新投稿
27サイボーグ作戦  
28700 キロを突っ走れ! 03.1.21(155)
29ひとりぼっちの地球人  
30栄光は誰のために  
31悪魔の住む花  
32散歩する惑星  
33侵略する死者たち  
34蒸発都市  
35月世界の戦慄  
36必殺の0.1 秒  
37盗まれたウルトラアイ 03.11.15(173)
38勇気ある戦い 02.12.16(148)
39セブン暗殺計画(前篇) 02.7.7(106)
40セブン暗殺計画(後篇) 02.7.7(106)
41水中からの挑戦  
42ノンマルトの使者 02.6.16(102)
43第四惑星の悪夢 06.1.25(192)
44円盤が来た! 01.2.18(62)
45恐怖の超猿人 04.3.30(179)
46ダン対セブンの決闘 02.11.9(126)
47あなたはだあれ? 01.2.19(63)
48史上最大の侵略(前篇)  
49史上最大の侵略(後篇)  


 第 1 話  姿 な き 挑 戦 者 
 ・放映日:'67年10月1日 、・登場怪獣:宇宙狩人ク−ル星人、 カプセル怪獣ウインダム
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:円谷一 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:5 、・視聴率:33.7%
 ・ゲスト:ヤマオカ長官、タケナカ参謀、マナベ参謀、 平田昭彦(ヤマガワ参謀)、フランツ・グルーベル(ボガード参謀)
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剣もホロロシ・ダン さん  2001.3.16(Vol.65) 初出___Cont.No.ken0101    次の投稿へ 姿なき挑戦者のトップへトップへ

記念すべき「ウルトラセブン」の第1話。でも登場の仕方は ちょっと唐突です(笑)

検問をする警察官の前で、突然ドライバーが消えてしまいます。
また、消失した人間はそれだけでない、とタケナカ参謀。
そこで地球防衛軍のエース、ウルトラ警備隊が調査に乗り出します。
また、この前後にウルトラ警備隊の隊員達の紹介が入ります。
「アンヌ隊員。年齢、あ、こりゃしつれい」のナレーションは 有名です。
ナレーションと言えば、冒頭で流れる、
「地球は狙われている。今宇宙に漂う幾千の星から恐ろしい侵略の魔の手が…」
これも有名。

さて、調査に乗り出すのはフルハシ、ソガ両隊員。
シークレットハイウェイをポインターで飛ばします。
すると、道中で不審な青年に出会います。
ここで、その青年が車の前をどかないので、「おどかしてやれ」(フルハシ)
なにかの煙を車のセンターグリル部(ライトとライトの間)からだします。
すると青年が消え、「アッハッハッハ・・・」(フルハシ・ソガ)
これはいくらなんでもちょっと…

そして何故か車の屋根に乗っている青年。
フルハシ・ソガ両名に、この人間蒸発事件は数年前から透明円盤で世界を攻撃し、蒸 発光線で標本用の人間を誘拐、地球侵略の準備を進めていた宇宙人の 仕業と告げます。
そこでこの名シーン。

「君は一体何者なんだね」(フルハシ)
「御覧の通りの風来坊です」(ダン)
「名前は」(ソガ)
「名前…? …そう、モロボシ・ダンとでもしときましょう」(ダン)
ここで、透明な円盤からの攻撃を受け、フルハシ・ソガが負傷。
自分の名前を「〜とでもしときましょう」などと答える怪しい青年に、 フルハシとソガはポインターを運転させ、しかも 基地まで行きます。う〜ん…?

さらに、ダンは「地球人なんて昆虫のようなモノだ」と自らの容姿を棚に上げて ホザくクール星人への対抗策として、「特殊噴霧装置」の開発を キリヤマ隊長に進言。あっさり採用。あっさりウルトラホークにダンを乗せます。
特殊噴霧装置により、円盤は姿を現しますが、円盤からの攻撃を受け ホークは不時着、ダンは他の隊員が気絶している間に抜け出し、 カプセル怪獣「ウインダム」を円盤に向かわせるも、撃沈。
そこでいよいよ「デュワ!」
でもこの回は「ヂュワア」てな感じの声で、しかもウルトラアイは どっかから飛んできます。一体どこから…?

そして、セブンは円盤に乗り込み、クール星人をアイスラッガーで 撃退、さらわれた人々を助けた後、円盤を宇宙空間まで運び エメリウム光線で破壊。
ラスト、モロボシ・ダンが正式にウルトラ警備隊に入隊することが 決まって終了です。



さすがに初回とあって地球防衛軍の規模の大きさを表す描写が 目立ちます。
ウルトラホークの発進シーン然り、ポインターの発進シーン然り… また、ウルトラ警備隊では無い地球防衛軍の隊員が目立つのも 特徴です。
ですが、謎な部分も多く、

 −−何故ああも簡単にモロボシ・ダンはウルトラ警備隊に入隊できたか
 −−ウルトラアイはどこから飛んできたか
 −−事件解決後、ウルトラ警備隊の面々がウルトラセブンの話題に 全く触れていないのは何故か

など、よくわからない初回であることも確かです(笑)

また、この回の冒頭の参謀会議に現れる、ヤナガワ参謀(平田昭彦)と ボガード参謀(フランツ・グルーベル)はこの回のみの登場です。

シナリオ上では、ウルトラ警備隊の6人に加え、幻の7番目の隊員として、 現れた超人を「ウルトラセブン」とキリヤマ隊長が名付ける描写があるというが、映 像化はならず。
第2話での、アンヌのセリフ、「ウルトラセブン頑張って〜」が初出となる。

そもそも「ウルトラセブン」というタイトルは、脚本家・金城哲夫が練っていた、 原始時代の家族を描いたコメディの企画の名前であり、「ウルトラ」であること、 語感の良さからウルトラマンの後番組のタイトルになったのです。

また、風来坊・ダンのイメージを決定させ、後の94年TVスペシャル、 「ウルトラセブン 地球星人の大地」でも披露される、 「黄色いジャンパーにジーパン」という衣装は、森次氏の私物では無く 正真正銘の衣装、とのこと。

最後にウルトラセブン余話。
実はウルトラセブンは青い色を予定していたのですが、 青だとブルーバックの合成上問題があること、また 赤い方がオモチャにしたとき子供にウケが良い、との 玩具会社、「マルサン」からの要望で赤になったのです。
この当時のマルサンの影響力は強く、 ウルトラセブン第23話「明日を探せ」で、「○三倉庫」として登場するほどです。
また、全身真っ赤になったウルトラセブンを見て、金城哲夫氏が、 「あれじゃ、唐辛子のオバケだよ…」と嘆いた、という逸話も残っています。
それが今でも人気のある作品として残っているのですから、わからないものです。


<編集・発行者からの御礼>
剣もホロロシ・ダン さん、ご投稿まことにありがとうございました。
事細かなストーリー説明もありがとうございます。 確かにヘンな所は多々ありますよね、この第1話は。 私は何となく制作された60年代のおおらかさがよく出ているな、とは思うんですが、 90年代が舞台と言うことを考えるとちょっと「うーーーーんっ???」かも知れませんね。 まあそのオマヌケさが逆に微笑ましいとも言えますが。
> 「アンヌ隊員。年齢、あ、こりゃしつれい」のナレーションは有名です。 .... 本放送で見たとき、当時7歳の私でも「女性に年を聞くのは失礼だ」 と言うことは教えられてましたので、このセリフは納得しましたねーーー(^_^ )
> その青年が車の前をどかないので、「おどかしてやれ」(フルハシ) なにかの煙を車のセンターグリル部(ライトとライトの間)からだします。 .... そう言えばあの煙は何なんでしょうね?。やはりポインターが敵から 身をくらますための、無毒な煙なんでしょうね(忍者みたいな)。 でなければ、いくら公務執行妨害とは言え一般人に向けて有毒な煙を噴射しませんよね。
> 自分の名前を「〜とでもしときましょう」などと答える怪しい青年に、 フルハシとソガはポインターを運転させ、しかも基地まで行きます。う〜ん…? .... 今の時代ならば、「お前の方が宇宙人だろう!」と切り返されそうですよね。
> 「地球人なんて昆虫のようなモノだ」と自らの容姿を棚に上げてホザくクール星人 .... これはもう、セブン史上(ちゅうかTVドラマ史上)に残る名セリフだと思いますが、 私はこのセリフは、クール星人自身のコンプレックスの現れだと思いますね。
> この回は「ヂュワア」てな感じの声で .... この7年後の「ウルトラマンレオ」でも、ダン(=セブン)は変身できないけど、 ウルトラ念力を使う時は「デュワ!」「デュワ!」言いまくってましたね(^_^ )。 この「デュワ!」ってもしかしたら森次さんの口ぐせ???
> ウルトラアイはどこから飛んできたか .... これはもう、真剣に考えると眠れなくなりそうです(^_^ )。 もしこの事情をご存知の方がいらっしゃいましたら、貴重なお知識をご教授お願い申し上げます
> シナリオ上では、ウルトラ警備隊の6人に加え、幻の7番目の隊員として、現れた超人を 「ウルトラセブン」とキリヤマ隊長が名付ける描写があるというが .... 本放送当時に発売されていた漫画ではセブン自身が「私は地球に来た7番目の男、ウルトラセブンだ」 と自己紹介してましたね。
> そもそも「ウルトラセブン」というタイトルは、脚本家・金城哲夫が練っていた、 原始時代の家族を描いたコメディの企画の名前であり .... そうですね、で、この番組のために高山良策さんが作られた猿の怪獣(?)の着ぐるみが 後に「戦え!マイティジャック」で日の目を見たことも知られていますが、 当時は円谷プロは「ウルトラ」の他に「ブースカ」も作っていましたし、 本当に色んな可能性を追求してたんですね。今のTV界ではちょっと考えられないですね。 この原始家族版「ウルトラセブン」も実現していたら、日本のTV史にちょっとした 1ページを刻んでいたかもしれませんね。
> 実はウルトラセブンは青い色を予定していたのですが、青だとブルーバックの合成上問題があること、 また赤い方がオモチャにしたとき子供にウケが良い、との玩具会社、 「マルサン」からの要望で赤になったのです。 .... あーーー、なるほど。成田さんのデザイン画では確かに青でデザインされた絵も見受けられますが、 合成のことも考えてとは知りませんでした。たしかに赤色と言うのは合成しやすいらしいですね。 最近発売された「ラドン」のDVDでも有川貞昌さんが合成のことを考えてラドンは赤っぽい色にしたと おっしゃってましたし、「ウルトラQ」のラルゲユウスも真っ赤だったそうですよね。
楽しいお話、どうもありがとうございました。またよろしくお願いします。




<最新投稿>
造形マニア118  2007.10.1(Vol.245) 初出___Cont.No.zo0101    
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 今から丁度40年前の今日・10月1日にウルトラセブンは地球上に初めて姿を現したんですねぇ〜〜〜。 あれから40年かぁ....あの日の事はまるで昨日の事のように....とはいささか大げさですが(^_^ )、 でも今でもあの日の第1話のいくつかのシーン(映像&台詞)は脳裏に焼きついたまま消えておりませんよ。
 これまで何度もこのHP内で申してきましたが、私は「ウルトラQ」「ウルトラマン」(そして勿論「ウルトラセブン」も)を 本放送から見てきたリアルタイム世代です。そんなリアルタイム世代にとっては、「ウルトラセブン」と言えば切っても切れない番組が 1つあるんですよ。“それは「ウルトラマン」だろ?”ってか....いやそれはもう当たり前過ぎて(^_^ )今更言う必要もないことでしょう。 実は「キャプテンウルトラ」という番組なのです。これは1967年当時日曜の夜7時、4月9日の「マン」最終回から 10月1日の「セブン」第1話までの半年間のブランクの間、繋ぎとして放送された、東映制作の宇宙特撮怪獣番組です。 この1967年当時は第1期怪獣ブーム(というか史上最大の怪獣ブーム)の真っ只中でして、「Q」「マン」と15ヵ月間も 日曜の夜TVの前で熱狂してきた当時小学校低学年だった私はこの「キャプテン…」もそれなりに夢中になって 毎週見ておりました。ですので結構「Q」「マン」「キャプテンウルトラ」「セブン」の繋がりって私の中では印象的なんですよ。
 そんな「キャプテンウルトラ」も終盤に差し掛かってきた頃、いつの週かは覚えておりませんが、 番組中に(おそらく予告編の前後)突然 “○月○日より、新番組「ウルトラセブン」が始まります” との アナウンスが流れて来たことも覚えております。その時私が感じたことと言えば.... 『ふ〜〜んっ、今度の新番組は、またウルトラマンみたいな超人が怪獣と戦うのかなぁ? だとしたら楽しみやなぁ』ってな 感じでしたかねぇ。実は「キャプテン…」って当時は一応毎週楽しみに見てはおりましたが、でもやはりあの「ウルトラマン」に比べると 物足りなさは感じておりましたからねぇ。だってキャプテンウルトラという地球人と彼の操縦するシュピーゲル号という宇宙飛行船が 怪獣を倒すってのはやはり見せ場としてはちと弱いでしょう。それにやはり怪獣の質も「ウルトラマン」よりもだいぶ見劣りはしてましたし。 だから、このアナウンスを聞いた時、当然内容・質共「ウルトラマン」の再現を期待した訳でした。

 ところで、ここまで読まれて不思議に思われた方もいらっしゃるかと思いますが....実は私、「ウルトラセブン」って、 第1話の放送まで殆ど予備知識が無かったんですヨ、本当に。怪獣シリーズと言うよりは宇宙人シリーズだという番組の方向性のみならず、 主役のウルトラセブンのデザインすらも知らなかったんです、当時主に講談社の雑誌類で前もって紹介されていたのにもかかわらず ....信じられないかも知れませんが。ウルトラマンの時は2〜3ヶ月前から予備知識があったんですが。
 まあ、その理由として考えられるのは、まず当時私、講談社の雑誌類はあまり読んでおらず、小学館が多かったことが考えられるかなぁ。
 それと第2に考えられるのは、「ウルトラマン」が終わってからも怪獣ブームはさほど衰えは見せず、 雑誌や怪獣図鑑類の書物も多く刊行されてましたし、TVでも先述の「キャプテンウルトラ」「マグマ大使」「ジャイアントロボ」「仮面の忍者・赤影」 など怪獣番組が引き続き多数放送されてましたし(とは言え、エース的存在だった「ウルトラマン」の不在は寂しさを隠せませんでしたが)、 映画でも7月公開の「キングコングの逆襲」と併映の「長編怪獣映画・ウルトラマン」などなど、怪獣の情報には事欠かない状態が続いておりましたので、 新番組情報まではそれほど気になっていなかったのかもしれませんネ。そこが(「ウルトラQ」だけしかなかった)前年の「ウルトラマン」の時との違いかもしれません。

