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午前10時45分頃、△△ビーチではちょっとした異変が起こ りました。それまで海岸でビーチバレーや潮干狩りや サーフィンなどをしていた人々の多くが遊びを止め、ある 一方向に向かってアリの行列の様に移動を始めました。 そして最寄の△△駅に電車が到着するや、これまた電車を 降りた人たちが行列を作って、先程のビーチ客達と同方向 に向かって大移動しています。 果たして彼らの向かう方向には何が有るというのでしょう? A 彼らの目指す方向は△△ビーチの砂浜の上ですが、そこ には70cm位の高さの、縦5mX横10m位の広さの特設 ステージの様な物が見えました。どうやらこれから、この ステージ上で何かのイベントが行われるようで、ビーチで 遊んでいた人々や今電車を降りた人々はこのイベントを 見に行くようです。 その時です、△△ビーチの砂浜の数か所に設置された スピーカから女性の声でそのイベントを伝えるアナウンスが 流れました。 「本日午前11時より中央ステージにて、20XX年度 △△ビーチ・ミスマーメイドコンテスト が行われます。どうぞお時間の有るかたは見にいらして 下さい。入場は無料です」 そうだったのです、本日はこの△△ビーチのクイーンとも 呼ぶべき “ミスマーメイド” を選出するコンテストが開かれる 日だったのです。 案の定、ビーチ客や電車を降りた人たちは、そのステージ 前にやって来て、その観客席(と言っても、砂浜の上に座って いるだけですが)には1000人近くが集りました。 B そして午前11時JUST、何やらアンニュイな音楽がステージ 上に流れ、1人の中年男性と1人の若い女性がステージの 向かって右側から現れ、ステージ中央に並びました。 どうやらこれからいよいよコンテストが開始される様で、この 2人がコンテストの司会進行役のようです(上の左端の絵)。 男「見て聞いて参加する、日曜1時15分は....じゃなかった ついいつものクセで....」 男がベタな大ボケかますや、観客達はドッと沸きました。 男「今年で15回を数えます△△ビーチ・ミスマーメイド コンテスト。私は司会の土井根正和です。 で、お隣は....」 女「はい、アシスタントの相木本邦子です」 男と女が自己紹介すると、観客席からは大きな拍手が起こり ました。この2人は(関西ローカルですが)TVのバラエティで お馴染みのフリーアナウンサーとアイドルタレントだったの です。ってことは(15回を数えるだけあって)このコンテストも なかなか由緒あるもののようですね。 |
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土井根(客席に向かって)「いや、ありがとうありがとう。いや〜〜 しかし、今年はもういっぱいのお客さんで、大変な 盛り上がりですねぇ....」 相木本「そうですねぇ....」 土井根「このコンテストは今年の△△ビーチクイーンのミス マーメイドを選ぶコンテストですが....邦子、 審査の方法は?」 相木本「はい、第1次審査は水着審査、第2次審査は○○競争 第3次審査は□□コンテストの3つの審査を経て ミスマーメイドと準ミスマーメイドの2人が選ばれ ます」 土井根「賞金も出るんですよね....?」 相木本「はい、ミスマーメイドは賞金○○万円と□□一周旅行 準ミスマーメイドには、賞金●●万円と◆◆旅行が 贈られます」 土井根「いや〜〜太っ腹ですね〜〜〜○○万円ですか!」 相木本「しかも□□一周旅行ですよーー!」 土井根「そのミスマーメイドを審査してくださる審査員の方々 ですが....」 土井根と相木本は、客席最前列に座っている男性5人女性2人 の審査員を1人1人紹介していきました。その中には最近結構 名を売っている新鋭実業家や有名な文化人も含まれています。 D 土井根(客席を見渡して)「ではそろそろお客さんも 『早く始めろーー!』と言ってるようですから(笑)」 相木本「はい、それでは第1次審査・水着審査です」 土井根と相木本はステージの向かって右端に移動しそして対極 の左端の方を見やりました。