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第一  〜  八話は、 “PART1”
第九  〜  十二話は、 “PART2”
第十三 〜  十八話は、 “PART3”
第十九 〜 二十四話は、 “PART4”
第二十五 〜 三十話は、 “PART5”
第三十一 〜 三十六話は、 “PART6” をご参照のこと。



< 目   次 >
第 三十七 話 「恐怖はまたも髪フェチの男の子に」   .......2007.8.6(Vol.786)
第 三十八 話 「ぼくも女の子みたいな超ロングヘアに」   .......2007.9.4(Vol.793)
第 三十九 話 「男の子は女の子の人形」   .......2007.9.26(Vol.798)
第 四十 話 「わたしの長い髪の毛を引っぱらないで」   .......2007.11.8(Vol.807)
 
ご  感  想


第四十一話以降は、 “PART8” をご参照のこと。





2007.8.6(Vol.786) 初出___Cont.No.kamil37    第三十八話へ 目次へトップへ


長いことご無沙汰いたしましたが、再開致します。まずは、予告編?にも写し出されていた内容を詳しく、ひとりずつ吸血シーンをお届けいたしましょう。
 夜の12時、日付の変わり目に長髪流毛はふだんいる学校を離れ、べつの街にいる子供たちを物色して手下に加えようとしていたのであった。
「うふふふ。あの家にどうやらいるようだわ。」
 まず、女の子で髪の毛を特に長くしている者を探し当て、その家に侵入して寝ているところを、頭の上から手をかけて起き上がらせているのであった。この時、少女の身体が分身してもとの寝床には少女がずっと眠っているように家族に見せかけ、少女の本体を運び連れていってしまうのであった。つまり、マ◯マ大使で人◯モドキをつくるのと同じような仕草である。部屋には鍵がかかっているはずであるが、長髪流毛の魔力で開いてしまうのである。ただし、時間がウル◯ラマンのカラータイマーと同じく…というのは安易なので、限られているため、あまりゆっくり時間はかけていられない。
 女の子を用意したら、当然男の子のほうも揃えなければならない。女の子は一目見て長い髪の者であることがわかるが、男の子をどうやって探し出すのか、これも長髪流毛の超能力に反応して長い髪の女の子にあこがれている男の子を見つけられるようになっているのである。
 長髪流毛が訪れた田舎の山奥にある、だれも住んでいなくなった廃屋で、つばさ代わりにしていた長い髪の毛のなかから、白い泡に包まれていた4人の少女と3人の少年がはきだされ、それらの子供たちに指先から波長を当てて起していた。


「ふふふふ。おまえたちもこれからロンゲルゲになる。まずはあなたから。」
 最年長と見られる少女がまず長髪流毛に招かれたのであった。中学二年の真沙奈(まさな)という少女で、えんじ色のヘアバンドにより両サイドの前髪を前に垂らし、前後ともスカートの下裾にとどくまで長くしていていた。
「いいわね、みんな。相手をロンゲルゲにするにはこうして血を吸うの。よくごらん。ふふふふ。」
 うつろな表情でほかの子供たちもくいいるように見ている。特に、長い髪を好みにしている男の子たちは真沙奈がどうなっていくのか、黒髪にも見とれているのであった。
 右手でその真沙奈という少女の肩越しに髪の毛をわしづかみにして、左手で肩をつかまえると、長髪流毛は急に目をぎょろっとさせてその肩の上に首を置いてカアーッと突然口を大きくあけると尖った牙を出し、真沙奈の首すじにその牙をさしてかみつき、いくらでも流れてくる血を舌ですくいながら吸って飲み込んでいった。
「きゃあーっ!」
「くくくく。」
「うう、うう…。」
 真沙奈もうつろな状況のままで夢遊病者のように長髪流毛に誘われていたが、長髪流毛にかみつかれようとするところで目覚めていたが、すでに長髪流毛に抱きかかえられて逃げられなくなっていた。
「さあ、この子の顔をよーく見るのよ。」
 長髪流毛ががくっとなっていた真沙奈を抱きかかえながらほかの子供たちに近づいていた。子供たちもその場に集まると、真沙奈の口が開いてなかから牙がはえ、目も開いてぎょろっとした表情になっていた。その時、残る3人ずついた女の子と男の子はそれぞれ別々に集まっていたが、男の子3人だけが集まっているところに真沙奈が口から突然怪獣のような白い息をはきだし、その息は大きくなって男の子の身体を包みこんだのであった。
「うっ、ううっ。」
「く、苦しい。」
 その息が男の子たちの身体から消えると、三人とも髪の毛が前後とも腰より先に伸びているのであった。真沙奈の吐いた息によって男の子たちもどのくらいの髪の長さがある女の子にあこがれているか、というよりも自分でもどのくらい髪の毛を長くしてみたいかがわかるようになったのである。すでにつれてきている女の子たちもみな腰より先まで髪を長くしているので、男の子にとってはどの女の子もひととおり好みであるということになる。
「おほほほほ。やっぱりあなたたちは男の子でもみんな女の子みたいに髪の毛を長くしてみたかったのね。でも、希望通りの髪の毛になれてうれしいでしょ。そのかわり、あなたたちは悪魔になるのよ。」
 事実、男の子たちは伸びた髪の毛を少しずつつまんだりひっぱったりしていて確かめているようすだった。その女っぽいしぐさを見ていたべつの少女たちは、男の子たちのようすにきもいと思うばかりであった。


「うふふふ。もうあとは私は見ているだけでいいわ。あなたたちどうしで、ひとりずつ順番に、女の子は男の子を襲ってロンゲルゲに、ロンゲルゲになった男の子は女の子を襲いなさい。」
 真沙奈は、自分と同じ中学二年の男の子である芳道(よしみち)をまずつかまえて長髪流毛にされたように、芳道の肩に自分の髪の毛をばっさりかけて首にかみつき、他の者にも見えるように血を吸っていったのであった。
「うっ、うう…。」
「くくくく。」
 一瞬目覚めた芳道も、真沙奈の長い前髪をかけられると抵抗する気もなくなって真沙奈の思うがままにされているだけであった。いま長くなったばかりの髪の毛を真沙奈に片手で一握りにわしづかみされながら、髪の毛をあげたところの首すじにかみつかれては血を流し、なめられてすくっているのだった。
 そして、やはりがくっとなって首を後ろにもたれた芳道も、すぐに目を光らせて牙をたてて口を開き、三人残っている少女のなかから二本の三つ編みにまとめている小学六年の麻衣良(まいら)に近づいていったのであった。
「うふふふ。三つ編みのおさげがお好みのようね。じゃあ、後ろのほうからかみつくといいわ。両手でこの子の髪の毛をわしづかみにしてヘアラインのうなじのところに牙をたてるのよ。」
 長髪流毛に言われたように芳道は麻衣良の背中から襲いかかって両方の三つ編みの髪の毛をそれぞれの手でなかほどをわしづかみにしてうなじのところにかみつくのであった。
「きゃあーっ!」
「くくくく。」
 芳道の前髪も麻衣良の肩から前にかかっている。抵抗しようと麻衣良が芳道の髪に心ならずもふれてしまったために、芳道がより興奮して強く麻衣良の首にかみついて血を流すのであった。そして、芳道に血を吸いつくされて後ろにもたれて抱きかかえられ、また目覚めると牙をはやしていた。