 さてそうして、私も含めた当時の多くの怪獣大好き少年たちが待ちに待ったであろう1967(昭和42)年10月1日午後7時がやって来て、 「ウルトラセブン」第1話「姿なき挑戦者」がオンエアーされ、ウルトラセブンは晴れて地球に降臨を果たした訳でした。
 では、ここで丁度40年前のこの日、第1話をリアルタイムで見た時に私が印象に残ったシーン(映像&台詞)を挙げてみます。
  1. 先ずは開始まもなく、ウルトラ警備隊々員たちが1人1人紹介されていったシーン。
    この時、フルハシの「・・・1の怪力の持主」とアンヌの「年齢は・・・いや失礼」が特に印象に残りましたね。 当時既に “女性に歳を聞くのは失礼” ということはなんとなく聞かされて知ってましたし、それにフルハシを見た時、 『あっ、アラシと同じ人や!』と思ったことは言うまでもありません。
  2. 風来坊(=モロボシ・ダン)が現れて、ポインターの上に座って高笑いしていたシーン。
    この時は、まさかこの風来坊が「マン」に於けるハヤタに相当するキャラだとは夢にも思わなかったです。
  3. カプセル怪獣(=ウインダム)が出てきて、でもわりと簡単に円盤にやられてしまったシーン。
    前週(つまり「キャプテンウルトラ」の最終回)の予告編中の「カプセル怪獣も登場します」とのアナウンスが 耳について気にかかってましたので、『ああ〜〜こういうことかぁ』と思いました。
  4. そしてラスト、先程の風来坊(=ウルトラセブンの仮の姿)が新しく隊員になったと紹介されたシーン。
 リアルタイム時に私が印象に残ったシーンって、実はこの4つだったんです。 それ以外のシーン−−例えば、冒頭人間が消滅するシーンとか、ホーク1号とクール円盤との空中戦とか、セブン対クール星人とか−−って、 このリアルタイム時は殆ど印象に残ってないんですね〜〜〜。
 で、この時、第1話本放送を見終わった私の率直な印象はズバリ....『面白い』でした。 それは当然脚本や演出・特撮など既に「さすが円谷」と言える円熟した技術に支えられていることは勿論ですが、 上記の印象に残った4点がとても新鮮に感じられたことも挙げられようかと思います。1の隊員1人1人が紹介されていったシーンは 『随分丁寧やなぁ。「ウルトラマン」ではこういうこと無かったな』と当時も感じましたし、 4のセブンの仮の姿の風来坊が新隊員となるシーンも、ハヤタは最初から隊員でしたので、ここも(なんとなく飄々としていて)とても新鮮な展開に感じましたネ。 そして3のカプセル怪獣も『怪獣をこのように味方として使うのか』と新たな発見をした思いでした。
 まあこう思い返してみると、「ウルトラマン」との区別化が図られた点が印象に残っていたようでもありますね。 でもそれもまあ当時としては仕方のないことでしょう。今でこそ「マン」と「セブン」はかなり違ったタイプの作品だと分かっていますが、 この40年前の本放送第1話時点では「マン」は9ヶ月39本見てきたのに対して「セブン」はわずか1本でしたからね。 「マン」を基準にして比較してしまったのも致し方なかったところでしょう。

 ところで、この第1話本放送が放送された2日後、産経新聞にこういう評が載ったそうですってね。
1日夜のTBSテレビに、円谷プロの新しい特撮SF映画 “ウルトラセブン” が登場。 なぞの宇宙船に乗った怪物が、地球上の人間を次々と消していく。これを迎え撃つのが地球防衛軍7人の隊員。 第1回「姿なき挑戦者」を見た限りでは、これといった新味もない。 隊員の1人が実は無敵な力を持つスーパーマンの仮の姿、という設定も前作 “ウルトラマン” そっくり。 わずかに新兵器を使った空中戦闘場面に迫力があったとはいえ、特撮技術、カラー効果、ともにイギリス製 “サンダーバード” に遠くおよばない。 第一、ドラマ部分の幼稚さは論外。こんな話ではこどもだってだまされはしまい。
 ま、私に言わせるとこの評は、“子供の心を失ってしまった汚れたオッサンの賢者ぶった的外れの戯言に過ぎない” ですね。 そして、“そんなオッサンが子供のために作られた番組を評して、いったい何の意味があるの?”....ですね。
 そもそもこの第1話を見た時点で言うならば、そのスーパーマンの仮の姿は風来坊として登場してラストシーンで隊員になったわけですから、 「ウルトラマン」のハヤタとはさほど似ているとは思えませんがね。そして(上でも述べましたが)当時子供だった私はそこに新鮮味を感じましたけどね。 それに加えて上述のように少なくとも4点は新味を感じましたし。
 それに第一、“こんな話ではこどもだってだまされはしまい” って言うけどさ、当時子供だった私は(騙されたのかどうかは分かりませんが ^_^ ) 十分に楽しむことができましたけどね。
 “サンダーバードに比べて云々” に関しては、メカの重量感や巨大感はたしかにサンダーバードには敵いませんけど、 でも操演技術的には比較はできないと思いますけどね。「サンダーバード」メカの “救助” に対し 「セブン」のウルトラホークは(更に複雑と思われる)“戦闘” の操演ですのでね。第1話のあの岩を避けて間を飛ぶ 操演など今見ても『すごい』と思いますけど(「サンダーバード」ではあまりこういうのは見かけたことなかったような気が....)。 ただたしかに(格納庫を移動していくシーンなど)酷似している点も多々有りますので、比較されるのは仕方ないかもしれませんかね。 実際私も当時回を重ねていくに連れ、ウルトラホーク1号、2号、3号と登場するところなど 『ああ〜〜サンダーバードの真似やな』と思いましたし、マグマライザー登場にいたっては....でした。 ちなみに1980年頃刊行されていたSF雑誌「スターログ」の中で “格納庫を移動していくウルトラホークに、オペレーターの人間が合成されているところなどは、「サンダーバード」を超えている” と書かれてましたっけ。 そういえばたしかに「サンダーバード」ってあまり大胆な合成シーンは記憶にないなぁ。

 さて、一方、この第1話本放送が放送された1967年10月1日、あの怪獣造形の高山良策さんは日記にこう綴っておられました。
本日、午後7時「ウルトラセブン」第1回放映。たいへん結構でした。大人向けに色調も渋く、特撮も好調。
 先の産経新聞の評などよりも、この高山さんのシンプルな短文の方が、子供の心を持ち続けている大人の率直な感想として、 ずっと的を得た価値のあるものだと言えるんじゃあないでしょうかね。 何故なら、40年前の当時子供だった私が感じたこととそして(高山さんと同じく子供の心を持ち続けている大人となった)現在の私が 感じていることともに、こちらの高山さんの評の方がずっと一致している訳なのですから。

 ということで、これにて、現在の目で見た技術的評論ではなくあくまで40年前の記憶を頼っての、 ウルトラセブン40歳の誕生日を祝っての私なりの第1話「姿なき挑戦者」の作品評論(?)を終わらせていただきます(^_^ )。
◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     姿なき挑戦者のトップへトップへ






 第 2 話  緑 の 恐 怖 
 ・放映日:'67年10月8日 、・登場怪獣:生物Xワイア−ル星人
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:野長瀬三摩地 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:2 、・視聴率:33.8%
 ・ゲスト:松本朝男(石黒隊員)、中真千子(石黒の妻)
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◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     緑の恐怖のトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     緑の恐怖のトップへトップへ






 第 3 話  湖 の ひ み つ 
 ・放映日:'67年10月15日 、・登場怪獣:宇宙怪獣エレキング、 カプセル怪獣ミクラス、 変身怪人ピット星人
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:野長瀬三摩地 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:1 、・視聴率:32.1%
 ・ゲスト:金井大(釣り人)、高橋礼子(双子宇宙人=ピット星人)
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長崎より愛をこめて さん  2002.11.6(Vol.125) 初出___Cont.No.na0301     湖のひみつのトップへトップへ

 記念すべき制作第一話。但し、リアルタイムでは知るハズもありません。 で・も・エレキング(とミクラス)のことは本放送前に知っていましたよー。 「たのしい幼稚園」の前宣写真のページに凛々しくも雄々しい二体の対決シ ーンが紹介されてたからなんですけど、イヤ子供心にもトキメキましたね。 放送があれ程待ち遠しかったことはありませんでしたよ(以後二度と)。マン の時は少年マガジンとかでやってたらしいのですが、まだ少年週刊誌を購読 する年ではなかったため、事前に情報をチェックする術を持ちませんでした。 しかし、講談社?発行の「たのしい幼稚園(以下たの幼)」の登場により、そ の渇は癒されました。小学館?発行の何か妙にマジメで説教臭い「幼稚園」に 比べ、たの幼は遊び心の多い作りで毎月楽しみに購入してましたナ。
 オット、予断じゃなくて余談でした。いよいよオンエアの日、もちろん日曜 夜7時はテレビの前がお約束。ド田舎なもんで民放1局だったんですが両親も この時間だけは諦めて子供(の私)と一緒に見てました。動く映像で見たエレキ ング(とミクラス)は…期待に違わぬスバラシイ出来でした。あんなしなやかな 尻尾は見たことがナイ!うーん、ゴモラ以上かも…。動物に例えるなら「象の 鼻」を思わせる芸の細かさでした。力業ゴリ押しのミクラスもイイ味出してま す。ヒーローとの対決前に怪獣同士の戦いが見れた日って何かトクした気分 になったもんでした(マン25話を除く)が、この回は格別でしたね。ミクラスが 「電気に弱い」と怪獣図鑑に盛んに書き立てられたっけ。前半の健闘を見る限 りでは、極端に電気を苦手にしているとは思えないんですがねえ。私は勿論エ レキングを応援しました。だって…カッコイイんだもん(^^)。アノ目とも 角ともつかない、開店するじゃなかった回転するアンテナ。純白のボディの所々 に入ったクラックみたいな黒い模様。ミトンの手袋みたいなprettyな手。そし てアノ尻尾!文句の付けようがナイ完璧なデザイン&造形とは正にこの事です。 マンの怪獣とはひと味違う「宇宙怪獣」のフェロモン出しまくりって感じでした。

 造形マニアさんが「太陽エネルギー作戦」版エレキングについて触れていらし たので、チョット。私もアレは気に入らないんですが、まず第一に大食がじゃな い、体色が最初からクリーム色ってのがダメ。それに仰られるとおり尻尾も全然 生かし切れてナイ。ただね、平成セブンでもアレくらいまでは(1作目ですが) 一応、偉大なる初代へのリスペクトを感じるんですよ。ホラ何か「一生懸命似せ て作ってみたッス!」っていう感じ?「タロウ」版にはそれが全く感じられない から腹が立つ。ナンですか、アノ間抜けに空いた口は?月光ってナニ?ベートー ベンじゃあるまいし。何より尻尾が短い!アンテナの回ってないエレキングなん て、エレキングじゃなーーーい!!!例えるとショボイ映画館の看板に描かれた スターの(ちっとも似てない)似顔絵のようなアノ何ともチープでキッチュな感じ ッス。又は銭湯の壁のペンキ絵とでも言うか…。「タロウ」版にこれほど激怒す るのなら、「ウルトラファイト」版にはさぞや…とお思いでしょうが、イヤ全然 気にしませんよ(^ ^)。だってアトラク用のヤツまで目くじら立ててられないッス よ。それに数ある第一期ウルトラ怪獣(宇宙人)から代表して出演したのも何か 光栄じゃないですか。ところで「ウルトラファイト」って本編の能力度外視して 造成地とかでドツキ合ってたけど、何故かアギラだけは本編より弱いってか弱過 ぎに設定されてて何か当時は納得できなかったなあ。(カプセル怪獣は全部好き)

 …閑話休題
セブンとの対決はアイスラッガーでチャームポイントをズバズバ切断されまく った揚げ句に首チョンパで結構呆気なく終わりました。ピット星人のことなんか 全く忘れてました。円盤も。ア、でも女の子に化けたピットが「エレキング!」 って叫んでくれたお陰でアノ怪獣の名は「エレキング」だと正式に劇中で命名さ れたことになったんだから、ユートムとかキングジョーとかクレージーゴンより は(何かロボットばっかし…)マシかも。←ナニが?

おえかきの時間にはエレキングばっかり書いてました。それほど気に入ったと いうか掘れたオット惚れたんですよ。もし、セブンがこのまま第4話以降もこの テンションで行ってくれれば、私個人にとってはセブンが間違いなくウルトラシ リーズ最高傑作になっていたことでしょう。しかし、個人的にはこの第3話を越 えるエピソードには二度と巡り会えませんでした。今やファンの間では教祖様み たいに崇め奉られてる実相寺昭雄氏の’傑作群’も当時の子供Visionで見ると セブン(と怪獣・宇宙人)のシーンが仕方なく取って付けたようで大いにストレ スが溜まった記憶があります。まあ、後年BS再放送で改めて見るとなかなか面 白いとは感じましたが。もう好い中年でしたからね、コッチも。ドラマを楽しむ 余裕も持てたし、ウルトラ関係の書籍もイッパイ出てたし…。
 で・も・第3話だけは中年Visionで見直しても矢張り抜群に面白い!!!
 ※実相寺ファンの方、気を悪くなさらないで下さいね、飽くまで子供Visionでの感想ですから…。

<編集・発行者からの御礼>
長崎より愛をこめて さん、ご投稿まことにありがとうございました。
先日はサロンで「タロウ」のエレキングの事をお怒りでしたけど、そんなエレキングへの愛がひしひしと 伝わってくるような熱いご投稿ですネ。放送前から惚れ込んでらしたのですから、並大抵の愛情じゃあないですヨネ。 ここまでのファンの方もいらっしゃるんだから、つくづく「タロウ」は罪な事をしたものですヨネ。 円谷プロに権利を握らせてはダメだな(^_^ )。
私は実は、長崎より愛をこめてさんとは逆で、「マン」の方は放送2ヶ月ほど前から知ってたんですけど、 「セブン」の方は(信じられないでしょうけど)第1話のオンエアーの日までどんな内容の番組か知らなかったんですよ。 数週前から「キャプテンウルトラ」の番組中で新番組「ウルトラセブン」の事は言ってましたので、 そういう番組が始まる事は知ってましたけどね。 当時私、小学館ばっかり読んでまして講談社は読んでなかったんですよ、それが原因でしょうかね。
> あんなしなやかな尻尾は見たことがナイ・・・「象の鼻」を思わせる芸の細かさでした .... 一旦自分の体に巻きつけた尻尾をくるくるくるっと解いて、相手に巻きつけるんですからホント芸が細かいですよね。 “操演の円谷” の本領発揮ですね。でもセブン戦ではその巻きつけシーンが見れなかったのは惜しかった。 LDに入っている予告編ではそのミクラスへの尻尾巻きつけシーンのリハーサルかNGとおぼしい映像が収録されてますね。
ところで蛇足ですが、(劇場映画作品も含めて)“予告編” ってのはホント魅力的ですよね、 NGシーンとか完成映像の別アングルとか未合成カットとか貴重な映像が見れますもんね。予告編ももっと発掘されないかなァ。
> ミクラスが「電気に弱い」と怪獣図鑑に盛んに書き立てられたっけ・・・極端に電気を苦手にしているとは思えないんですが .... ねえ、普通の動物だったらみんな電気は苦手ですよね。あの頃の怪獣図鑑って単純なんですよ、 バルタン星人を倒しただけでスペシューム光線だというあのノリに近いかな?  まあでもそんな怪獣図鑑もブームに貢献した事は間違いないんですけどね。
> 純白のボディの所々に入ったクラックみたいな黒い模様 .... 高山さんの日記によると、エレキングって納入の日(1967年7月26日)に、 尻尾の黒い模様(くぼみ)を大急ぎで付けたらしいですね。オリジナルだってそういうドサクサの中で 作らざるを得なかったんですよ。それでもあの完成度なのですから....。
> タロウ」版・・・何より尻尾が短い .... エレキングのトレードマークが何なのかすら当時の円谷プロは分かっていなかったということですネ。 更には尻尾の先から火を吐くなんて滅茶苦茶にも程がありますし。
> 「ウルトラファイト」版にはさぞや…とお思いでしょうが .... ああ〜〜「ウルトラファイト」はサービスというか余興に過ぎませんから、私も別に....。 でも「タロウ」は正規作品なのですから。それにしてもエレキングが出た時の「ファイト」って 覚えがないなァ....LD(1986〜88年発売版)に入ってたかなァ???
> 個人的にはこの第3話を越えるエピソードには二度と巡り会えませんでした .... そう感じてらっしゃる方って沢山いると思いますよ、やっぱり。「セブン」の視聴率って第2話が最高でしたし、 私の小学生当時(1966〜1972年)学校でも、セブンと言えばエレキング以外はほとんど話しに出ませんでしたもの。
> ズバズバ切断されまくった揚げ句に首チョンパ .... マンの怪獣で八つ裂き光輪の犠牲となった2匹(バルタン、レッドキング)っていずれも着ぐるみ自体は 切られてませんもんね。セブンでアイスラッガーの犠牲になった怪獣・宇宙人は本当に着ぐるみの首や手や胴体が 切断されますもんね。修復がタイヘンだったろうなァ....特にワイアール星人なんて縦に真っ二つだもんな。
本日もご投稿まことにありがとうございました。