そこにはおそらくベニヤ製であろう 縦2m30cmX横2m30cmの板が立てられていて、その中央には 実に悪趣味な字で(^_^ )「ミスマーメイドコンテスト」と書かれた 扉らしき物が見えます(上の中央の絵)。 どうやらこの扉が開いて、コンテストの出場者が紹介されるよう です。 土井根「それではお待たせしました、20XX年度△△ビーチ・ ミスマーメイドコンテスト、第1次審査水着審査です。 では1番の出場者....」 土井根がそう言うと、♪ポロロ〜〜〜ン♪というハープの音色と 共に、ステージ左端の板の中央の「ミスマーメイドコンテスト」と 書かれた扉が上にスライドしました。 その真ん中がポッカリ空いたゲートの中には、まっすぐな、 しっとり系でつややかな長〜〜い黒髪をお尻を超えるあたりまで 伸ばした、8〜9歳位と思われる小さい女の子がその髪を披露 するかのように後ろ向き立っていました。 (上の右から2番目の絵) そしてステージ上のスピーカーからは、ルパン三世に似た声で その女の子を紹介するナレーションが流れました。 |
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ナレーション「見て見てこの髪、長いでしょお。坂田利夫 師匠を始め全国の薄毛男性達からも熱い 視線を浴びているとか。でも既に予約済み。 『お父さんの髪が薄くなったら、この髪で カツラ作ってあげるんだから』って言って るのは、兵庫県から来てくれた 川西あゆみちゃん、10歳」 そのナレーションが流れる間に1番の出場者の川西あゆみ ちゃんはその場でクルッと時計方向に半周して、その あどけない顔を客席に向けました(上の右端の絵)。「水着 審査」だけあって実に子供らしい可愛いビキニを着ています。 そしてこのゲートから出て、ステージ上を一周してその 汚れを知らない長い髪の少女の可憐な姿の全貌を客席に 披露したのでした。 土井根「いや〜〜〜可愛いですねぇ〜〜、ホント可憐! なんだかもう心が洗われるようですねぇ。 ....じゃあそこの位置に立っててネ」 あゆみ(子供らしく大きな声で)「はい」 土井根は川西あゆみちゃんをステージのやや奥寄りで 中央よりも2m程右寄りに立って待つように指示しました。 土井根「では2番目の出場者....」 川西あゆみちゃんがステージ上に出ると同時に一旦下りて いた「ミスマーメイドコンテスト」と書かれていた扉でしたが 土井根がそう言うと再びハープの音色と共に上にスライド してゲートとなりました。 |
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そのゲートの中に立っていたのは、先の川西あゆみちゃんを はるかに上回る長〜〜〜い髪−−−お尻も太股も膝も越えて 足首あたりまで到達し、地面まであと10cm位まで長〜〜〜く 伸びた黒髪の少女だったのです(下の左端の絵)。 ナレーション「ドバーッ!と生い茂った黒髪こそこの少女の歴史。 何しろ生まれてこの方1度も切った事が無いくらい。 これだけ長いと重さも相当なもの。この歳で早くも 肩こりに悩まされ、『お母さんに毎日マッサージして もらってる』って言ってるのは、大阪府から来て くれた野々村里枝子ちゃん、10歳」 なるほど10年間1度も切った事が無かった訳ですね。確かに しっとり系で所々に編み癖と思われる軽いウエーブがかかっていて 先がやや不揃いになっているその髪からはそれが窺えます。 川西あゆみちゃんと同様、ゲートから出てステージ上を一周する 野々村里枝子ちゃんはその水着姿とお顔から、ふっくらした少女 で、その歩みに連れて揺れ動く超長〜〜〜い髪は観客の度肝を 抜いているかのようです(下の左から2番目の絵)。 土井根「うわぁーー長いですねぇ....ホント長い! 最初の2人がこれじゃあ、この先このコンテストは どうなるのでしょう!?」 相木本「ねぇ、ホント」 野々村里枝子ちゃんはステージ上でその長〜〜〜い髪をたっぷり 披露した後、川西あゆみちゃんの右横(客席から向かって左横)に 並びました。 土井根「それでは3番の出場者....」 |