「うわっ。」
 驚いていたのは、この場面を見ていたもうひとりの男の子で、美久(よしひさ)といって実は麻衣良と同じ学校に通っているクラスは異なる同じ学年で、しゃべったことはないが長い髪の麻衣良にずっとあこがれ続けていたのである。
「おほほほ。あなたも三つ編みが好きなのかしら。それだったら、襲われる前に結ってあげるわ。うふふふ、彼女も半分手伝うようすよ。よかったわね、好きな女の子に編んでもらって。」
 麻衣良は、自分の三つ編みの先にはそれぞれ白いヘアゴムをちょうちょ結びにしてとめていたが、手首にはピンク色の布製のリングと黒いヘアゴムもそれぞれ巻いており、美久の髪の毛を半分まとめて耳もとにツイン・テールのようにしてまずリングでまとめながら三つ編みを結って黒いヘアゴムでとめていた。もう片方の髪の毛も同じようにまとめ、その姿を長髪流毛が持っていたふたつの手鏡で、後頭部のくっきりわかれたヘアラインも見せられたのである。
「おほほほ。そっちの彼も三つ編みが好きならやってあげて。」
 芳道を襲ってロンゲルゲにした真沙奈も手首に自分の黒いヘアゴムをそれぞれ巻いていたが、芳道がいちばんしてみたかったという両サイドの前髪をそれぞれ三つ編みにして耳もとで黒いヘアゴムでゆわえながらほかの髪といっしょに背中へおろすお嬢さまふうの髪形にしたのであった。もうひとりいた男の子で裕美男(ゆみお)も、両サイドの前髪を白いクリップのような髪止めを耳もとにそれぞれさしながら前後に垂らしていた。その髪止めも長髪流毛が貸していたのである。
「おほほほ、みんな女の子のような男の子たちね。姿もしぐさも、でもみんな似合うわよ。」
 こうして、おさげの姿になった美久は三つ編みの髪を麻衣良になでられると、突然麻衣良が美久の両方の髪をそれぞれの手でわしづかみにしてカーッと大きく口を開き、牙を出して美久の首に襲いかかるのであった。
「うふふふ。」
「わーっ!」
 美久も、麻衣良の女子特有のフェロモンを受けて抵抗することもできず、そのまま吸血されてロンゲルゲになっていくのであった。


 そして、残っているうち、ここでは最年少である小学三年の梓美(あずみ)に、目覚めた美久はとびかかろうとしていた。梓美は耳もとにそれぞれ白いボンボンつきのヘアゴムを結んでいるツイン・テールだった。
「きゃあー、いや。」
「構わないから彼女を襲いなさい。いやだと思ってもロンゲルゲにしてしまえば問題ないわ。むしろ、いやがっている者を襲ったほうが血はおいしいのよ。」
 長髪流毛の命令で、美久は構わず正面から梓美の身体にとびかかり、ツイン・テールの髪をそれぞれわしづかみにして、いやいやをする梓美の首にかみつくのであった。梓美もがくっとなって首をもたれるとすぐ気づいて目をぎょろっとさせ、口を大きく上下にあけてもうひとりの男の子である、中学一年の裕美男に飛びついたのであった。
「うわっ!」
「くくくく。」
 裕美男は、ついいままで男の子のことをいやがっていたと思っていた梓美のようすを見て急に自分の身体にかかってきたことに戸惑いを感じているのであった。
「うふふふ、もともとこの女の子はあなたに一目惚れしていたようね。でも、髪の毛長い女の子なんだから、彼女の下僕になってあげてもいいでしょ。ほら、彼女の髪の毛をなでておあげ。」
 裕美男も抵抗せず、梓美に片手で髪をひとまとめにわしづかみにされながら首すじにかみつかれて血を吸われていったのであった。
 いちばん最後に残った少女は万桜子(まおこ)といって小学五年で、水玉の大きなリボンで髪を一束にまとめて背中におろしていた。万桜子のほうは梓美とは反対に抵抗する様子もなく、裕美男が襲い易いように、また裕美男の背中におろしている髪をなでたりしていた。白い髪止めで垂らしていた裕美男の前髪がばさっと万桜子の肩にかかり、裕美男は万桜子の血を吸っていくのであった。
 こうして、七人の子供たちはみな、この真夜中でみんなロンゲルゲになってしまったのであった。


「うふふふ。おまえたちも今日からロンゲルゲ。地球征服のためにわたしに協力してもらう。」
 ひとりずつが長髪流毛を前に半円状に並びながら直立の状態で立ち、うつろな表情になって長髪流毛の話を聞いていた。ヘアバンドを巻いて前後に髪を分けて垂らしている中学二年女子の真沙奈両サイドの前髪を三つ編みにそれぞれ結って耳もとに黒いヘアゴムで止めながら垂らしている中学二年男子の芳道直接二本の三つ編みに結って毛先をそれぞれ白いヘアゴムで止めている小学六年女子の麻衣良耳もとにピンク色の布製のリングでまとめてそれぞれ三つ編みにして先を黒いヘアゴムで止めている小学六年男子の美久白いボンボンつきのヘアゴムを耳もとでまとめたツイン・テールの小学三年女子の梓美前髪を両サイドでそれぞれ白い髪止めを使って垂らしている中学一年男子の裕美男、そして青色の水玉模様の大きなリボンで後頭部にひとまとめにしている小学五年女子の万桜子、みなかわいらしい美しい姿でも、心の中は悪魔が宿っている少年少女たちなのである。
「じゃあ、みんな、自分たちの家に。」
 また巨大こうもりに変身した長髪流毛の髪のなかに子供たちは隠れ、夜が明ける前にそれぞれの自宅に戻されていったのであった。寝床で分身によって眠り続けているにせの姿に合体していくのだが、男の子たちは髪の毛を長くさせられているため、それらの男の子を下僕にしていた女の子たちがひとりずつ男の子の家に寄って家族の者が驚くことがないようにまた洗脳しているのだった。
 ただひとり、まだ誰も吸っていない万桜子にも長髪流毛が付き添っているのであった。
「ふふふふ、あなたのことを好きな男の子がいるから、その子を下僕にするといいわ。」
「はい。」
長い髪の女の子が好きな男の子にまた危険が迫ろうとしているのである。
(つづく)