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 第 4 話  マ ッ ク ス 号 応 答 せ よ ! 
 ・放映日:'67年10月22日 、・登場怪獣:反重力宇宙人ゴドラ星人
 ・脚本:山田正弘、金城哲夫 、・監督:満田かずほ 、・特技監督:有川貞昌 、・制作No.:4 、・視聴率:32.5%
 ・ゲスト:水上竜子(謎の女=ゴドラ星人)、幸田宗丸(マックス号船長)+タケナカ参謀+マナベ参謀
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造形マニア118  2001.7.27(Vol.78) 初出___Cont.No.zo0401     マックス号応答せよ!のトップへトップへ

ゴドラ星人って....結局は何匹いたのかなぁ?
1.女に化けてウルトラアイを盗んだ奴

2.フルハシに化けて基地に潜入し、後ダンに化けて更には巨大化してセブンと戦った奴

3.最初にタケナカ参謀達の前に現れた奴
  (でも2と同一かも知れない)

4.「時限爆弾をセットしたところだ」と作戦をしゃべったマヌケな奴
  (でも3と同一カモカモ)

5.入るや否や撃たれた戸口の見張り
  (でも死んだとは限らない)

6.観測用ロケットに乗ったアマギを撃った奴
  (でも3〜5のどれかと同一かもしれない)

7〜9.マックス号に潜入したセブンがなぎ倒したのが3匹
  (でも3〜6と同一かも知れない)

10.ハンドナイフショットで倒された奴
  (でも3〜9の中の1匹カモカモ)

少なく見積もっても1,2,7〜9の5匹、多く見積もると最低10匹はいることになりますねぇ。

ああ〜〜〜、判らない判らない(悩)。皆同じ人が声をアテてるし...せめてユートムみたいにマークでも付けていれば....。

もし独自のご意見をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お聞かせいただきたく存じます。


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 第 5 話  消 さ れ た 時 間 
 ・放映日:'67年10月29日 、・登場怪獣:宇宙蝦人間ビラ星人
 ・脚本:菅野昭彦 、・監督:円谷一 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:6 、・視聴率:32.9%
 ・ゲスト:山本耕一(ユシマ博士)、緒方燐作(旅客機機長)+ヤマオカ長官
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 第 6 話  ダ ー ク ゾ ー ン 
 ・放映日:'67年11月5日 、・登場怪獣:放浪宇宙人ペガッサ星人
 ・脚本:若槻文三 、・監督:満田かずほ 、・特技監督:有川貞昌 、・制作No.:3 、・視聴率:32.4%
 ・ゲスト:マナベ参謀
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タムタム さん  2001.5.4(Vol.68) 初出___Cont.No.tm0601    次の投稿へ ダークゾーンのトップへトップへ
以前、ウルトラマンの怪獣ランキングに 投稿させていただいた者です。今回は ウルトラセブンの作品トークに 投稿させていただきます。

 最近、家の近くにレンタルビデオ店が できたので、ウルトラセブンの作品をあらためて 見ている最中なのですが、「ダークゾーン」を見て、 かつては特に印象に残らなかったこの作品が すっかり気に入ってしまい、さっそく投稿させて いただいた次第です。

 アンヌの部屋に突然現れた黒い陰(ダークゾーン)に 潜む謎の宇宙人とアンヌ&ダンの交流 (宇宙人は会話の中で、空気すらも作り出す 自らの星の進んだ科学力を説明するとともに、 科学が進歩することが幸せなことなのかどうかに ついて言及します。)と並行して、動力系統の故障で 制御機能を失った宇宙都市ペガッサとこのままでは 衝突してしまうという地球の危機が描かれています。
 地球防衛軍はペガッサを破壊することとし、 ウルトラ警備隊にペガッサの住民に地球への一時避難を 呼びかける任務を命じたのですが、ホーク1号からの ダンの懸命の呼びかけにペガッサからの応答は 無く、結局地球防衛軍は宇宙都市ペガッサを破壊してしまいます。

 さて、ダークゾーンに潜んでいたのは、最悪の場合は 地球を破壊せよという任務を命じられて地球にやってきた ペガッサ星人だったのですが、地球に潜入した際に(?) 通信装置を壊してしまった彼は、ペガッサの消滅を 知るよしもなく、アンヌに対してダンと一緒に地球から 脱出するように告げた後、地球破壊の任務を果たすべく 爆弾を地中に投下します。
 アンヌからの連絡を受けてペガッサ星人の後を追い、 彼による爆弾の投下を知ったダンは、やるせない気持ちを 抱えながらも、ペガッサの消滅を彼に告げるとともに、 爆弾を取り除くためセブンに変身します。そして、 攻撃してきたペガッサ星人をアイスラッガーで追い払った (したがって、とどめはさしていません)後、地中の爆弾を 宇宙に運び去る、というのが主なストーリーかと思います。



 さて、このような何ともやりきれないエピソードなのですが、 作品のラストは、ダンとアンヌがパトロール中にふと目にした 暗やみを見て、あのペガッサ星人を思い出し、「今ごろ、どうして いるだろうか。」、「また、会いたいなあ。」といったニュアンスの 明るい感じの会話となっているのです。私個人は、それまでの話の流れから すれば、少々意外な終わり方だなと感じました。
 このようなラストになったのは、管理人さんである 造形マニアさんが おっしゃられるように、初期のエピソード(作品)だったということも あったので、例えば「地球が生き抜くためには、他の星を犠牲に しても良いのか」という重いテーマにはあえて深く立ち入らなかった のかもしれないでしょう。また、ペガッサ星人とダン&アンヌの会話の 中で触れられていた内容を考え合わせれば、「優れた科学力によって 支えられた高度な文明は、科学をコントロールできなくなった場合、 悲劇的な結末を迎える。」、あるいは「科学の進歩は人類にとって 良い面ばかりではない。」といったニュアンスの文明への警鐘が この作品のテーマだったのかなあとも思っています。その意味では、 この作品は、「超兵器R1号」(脚本は同じ若槻文三さん)と 同系統だったのかもしれないと私は考えています。

 この「ダークゾーン」のファンの方は多いようですし、いろいろな 意見をお持ちの方がいらっしゃると思います。様々な解釈ができる 味わい深い作品をたくさん有しているところが、ウルトラセブンが 今もって人気がある理由の一つなのかもしれません。また、真相が 謎のままになっている作品も多いですね。いったい、なぜペガッサの 住民はダンの呼びかけに応答しなかったのでしょうか?それとも、 都市の機能が停止して応答しようにも、そして脱出しようにも できなかったのでしょうか・・・・・。 

<編集・発行者からの御礼>
タムタム さん、お久しぶりです、ご投稿まことにありがとうございました。
> かつては特に印象に残らなかったこの作品がすっかり気に入ってしまい .... ああーー、ありますねーー、私にもそういう作品が。私も「ダークゾーン」は本放送で見た時 (7歳時)はテーマがよく判らなかったので黒い影くらいしか印象に残らなかったのですが、 中学生頃に『ナルホド』と思った作品ですネ。
ちなみに私は他には「円盤が来た」とか「第四惑星」そして「帰りマン」の11月の傑作群なども 本放送よりも再放送時に見直した作品ですネ。
> 「優れた科学力によって支えられた高度な文明は、科学をコントロールできなくなった場合、 悲劇的な結末を迎える。」・・・・文明への警鐘がこの作品のテーマだったのかなあとも思っています。 .... 私もそれはあると思いますね。 ちょっと関係ないかもしれませんが今NHKの教育で火曜日に「きれい社会の落とし穴」という番組を放送して ますが、そこでは無菌状態の環境にしてしまったために抵抗力が弱くなった現代人の事をよく 取り上げてますね。
文明への警鐘の例としては、 このペガッサ星人は“科学によって無力化してしまった例”だと思いますし、 “科学が暴走してしまった例”が「第四惑星」かな?という気がしますね、私は。
> 「超兵器R1号」(脚本は同じ若槻文三さん)と同系統だったのかもしれない .... ああーー、そう言えば確かに同じく若槻さんですねーー。何でも「ダークゾーン」と「R1号」そして 「ノンマルト」を“セブンの3大悲劇”と言うそうですね。
それともしかしたら「零下140度の対決」も少し「ダークゾーン」に近いかもしれませんね。 まあこの話では基地が停止してしまった絶対絶命の危機(ペガッサシティと同じでしょうか?)を 、人間が努力と使命感によって克服したという1歩進んだ話のような気がしますね。
ところで若槻さんと言えば他には、「怪彗星ツイフォン」も書かれてますし、あと「ウルトラマンレオ」で ウルトラの星が軌道を離れて地球に衝突しそうな話も書かれてますね。「ダークゾーン」も言わば ペガッサシティが地球に衝突しそうな話ですし、この方こういう話がお好きなようですね。 (「レオ」のビデオの中でも「人を怖がらせるのが好きだ」とおっしゃってましたし)
> 少々意外な終わり方だなと感じました・・・・管理人さんである造形マニアさんが おっしゃられるように、初期のエピソード(作品)だったということもあったので、 例えば「地球が生き抜くためには、他の星を犠牲にしても良いのか」という重いテーマには あえて深く立ち入らなかったのかもしれないでしょう .... いやーー、ありがとうございます、私のあの考察をお目に留めてくださいまして....^_^ )
この「ダークゾーン」は製作Noで言えば3番目になるんですよね。しかも監督は1番若い満田さん でしたし、なかなか思い切った(それまでの「ウルトラ」には無かったような)悲劇的な演出が しにくかったのかも知れませんね。
> 様々な解釈ができる味わい深い作品をたくさん有しているところが、ウルトラセブンが 今もって人気がある理由の一つなのかもしれません。真相が謎のままになっている作品も多いですね .... 確かにそうですネ。「いかようにも解釈ください」シリーズとしては、他には 「地底GOGOGO」「ノンマルト」「第四惑星」などがあるでしょうか。 含みを持った作品の数ではやはり「セブン」「Q」「マン」の順になるでしょうか....。
> 都市の機能が停止して応答しようにも、そして脱出しようにもできなかったのでしょうか・・・・・ .... そうですねーー
雪丸さんもそれに近い(?)仮説を立てられてましたね。 この点については色々な方々の意見を聞きたいですね。 もし独自のご意見をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お聞かせいただきたく存じます。 →なぜペガッサの住民はダンの呼びかけに応答しなかったのか?
ご投稿、まことにありがとうございました。またよろしくお願いします。




りきぞー さん  2003.1.28(Vol.156) 初出___Cont.No.ri0601     ダークゾーンのトップへトップへ

さてこの作品ですが、今まで色々と考えてきました。紛れもなく名作だと思います。悲劇的な結末だったけれど、後味がそれほど悪くなかったのはお互いが最後まで衝突を避けようと努力したからではないでしょうか。マナベ参謀もペガッサシティーを破壊するように命じますが、苦渋の決断と見えます。このあたりは第2期と違うところなんですよね.MATの岸田参謀の「いざとなったらウルトラマンが助けてくれるさ」発言はあきれますが、防衛軍が一丸となって地球を守るという意識がある科特隊やウルトラ警備隊とは違うんですよね。
 ペガッサは良い人?に見えるし、地球人と他の星の住人との一瞬でも理解し合えた瞬間ではなかったでしょうか。しかし途中まで自分は「ペガッサの住人ではない」と言っているあたりは、最悪の場合は自分は地球を破壊しなければならない、という意識がありどこか後ろめたいのでしょう。
地球が自力で軌道を変えられないと知り驚く場面は、バルタン星人とのかみ合わない会話を連想して興味深いですね。
さてさて、何故ペガッサは呼びかけに応じなかったのか?2つの理由が考えられます。1つ目は、やはりペガッサは事故で全滅かそれに近い状態だった、という物。2つ目は、地球は軌道を変えられないみたいだし地球人にペガッサシティーを破壊できるはずがない、そうなるとペガッサが地球を破壊しなければいけない。そんなあわれな地球の人々とどう会話していいのかわからない、無視しておけ。という物です。まあどちらにしてもペガッサ星人には可哀想な結果でしたよね。あのペガッサは今でも地球上を逃げているのでしょうか?そういえば平成セブンにはペガッサも登場するということを聞いたので見る気がしないのです(キングジョーもノンマルトも見たくありませんが。)
 この作品は皆さんがそれぞれの解釈で余韻を楽しめる名作だと思います。DVDの解説書にありましたが、ダンは最初は少年という設定だったようで、そのためセリフに名残があるとのことです。