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土井根がそう言うと、3たびステージ左端の「ミスマーメイド」 の扉が上にスライドしました(下の中央の絵)。そしてそこに 立っていたのは....なんと今さっきの野々村里枝子ちゃん を更に上回る、髪先が(かなり疎らにはなっているものの)足首 をも越えてかかとまで到達しそうな、超超超ロングヘアーの 女性だったのです。身長も野々村里枝子ちゃんより10cm以上 高そうですから、髪も当然その分長いでしょう。 (下の右から2番目の絵) ナレーション「感激ーーー!生まれてこの方1度もハサミを 入れた事が無いっつうんだからまさに絶品。 さぞモテモテと思いきや、男の子は気味悪 がって寄って来ない。それもその筈『逆らうと この髪でビッシビシ引っ叩いちゃうんだ』って 言ってるのは、大阪府から来てくれた 野々村和歌子さん、15歳」 先の理枝子ちゃんと同様、この野々村和歌子さんも生まれて 1度も髪を切った事が無い少女だったんですね。確かに しなやかでボリュームたっぷりの美髪ではありますが、 三つ編みの編み癖とも思えるウエーブが所々掛かっており、 髪先はややパサついて疎らになっている様子を見ると、 「1度も切っていない」というのも頷ける所です。 もっともそういうちょっとした髪先の欠点(?)も有るにせよ、 この長さはもう圧巻と言うほかありません。 |
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この野々村和歌子さんもまたゲートから出てステージ上を一周しましたが その水着はなんとまあ15歳の少女とは思えない大胆なヒョウ柄でした! (下の右端の絵 よくもまあこんな水着着せるもんやな、この恥知らずスネークが!)。 そのよく動くくりっとした目が可愛くまだ15歳の少女の幼さも感じさせる 顔と好対照なGOODプロポーションと大胆な水着というアンバランスさも また、少女特有の危なっかしさを感じさせる魅力でもありますよね。 土井根「いやーーー凄いですねぇ、ホント長い!って感じ。しかも 凄い水着。でもなんだか今年のコンテストは例年にも増して ハイレベルの闘いって感じですねぇ....」 I それにしても何故か先程からやたらと、超長〜〜〜い髪の女性ばっかり 出て来ますけど....このコンテストってもしかして “髪の長さを競う コンテスト” なのでしょうか??? まあねえ「ミスマーメイド」つまり人魚を髣髴させる様なビーチクイーンを 選ぶコンテストですから必然的に長い髪の女性が集るのかも知れま せんねぇ(って、白々しいんじゃ、このスネークが!)。 ステージを一周し、その超長〜〜〜い髪と大胆なヒョウ柄水着をたっぷり 客席と審査員たちに印象付けた野々村和歌子さんは、2番の野々村里枝子 ちゃんの横に並びました。この第1次水着審査は、ステージ上を一周した後は、 前の出場者の右横(客席から向かって左横)に並ぶようです(この説明は以降は省略)。 土井根「それでは次、4番の出場者....」 それにしてもこのコンテスト、何となく大昔の「髪長美女大会」に似ている よーーな気がするんですがぁ....(っちゅうか、そのまんまやないけ!)。 でもあのコンテストは出場者が4人だったから....じゃあ次が最後??? |
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なんだか突然ヘンな展開になってきましたね(笑)。
まあ何をしたいのかもう読者の皆さんはお分かり頂けたかと思いますが....
ここでは一応制作上の苦労話をちょっとさせて頂きますと、土井根の顔は
わりと楽に描けたんですが、相木本の顔は苦労しました。 この漫画はすべて1/10スケールで描いているんですが(ですので、女性の顔は原画では2cm弱の大きさ)、 そのスケールではこの相木本の顔がどうしても上手く描けなかったもんですから、 これだけは別に大きめに描いて画像処理ソフトで(縮小して)合成しました。 でも、それでもどうしても上手く描けませんでした(涙)。 私の腕だと、厳密に写実しようとするとどうしても、若い女性の顔の可愛らしさが 失われてしまいますので、少し漫画的に可愛らしくアレンジを施すのが 難しかったですね。 |