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ご 感 想 





2007.9.4(Vol.793) 初出___Cont.No.kamil38    第三十九話へ 目次へトップへ




 長髪流毛が新たな子供たちを手下に加えたその夜明けが来ようとしていた。
「ん、ううん…、はっ。」
 外はようやく空が白みかけていたころ、いちはやく目をさましたのは裕美男だった。裕美男を襲ってロンゲルゲにした年下の梓美がツインテールの姿で裕美男の身体にまだ抱きついて寝ていたのであった。ほかの者はみなそれぞれ自分の家に帰っているところ、梓美だけがまだ裕美男の家に残ったままである。そして、裕美男自身も自分の髪の毛が腰まで長く伸びていたことにようやく気づいて、身動きがとりにくいと感じ始めたのであった。まず、梓美を起こして家に帰るように言おうとした。
「ちょっと、起きて。もう、朝だよ。」
 なかなか起きない梓美に、裕美男はとうとう梓美のかたほうの髪をつまみ始め、腰のところまでまたなでていた。すると、裕美男の身体が痛くしめつけられるように感じた。
「い、痛い。」
「うふふふふ。あたしの髪の毛にさわったわね。」
 裕美男は梓美に両腕で腹を力強くしめつけられていたのである。
「なんだ、目がさめてたの。もう朝が来たから君も自分の家に帰らないと、親が心配するよ。」
「おにいちゃんこそ、自分のおかあさんとか見られたらびっくりするでしょ。だからあたし、びっくりさせないようにコントロールするのよ。」
「コントロールって、どうやって…。」
「うふふふ。まだ時間ならだいじょうぶよ。それより、髪の毛さわられたお返しにあたしも。」
 梓美は裕美男の長く伸びた髪をまたなで返していた。特に、長髪流毛の貸した髪止めに束ねられている左右の前髪を両手でそれぞれ引っぱっていた。
「いたい、やめて。」
 ロンゲルゲになった女の力は男よりも強くなっているのである。
「うふふふ、おにいちゃんも女の子みたいな泣き方ね。もともと性格が女の子みたいだから髪の毛長くしてみたかったんでしょ。ふふっ、そうだわ。この前髪三つ編みにしてあげる。」
 梓美は、引っぱっていた裕美男の前髪を髪止めのさされたところからこまめにきつく編み始めていた。そして、結ぶ毛先には自分のしていたボンボンつきのヘアゴムをほどいて裕美男の髪にはめ始めたのである。そして、両方の髪を編み終えると裕美男を洗面所に誘ってその姿を見せていた。
「ぼくの髪の毛がこんなに…。」
 左右の三つ編みになっている前髪を垂らし、ほかの髪を背中におろしている自分の姿に裕美男は見とれたのであった。
「うふふふふ。興奮してるわね。」
 梓美は裕美男のはいているパジャマに手を入れ始めたのであった。
「ちょっと、あぶないったら。」
「うふふふ、おにいちゃんはもうあたしの下僕。あたしのすることにはさからえないのよ。」
「やだってば。」
「ほんとうはうれしいくせに。」
 とうとう、下着もぬがせようとして…。


「ふふ、やってる、やってる。」
 水晶玉にうつしだされているようすを長髪流毛が見つめていた。故障していた水晶玉を預けていた召使に修理させてようやく戻ってきたのであった
「男の子のほうはだいじょうぶなのって?心配することないのよ。だって、男の子は長い髪の毛の女の子が好きだから、長い髪の女の子にはどんなに迫られてもいやらしいいたずらをされてもいやがることは絶対ない…と、女の子たちはみな決めつけているからよ。」
(実は台本にない、つまりは水島由香さんの勝手に言い出した台詞です)
「さあて、他の子たちはどうしたかしら。」


 いちばん最後にロンゲルゲになった万桜子がその朝、登校する通学路をランドセルを背負いながら歩いていた。後ろから万桜子のクラスメートらしい少女たちが追って集まっていた。
「万桜子ちゃん、髪形変えたのね。」
「ええ。」
「万桜子ちゃんの三つ編みなんて、初めて見たかしら。」
「やったことあるわよ。前にも。」
「でも、きれいね。」
 たいていはツインテールか一本に束ねていることの多い万桜子だったが、この日は左右の耳もとに白いリボンを束ねた前髪を三つ編みにして毛先を黄色いヘアゴムで止め、ほかの髪といっしょに背中におろしてランドセルも覆っていた。そのようすを横のほうから眺めていた男子児童の姿があった。万桜子の長い髪の毛に見とれていつもうらやましがっていた圭一だった。
「いいなあ、あの長い髪の子は。自分もあんなふうになって女の子たちに髪の毛をなでられてみたい。」
 圭一が万桜子たちの後をゆっくり距離を置きながら歩いていた。学年は同じだがクラスは違い、しゃべったことは一度もない。校門をくぐり校舎の下駄箱をはきかえる所まで来て万桜子のまわりに集まっていたほかの少女たちもわかれはじめ、それぞれはきかえている時にもなお圭一は万桜子の髪を見ていたいと思い、しばらく外から見つめていたのだが、その時だった。
 風が吹いて下駄箱の先にある廊下の窓からも入ってきて、万桜子が靴をはきかえるために身体をかがませていた時にランドセルから滝のように流れ落ちていた黒髪が舞い上がった。その髪から放たれた香りが圭一のいたところを直撃して、ついに圭一はばったりと倒れていた。ほかの者がすでに靴をはきかえて教室に上がっていたため、圭一が倒れたことに気づいたのは万桜子だけだった。
「この子、わたしのこといつも、じろじろのぞいていた子だわ。」
 万桜子は圭一の首に白い息を思いきり口から吐いてふきかけたのであった。すると、圭一の髪が急に伸び始め、万桜子と同じ長さで腰まで届くようになってしまった。息をかけられた男の子は、好きな女の子と同じ髪の長さになるため、この学校で小学五年生で自分以外に腰まで髪を長くしている女子はいなかったから、万桜子はやはり圭一に好意を持たれていたことがわかったようである。低学年にも腰まで届いている髪の者はいるが、背丈が違うから、長さも違う。
「やっぱりね。こんなきもいやつに好きになられていたなんて虫酸が、まあいいわ。おもいきりいじめてやるから。」
 万桜子は、圭一を抱き上げて保健室に運んでいた。


 保健室のベッドに運ばれた圭一は、すでに一時限目の授業が始まった時に目覚めた。自分の髪が長く伸びたこともまだ知らなかった。カーテンが閉められて暗い場所にいたことで、すぐには気づかなかった。しかし、身動きがいまひとつ不自由に感じた圭一は、とにかく起き上がってみようとした。すると、また自分の肩の上になにかがばさっと落ちてきたようで、それを取り払おうとすると頭が引っぱられるように感じたため、なにかがくっついてるのではないかと思って外に出てたしかめようとした。カーテンの外には保健の先生がいた。
「あら、目覚めたのね。」
「ぼくはいつのまに…。」
「そしたら、ちょっとそのいすにすわっておとなしくして。」
 保健の先生はバリカンを抱えて圭一に向かってきたのであった。
「先生、いきなりなにするんですか?」
「あなたのその髪の毛を切るのよ。」
「えっ?髪の毛って…。」
「そうよ、ほら。あの壁にある大きな鏡を見るといいわ。自分の髪が女の子みたいになってるのよ。」
 圭一はあわてて言われたように鏡を見はじめると、たしかに自分の肩から背中に黒髪がかかっているのがわかったのである。
「ぼくの髪の毛が、こ、こんなに…。」
 圭一はかたほうの肩からまた前髪を腹のほうにさしだして、だんだんぼおーっとなるのであった。
「さあ、わかったでしょ。切りましょう。」
「待って、せっかく長くした髪の毛、切らないで。」
「な、なにを言っているの?女の子みたいなこと。女の子でもこんなに長くしていたらおかしいわよ。」
「いやだ、切りたくない。」
 とうとう、保健室の扉を開いて圭一は外に出てしまった。
「ちょっと、待ちなさい。そんなかっこうでどこに行くの。」
 圭一は髪を振り乱しながら廊下を走り始めていたが、途中で掃除中の用務員にばったり会ってしまった。ただ、ほんの数日前に採用されて勤務することになった用務員だったため、児童たちの顔はほとんど知らなかった。圭一の姿を見てまず男子には思われなかったようである。
「こらこら、廊下は走ったりしちゃいけないだろう。そんなにあわてて、もしかしてトイレかい?」
「あ、そうです。すみません。」
 圭一は思いつきで、そうだ、トイレに隠れてしまおうと思って男子トイレに入ろうとしたが…。
「おいおい、あわてものだなあ。そっちは男子用だよ。」
「えっ?そうか。」
 自分の外見が女の子のように見えてしまったのなら、もうこのさい女子トイレでも構わないととっさに思いついてついに圭一は女子トイレに入ってしまったのである。
 圭一を追って保健の先生もその廊下にやってきたが、やはり新任の用務員に出くわしていた。
「あ、もしかして、圭一くんという子、そっちに行きませんでした?」
「ん?男の子は来てないなあ。」
「すみません。」
 とうとう、保健の先生はバリカンを持ったまま逆方向に行ってしまった。