<編集・発行者からの御礼>
りきぞー さん、ご投稿まことにありがとうございました。
「ダークゾーン」へのご投稿はこれでお二方めですね。この話こそは究極の選択....悪者が1人も居ないのに 結果的には滅ぼし合ってしまうという究極の悲劇とも言えるかなぁ。
ファンタスティックコレクションの「SFヒーローのすばらしき世界・ウルトラセブン」の中に、 「セブンならばこの最悪の事態を何とか回避させえたのではないかという悔恨が残る。 (と同時に、それをわかった上で、あえてやったスタッフ達の考えは、何のためにこの作品を作ったのか 最早明瞭と言うべきだろう!)」と書かれてますね。その意味では板挟みになったセブン(=ダン)にとって (「超兵器R1号」「ノンマルトの使者」と並んで)とても残酷な話でもありますヨネ。
「タロウ」の最終回って、もしも光太郎が自分の正体を明かせれば白鳥船長の命を救えた 可能性がありましたけど(「タロウ」には珍しくシリアス ^_^ )、この「ダークゾーン」も ダンが自分の正体がばれる事を覚悟すれば、そうすれば何とかなったような気も少しするんですよね ....でもそれでも無理だったかも知れませんし.... まあとにかく一筋縄では行かない複雑でとても考えさせられる話ですネ、この「ダークゾーン」は。
> MATの岸田参謀の「いざとなったらウルトラマンが助けてくれるさ」発言はあきれますが .... この「ダークゾーン」の、他人事なのに我が事のようにジレンマに苦しむセブン(=ダン)とは大違いですよ。
> そんなあわれな地球の人々とどう会話していいのかわからない、無視しておけ .... ああ〜〜そう考えられましたか(^_^ )、ナルホド。私は昔から.... 「地球人如きに壊せる訳ないじゃん」と高をくくってたというか見下してたというか.... で、爆発した途端に「こんな筈じゃあなかったのに!」と 慌てたのもつかの間、一瞬の内にオダブツ....という風に想像してましたね。
まあでも仮に地球人を見下していたにせよ、ホーク1号を撃ち落そうとしなかったんですから、 好戦的な宇宙人ではないという事ですし、やっぱ可哀相ですよね。
> 平成セブンにはペガッサも登場するということを聞いたので見る気がしないのです .... そうですよ、ワルノリです、完全に。ペガッサとノンマルトだけは絶対に安易に続編を作ってはいけないですよ。
> ダンは最初は少年という設定だったようで .... ああ〜〜そうですね、企画書の段階では、ダンはホシノ君みたいなウルトラ警備隊のマスコット的少年 だったそうですってね。他にも企画書段階では セブンの事をウルトラマンジュニアとか地球人と宇宙人の混血とか、 まあ色んなアイディアが有ったみたいですが、とにかく(今のウルトラみたいに)主役のダンはかなり低年齢を 想定していたみたいですネ。
実際の作品ではハヤタとそれほど年齢差はないみたいですけど、でも当時見ていた私(7歳でした)は、 森次さん(というかダン)の事を「なんだか若くなったなぁ」とは感じましたヨ。

本日もご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     ダークゾーンのトップへトップへ






 第 7 話  宇 宙 囚 人 3 0 3 
 ・放映日:'67年11月12日 、・登場怪獣:火炎怪人キュラソ星人
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:鈴木俊継 、・特技監督:的場徹 、・制作No.:8 、・視聴率:29.1%
 ・ゲスト:西城康彦(犠牲者)、キャシー・ホーラン(ガソリン下さいの外人)、 山中紘(ミズノ隊員)+マナベ参謀
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長崎より愛をこめて さん  2002.12.16(Vol.147) 初出___Cont.No.na0701     宇宙囚人303のトップへトップへ

 さて今回は第7話です。   冒頭で登場するスペースポニーが小さ過ぎ!てのはツッコミ所ではなくって… (だって、プロテみたいに液状化すれば問題ないでしょ?)そんなことより、ハン ターとガソリンスタンドを襲うのに、白昼堂々って方がよっぽどマズイですよ。何 故か?キュラソの着ぐるみが(これが名優ケムールの成れの果てとは…)明る みに出るには間抜け過ぎる!特にアノ目玉!いくらセブンファンの私でも弁護 できない非道い造形。それが往来から丸見えの位置でガソリンをグビグビやっ てりゃあ目立ち過ぎるにも程があるってモンです。「セブン」お得意のナイトシー ンを使うのなら正にココだろうに。それも「マン」最終回の謎の宇宙人の時みたい にオマケで登場だったら、まだ良かったけど、出るのがキュラソだけなんだよな、 マジで。初期話数なら、予算の逼迫てことでもなかっただろうし、何で?

 でも或る意味、今回1番の見所と言えるのが、ガソリンスタンド襲撃シーンでしょう。 先ず新聞か何か読んでサボっていた店員Aが血祭りに上げられますが、そこじゃなく て、次の外人ネーチャンの客!クラクション鳴らしても誰も出てこないんで不審に思い 中を覗いて「コニチワ、がそりんクラサイ!」と一生耳にこびり付いて離れないよう な超音波ボイスを発します。オット忘れちゃいけない、我らが戸川一平が「セブン」に ゲスト出演!店員B…ってアッサリ殺されちゃったよ、オイ(TT)。因みにスタンドの名 は「ガソリンスタンド ルート36」で出光石油でした。ここ、テストに出るから(ウソ)。

 ガソリンスタンドからの通報に3人(ダン・フルハシ・アマギ)も派遣するのはどうかと 思うが、ともかく現場に急行した3人。現場検証もそこそこに銃声の響く方角へ駆けつ けます。見れば、冒頭に襲われてたハンターじゃないか。ン?この顔は…ダリーの時 の医者(伊藤 実)ではないか!ハッ、もしやこのヒト、勝部氏並みに出演しているん じゃ?危ない、危ない…即時撤退!

 V3から来た男クラタじゃなくてミズノ隊員によって一連の事件の犯人はキュラソ星の 脱走囚人303号と判明。マナベ参謀は「既に5人がやられている」と言っているが、外 人ネーチャンはキュラソを見て気絶しただけかと思ったのに…。いつの間にやら犠牲者 リストに入っとりますナ、合掌。キミの脳波破壊ボイスは決して忘れはすまい。

 市民への警戒を呼びかける臨時ニュースが流れる中、平和な水島一家に乱入する30 3号!今回の見所No.2がココ。長男・誠(真かも)を演じるは山村”イタチ”哲夫、その妹 ・弟役が「ブースカ」にも出演した中原純子と藤江直幸という特撮ファン涙モノのキャステ ィングだったのでした。駆けつけたウルトラ警備隊が踏み込んだのと入れ違いにアンヌに 催眠をかけ、ポインターで脱出する303号。ここまで容赦無しだった303号ですが、何故 か水島一家は一人も犠牲者を出さずに済みました。ヨカッタ〜。

 アンヌを操りβ号を使って逃亡する303号を追い、急発進するα号とγ号。今回の見 所・其の参です。ホーク1号が分離状態で発進するのが見られる貴重な回ですが、矢張 りα号って飛行するには無理があり過ぎて、見ててキビシイものを感じます。ダンの提案 により強制空中ドッキングを行なうホーク1号。どうせなら、β号にα号・γ号を攻撃させ る位のサスペンスが欲しい所なんだが…まぁ無理か。アンヌを奪回され怒る303号は、 よりによって狭いコクピット内でダンに火炎放射を緩行するという自殺行為に走ります。 ダンにかわされ、機内は炎上(当たり前だ)、キリヤマはβ号を切り離す。

 「墜落するβ号から脱出する」、今回のセブンの変身はただそれだけ!うーーむ、ここま で取って付けただけの淡泊なセブン変身シーンはかの実相寺作品でもなかったんじゃ? 燃え上がる炎の中で巨大化する303号。ピーターみたいに熱に反応して巨大化したのか どうかハッキリしないが、特に巨大化した意味も無く…爆発!その前後にかぶさるダンの 科白「宇宙でも、この地球でも正義は一つなんだ」が恐らく今回一番言いたかったハイラ イトだと思われるが、アノ金城氏でも凡打を放つこともあるんだなぁ〜、という感じ。

 余談ですが、ダンの科白とラストのマナベ参謀の科白の中での「キュラソ」の部分の発音 が「キューラソ」と聞こえます。何か間抜けな響きが今回にマッチしていてグー(^^)。

 この作品が低評価なので、どこか見所は無いのか?と見直してみました、が… うーん、確かにツライ!ヒーロー番組なんだから、もうちょっとこう何とかならなかっ たのかな〜。何ともフォローしようが無い…。

<編集・発行者からの御礼>
長崎より愛をこめて さん、ご投稿まことにありがとうございました。
「鳥を見た」以来の辛口評論ですね。 でも、登場人物(ゲスト)人気ランキングでは、この回から1番沢山(2名)選ばれてますね(^_^ )。
> この作品が低評価なので .... う〜〜〜んっそう言えば、これまで作品ランキングでは2か3点しか付けられてないですネ。 平均点は2.56点(ちなみに私は3点付けてます)。第1クールの中では「アンドロイド0指令」と並んで低い採点には なってますね、目下のところ。
私は個人的には....たしかに特に良くもないですけど、そう悪くもないかな....って印象ですね。 あの303号はキュラソ星からの使者でなくて、 キュラソ星でも持て余している極悪犯で(つまりあれはキュラソ星人の典型的な性格ではないという事)、 キュラソ星と地球が協力している所はなんとなく(例えば)静岡県警と山梨県警が協力して極悪班を追い詰めているかの ようなプロットで、そこがわりと新鮮には感じましたね....流石に宇宙人専門番組だけあって、 宇宙人のバラエティも「Q」「マン」より豊かだな〜〜〜って感じで。そして最後は星間で友好が芽生えたという点も ....あくまで私個人の感じ方ですけどネ。
でも今見直したんですけど、(まあ、この回に限った事ではありませんが)地球の大きさとステーションの大きさが やっぱりおかしいんですよね、再三(どうも気になるんだよなぁ)。

> キュラソの着ぐるみが(これが名優ケムールの成れの果てとは .... まあ頭部は新規造形で、体は「マン」33話に出たケムールの体の流用だそうですけど、私も確かにケムールとキュラソは 似てるなぁ〜〜と子供の頃から感じてました(勿論、ケムールの方がデザイン・造形ともずっと上ですけどね)。 ややオリジナリティに乏しいデザインという感じがしますね。それと....
> V3から来た男クラタじゃなくてミズノ隊員によって .... そうそう実は、この2人も顔がよく似てるな〜〜〜と思ったんですよ!、子供の頃は。まあこのミズノ隊員の山中紘さんは、 グリーンモンスに殺された新聞記者さんでしたが(「Q」にも何処かで出てなかったカナ?)。
> 平和な水島一家・・・長男・誠は山村”イタチ”哲夫、その妹・弟役が「ブースカ」にも出演した中原純子と藤江直幸 .... 典型的な第1期(黄金期の)円谷兄弟って感じでしょうか。でも、ここの一家は誰も殺されませんでしたし、 惨殺シーンは結局は大人の男だけなんですよね。 この点はやはり、日曜のお食事時なので極端に惨たらしいシーンにはしないようにとの配慮でしょうか...ネ??
> アンヌを操りβ号を使って逃亡する303号 .... ここまでは303号って(あの顔から)殆んど知能が無さそうに見えたんですけど、やっぱ それなりに知恵は有ったんですネ、宇宙人だけに....と思いきや....
> よりによって狭いコクピット内でダンに火炎放射を緩行するという自殺行為に走ります。
>ダンにかわされ、機内は炎上(当たり前だ)
.... やっぱり、303号はアホでした(笑)。

> ホーク1号が分離状態で発進するのが見られる貴重な回ですが、
>矢張りα号って飛行するには無理があり過ぎて、見ててキビシイものを感じます
.... このドッキング作戦がまあ、この回のハイライトでしょうね。特にセブンのNG主題歌のメロオケに乗ってのシーンだけに けっこうファン心をくすぐるものでしょうかネ。でも(第1話もそうですが)ホーク1号って分離すると、β,γ号は単体で飛んでいると 重さ・大きさはあまり感じないですね〜〜、私の場合は。まあ操演はいずれの回も実に見事なんですけどね。
> 特に巨大化した意味も無く…爆発 .... まあ、迫力という点では、巨大化して爆発した方が有る事は確かですけどね。その方が子供も喜ぶかな(^_^ )
> アノ金城氏でも凡打を放つこともあるんだなぁ .... 金城さん(の単独脚本)は「マン」の終盤ではわりと重苦しいの(メッセージ的なもの)が多かったですけど、 「セブン」の最初は一転して軽い感じのが多いですね。 この作品もその1本という感じですが....まあ沢山書いてますからね〜〜、それに「セブン」も50本近くありますから 全てが傑作って訳にも行かないですよね(^_^ )。
まあでも私は(先にも申しましたけど)けっこう単純に楽しめた作品ではありましたけどね〜〜、 もう少しキュラソ星人のデザインが魅力的ならばどうだったかなぁ???

本日もご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     宇宙囚人303のトップへトップへ






 第 8 話  狙 わ れ た 街 
 ・放映日:'67年11月19日 、・登場怪獣:幻覚宇宙人メトロン星人
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:実相寺昭雄 、・特技監督:大木淳 、・制作No.:10 、・視聴率:29.6%
 ・ゲスト:浅川みゆ希、富田正明、穂積隆信
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りきぞー さん  2003.1.30(Vol.157) 初出___Cont.No.ri0801    次の投稿へ 狙われた街のトップへトップへ

かなり有名なストーリーですが、一般的に1分程度のダンとメトロン星人との会見シーンばかりクローズアップされているように思えます。しかし、自分が思うにこの陰謀というか作戦というか、かなり怖いと思います。現実に真似をしようと思えばできるような、それでいて黒幕は手を汚さないで高見の見物とでもいうのでしょうか、そんな作戦ですよね。

 さて、ライフルを乱射している男に向けてソガ隊員が銃の名手ぶりを披露していますが、その前に正面から突っ込むフルハシはあまりにも無謀すぎる。足の怪我だけですんでよかったねぇ。その後にベッド上でフルハシが横になっていて、バックに他の隊員たちが後ろから照明を当てられてしゃべるシーンが印象的です。
その後にメトロン星人が声だけ登場しますが、その際に「同じ宇宙人同士で争うなんて・・・」というセリフはあのメフィラス星人を連想させると同時に、このシーンでさりげなく宇宙人の存在をにおわせておいて徐々に登場させる方法は、さすがと思わせられます。25分の番組の中で結構色々と見せてくれますが、古アパートでの有名な会見シーンだけでなく見所があるストーリーだと思います。最後のナレーションや「怖いのはウルトラセブン、君だけだ」のセリフとかアンヌがアパートの外で待つ時にラジオのナイターが聞こえたりとか・・・

 ただ、円盤の中にはダンがいるとわかっていたはずなのに、ウルトラホークは攻撃しませんでしたか?

<編集・発行者からの御礼>
りきぞー さん、ご投稿まことにありがとうございました。
この「狙われた街」は本放送で見た時の記憶も結構鮮明ですよ、私。 で、やっぱ、あのちゃぶ台を挟んだシーンが1番目に焼きつきましたですよ(^_^ )、 絵的にやっぱり面白いんですよね。

> 黒幕は手を汚さないで高見の見物とでもいうのでしょうか、そんな作戦ですよね .... よく考えてみると子供向け番組にしては相当陰険ですねぇ(^_^ )。同じ第8話でも「マン」は「怪獣無法地帯」で 「セブン」は「狙われた街」かぁ....それとこの前後の第6話〜第9話までの(初期の)4本を比較して見ても、 「マン」と「セブン」ってやっぱり作風・カラーがかなり違う感じがするんですよねぇ、私は(本放送時もそれは強く感じた) ....勿論どちらが良い悪いではなく。
それは兎も角として、メトロン星人って勿論良いデザインですが、別にあのデザインでなくてもどのデザインでもこの話には合うって感じですよね。 例えばチブル星人のデザインでもこの話は成立するでしょうしネ。
> ベッド上でフルハシが横になっていて、バックに他の隊員たちが後ろから照明を当てられてしゃべるシーン .... その他にも電話機をカメラの正面に置いたりとか、闇の中の顔のドアップの多用とか、実相寺美学が炸裂ですネ。 こういった実相寺美学は(個人的にはあまり好きではありませんが)やり過ぎなければまあまあ効果的とは思いますが、 でも「マン」よりも「セブン」の方が合うなぁと私は感じますね。
> メトロン星人が声だけ登場しますが、その際に「同じ宇宙人同士で争うなんて・・・」 .... あのトラックのシーンもリアルタイム時から印象的でしたね。クラシック風のBGM(M51)と共にちょっと人を食った感じがして。
> アンヌがアパートの外で待つ時にラジオのナイターが聞こえたりとか .... この回もそうでしたし、第24話の相撲中継とか最終回でも野球放送してましたし.... その意味では「マン」よりも一般人の生活に入り込んで描かれてるのかなぁ、「セブン」って。 で、それが更に発展して「帰りマン」に繋がった....ってのはちょっと独断が過ぎますかね(^_^ )。
> 円盤の中にはダンがいるとわかっていたはずなのに、ウルトラホークは攻撃しませんでしたか .... ムフフフ、たしかにそうですね。まあそう考えれば第13話でもアイロス星人の円盤内にまだフルハシとアマギが居るのに キリヤマとクラタは攻撃しちゃいましたし、それから「空間X」とか「散歩する惑星」でもダンを見捨てた事がありましたし ....もしかしたら、そういう暗黙のルールがウルトラ警備隊内には有るのかも知れませんね.... 「侵略者を倒す為の好機は絶対に逃してはいけない」 とか「(冷たいけれど)捕まるのが悪いんだ」とか。兎に角 “一般市民を守る” ことが何よりも大切ですからねぇ。

本日もご投稿まことにありがとうございました。




Lovelyアンヌ さん  2004.3.30(Vol.179) 初出___Cont.No.lov0801    次の投稿へ 狙われた街のトップへトップへ

この回ではダンとアンヌの私服姿を見ることができ、いつもの隊員服姿とはまた違った二人を見ることができていいですね。
また、アンヌがこの回からショートカットになって最初に見た時は全く別人のようでした。ひし美さんが昨年出版された写真集「オールオブアンヌ」でひし美さんご自身が「ボーイッシュなアンヌは好きではない」とおっしゃっていましたが、私はショートになってますます格好良くなってアクティブなヒロインになったと思います。

<編集・発行者からの御礼>
Lovelyアンヌ さん、ご投稿まことにありがとうございました。

> アンヌがこの回からショートカットになって .... そうですね、放送順で言えばこの回からですね。制作順で言えば「遊星より愛を込めて」が一応、先にはなってますね。
> ひし美さんご自身が「ボーイッシュなアンヌは好きではない」とおっしゃっていましたが .... ああ〜〜そうなんですか、私は実は『あのショートヘアーはひし美さんご本人の意思でやったのかな?』と 思っておりましたが(^_^ )。
私個人としては、ちょっとあのショートは短すぎて男性隊員との区別がつき難いなァと思っておりまして.... でもこの回と12話の私服姿はカワイイですよね。ショートだと隊員服姿よりも私服姿の方が良いかなと思っております。

ご投稿まことにありがとうございました。




パッション太郎 さん  2005.12.3(Vol.185) 初出___Cont.No.pas0801     狙われた街のトップへトップへ

はじめまして。こちらのページは、投稿不能の時に見つけて、ちょくちょく拝見さしてもらいましたが、はやく投稿したいな〜とおもっていました。そしてとうとう投稿します。実は自分は、15歳なんです。なので、全てリアルタイムではなく、LDで拝見しました。
 さて、この「狙われた街」は、ウルトラセブンの中で一番好きな話です。この作品で、実相寺監督の独特のシュール感や作品の完成度は、すばらしいとわかりました。まず、始まり方が子供番組とは思えない。タクシーから急に飛び出してくる女性。それを追う運転手。そして警察に捕らえられる。次は、アンヌ隊員のおじが飛行機事故だ。はたまたライフル魔だ。それらの事件には、北川町の住民が関係していた・・・。
 最初に関心したのは、メトロン星人の侵略作戦だ。人間の信頼関係に目をつけて、人間をかく乱させる赤い実を、タバコの中に入れる。これで自分は、何もせずに人間同士が争って、作戦成功だ。メトロン星人のいうとおり「怖いのはウルトラセブン、君だけだ。」 そのとおりだ。所々バックに音楽がかかっているというのも、実相寺ぽくって好きです。ベタですけども、夕焼けバックの戦闘シーンもかっこいい。しかし最後はあっさりやられすぎだろう、メトロン星人。最後のナレーション「このお話〜お互いを信頼していませんから。」(省略してしまいました)には、ドキッとしてしまった。まさにそのとおり、正解。
だから、この「狙われた街」は、すごくリアルで、現実に近い。やっぱ最高。

<編集・発行者からの御礼>
パッション太郎 さん、始めまして。ご投稿まことにありがとうございました。

> こちらのページは、投稿不能の時に見つけて .... そうでしたか〜〜。いやぁ、どうもすみませんでした、長い間投稿が出来ない状態が続きまして m(_ _)m  復帰する為には、Perlのプログラムなども勉強しないといけなかったものですから。
で、本サイトは大体は、夜の9時頃に更新されますので。

「狙われた街」と言えば、来週の「ウルトラマンマックス」は、メトロン星人登場で タイトルがなんとまあ「狙われない街」ですって!
> 始まり方が子供番組とは思えない .... 女性に暴行をふるったり、 お葬式シーンが出てくるというのも当時の子供番組としては凄い感じがしますよね。 特に前者のシーンって局に抗議来なかったのカナ?
> メトロン星人の侵略作戦だ。人間の信頼関係に目をつけて .... ザラブ星人を更に狡猾にしたと言う感じですね。で、この翌週は子供を洗脳して 兵隊にしようとする宇宙人が出たり....ホント「セブン」の宇宙人は考える事がコワイですね。
> しかし最後はあっさりやられすぎだろう、メトロン星人 .... まあ、実相寺作品に出る怪獣とか宇宙人とかって、総じてあまり強くないんですよね。 この監督さんにとっては戦闘シーンってオマケみたいなものなんでしょうネ(^_^ )。 でもメトロン星人の場合は、この弱さがかえって “狡猾者” のイメージを強めている感じがしますネ。
> この「狙われた街」は、すごくリアルで、現実に近い。やっぱ最高 .... 思えば、この本放送当時って近所付き合いも盛んでしたので、当時はそれほどリアリティを 感じなかったんですけど、でも今の時代は近所付き合いも疎遠ですので(隣は何をしている人かも知らないような)、 かえって今の時代の方がリアルな感じがしますね。

ご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     狙われた街のトップへトップへ






 第 9 話  ア ン ド ロ イ ド 0 指 令 
 ・放映日:'67年11月26日 、・登場怪獣:頭脳星人チブル星人
 ・脚本:上原正三 、・監督:満田かずほ 、・特技監督:的場徹 、・制作No.:11 、・視聴率:30.6%
 ・ゲスト:植村謙二郎(オモチャ爺さん=チブル星人)、小林夕岐子(アンドロイド01)
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◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     アンドロイド0指令のトップへトップへ




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 第10話  怪 し い 隣 人 
 ・放映日:'67年12月3日 、・登場怪獣:異次元宇宙人イカルス星人
 ・脚本:若槻文三 、・監督:鈴木俊継 、・特技監督:的場徹 、・制作No.:7 、・視聴率:31.7%
 ・ゲスト:山本廉(怪しい隣人=イカルス星人)、中島洋(アキラ)、百合かほる(りつ子)+マナベ参謀
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 第11話  魔 の 山 へ 飛 べ ! 
 ・放映日:'67年12月10日 、・登場怪獣:宇宙野人ワイルド星人、宇宙竜ナース
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:満田かずほ 、・特技監督:的場徹 、・制作No.:12 、・視聴率:31.6%
 ・ゲスト:上西弘次(幸村)、鈴木和夫(警官)
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◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     魔の山へ飛べ!のトップへトップへ




◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     魔の山へ飛べ!のトップへトップへ






 第12話  遊 星 よ り 愛 を こ め て 
 ・放映日:'67年12月17日 、・登場怪獣:スペル星人
 ・脚本:佐々木守 、・監督:実相寺昭雄 、・特技監督:大木淳 、・制作No.:9 、・視聴率:32.8%
 ・ゲスト:桜井浩子(早苗)、岩下浩(佐竹)、奥村公延
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りきぞー さん  2002.7.9(Vol.107) 初出___Cont.No.ri1201    次の投稿へ 遊星より愛をこめてのトップへトップへ
 この第12話ですが、最初のタイトル「遊星より愛をこめて」を見た時に、本当に第 12話が存在するんだ、と変な感動がありました。
 とりたてて素晴らしいというようなストーリーではないと思います。スベル星人がど んなにヤバイ状況にあるのか、というのがはっきりしないし、佐竹がもっと罪悪感を 感じながらそれでも仲間達のために必死に・・・という場面が描かれていたら良かっ たかな。それとスベル星人はあまり造形的にもパッとしないです。円盤は良いですね。
 最後のダンの「違う星人でも信じあえるさ」というセリフはいいですよね、ハヤ タと違ってダンはイコールセブンですから、このセリフは自分の中の理想のセブン像 をハッキリと形作れるセリフです。劇中には差別的な描写は無いと思うし、このまま 葬り去られるのは非常に残念です。

<編集・発行者からの御礼>
りきぞー さん、ご投稿まことにありがとうございました。
いわく付きの幻の第12話....それ故に神格化されたり過大評価される事も有り得る作品だと 思うのですが、とても冷静に的を得たご意見だなァと思いました。
> スベル星人がどんなにヤバイ状況にあるのか、というのがはっきりしない .... そうなんですよね〜〜。そもそもスペリューム爆弾(だったカナ??)の実験は、 スペル星の一部の狂った権力者又は科学者が勝手にした事なのか?、 それともスペル星人全員がそういう思想を持っているのか?.... このあたりは大切な事なのでハッキリしてほしかった点なんですよね、私としては。
> スベル星人はあまり造形的にもパッとしないです。円盤は良いですね .... 造形と言うかそもそもデザイン自体が....ネ。円盤はおっしゃるとおりですヨネ、 操演が素晴らしいしホークとの交戦が遊び心があって面白くて良いですよね。
> 「違う星人でも信じあえるさ」というセリフはいいですよね .... はい、この作品はラストのこのダンと早苗の希望に満ちたセリフのおかげで少しは救われたと私は思いますネ、 スペル星人があまりにも卑劣ですから(子供をだまして血を吸おうとまでした)。
最後、騙されて利用されていた早苗が憎しみを露にしたら本当に後味が悪くなったでしょうし、 ダンのセリフは異星間のみならず地球上の国家間の問題にも当てはまる事ですよね。
で、この「違う星人でも信じあえるさ」について、「セブン」の中でこの後(或いはこれ以前) どのように描かれたかについて考えてる所が有りますので、後日この「遊星より愛をこめて」に関しては 私も投稿させて頂こうと思っています。
本日はご投稿まことにありがとうございました。




造形マニア118  2002.7.17(Vol.109) 初出___Cont.No.zo1201    次の投稿へ 遊星より愛をこめてのトップへトップへ

りきぞーさんに続きまして私も今回、この第12話について投稿させて頂きました。
実は私、前後のイカルス、ナース、アイロス、キングジョーは全てリアルタイムあるいは 最初の再放送あたりで見た記憶は鮮明にあるんですけど、この第12話だけ何故か記憶が無いん ですよね。 多分見ているとは思うんですけど....やはり子供心にスペル星人のキャラクターが 地味すぎて見えたんでしょうかねーー?
それにしても、この次の回がエネルギッシュで男くさい「V3から来た男」 ですもんね。 なかなかメリハリがあるというかコントラストが付いていて良く考えられた 放送順だなと思いますね。やはり製作順と放送順は少しは違う方が良いと 思いますね(ウルトラQみたいなのが理想ですが)。

さて、この「遊星より愛をこめて」という作品そのものを採点するならば ....そうですねーー、私としましては3と4の中間でしょうか。 やや3寄りかな。5はちょっと点けられないですね。
なぜ3に近いかと申しますと.... 結局佐竹は早苗を愛していたわけでなく、だまして利用していただけだし、 また早苗は佐竹の正体を知らず佐竹を地球人と思って愛していたわけですよね。 もしも、佐竹が早苗を愛してしまって、そのために自分の行為に少しでも躊躇を見せた ならば、そして早苗は佐竹の正体を知りながら佐竹を愛してしまった (それを知っていて血を分けてやってたとか)ならばもう1回り評価が高くなった かもしれません。
スペル星人がどうしようもない(同情の余地も無い)宇宙人だから、やっぱり3か 良くて4しか点けられないですね。 もしもスペル星人が自分たちの核実験じゃなく、他所の星からの攻撃により 被爆したのであれば、そして早苗がそれに同情していたとかならば もう少しは....。

もしかしたら4を点けるかも知れないのは、映像美がちょっと判らなかったから。 例えば「円盤が来た」などは私は映像美で結構点数を高くしている所もあるの です。
佐竹と早苗が砧緑地を散策するシーンなどは、もしかしたらかなり美しいシーン なのかもしれませんね。音楽も良いですし。 このあたりもしも他の回並みの画質で見たならば、映像美的にどのくらい 加点されるかがちょっと見当つかないところがあります。
まあそう言う事で、ストーリー自体には少々不満がありましたが、 でも、『流石に「ウルトラセブン」だな(しかも初期作品だな)』と思わせる 貫禄とか風格のあるシーンやこの回独特のユニークな特撮シーンは 沢山見る事は出来ました。


さて、上のりきぞーさんのご投稿の御礼の所で、
  「違う星人でも信じあえるさ」について、「セブン」の中でこの後(或いはこれ以前)
      どのように描かれたかについて考えてる所が有りますので・・・・

と申しましたが、ここからはそれについて述べさせて頂きたいと思います。
先ずは−−−−少し乱暴かも知れませんが−−−−大きく(大雑把に)分けて、 次の5つのパターンに分けられると思います。 ここではダン(=ウルトラセブン)を地球人の1人と見なしている所があります。
  1. 信じあえた例
    • 第16話「闇に光る眼」のアンノン星人....この後描かれた−−信じあえた−−唯一の例
    • 第7話「宇宙囚人303」のキュラソ星人....これ以前に描かれた−−信じあえた−−唯一の例
        (ただし、303号という個人とではなく、キュラソ星という異星と)
    以上2件。

  2. 地球人を認めた例
    • 第25話「零下140度の対決」のポール星人

  3. 個人間では(ある程度は)信じあえた例
    • 第6話「ダークゾーン」のペガッサ星人
    • 第37話「盗まれたウルトラアイ」のマゼラン星人マヤ
    その星が遣わした使者とは個人間では、 ある程度は信じあえた(というか理解しあえた)。 だけど、その星との異星間では、信じあえる事が出来なかった。
    その為に、主にその使者を巻き込んで悲劇を招いてしまったのがこの2件の例。