 女子トイレに入ってしまった圭一は、洗面所の鏡でまた自分の姿を確かめようとしていたのであった。伸びていた全部の髪を左右に分けて前のほうに垂らしてみたのである。
「ほんとうに、ぼくの髪の毛なんだあ。あの女の子(万桜子)みたいな髪に…。こうやってふたつに分けておさげになれば…。」
 ところが、その思っている本人がすぐ近くにいるとは思いもよらない圭一であった。女子トイレのなかの一室が不気味な音をたてて開き、圭一の後ろからすぐにとびついていたのが体操服に着替えていた万桜子だったのである。圭一の背中に抱きつきながら左右の手でそれぞれ圭一の肩から前に垂らしていた髪をわしづかみにして引っぱり始めたのである。
「うふふふ。」
「いたい、だれ?あっ。」
 鏡に写っている姿が、日頃から憧れていた長い髪の万桜子だとわかってまた圭一は驚くのであった。
「おほほほほ、女子トイレなんかに男の子が入ったら、どんなことされても文句はいえないわよ。いいわね。」
「どんなことされてもって…。」
「まずは痴漢ごっこよ。それも、女の子が痴漢の役であなたは襲われるほうになるのよ。こういうふうに。」
「あっ。」
 下半身に手を伸ばされてしまい、また背中には胸が押し付けられている。まさに、痴漢行為で男女が入れ替わると男のほうがよりこわい思いになるかもしれない。
「ふふふふ。大声をあげることもできないでしょうね。ここは女子トイレなんだからね。見つかったらあなたが叱られるのよ。」
「や、やだ、おもらししちゃう。」
「おほほ、わたしのせいで興奮してるのね。ここはトイレなんだから、どうぞ。」
 圭一は半ズボンだったが、とうとう万桜子のいたずらのためにその場で濡らせてしまったのである。もはや、半泣き状態の圭一だった。好きな女の子の前で恥ずかしい思いをさせられた圭一はどうしていいかわからなくなっていた。
「ねえ、あなたの髪の毛、束ねてあげようか。」
「ええっ?」
 万桜子は、朝と同じ前髪を三つ編みにしていた髪形だったが、毛先にゆわえていた黄色のヘアゴムをほどいてそれを圭一の耳もとで束ね、ツインテールの髪形にしたのである。
「ほら、あなたのやってみたかった髪形よ。うれしいでしょ。」
 また鏡で自分の姿を見た圭一は更にぼおーっとなるのであった。その圭一の右側の肩に万桜子があごを乗せて身をのりだそうとしていた。すると、万桜子の右側の前髪も圭一の身体の前に垂れてしまい、自分の髪ではと思って圭一は万桜子の前髪を手にとってすくってしまったのである。三つ編みはほどけていたが、白いリボンで束ねているままの前髪だった。
「わたしも興奮してきたわ。」
「えっ?」
「男の子に自分の髪の毛をさわられると、女の子は興奮…して。」
「あっ。」
 鏡で、万桜子の表情が不気味に変わり、目がつりあがって口が大きく上下に開き、なかから牙が出てすぐに圭一の首すじを刺し始めたのだった。
「くくくく。あなたもロンゲルゲになるのよ。」
 そのまま、圭一はツインテールになった髪をまた万桜子のそれぞれの手でわしづかみにされ、背中に抱きつかれたまま身動きができなくなり、万桜子に血を吸われ続けるのであった。
(つづく)



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ご 感 想 





2007.9.26(Vol.798) 初出___Cont.No.kamil39    第四十話へ 目次へトップへ


 ロンゲルゲの愛読者の皆様、今晩は(朝でも昼でも)。このほど、うれしいことに、なんとロンゲルゲにスポンサーがついたのであります。その会社とは、そう、百年近くにわたって少女に絶大な人気を維持し続けてきたあの人形の会社が、このほどリ●ちゃんストラップにロンゲルゲバージョンを企画したのです
「さあ、リ●ちゃん、あなたもロンゲルゲよ。わ●るくんを襲ってロンゲルゲにしなさい。」
 うつろな表情で真夜中の道を歩くリ●ちゃんが、ついにわ●るくんの家に忍びこみ、寝ていて目覚めたわ●るくんが牙の生えたリ●ちゃんに正面から抱きつかれてばさっと黒髪をかぶせられ、首筋をかみつかれてしまった。
「うふふふ。わ●るくんもロンゲルゲになるのよ。そして、わたしの手下になるの。おほほほ。髪の毛がわたしと同じ長さに伸びたわね。さあ、わ●るくん、い●みちゃんの家に行って、い●みちゃんをロンゲルゲにしてくるのよ。」
 リ●ちゃんの手にあやつられてゆっくりと起き上がったわ●るくんも、リ●ちゃんと一緒に真夜中の道をうつろな表情で歩き、とうとうい●みちゃんの家に忍び込んだのであった。
「さあ、いまよ。わ●るくん、い●みちゃんを襲いなさい。くくくく。」
 不気味な笑い顔をうかべるリ●ちゃんに背中を押されたわ●るくんの牙がい●みちゃんの首筋に…。
「こらあーっ!勝手に会社の商品を偽造するな!」
 失礼致しました。ギャグはここまで。




「くくくく、くくくく。」
 女子便所で、万桜子に背中から抱きつかれながら、首筋にかみつかれて血を吸われる圭一は、万桜子の恐ろしさに驚くばかりで抵抗する気もなく、そのまま気が遠くなってしまうという思いになっていた。目の前にはあこがれの長い前髪が、背中には万桜子の少しふくらんでいる胸が押し付けられ、そして自分も長く伸びているツインテールの髪をひっぱられ、下半身は興奮しておもらしで濡れてしまい、身動きのとりようもなかった圭一であった。
「ああ…。」
 とうとう、その場でがくっと圭一は首を後ろにもたげながら気絶してしまった。首筋から流れ出て来る圭一の血を、万桜子は何度も牙の間から舌ですくいあげながら吸い続けるのであった。


 圭一が目覚めると、そこは万桜子の家で万桜子の部屋にあるベッドに寝かされていた。いかにも髪の毛が長い女の子らしい部屋の雰囲気で、三面鏡も置かれているのを見つけ、圭一はベッドから起き上がってまた自分のツインテールになっている姿をのぞきこむのであった。その時、部屋の扉が開いた。
「はっ。」
「ふふふふ。目覚めたようね。先生やほかの子に気づかれないようにしてあなたを運んできたのよ。学校のすぐ裏だから、わたしの家は。」
 さきほどと同じ、三つ編みにしていた前髪をほどいたままの万桜子が現われた。万桜子もひとりっこで家にはほかに誰もいないようすであった。
「おふろわいたから、こっちよ。おふろばは。あなたの濡れた服と下着をその間に洗濯しておくから、入ってからだを洗えば。あ、ついでにこれであなたの髪の毛を洗うといいわ。長髪流毛先生が特に男の子のために用意したシャンプーよ(勿論、以前の話に出ていたものである)。」
 万桜子に言われて、圭一は脱衣所に入り、扉を閉めて言われたようにかごのなかに着ていた服や下着を脱いでいた。髪の毛を洗うためにツインテールにしていたヘアゴムもほどき、傍らの洗面台に置いた。はだかになっても肩から背中にばさっと自分の長い髪がかかってくる心地よい感覚に、また恍惚感を抱いては洗面台の鏡を見てぼおーっとなる圭一だった。
 おふろばでも、いままで自分の頭を洗うのが面倒だと思っていた圭一も、この時は念入りにシャンプーを使って何度もすすいでいるのだった。自分の髪が長くなったことをよほどうれしがっているようすの圭一であった。


 おふろばから上がってさっそく用意されていたタオルで濡れている自分の身体や髪をふき、ドライヤーでゆっくり乾かしていた。そして、下着や服を着ようとかごを見ると、圭一は戸惑ってしまった。かごの上には万桜子の置き手紙まで添えてあった。
「ごめんね。洗濯機が故障してたからコインランドリーに行ってくるわ。ちょっと遠いから、それまで寒かったら代わりにこれを着ておいて。うちは男の兄弟もいないし父親もわたしが赤ちゃんの時に離婚していないの。だから男ものがないのよ。どうせ、髪の毛も女の子のようになったんだから、ちょっとぐらい女の子になりきってみたら。でも、絶対に汚したら承知しないわよ。わたしがあなたの服を持って帰るまで待っていてね。」
 事実、女ものの下着一式とワンピースが置かれていたのである。圭一は、その手紙に書いてあるように思い切って着てみようと思うのであった。なれない感じながら、なんとか着こなしてしまった圭一だった。洗面台に置いていた、万桜子が貸していた黄色のヘアゴムを自分の髪に束ね直そうかと思ったが、万桜子がやるようにうまく等分できず、結局前髪だけ額のそれぞれ左右のいちばん端のところで結んでほかの髪と同じように背中におろした。それでもしっかり中央に分け目が見えていた。
 さきほど、学校の便所で襲われていた万桜子のことを思い出した圭一は、すごくこわい女の子だと思っていたが、この家に運ばれてからは優しいように見えた。この置き手紙からもまた優しい女の子の雰囲気を感じた圭一だった。
「ふふふふ。相変わらず男の子は甘いわね。このあとどんな目にあうかも知らないで。」
 口に手をあてながら不気味な笑いをするのは、水晶玉をのぞきこんでいる長髪流毛だった。
「まあ、なにが起こるか、ゆっくり楽しませてもらうわ。」


 コインランドリーに行くために外出していた万桜子は、偶然にもクラスメートの女子たちに会っていた。
「あら、万桜子ちゃん、どこに行くの?」
「あ、洗濯機が故障してちょっとクリーニングへ…。」
「残念ね。これからみんな、万桜子ちゃんの家へ遊びに行こうと思ったのに。」
「え?わたしの家に来るの?いいわよ。ちょっと待ってて。」
「いいの?」
「そのまえに、そうだわ、ちょっとみんな目をつぶって。」
「万桜子ちゃん、なんかおもしろいことでもするの?」
「そうよ、さ、みんないっせいに。」
 万桜子は、またも髪の毛を風に舞わせ、その香りを級友たちにかけたのである。なお、これは彼女たちをロンゲルゲにしたのではなく、一時的に催眠術をかけてあやつろうとしていただけである。ちなみに、万桜子以外に四人の少女がいたがいずれも髪の毛は長くない。
「これ、鍵を預けるからわたしの家に行って入ってて。なかに最新の人形を用意しているから、みんなで遊んであげなさい。ワンピース着ている、あなたたちと等身大の人形よ。」
 万桜子の級友たちは、こっくりと首をたてに振っているのであった。


 万桜子のワンピースを着て女の子の姿にすっかりなりきってしまった圭一は、脱衣所も出て居間に入り、テーブルに写真が積まれているのを見つけた。
「もしかして、待っている間に退屈しないようにこれでも見ていたらっていうのかな。」
 万桜子のカラー写真だった。ほとんどが全身を写していて、髪形もツインテールや三つ編み、一本に束ねていたものや、ポニーテールの三つ編み、またおさげの三つ編みを輪にして結んだり、両サイドの前髪で残りの髪をくくっている姿など、まるで万桜子ひとりによるヘアカタログを見ているようだった。後ろ姿を写したものもたくさんあった。圭一はこれでますます万桜子のことが好きになってしまうようであった。が、そのとき玄関の扉をあける音がした。
「もう、帰ってきたのかな?あっ。」
 さきほど、万桜子によってあやつられている四人の級友たちであった。圭一とは違うクラスであっても、顔は知られている面々である。
「ねえねえ、等身大の人形ってこいつのこと?」
「そうらしいわよ。ワンピースを着ているっていうから。」
「こいつ、どこかで見たことある。」
「そうよ。万桜子ちゃんのこと、よく追っかけていたきもいやつよ。」
 もう、女装していることがわかってしまった圭一は、その場で愕然となるのであった。
(つづく)



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2007.11.8(Vol.807) 初出___Cont.No.kamil40     目次へトップへ