  4. こちらは信じたが、裏切られた例
    • 第15話「U警備隊西へ 後編」のペダン星人
    • 第29話「ひとりぼっちの地球人」のプロテ星人
    • 本作「遊星より愛をこめて」のスペル星人もこのパターンに近い
    「ひとりぼっちの地球人」はある意味では、この「遊星より愛をこめて」の 姉妹作あるいはフォローアップと言えるかもしれない。
    つまり、「遊星・・・」の早苗と佐竹(スペル星人)の関係を、 「ひとりぼっち・・・」の一の宮と仁羽(プロテ星人)の関係に対比させれば。
    早苗は佐竹を宇宙人と知らず信じて(愛して)いたが、 一の宮は仁羽を宇宙人と知って信じていた。その点だけを取れば「遊星・・・」 よりも1歩前進した地球人と異星人の関係と言えるのだが、されどその結果は........ “一の宮の死” という(「遊星・・」よりも)更に大きな悲劇を招いてしまった。
    その意味では、この「遊星・・・」の「違う星人でも信じあえるさ」に対して ネガティブな答えを返してしまったと言えるかもしれない。

  5. 信じあえなかった例
    • 第11話「魔の山へ飛べ!」のワイルド星人
    • 第34話「蒸発都市」のダンカン
    • 第42話「ノンマルトの使者」のノンマルトというか真市少年
    話し合いをすれば、信じあえる可能性もあったのでは?....と 思えるのだが、 お互いの立場から或いは時間の無さから、互いに信じあえる事が出来なかった.... その例がこの3件だと思う。 特に「ノンマルトの使者」は、もしかしたら地球人側に非が有ったのかもしれないし、 その場合は大きな悲劇を招いてしまった事になる。
    いずれにせよ、ここの3件の例は全て金城氏の脚本。

この「遊星より愛をこめて」のラストシーンで提議された、 「違う星人でも信じあえるさ」という異星間のみならず地球上の国家間 にも当てはまる問題に対して「セブン」の中で何らかの答えが描かれたのが、 上の10例(「遊星・・・」も含めると11例)−−5パターン−−だったと思います。
これ以外の「セブン」に登場する異星人は、ただ侵略しか頭に無い者か或いは まったく無思考な者で、延いてはそれらの異星人(宇宙人)が 登場する話は勧善懲悪の宇宙人エンターティンメント作品となっている。

さてこうして見ると、(ほぼ)完全に信じあえた・判りあえた例は、 パターン1の僅か2件という事になりますね。 しかもそれはいずれも初期の話であり、後期・終盤の話の中に無かったというのは 少し残念な気もします。
まあ、ある意味では最終回「史上最大の侵略」が...というか 「ウルトラセブン」という作品全体が、 “地球人とM78星雲人ウルトラセブンの、違う星人同志の信頼” を描いていたと言えるんですけどね。 もっともそれは前作「ウルトラマン」もでしたけど。

実は、この次作「帰ってきたウルトラマン」の第33話「怪獣使いと少年」が、 その次に「違う星人でも信じあえるさ」を描いた作品と言えるんですよね。 つまり、良少年と金山(メイツ星人)の関係が。
良少年は金山が異星人と知りながら信頼を寄せていたし、 金山も良少年に信頼を寄せていた。 その意味では、「怪獣使いと少年」は この「遊星より愛をこめて」及び「ひとりぼっちの地球人」の 更なるフォローアップ・姉妹作と言えるかもしれないし、 (「セブン」では完璧な形としては描かれる事が無かった) 上のパターン3の “個人間では信じあえた例” にまさしく合致する例なのです。
残念な事に、良少年以外の地球人が異星人(金山)を信じてあげなかった為、 ここでも悲劇が起こってしまいましたが。

それから、「帰りマン」第44話「星空に愛をこめて」もそう.... つまり、岸田と茜(ケンタウルス星人)の関係が。ここでは茜の星が卑劣だった為に またしても悲劇に終わりましたが。そうそう、この回のラストシーンで、この「遊星・・・」と 同じ様なセリフが語られましたよね。
「帰りマン」ではその後も45、49話が地球人と異星人の信頼を描いたものでしたし、 その意味では「帰ってきたウルトラマン」という作品は、 かなり「セブン」をフォローアップした作品とも言えるんですよね。

ただ実は「セブン」以前にも、地球人と異性人の信頼 −−−まあ友好的異星人というべきでしょうか−−− が描かれた例は幾つか有るんです。 日本で始めての例は多分1956年の大映作品「宇宙人東京に現る」じゃあないかな? ....ただ実はこの作品、最後まで見ていないのでオチは知らないんですけど。 もしかしたらパイラ人はくわせものだったりして????
それから、「ウルトラQ」の第21話「宇宙指令M774」ですね。 その他にも「マグマ大使」とか「キャプテンウルトラ」でも有ったような気がします。
これらの例を全部、“地球人と異星人の友好史” として 分析・分類しても面白いかもしれませんね....私はする気無いけど(^_^ )。



長崎より愛をこめて さん  2002.11.14(Vol.130) 初出___Cont.No.na1201    次の投稿へ 遊星より愛をこめてのトップへトップへ

 私のベタベタなHNの由来となっているセブン幻の第12話。お察しのこと と思いますが私、被爆地の出身です。このエピソードには既に他の方が素晴 らしいコメントをなさっているので、私如きの駄文など蛇足もいいところで誠に お恥ずかしい限りなんですが、この曰く付きの問題作の欠番の発端が「ひばく 星人」という、雑誌の付録カードの記載にあったというのであれば、被爆地で のリアルタイムの反応は如何なるものだったのかを述べるのも強ち無意味で はなかろうと思い直し、投稿する次第です。
 本放送時、私はまだ幼稚園児でしたが、両親(共に被爆者)から被爆体験を 聞かされていましたので、その悲惨さは子供なりに理解していたと思います。 そんな被爆二世ビジョンで見た本作は…まあ、ぶっちゃけた話「ノープロブレ ム」です。父母の話からヒシヒシと伝わる原爆の脅威みたいなモノは全く感じ ませんでしたね。被爆者差別みたいなシーンも特になく、セブンの作品として のレベルから言っても「可もなく不可もなし」です。問題のスペル星人なんです が、確かに白いボディの数カ所にケロイド風の傷がありましたが、劇中でハッ キリ「ケロイド」云々という表現は無かった(と思う)ので全然気にしてませんでし た。現に父母もこの回を一緒に視聴していましたが、別に不快感を匂わせるよ うなことも怒りを露わにするようなことも一切ありませんでしたし。あんなのに 比べれば、スペシウムを顔面に食らったダダの方がよっぽど残酷ですよ。ただ 、もし初代マンみたいに「被爆星人スペル星人登場」とかクレジットされたならば ドエライことだったんでしょうが…。
 ドラマ部分の記憶はあまり鮮明ではありませんが、フジアキコのゲスト出演は 印象的でした。アンヌとの共演は今思えば感慨無量です。あと、チビラくんの家 みたいなビルも何故か記憶に残っています。…セットなのかな?
 実相寺監督作品だったことは後年特撮関係書籍で知りました。言われてみ れば「狙われた街」みたいなシーン(夕陽やストップモーション)もあったような気 がします。兎に角あんまり面白くなかった、というのが正直な所で、一応セブ ンと星人の戦いが描写されていたので、子供ビジョンでは辛うじて及第点カナと いった感じです。尤も、実相寺作品は後年再見すると又違った味わいがあった ので、仮に今見直したとしたら、意外と評価は変わるかもしれませんね。
 抗議の急先鋒に立ったのは東京の被爆者団体関係者で、しかも被爆者でも 何でもなかったそうです。その上この団体、現在は消滅していると聞きました。 広島・長崎の被爆者団体もつられるように抗議活動を行なったようです。被爆 地の人間から言わせて貰えば、この「右へ倣え」的反応には「軽率」としか言 い様がありません。目くじら立てる程のことじゃないのに大人げない…。
 安直なネーミングの責任を追及されてしかるべき雑誌や怪獣図鑑の出版社 のツケを円谷英二氏が甘んじて引き受けたのでは、とも考えられます。大伴昌 司氏を例に出すまでもなく、ウルトラの世界を補完した功績は確かにあったとも 思いますし…。ただ無神経なネーミングや解説のいい加減さには矢張り不快の 念は感じずにはいられません。ついでに言わせて貰えば、アニメ等で爆発シー ンにキノコ雲をやたらと多用しているのも、被爆地の者から見ると不愉快極ま りないの一語です。でも、こちらは何のお咎めもナシ。何だかナア…(T_T)。
 長文・拙文併せて御容赦下さいm( _ _ )m。ではでは…。

<編集・発行者からの御礼>
長崎より愛をこめて さん、ご投稿まことにありがとうございました。

> 私如きの駄文など蛇足もいいところで誠にお恥ずかしい限りなんですが ....とご謙遜なさってますが....
> 被爆地でのリアルタイムの反応は如何なるものだったのかを述べるのも強ち無意味ではなかろうと思い直し .... はい、もうこれに勝る貴重なお話は他に無いと思います。特に本放送をご覧になられた時のご両親のリアクション などは。
ま、この件(原水爆)に関しましては、私などが軽はずみな事は言えませんし(私も投稿分ではふれない様にしておりましたので)、 長崎より愛をこめてさんのご投稿文が大切な事は殆んど語っておられますので、私はレスは控えさせて頂きたいと存じます。 ただ......
> アニメ等で爆発シーンにキノコ雲をやたらと多用しているのも、被爆地の者から見ると不愉快極まりないの一語です .... おっしゃるとおりですよね、本当に。いったいどの範囲なら許されて、どの範囲なら許されないのか、 その境界線がちっとも明確じゃあないです。まあ別の見方をすれば、それだけ「ウルトラセブン」は 社会的にも影響力の強い重要な作品と思えば良いのでしょうかね。
> 「狙われた街」みたいなシーン(夕陽やストップモーション)もあったような気がします .... はい、有りましたね。 制作順で言えばこの「遊星より・・・」が第9話・「狙われた街」が第10話ですが、 放送を前者が第12話・後者を第8話と少し離したのはそういう似通ったシーンが有ったからでしょうか....ネ?
それから“ウルトラマン対シーボーズ”のカシャカシャもありましたが....ただし特撮は、マンが高野さん、セブンが大木さんですので、 これは実相寺氏の趣味なんでしょうかネ?
個人的な感想では、円盤、ホーク1号、スペル星人、セブンの四つ巴の戦いがなかなか味がありまし たね、操演もがんばってましたし。スペル円盤のバリヤーをセブンが破壊して ホーク1号が止めを指すというコンビネーションプレーはこの回くらいのもん でしょうかねーーー??  他にも円盤とホーク1号の光線が残像(?)で残ったりの遊び心もありましたし、 アイスラッガーが湖面を跳ねて飛んでいくところとか、特撮的にはこの回特有のアイデアがいっぱいだと 思いますし、その意味でも欠番になっているのはやはり惜しいですね。
> 兎に角あんまり面白くなかった、というのが正直な所で・・・子供ビジョンでは辛うじて及第点カナといった感じです .... 当時円谷英二御大も試写で見て「思ったほど面白くなかった」と言ったそうですってネ。 まあ、円谷英二氏は「セブン」という番組自体を「見所が弱い」と言ってたらしいですけどね。 あの方はそういう子供ビジョンを持ったおじいさんだったのでしょうかね〜〜?

本日もご投稿まことにありがとうございました。 本当にとても重要なご投稿だったと思います。




??? さん  2007.1.17(Vol.241) 初出___Cont.No.qu1201     遊星より愛をこめてのトップへトップへ

 この「遊星より愛をこめて」ですが、YOUTUBEやらファイル交換などで今や誰もが簡単に見られる社会となってしまい、まあその分「幻」と呼べるほどではなくなった感じがいたします。そのうち解禁されるかもしれません。
 作品の内容は平凡作といえばそうですが、スペル星人とスペル円盤との共闘シーンなど、結構見所があり、今は亡き実相寺監督も、結構お気に入りの作品だったようです。スペル星人は、被曝した状態なのに、結構戦闘能力が高く、たとえ封印されずとも、私は好きになっていたかもしれません。
 スペル星人の唸り声がガマクジラのそれから流用されているのはおそらく疑いようもないと思いますが、それが被爆者の物悲しさみたいなものを醸し出しているような気がして、なかなか味のあるキャラクターに仕上がっていると思います。ただ、この12話を見たときは、本当にこれが第12話として放映されたのか?と、少なからず疑問に思ったことがありますが。

<編集・発行者からの御礼>
??? さん、ご投稿まことにありがとうございました。
さすがに問題の第12話だけあってか、(私の投稿も含めてですが)最多の4件目ですね。 とは言え、前回から4年2ヶ月ぶりでもあるんですヨネ(^_^ )。 それは即ち “このサイトもけっこう長く続いている” ということなんですナ(笑)

> 平凡作といえばそうですが .... まあ、そう感じるのは2通りの理由からでしょうかねぇ??  1つめの理由は、長年封印されている故に当然、過剰に期待が高まってしまった。 もう1つの理由は、「セブン」に於ける他の実相寺作品と同等のレベルを期待したゆえ。
> スペル星人とスペル円盤との共闘シーン .... たしかにそうですね。ビラ星人、メトロン星人、アイロス星人、テペト星人などは “星人VSセブン” と “円盤VSウルトラ警備隊” が同時進行してましたけど、 その2つのバトルが絡み合ったのはこのスペル星人のケースだけでしたでしょうかねぇ??
> 本当にこれが第12話として放映されたのか? .... たしかに、まだ第1次怪獣ブームの最中だった1967年の感覚とは違う感じがしますね、 当時を知る者としても。まあとにかく怪獣ブームに於いてウルトラシリーズはあらゆる意味で 進んでいたということは言えるでしょうね。 火付け役でありまた幕引き役でもあったという感じ。

本日もご投稿まことにありがとうございました。

◎◎◎ さん  '99.(Vol.) 初出___Cont.No.     遊星より愛をこめてのトップへトップへ






 第13話  V 3 か ら 来 た 男 
 ・放映日:'67年12月24日 、・登場怪獣:宇宙鳥人アイロス星人
 ・脚本:市川森一 、・監督:鈴木俊継 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:13 、・視聴率:31.6%
 ・ゲスト:クラタ隊長+マナベ参謀
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りきぞー さん  2002.8.13(Vol.115) 初出___Cont.No.ri1301     V3から来た男のトップへトップへ
 ウルトラQのソフトを買いに行ってセブンのソフトを買ってしまったのですが、やは りセブンはいいですね。この話も昔、小学生の頃に見た印象とはかなり違って、男の 友情が熱く良い話でしたね。
 最初の宇宙ステーションでの戦闘の場面からそれまでの セブンの始まり方とは異なり、緊張感が伝わってきます。ステーションホークが弱く てビックリ、これで地球を守れるのかと少し不安になりますが、さすがにクラタ隊長 は簡単にはやられませんでしたね。「悪党」「もぐら」と言い合いながらも嬉しそう な顔が印象的で大人の友情を感じさせます。ただ、ダンがフルハシとアマギの偽物? をみやぶりウルトラガンで打つシーンを隠れて見ているのはチョット・・・手伝えば いいのに。ダンがやられたらどうするの。