「さっそく、遊んでやろうじゃん。」
「よーし、みんな、いいわね。」
 万桜子によって催眠術をかけられた、真綾(まあや)、佐由実(さゆみ)、日奈乃(ひなの)、宏子(ひろこ)の四人の少女が訪れてすぐに圭一の両腕など身体をつかまえてしまった(どこかで聞いたことのある名前ばかりだって?すみません、新たにたくさん考えるの面倒なもので、この子たちはそんなに出番はない予定ということで)。ちなみに真綾はマッシュルームのヘアカット、佐由実は肩までやっと届くぐらいあるが三つ編みはできない。日奈乃も短めのポニーテール、宏子はショートボブである。
「あの、なにをするの、うぐっ。」
 また少女のひとりに口をふさがれてしまう圭一だった。
「万桜子ちゃんが、さっき遊んであげろっていうから遊んでやるんだよ。」
「へっ。もてそうにもないやつが、めったに経験できないこと、このさいだから女の子のこと教えてやるよ。」
「いいわね、女の子ばかりこんなに相手にできて。」
「しかも、自分もこんな女みたいになってさ。」
「いたい!やめて。」
 圭一は、髪の毛をまるごとわしづかみにされてひっぱられていた
「ほら、どうした。」
「やめてって言ったな。なにをやめてほしいんだい、言ってみろ。」
「あ、あの…、髪の毛ひっぱるのを…。」
「あーはっはっはー、みんな聞いたか、こいつ。男のくせに髪の毛ひっぱるのやめてほしいんだって。どうしてだい。長くしてるからか。じゃあ、もういちど言ってみな。わたしの長い髪の毛をひっぱるのやめてって。」
「ほら、早く。」
 圭一は、おびえながら少女たちを前にして答えるのであった。
「わ…、わたしの…、長い…髪の毛…ひっぱるの…やめて。」
「はっはっは。傑作もいいところだぜ。」
「ねえ、まさしくこの人形、おしゃべり人形よね。もういちど髪の毛ひっぱってみたら、ほら、言いな。」
 また、髪の毛をつかまれて答えさせられる圭一だった。
「わたしの…、長い…髪の毛…ひっぱるの…やめて。」
「ほんと、おまえよく似合うよ。」
「万桜子ちゃんを追いかけていただけあってほんと女々しいな。」
「あの…。」
「なんだい。」
「追いかけてなんかいないです。」
「でも、よく万桜子ちゃんのこと、じろじろ見てたでしょ。わたしたち、わかってたのよ。」
「その証拠に、万桜子ちゃんは髪の毛がいちばん長いし、おまえも万桜子ちゃんにあこがれて髪の毛を長くしてるんだろ。」
「ねえ、すなおに認めたら。万桜子ちゃんは好きでもない子にもけっこう優しいから。」
「むしろ、好きになってもらったらよろこぶわよ。」
「だから、そこに写真たくさん置いてあるんじゃん。」
 圭一は、答えるのにつまってしまった。もちろん、万桜子のことが好きなのはたしかだが、少女たちに何をされるかわからないと思うと、うっかりしたことも言えないと思うのであった。
「ふふふふ。万桜子ちゃんのこと好きなのかどうか、白状したら。」
「なんか、だまりはじめたみたいよ。」
「あら、おしゃべり人形でしょ。もういちど髪の毛ひっぱってみたら。」
「ほら、さっきのせりふ。」
 また、髪の毛をひっぱられて圭一は、言われたように答えるしかなかった。
「わたしの髪の毛…、ひっぱるの…、やめて。」
「あーはっはっは、何度聞いてもあきねーな、みんな。」
「ほんと、きもいやつ。」
「でも、どうしてこんなきもいやつなんか見ていられるのかしらね。」
「そりゃー、決まってるじゃん。あたしたち、ホラーが大好きだから、こんなきもいやつでもまともに見られるんだよ。」
「あー、なるほど。うまいこという。」
「ざぶとん1枚ね。」
「えっ?ざぶとんなんてどこにあるの?」
「こいつをざぶとんにすればいいじゃん。」
「あ、そうか。」
 圭一の身体の上に、勢いよくひとりの少女がすわってしまった。
「ぎゃっ!」
「もいちど、ひっぱってみな。」
 また、圭一はわしづかみにされた髪を引っぱられて答えていた。
「わたしの髪の毛…、ひっぱらないで…。」

「そろそろ飽きてきたからほかのことやんない?」
「たとえば、こういうのは。」
「あんた、それはだめよ。ここの小説を掲載しているサイトは18禁じゃないんだから。」
「そうよ。第一、こんなきもいやつになんか処女をあげたくないわよ。」
「いったい、なにがしたかったのかって顔してるよ、あのきもいおんな男。」
「おまえー、なんか楽しいことでも考えてただろ。」
 圭一は首を横に振った。
「んー。それは、あたしたちじゃものたりない、万桜子ちゃんが相手じゃないとっていう意味だな。」
「そ、そんなわけじゃ。」
「こら、おしゃべり人形がセットされていない台詞なんか言ったらおかしいだろ。」
「ね、こいつの髪の毛ひっぱりながらからだをひきずってみるってのどう?」
「あー、それはいい考えね。」
 とうとう、意気投合した少女たちによって、圭一は髪の毛をわしづかみにされながら部屋のなかを仰向けにした身体のまま引きずり回されていた。四人の少女が部屋の四隅にひとりずつ立って、ひとりが圭一の髪をつかんで引きずってもうひとりの少女につかんでいた髪を手渡しされ、順番に回されていくのだった。
「バスケットボールの授業みたいじゃん。」
「いたい、いたーい。」
「ふん。髪の毛長くなったからこんな気分も味わえるんだよ。」
「あ、涙出ちゃってるよ。」
「いいじゃん、もう出し尽くしちゃいな。」
「女の子四人も相手にできて、よっぽどうれしいんだろうね。」
 そして、しばらくたって。
「ちょっと疲れてきたな。」
「それもそうね。」
「みんなでこいつの身体に乗っかろうか。」
「だれが一番下で一番上?」
「じゃんけんだな。」
「わっ、負けた。もしかして、こいつの腹の上に乗るのか。」
「そうだな、こいつの顔はきもいから、裏返しにしたほうがいいな。」
「げっ、こいつの髪の毛をかがなきゃいけないのかよ。」
「頭と足を逆にすればいいのよ。」
「そうだな、股で首をはさめば。」
「わーっ!」
 とうとう、圭一は少女たちの馬乗りになって身体を押しつぶされてしまっていた。


 しばらくして、部屋の主である万桜子が帰ってきた。
「あらあら、みんなごくろうさまだこと。」
 万桜子が衣類の入っていた手提げ袋をおろすと、両手で自分の髪の毛をかきあげて舞わせた髪の香りを馬乗りになっている少女たちに送り、すると少女たちの身体も馬乗りの山から自然に離れ、やがて四人とも目を見開いたのであった。
「はっ、いったいあたしたちは。」
「万桜子ちゃんの家で遊んでたのよ。」
「たいへん、塾に行く時間だわ。」
「あら?もしかして、この人形で遊んでたのかしら。」
「そうよ、みんな。故障したみたいだけど、だいじょうぶよ。わたしが直しておくから。」
 万桜子が級友たちに話しかけ、四人とも部屋を出ていったのであった。
 万桜子は、うつぶせになっていた圭一の身体をたたき、腕をひっぱって起こし始めた。
「ほら、いいおみやげ用意したから。」
 万桜子は圭一を玄関の外につれて、傍らにあった犬小屋を指さしたのであった。
「このなかにお入り。あ、犬は先月死んじゃっていないから。」
 圭一はうつろな表情でその犬小屋に入った。万桜子にあやつられたままだったが、犬小屋に入って目ざめたようであった。
「あっ。」
 犬小屋のなかには、両側の耳もとに白いリボンを結んでそれぞれ三つ編みにした髪が腰まで届いている、圭一と同じ小学校で一年生の少女が寝かされていのであった。
「ふふふふ。その子を起こして襲い、ロンゲルゲにするのよ。」
 圭一は、少女の両方の髪をひっぱって目覚めさせ、すぐに首に正面からかみついたのであった。自分の長い髪もまた少女の肩にかぶせながら。
「きゃあーっ!」
「くくくく。」