 さて、人質をとられて固形燃料を要求さ れ、キリヤマが要求に応じると決定した場面ですが、個人的にとても気に入っていま す。キリヤマとクラタの指揮官としての価値観の違いがわかるセリフがありました。 ああいったセリフを言い合えるのも信頼しているからなんだろうな、と思いました ね。その後のクラタの行動とソガ、ダンのセリフ、行動もよかったですね。ウルトラ 警備隊というのはいい意味での大人の集団だと思えます。
 アイロス星人ですが、登場 の仕方が気になりました。カプセルのような物を破壊して登場しますが、あれはアイ ロス星人に操られた怪獣なのでは?外見がモロ怪獣ですよね。肉弾戦では無く、飛び 道具の応酬でしたが、記念すべきワイドショットで初めて退治された星人?怪獣?で すね。
 最後にクラタが「もう会えなくなるな」と言うセリフにグッときました。 でもまた登場するんですけど。

<編集・発行者からの御礼>
りきぞー さん、ご投稿まことにありがとうございました。
この「V3から来た男」はなんと言っても初登場のクラタ隊長が1番印象的な エピソードで、キリヤマとクラタの男の友情は、子供の頃に見るよりも いくらか歳を重ねてから見る方がグっと来ますよね。
> ステーションホークが弱くて .... この13話に登場したのは、ステーションホークの1号だけでしたっけ??  私の持っている資料では、2号の方が性能はかなり高いそうですね。
> キリヤマとクラタの指揮官としての価値観の違いがわかるセリフがありました .... ふふふ...まあでもクラタの方は、部下に何人も殉職(死)者を出してますよね。 このあたりはどうなんでしょうネ?....単純に2人の指揮官としての 資質の差と言うべきなのか?....最前線と最終防衛線との立場の違いなのか?
> あれはアイロス星人に操られた怪獣なのでは? .... そうかも....ネ。「セブン」って、アヤフヤな事が多い気がしますネ、 勿論いい意味で。
> ワイドショットで初めて退治された星人?怪獣?ですね .... そうです。セブンの光線技の中では1番強力だそうですが。でも面白いのは この2話後の「U警備隊西へ・後編」ではペダン星人の円盤などに向かって ワイドショットを放ってるんですよね、円盤ごときに。 私は何となく、この時のセブンは自分を騙したペダン星人へ怒りを込めて ワイドショットを放ったように思えるんですよ(笑)。
> クラタが・・・でもまた登場するんですけど .... アハハ...次に登場するのが第35話「月世界の戦慄」で、22週後ですから、 まあそれ程安易に再登場させたわけではないですよね(^_^ )。 で、この「V3から来た男」も「月世界の戦慄」も共に市川森一さん脚本ですね。 市川さんって「セブン」では共作を含めて7本書いてるんですけど、 内5本は(25話以降の)後半なんですよね。もしかしたらネタに困っての クラタ隊長の再登場???(笑)
ま、それはともかく、市川さんはある文献で「地球防衛軍に憧れてました。だから防衛軍のことばかり 書いて(笑)。怪獣は二の次で、カッコいいメカをどう駆使したらよいか考えてました」 と言ってましたし、確かDVDのアペンデクスでも「宇宙ステーションが描きたかった」とか言ってませんでしたっけ???  なにかその発言がうなずける作品ですよね、この「V3から来た男」って。
本日はご投稿まことにありがとうございました。

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 第14話  U 警 備 隊 西 へ !(前篇) 
 ・放映日:'68年1月7日 、・登場怪獣:宇宙ロボットキングジョー、侵略宇宙人ぺダン星人
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:満田かずほ 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:17 、・視聴率:28.5%
 ・ゲスト:土屋嘉男(土田博士)、リンダ・ハーティスティ(ドロシー・アンダーソン)、 テリー・ファンソワーズ、エンベル・アルテンバイ
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 第15話  U 警 備 隊 西 へ !(後篇) 
 ・放映日:'68年1月14日 、・登場怪獣:宇宙ロボットキングジョー、侵略宇宙人ぺダン星人
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:満田かずほ 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:18 、・視聴率:31.1%
 ・ゲスト:土屋嘉男(土田博士)、リンダ・ハーティスティ(ドロシー・アンダーソン)、 テリー・ファンソワーズ、エンベル・アルテンバイ
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 第16話  闇 に 光 る 目 
 ・放映日:'68年1月21日 、・登場怪獣:岩石宇宙人アンノン
 ・脚本:藤川桂介 、・監督:鈴木俊継 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:14 、・視聴率:30.8%
 ・ゲスト:稲吉千春(ヒロシ少年)、北川恭子+マナベ参謀
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 第17話  地 底 G O ! G O ! G O ! 
 ・放映日:'68年1月28日 、・登場怪獣:地底ロボットユートム
 ・脚本:上原正三 、・監督:円谷一 、・特技監督:大木淳 、・制作No.:16 、・視聴率:31.6%
 ・ゲスト:森次浩司(薩摩次郎)
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 第18話  空 間 X 脱 出 
 ・放映日:'68年2月4日 、・登場怪獣:音波怪人ベル星人、宇宙蜘蛛グモンガ
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:円谷一 、・特技監督:大木淳 、・制作No.:15 、・視聴率:28.8%
 ・ゲスト:マナベ参謀
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 第19話  プ ロ ジ ェ ク ト ブ ル ー 
 ・放映日:'68年2月11日 、・登場怪獣:宇宙帝王バド星人
 ・脚本:南川竜 、・監督:野長瀬三摩地 、・特技監督:的場徹 、・制作No.:19 、・視聴率:30.8%
 ・ゲスト:野村明司(宮部博士)、リンダ・マルソン(宮部の妻)
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 第20話  地 震 源 X を 倒 せ ! 
 ・放映日:'68年2月18日 、・登場怪獣:暗黒星人シャプレー星人、核怪獣ギラドラス
 ・脚本:若槻文三 、・監督:野長瀬三摩地 、・特技監督:的場徹 、・制作No.:20 、・視聴率:28.7%
 ・ゲスト:吉田義夫(岩村博士)、北原隆(榊=シャプレー星人)+タケナカ参謀
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 第21話  海 底 基 地 を 追 え ! 
 ・放映日:'68年2月25日 、・登場怪獣:軍艦ロボットアイアンロックス、(ミミー星人)
 ・脚本:赤井鬼介 、・監督:鈴木俊継 、・特技監督:大木淳 、・制作No.:21 、・視聴率:28.6%
 ・ゲスト:柳谷寛(船長)+タケナカ参謀
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 第22話  人 間 牧 場 
 ・放映日:'68年3月3日 、・登場怪獣:胞子怪人ブラコ星人
 ・脚本:山浦弘靖 、・監督:鈴木俊継 、・特技監督:大木淳 、・制作No.:22 、・視聴率:27.5%
 ・ゲスト:岡部正(北村博士)、島つかさ(石山ルリ子)+タケナカ参謀
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??? さん  2007.1.25(Vol.242) 初出___Cont.No.qu2201     人間牧場のトップへトップへ
 どちらかというと、マイナー作品という評価の「人間牧場」ですが(確かに面白いエピソードではないんだけど)、実は後にチュパカブラなど、真偽のほどで議論になっているキャトルミューティレーションを先取りしたようなストーリーなんですね、このエピソード。世界中のあらゆる動物を誘拐し(気が遠くなるような話だ…)、自分達の胞子が育つコロニーを見つけるのが目的という変わった宇宙人ですが、いかんせん造形に問題があり、あまりにも人気がなさすぎる…。
 ブラコ星人達は、大宇宙船団でウルトラ警備隊と対決しますが、あれだけの数をもってしてもウルトラホークに全滅させられたわけで、彼らの宇宙船団が弱すぎるのか、我らがウルトラ警備隊が強すぎるのか、よくわからない戦いでした。あ、そう言えば、フック星人も大宇宙船団できたんだっけ?ペロリンガ星人も…?
 ちなみに古い書籍では、ブラコ星人は海生宇宙人とされておりますが、何故かシンプルな宇宙怪人へと変更されます。別に言葉狩りに引っかかる部分はないと思うのだが…?海生がいけないのか?

<編集・発行者からの御礼>
??? さん、ご投稿ありがとうございました。
でもいくつか新たな発見もあった回じゃあないですかねぇ....先ずは、 『セブンって、ホーク2号の3倍以上の速さで土星まで飛んでいけるんだァ(でもホーク2号も相当速い!)』と思いましたねぇ。 あとまぁ、『セブンってダンの姿をしていると、同じ大きさのブラコ星人にパワーで圧倒されるくらい弱くなるんだァ』とか。
あとそれから、ダン(=セブン)が直接アンヌの命を救ったケースって、これくらいじゃあなかったかしら??
> いかんせん造形に問題があり .... まずデザインが問題なんじゃあないですか? 成田亨さんも円谷プロを離れたがっていた頃のデザインではありましたよね。 でもこういう顔が下に着いた怪獣・宇宙人って平成シリーズに多く登場しましたよね。その最初の例なのかな?
> 自分達の胞子が育つコロニーを見つけるのが目的という .... まあSF的な発想とは思いますが、ちょっと理屈っぽいというかビジュアルよりも説明先行型というか、星人のデザインと同様、 子供にはちと親しみ難いところですかね。まあこういう回があったことが「セブン」が本放送当時子供ウケが良くなかった 所以かも知れません。

本日もご投稿まことにありがとうございました。

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 第23話  明 日 を 捜 せ ! 
 ・放映日:'68年3月10日 、・登場怪獣:宇宙ゲリラシャドー星人、猛毒怪獣ガブラ
 ・脚本:南川竜、上原正三 、・監督:野長瀬三摩地 、・特技監督:的場徹 、・制作No.:23 、・視聴率:30.6%
 ・ゲスト:木田三千雄(占い師安井)+マナベ参謀
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 第24話  北 へ 還 れ ! 
 ・放映日:'68年3月17日 、・登場怪獣:オーロラ怪人カナン星人、カプセル怪獣ウインダム
 ・脚本:市川森一 、・監督:満田かずほ 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:24 、・視聴率:30.1%
 ・ゲスト:市川春代(フルハシの母)
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 第25話  零 下 140 度 の 対 決 
 ・放映日:'68年3月24日 、・登場怪獣:ミニ宇宙人ポール星人、凍結怪獣ガンダー、カプセル怪獣ミクラス
 ・脚本:金城哲夫 、・監督:満田かずほ 、・特技監督:高野宏一 、・制作No.:25 、・視聴率:28.6%
 ・ゲスト:幸田宗之(荒木隊員?)、山本廉(向井班長)+ヤマオカ長官
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りきぞー さん  2003.8.25(Vol.168) 初出___Cont.No.ri2501     零下140度の対決のトップへトップへ

 いきなりポインターが雪の中で止まってしまうシーンから始まりますが、吹雪のイメージが良くでています。外は零下112度でも基地の中は原子炉のおかげで大丈夫のようです。セブンでは他にも科学や文明の有り難さというものを強調する場面がありますが、この話ではその文明の力を失った人間の無力さを上手く表現していています。ウルトラホークもマグマライザーも出撃不可能でレーダーも使用不能。さぁどうするウルトラ警備隊。

 さてウルトラ警備隊と地球防衛軍は全員が協力して基地の復旧に全力をあげている最中に外ではダンが苦しんでいます。温かいコーヒーが飲みたくて頑張っていますがウルトラ・アイをなくしてしまっているではありませんか。ポール星人には「光の国が恋しいだろう、だがそれは自業自得というものだ」等と言われてしまいますし、まさに泣きっ面に蜂。ところで何が自業自得なのでしょう。宇宙人なのに地球人の味方をしているからでしょうか?それとも個人的にポール星人がセブンに恨みでもあるのでしょうか?

 場面は変わって基地の中。地球防衛軍は必死に基地の復旧に努めていますが、この場面がとても好きです。本当に基地の中では多くの防衛軍隊員が勤務しているように思えますし、また誰一人として「もうだめだ」というようなセリフを言いません。長官の撤退命令と同時に倒れる班長の姿が、またいい。体力はとっくに限界にきているが、責任感と気力で頑張っていたという姿が浮かんできます。さすがにエリート部隊であるウルトラ警備隊は倒れる者はいません。撤退する寸前に復旧するのはいささか唐突すぎるような気がしないでもないですが、まあ時間がないですからねえ。外ではミクラスが戦っていますが、勝てそうな気配がありません。ウルトラ警備隊はすかさずホーク1号と3号で出撃して、ガンダーを攻撃します。この戦闘シーンがまたいいですねえ。ホーク1号の分離シーンは、この吹雪の中でよくできるものだと感心してしまいます。セブンはエネルギー充填して帰ってきていきなりガンダーを倒しますが、最後のポール星人のセリフはどうでしょうか。負け惜しみなのか本心なのかわかりませんが「地球人の忍耐に負けた」というのはメフィラス星人に通じるところがありますねえ。しかしマリオネットのようなポール星人が本当に存在しているかのような演出は素晴らしい。それと同時に雪の中に立つセブンは美しい、と思ってしまうりきぞーでした。

<編集・発行者からの御礼>
りきぞー さん、ご投稿まことにありがとうございました。
この「零下140度の対決」は “ウルトラ戦士は低温に弱い” という弱点が始めて設けられたエピソードですよね。 前作「ウルトラマン」では雪中で戦った回が2回(第25,30話)有りましたけど、別にウルトラマンは弱っていた様子は 見えませんでしたもんね。
でも逆に考えれば、マンは3分しか活動できないという絶対的な弱点が最初から明確化されてましたが、 セブンはこの第25話以前は弱点がありませんでしたもんね。で、この回を機に第35話でも低温に弱い事を露呈しましたし、 第39話ではエネルギーのリミットも定められましたし、徐々にセブンも弱点が作られていきましたね(^_^ )。
ちなみに「タロウ」の第40話ではセブンだけが雪と氷(?)の土星上でタイラントと戦わされて、やはり実力が発揮されてませんでしたが ....って、おっとあれはセブンじゃあないよな(似て非なる別人 ^_^ )

> 吹雪のイメージが良くでています .... ねえ、どこにも雪が降っていなくてセット撮影に踏み切り、塩とシッカロールの雪を敷き詰めて大型扇風機で吹雪を起こしたとの事ですが、 ホント、よくあれだけのセットを作ったもんですよね。流石は当時の円谷プロですよね。
> 文明の力を失った人間の無力さを上手く表現していています .... かつてのペガッサの悲劇を今度は地球人が味わう番になった....って事でしょうかね。
> ところで何が自業自得なのでしょう。宇宙人なのに地球人の味方をしているからでしょうか?
>それとも個人的にポール星人がセブンに恨みでもあるのでしょうか?
.... ポール星人が出てきたとき確かダンは「誰だ!?」と言ってましたよね? その事を考えても私は前者の可能性が大のような気がしますネ。 もしかしたら宇宙には、“他の星の見方をしてはいけない” みたいな暗黙のルールが有ったのかも知れませんしネ。
> また誰一人として「もうだめだ」というようなセリフを言いません。長官の撤退命令と同時に .... MATの長官と同じ人(藤田進氏)が演じてるんですよね(^_^ )
> ウルトラ警備隊はすかさずホーク1号と3号で出撃して、ガンダーを攻撃します。この戦闘シーンがまたいいですねえ .... 吹雪の中のカルテット作戦ってのが絵的にも良いですし、この回の見所ですよね。普段ホークを操縦する事の少ないであろう アンヌが少しもたついて、キリヤマが「アンヌ、遅れるな!」とゲキを飛ばすシーンもよく出来てますよね。 やっぱ金城さんはそれだけ「セブン」全体をよく把握していたと言う事でしょうかね。
> 雪の中に立つセブンは美しい、と思ってしまう .... セブンの色彩が雪によく合うのかもしれませんね。でも古くは「ゴジラの逆襲」からでしょうか「ぺギラ2部作」や「まぼろしの雪山」、 「ガメラ対バルゴン」など、雪のシーンってのにはなにか幻想的な美しさが有りますよね。

本日もご投稿まことにありがとうございました。

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 第26話  超 兵 器 R 1 号 
 ・放映日:'68年3月31日 、・登場怪獣:再生怪獣ギエロン星獣
 ・脚本:若槻文三 、・監督:鈴木俊継 、・特技監督:的場徹 、・制作No.:26 、・視聴率:27.3%
 ・ゲスト:向井淳一郎(瀬川博士)、田村奈巳(前野博士)+タケナカ参謀
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雪丸 さん  2001.11.10(Vol.90) 初出___Cont.No.yuk2601    次の投稿へ 超兵器R1号のトップへトップへ
 ギエロン星獣:もとはギエロン星に住む小鳥のような生き物。人類が実験の ために打ち込んだミサイルの放射能で巨大化した。ふるさとの星を失ったギエ ロン星獣が復讐のために地球にやってきた! 負けるなウルトラセブン!!

 ウルトラセブン第26話「超兵器R1号」、この作品の3つの疑問について 考えてみたいと思います。まず、ギエロン星獣って何者なのでしょう? 科学 的にというより作品的にみてやはり生物ではないでしょう。だって、R1号の 実験はギエロン星に本当に生物がいなかったからといって決して許されることで はないですからね。あれはそう、星そのものの生命が形になったもの、そんな 気がします。SFの世界では、強すぎる思念が実体化するという設定が見られ ますが、そういったものだと思います。そういえば昔から、肉体をはなれた魂 が鳥の姿となって飛び去るイメージってありますものね。

 次に、ギエロン星獣は何しに地球へ来たのでしょう? どうやら単純に「復 讐」しに来たとは思えないのです。だって地球に飛来したギエロン星獣、別に 防衛軍を襲うわけでも、都市を破壊するわけでもありません。ちょうど小鳥が 戯れるといった様子で楽しそうに跳ねていましたものね。問題はあの場所、あ れは明らかにヒロシマの「原爆ドーム」(もちろんこの場合実物を描くことは タブー)ですね。しかも教会の廃墟に見えるということはナガサキの天主堂で もあるわけです。いずれにしてもそれは、かつて人類の犯した消し去りがたい 過ちのモニュメント。ギエロン星獣とはその存在そのものが人類の罪業の象徴 であるわけです。だからこそ罪を認めその十字架を負うならば、ギエロン星獣 は「あっけない」ほど簡単に消し飛んでしまってもかまわないのです。ところ がそうではなかった。


     「こうなれば1日も早くR2号を完成させなければ。」


 瀬川博士のこの台詞を待っていたかのように画面が切り替わり、ギエロン星 獣の再生が始まります.そして今度はR1号の放射能を吐き散らしながら東京 へと向かうギエロン星獣。もちろんそれは人類に最後の決断を迫るため、自ら の「死」と引き換えに我々の過ちに気付かせるために。何より罪深いことは自 らの罪に気付かないことなのですから。しかし手を下したのは他ならぬモロボ シ・ダン=ウルトラセブンでした。ただ一人R1号の罪深さを知り、それを止 め得なかった自分を責めていたダン、その彼だったのです。人間たちはこの期 に及んでなおR2号に頼ろうとしていました。地球を2、3個吹き飛ばすR2 号、それをギエロン星獣の頭上にという脚本を非科学的だと笑うのは間違いで す。空想科学作品における科学的根拠などというものは文学的表現であり、も ちろんこれも人類の愚かさを示すレトリックなのですから。

 それにしてもこのシーンの演出はどうでしょう。他に類を見ない断末魔の苦 しみの描写、苦悩するセブンの「表情」、そして斬首による象徴的な「死」。 通常、派手な光線技で怪獣が爆発するのは、もちろん「死」のイメージを和ら げるための演出です。今回はよくこれが映像になったものだと思います。それ からあのBGM、このあたりも本当にうまい! 一見不釣合いとも思える明る い主題歌のマーチ、もちろんカモフラージュの意味もあると思います。ピンチ に陥ったヒーローが間一髪の大逆転、なにしろこれは子ども達の夢「ウルトラ セブン」なのですから。でも軽快なテーマと残酷なシーンの滑稽なほどアンバ ランスなコントラストは、強烈な印象を残してくれます.

 そうそう、それでは最後の疑問、結局彼らは過ちに気付いたのでしょうか? さあこれはどうでしょう・・・。タケナカ参謀の言葉にも説得力はありません ね。確かに気持ちぐらいは変わっかもしれませんが。それを知ってか知らずか ラストシーンのダンの複雑な表情、そして回転車のなかをなおも走りつづける リス。作品のなかで安易に結論を出さない演出は正解です.それでこそテーマ は生きるというものです.だって本当に答えを出さなければならないのは彼ら ではなく、我々なのですから.

<編集・発行者からの御礼>
雪丸 さん、ご投稿まことにありがとうございました。
どの作品にご投稿いただけるかなと楽しみにしておりましたが、この「超兵器R1号」 だったんですね。私、個人的にはこの「超兵器R1号」は「セブン」の中で 最も重要視している作品です。本放送で見た記憶は無いんですけど、3年後の小6の時に見た 再放送でガーン!と頭を打たれたようなショックを受けた作品でした。 小6といえばもう核兵器の恐ろしさ・愚かさとか日本が世界唯一の被爆国である事とかが 十分理解できる頃ですしね。
ですが、今回の雪丸さんのご投稿(ご考察)は、私がこれまで感じておりましたよりもはるかに深く この作品に対して更に色々と考えさせられる本当に意義深いものです。
それと今、世界が不穏な空気に包まれていますから、尚更この作品を今見直す事に 深い意義があるように思えます。
本当にご投稿ありがとうございました。
> 星そのものの生命が形になったもの .... そう言えば以前
怪獣ランキングにご投稿下さった時にも 「ギエロン星の残留思念が実体化したものでしょう」とおっしゃってましたね。
> 小鳥が戯れるといった様子で楽しそうに跳ねていましたものね .... なるほど、私はこれまでギエロン星獣はあくまで地球に復讐にきたものだとばかり思ってきましたが、 雪丸さんがおっしゃる通り、あの(前半の)行動をみる限りでは復讐の意思と言うのはあまり感じられないですよね。
確かに「先ずは人類に反省を促しに来た」と見る事も可能ですネ。 そして、人類に反省が見られないと知るや一転して後半部では放射能を吐き散らせて 復讐行動に出た....う〜〜〜んっ、そう考えると確かに凄く深く練られた演出ですよね。 物語り全体が(ギエロン星獣を用いて)メッセージになっているという感じで。 いや〜〜、なんだか雪丸さんのご考察を読ませて頂いて、目からウロコが落ちたような気がします。
> 断末魔の苦しみの描写・・・・斬首による象徴的な「死」 .... そうなんですねーー、私最初にこの対決シーンを見た時は「なにもここまでしなくても.... 元々悪いのは人間でギエロン星獣は被害者なのに....」と思ったんですが、ですが、 あえてこういう “痛みが伝わる” 演出をしたことは正解だったと今思います。
この凄まじい対決シーンを見て、その中から(ギエロン星獣とセブンの)痛みを感じ取って、 そしてその中から、こういう悲劇を招いてしまった核兵器の恐ろしさを感じ取ってほしいと....
実は私が個人的にこの作品の対決シーンと同じ様な悲惨さ・痛みを感じるのは 初代ゴジラが白骨化していくシーンです。これもまたこの悲惨な映像から 痛みを感じ取って、延いては核兵器の恐ろしさを感じ取ってほしいなと思うのです。
> 結局彼らは過ちに気付いたのでしょうか・・・・作品のなかで安易に結論を出さない演出は正解です .... そうですよね。現実に原爆にしても、その恐ろしさ・痛みが判っているのは被爆国である日本だけ と言う感じが私はしますし、加害者・傍観者というのは(現実には)本当の痛みが判らないものじゃないかな と私は感じますね。
あえて、(人類側の反省に関しては)あいまいな感じの演出で物語を締めくくったのは、 まさに現実世界を反映しているかのようで、子供向け番組とは思えないような深さを感じさせますね。
そして、1番大切なことは、“自分の頭で考える事” だと思います。

今回の雪丸さんのご考察(ご投稿)には本当に、この作品に対してまた新たに考えさせられる事がいっぱいでした。 本当にありがとうございました。
「セブン」にはこのように深いテーマが内含された作品がまだまだ有りますよね。 よろしかったら、またお願いします....(^_^ )


りきぞー さん  2002.6.20(Vol.103) 初出___Cont.No.ri2601     超兵器R1号のトップへトップへ

この話は雪丸さんの感想が素晴らしく、また造形マニア118さんも最も重要視され ていると書かれてあったので自分の下手な文章はどうか、と迷っていたのですが思い 切って投稿させていただくことにしました。何度か触れていますが、今現在は沖縄に 住んでいますが、出身は愛媛県なのです。直接は関係ないのですが、広島に近いこと もあり、被爆者の知り合いがいました。そういうこともあり、核の恐怖というのは早 くから心にありました。

 このストーリーは最初からもうギエロン星が破壊され、ダンは複雑な顔をしていま す。ギエロン星獣はバラバラになって再生した後、放射能をまきちらしながら進みま す。この話の中で印象的なシーンが幾つかあります。「R2号を開発しなければ」と 参謀が言う場面。これは軍拡競争時代への警告では、と受け取りました。この話の中 では、そういうより強力な兵器を開発することがおろかなことだと思わずにはいられ ません。

 次にセブンが腕で星獣の放射能を受ける場面です。勝手な解釈ですが、これはセブ ンがせめて、星獣の怒りを自信で受けようと思ったからだと受け取りました。地球人 の過ちをセブンが「かぶる」覚悟があったのだと。最後はセブンがアイスラッガーで 喉を切り裂くシーンです。ためらいながらも倒さなければならないと、一瞬ですが間 があったように思えました。介錯をする侍のように。ダンがリスを見ながら「血を吐 きながら走り続ける悲しいマラソン」というセリフが耳に残ります。こういうストー リーが子供番組で放送されるのは素晴らしいと思いますね、こういう風にウルトラマ ンについて考えている時間は何か幸福感を感じます。いやーウルトラマンはいいです ねぇ。

<編集・発行者からの御礼>
りきぞー さん、ご投稿まことにありがとうございました。
ご謙遜なさってますけど、いえいえ、そんな事はないですよ。とても素晴らしいご投稿文だと思います。 1つの話について複数の方々がご意見を述べて下るのはこれが初めてですし、 (基本的には同じとは思いますが)少し異なったご意見が聞けるのはたいへん貴重な事です。
> 出身は愛媛県なのです。広島に近いこともあり、被爆者の知り合いがいました .... そうなんですか。私は高校時代のクラスメートにご両親が広島で被爆にあって その影響を受けているという方が1人居ました。具体的な影響はここでは触れませんが。
> 「R2号を開発しなければ」と 参謀が言う場面。これは軍拡競争時代への警告では、と受け取りました。 .... もうホント泥沼....まさしく血を吐きながら続けるマラソンですよね。 脚本を書かれた若槻文三さんは1987年にこうおっしゃってましたね「R1号は、当時結構話題になりましたが、 それほど真正面から核廃絶を訴えたつもりはないです。 ただ子供の心に帰ってみた場合のことを考えて、超兵器に対して超兵器を作るみたいな、 はかないことは止めよというのがテーマですね」
コンセプトは本当に子供が考えるようなシンプルな(されど的を得ている)ものなんですよね。 でも現実世界でも国家間でこんなはかない競争が行われているわけですから、 いかに(権力を持った)大人たちは子供でも判るようなシンプルな真理が判っていないかという事ですね。
> セブンが腕で星獣の放射能を受ける場面です・・・セブンがせめて、星獣の怒りを自信で受けようと思った .... そうですね、放射能にリング光線に....確かにこの回のセブンは 相当にギエロン星獣の攻撃をまともに体で受けてますよね。
> 介錯をする侍のように .... ああ〜〜〜なるほど「介錯」ですか。確かにそんな感じですよね『せめて楽にさせてあげよう』と。 それがセブンに出来る精一杯の事だったのかもしれませんね。勿論、R1号の実験を最初から 止めさせればBESTだった訳でそれをしなかった自分に介錯をする資格が有るのかと自問していたかもしれませんし。
> こういうストーリーが子供番組で放送されるのは素晴らしいと思いますね .... そうですよね。実はこういうメッセージ性の強いハードな話って本数自体はそれほど多くないんですよね、 49本中10本有るかどうか?....基本的には子供番組ですから半分以上の話は宇宙人エンターティンメント 作品で(その証拠にこの翌週が「サイボーグ作戦」)、 そして時折こうして考えさせられる話を入れて....それで良いと思うんですよ。
でも、この話は上で若槻さんの言葉を引用したように決して子供にとっても難解な話ではなく、 しかもギエロン星獣のデザイン・造形・キャラクターも優れているし、その意味でも理想的な作品の1つだと思いますネ ....まあ厳密には矛盾したセリフも有るでしょうし、『残酷すぎる!』という人も当然居るでしょうけど、 それを超えたものが有ると思います。
でもこういう作品が作れていた当時の円谷プロや当時の日本のTVドラマって本当に優れていたんだな と思いますネ。
ご投稿ありがとうございました。また他の作品に付いてもお話をお聞かせ頂ければ幸いです。

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 ご 投 稿 要 領−作品トーク(ウルトラセブン篇) 


  1. 下の投稿用入力フォームを使って、ご投稿くださいませ。

  2. ウルトラマン、ウルトラQ、ウルトラセブンと無関係な内容、もしくは、
    これら 3作品を含むウルトラシリ−ズを否定なさる内容のご投稿は、 掲載いたしかねますので、どうかご了承くださいませ。

  3. 他の方のご投稿内容に関しまして、事実関係の間違いをご指摘して頂く 事は結構 ですが、
    趣味(作品の評加点等) や性格、文章力、表現力等を非難な さる様な内 容の物は、原則的には掲載いたしかねます。
    好意的な内容の物は、大歓迎させて頂 きます。

  4. 本HPは、幸か不幸か、白日の下にさらされる物ですので、 ある程度は表現に 注意しなければなりません。
    表現上不適切と思われる箇所 につきましては、私の 判断により、私の方で不適切箇所を修正もしくは削除
    させて頂きました上で、 掲載させていただきますので、
    どうかご了承下さいませ。

  5. 1度ご投稿なさった後、気が変わられて文章を変更をして下さっても
    結構ですので、思いつかれた時にお気楽にご投稿下さい。
    (ただし、あまり頻繁に変更はなさらないで下さいね)

  6. 何らかの不都合が発生しました場合には、順次、上の「ご投稿要領」に
    項目を追加もしくは修正させていただく場合がありえますので、
    申しわけございませんが、ご投稿の都度、投稿要領に、
    お目を通されることをお願い申し上げます。



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