 犬小屋から圭一が身体を戻して、そのあとに少女が出てきた。
「う…、う…、血、血がほしい。男の子の血を…。」
 少女がうつろな動作で外に出ていったのを確認して、万桜子は圭一を家のなかに再びつれこんでいた。
「ふふふふ。たっぷり吸ったようね。」
 万桜子は圭一をまた自分の部屋につれて、三面鏡の前に座らせたのであった。
「だいぶ髪の毛乱れたみたいだから、とかしてあげるわ。」
 圭一の背中に立って万桜子は自分のヘアブラシで圭一の髪をとかしはじめ、さきほど自分のことをいじめていた少女たちとちがって、優しい女の子だとすっかり圭一は思い込んでしまった。また、圭一の髪を半分ずつ三つ編みに結って、女学生のようなおさげ髪の姿にされていた。
「ふふふふ、似合うわよ、うれしいでしょ、おさげになれて。」
 圭一は、自分の前に垂らされた三つ編みになっている髪の毛先を手にとって眺めていた。
「さあ、こんどはわたしの番よ。」
 圭一と今度は正面に回った万桜子は圭一に抱きつき、いま編んだばかりの圭一のおさげ髪をそれぞれの手でわしづかみにしてひっぱりながら圭一の肩に身を乗りだし、自分の髪を圭一の肩にばさっとかけていた。万桜子の目もつりあがり、口が大きく上下に開いて牙が現われ、圭一の首にその牙をさしてかみつきはじめるのだった。再び万桜子が圭一から血を吸いはじめたのである。
「あーあ、ロンゲルゲも楽じゃないわね。女の子に権利があるといっても、こうして好きでもない男にも相手しなければいけないんだから。」



 その場面を、水晶玉で長髪流毛がしげしげと見つめているのであった。
「うふふふ。ほんとうは好きになっているくせに。だから心配ないのよ。」
 どういう意味で心配がないと言っているのか、もちろん意味深ではあるが。
「えっ?以前ロンゲルゲにした子たちのことがそろそろ気になるって?じゃあ、ちょっと買い物に出かけてくるから。」
 長髪流毛が外出すると、さっそく仲むつまじそうな姿に出会ったのであった。
「あの三つ編みの子は、亜紀ちゃんだわ。もしかして、となりの子は、勝徳くん?ちょっと…。」
 勝徳は、耳もとにピンク色のヘアゴムをそれぞれくくっていたおさげ髪を西洋風の女王がやっているようなカールにして垂らしていたのであった。
「あ、長髪流毛先生。」
「どうしたの?勝徳くん。」
「わたしの親戚で美容院始めた人がいて、さっそく彼に実験台になってもらったの。」
「たまには、こんなおとなっぽい姿もいいかなって思って。」
「まあ…、でも、似合ってるわね。ねえ、亜紀ちゃん、ちょっとだけ勝徳くんを貸してくれないかしら。」
「あとにして。」
「わかったわ。」
 女どうしですぐに約束事が成立してしまうのであった。長髪流毛はやはり男の子をすぐに襲いたくなるのである。
「あら、いつのまにか摩亜弥ちゃんの家に来ちゃったわ。しっかり縁側から昌浩くんもいるわね。嗣代ちゃんも、やっと三つ編みできるぐらい髪が伸びたみたいね。」
 一番前に嗣代が三面鏡の前に正座しており、その後ろに昌浩が、さらにその後ろで摩亜弥が立っているのであった。昌浩が嗣代の髪を三つ編みのおさげに編んでいるのを見て、摩亜弥が昌浩の髪を編む練習をしているようすだった。
「どうにか編めるようになったね。」
「これで、わたしも男の子を襲って血を吸うことができるかしら。」
「嗣代はまだまだよ。」
「摩亜弥ねえちゃん、ひどいわよ。」
「ほらほら、ちょっとおとなしく。もういちどほどいてやってみるからね。」
 もう、いっしょうけんめいやっているようだから、特に自分が寄らなくてもいいと長髪流毛はその場を立ち去ったのであった。

 その長髪流毛の背中を、トントンとたたく者があった。
「ん?どなたかしら。」
「お忘れでございますか、女王様。」
「あー、あの島に行った時の謎の男…から女になっていた、あの…。」
「PART4」参照)
「そのとおりでございます。ようやく髪の毛も肩まで伸びたし。」
「こんなところで唐突に。」
「ところで、わたくしの名前考えていただけましたでしょうか。」
「その、すっかり忘れてたわ…というか、それは作者にきいてください。」
「えっ?もう、冷たいわね。いちおう仲間のはずなのに。」
「それはそうだけど、いまいそがしいからまたこんど。」
「ちょっと待ってくださいよ。」
「いくらなんでも、好みではないので。」
 長髪流毛には苦手なものはないはずと思ったら?
 いやはや、とんでもない人物が出てきたところで、また次回は別の話にいきたいということで。



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「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
長友三 さん  2007.8.14(Vol.789) 初出___Cont.No.yuzo005    
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恐るべきロンゲルゲ

ロンゲルゲが暴れ始めました!次々に少年達を襲っています。地球制服の野望の為、長い髪を愛する少年達が犠牲になっています。噛み付かれた少年達はロンゲルゲになってしまいます。恐ろしや〜恐ろしや〜!

長友三 さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」にご感想をくださいまして、
まことにありがとうございました。

by SNAKEHEART(HP編集・発行者)

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2007.8.18(Vol.791) 初出___Cont.No.snake37    
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編集・発行者からの御礼−−第三十七話「恐怖はまたも髪フェチの男の子に」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の新作であり新シリーズの第1話でもある、第三十七話「恐怖はまたも髪フェチの男の子に」お送りくださいましてありがとうございました。
ところで先ず、今回のタイトル文字なのですが、実は7月3日に私のPCが故障してしまいまして、復旧した時に、 前回までタイトル文字に使っておりました“麗流隷書”というフォントが消えてしまいまして、 それでとりあえずこういうフォントを使って作っておきました。もしも後日、麗流隷書がインストールできましたら、 また作り直しておきたいと思っております。

もしも、安全な麗流隷書フォントのダウンロード元をご存知の方がいらっしゃいましたならば、 教えていただければ幸いでございます。

さて、去年の10月の予告編で小出しなさった新シリーズがいよいよ開始しましたね。 予告どおりの血生臭くて恐怖色の強い、久々の本格的吸血シリーズになりそうな予感がしますデス。 予告編中で > 長髪流毛は子供たちを狙うやはり恐ろしい侵略者なのです と仰ったとおり、前シリーズでは水晶玉が壊れてスパナで直すなどコミカルな面を見せていた長髪流毛さんが、 悪魔女に戻って残忍の限りを尽くしておりました今回でしたネ。
ちょっと振り返りまして、前の3パートすなわち「PART4」「PART5」「PART6」はそれぞれ 「ロンゲルゲハンター」「フェミニスター」「仮面の少女・髪伊良美」とロンゲルゲを狙う敵が暗躍した シリーズで、それぞれの第1回目(第19話第25話第31話)から その敵の存在を匂わせる不気味な兆候が現れていましたが、今回の新シリーズ第1回目にはそういった “ロンゲルゲの敵の影” は見えなかったですよね。“ロンゲルゲの恐ろしさを再認識” といった感じで。 それだけに今後どのような展開になっていくのか予想がつかず一層楽しみが増しますよね。

> 人◯モドキをつくるのと同じような仕草である .... ははーーそういえば第28話でも、人◯モドキの類いが出てきたことがありましたねぇ。 この言葉が出てくると懐かしさがこみ上げて楽しくなってきますデス。
> 長い髪の女の子にあこがれている男の子を見つけられるようになっているのである .... こわーーー。私はもう子供じゃないですが、でももし子供時代ならば間違いなく見つかってしまうでしょうねぇ (大体6歳ころから目覚めたもんナ ^_^ )。でもずっと誰にも言えず隠し通して悶々とした少年時代を 送っていたから、むしろ見つかる方が思いも叶って幸せなのかも(^_^ )。 まあとにかく「ロンゲルゲ」にはこのように昔の自分の姿や深層心理を衝かれてドキッとさせられることがしばしばあります。
> 田舎の山奥にある、だれも住んでいなくなった廃屋で .... いや〜〜不気味ですね〜〜。人気の無い山奥でこういう恐ろしい行為が密かに繰り広げられているなんて。 やはりいかに無敵のロンゲルゲと言えど、邪魔者は居ない方が楽ですもんね。
でもこの “夜の山奥の廃屋” という舞台設定が上手いんですよね。日本の木造の古びた廃屋って 夜になるとホント不気味な感じがしますもんね〜〜(勿論ドラキュラや「ウルトラQ」の「クモ男爵」のような古びた洋館も 不気味さいっぱいですが)。この前イラストにさせていただきました「人食い髪」でも “夜の森の中” という舞台設定が実に不気味で恐そうでしたので創作力が沸き立った訳だったのですヨ。 で、もしここで山で迷ったキャンパーがこのシーンを目撃してしまって....なんてシチュエーションが有っても ゾクゾクしそうな感じがしますね〜〜。
> 目をぎょろっとさせて・・・カアーッと突然口を大きくあけると尖った牙を出し・・・首すじにその牙をさしてかみつき .... このあたりは、小〜中学時代(60年代〜70年代)にTVでよく見た クリストファー・リーのドラキュラシリーズ(「ドラキュラ血の味」とか「ドラキュラ血のデアボリカ」とか覚えてます)を 思い起こさせる迫力のあるシーンですね(由香さん、こんなシーン演じられるのかなぁ? ^_^ )。
そう考えれば、この「吸血怪人ロンゲルゲ」って、洋物ホラー要素あり、人間モドキのような懐し国産特撮要素あり、 「人食い髪」のような妖怪的要素ありと、何でもアリなんですね〜〜〜。


さて今回、長髪流毛さんの生贄になったのは、女子4人男子3人の7人の少年少女たちでしたが、 長髪流毛さんが直接手を下したのは1人目の真沙奈ちゃんだけで、あとは鼠算的に増えて行くところが ロンゲルゲのコワサを感じるところでしたし、またなんとなく乱交パーティ的(^_^ )にも見えるところが なんとも毒気があって面白かったところでもありました。
で、この7人の少年少女たちですが、 > 中学二年の真沙奈・・・えんじ色のヘアバンドにより両サイドの前髪を前に垂らし、前後ともスカートの下裾にとどくまで長くしていていた とか > 万桜子・・・小学五年で、水玉の大きなリボンで髪を一束にまとめて背中におろしていた とか、 1人1人年齢や髪型や髪を留めているアクセサリーの色など丁寧に説明されているところが素晴らしかったです (終盤のところでは、改めて、7人を纏めてらっしゃいましたもんね)。 7人も別々に髪型やアクセサリを考え出すのはなかなか大変だと思いますよ。 そこが本作品が単なるホラーでなく “ロングヘアーホラー” たる所以なんですよね。 で、7人みんなが(男子でも)なんらかのアクセサリで髪を留めているコダワリ(完全フリーは1人もいない)がいかにも 髪伊良さんらしかったですネ。
そして髪型が変われば当然吸血方法も変わるわけですよね。 1番フリーに近い髪型の真沙奈ちゃんは > 肩越しに髪の毛をわしづかみにして・・・肩の上に首を置いて首すじにその牙をさしてかみつき と1番オーソドックスな血の吸い方な訳でしょうか。で、二本の三つ編みの麻衣良ちゃんだと、 > 「後ろのほうからかみつくといいわ。両手でこの子の髪の毛をわしづかみにしてヘアラインのうなじのところに牙をたてるのよ」 と吸血方法が変わる点が実に理にかなってますし、このコダワリがロングヘアーサイトのホラー小説らしくて素晴らしい。 “うなじのところに牙をたてる” というのもなんともエロくてソソられる言葉です。 そしてその吸血指南をしている長髪流毛さんはいかにも “経験と知識豊富なプロのロングヘアー吸血鬼” って感じがしますネ(^_^ )。
で、その中で、 > 美久・・・長い髪の麻衣良にずっとあこがれ続けていた とか > 梓美・・・裕美男に飛びついた・・・「もともとこの女の子はあなたに一目惚れしていたようね」 とか > 万桜子・・・梓美とは反対に抵抗する様子もなく、裕美男が襲い易いように とか、 1人1人について、勝気とか内気とか、誰に思いを寄せているとか、性格や愛情の向け方の違いなどの 個性を明確にさせていたキャラクター描写の丁寧さも実に良かったです。


さて繰り返しになりますが、今回の新シリーズ第1話は、本当の最初の第1話以来とも言えそうなほど ロンゲルゲの恐怖を前面に押し出した始まり方でしたね。 それだけに今後の展開が想像しにくいところがあります.... このままロンゲルゲ帝国が磐石となっていくのだろうか? あるいは ロンゲルゲ帝国が落城に向かう前の花火の最後の一燃えなのだろうか? とか 色々と想像しちゃいます。そうそうそれから故障中の水晶玉は直ってるのかしらねぇ?(^_^ )

それでは、「吸血怪人ロンゲルゲ」第三十七話「恐怖はまたも髪フェチの男の子に」のご執筆とご発表、 本当にありがとうございました。これから本格的に始まる新シリーズがとても楽しみです。
それと今回は、(先日発表しました)イメージイラスト(「人食い髪」)の仕上げと時期が重なりましたために、 感想が遅くなりましてすみませんでした。
「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
髪伊良 さん  2007.8.20(Vol.792) 初出___Cont.No.kami009    
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長友三様、SNAKEHEART様、ご感想有難うございました

まあ、もし小学生の男の子でやはり実際に長い髪の毛の女の子に憧れている子がこれを読んだらきっと怖くて、学校にいる好きな女の子がまともに見られなくなるトラウマにかかるかもしれませんね。
それはもちろん、私がかつて楳○かずおや古賀○一のホラー少女漫画で長い髪の女の子が悪魔化するという内容でトラウマにかかったように。
さあ、もっと怖い思いができるようになるかな?
水晶玉の件はいずれ。
「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
長友三 さん  2007.9.10(Vol.794) 初出___Cont.No.yuzo006    
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一瞬にして腰まで伸びた圭一の髪

圭一君の髪の毛が一瞬にして腰まで長く伸びました(第38話)。驚く圭一君ですが、保健室で髪を短く切り刻まれ、長い髪を切り落とされそうなった圭一君。長い髪を切られたくない一心で必死で逃げました。長くなった髪で男性とわからない事を利用して女子トイレに逃げ込んだ圭一君。うまく逃げ切れるでしょうか?
キリスト教に聖アグネスの一夜長い髪姫奇跡物語があります。囚われになった美女アグネス、全裸で牢屋に放り込まれました。寒さで凍え死ぬだろうと思っていた看守達。でもアグネスの髪に奇跡が起きました。突如にしてアグネスの髪が長く長く豊かになり、全身を包みこみました。長く豊かになった髪がアグネスを寒さから守りました。
圭一の一瞬にして腰までロングヘアー、アグネスの奇跡を思わせる早く長く伸びた髪ですね。

長友三 さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」にご感想をくださいまして、
ありがとうございました。

by SNAKEHEART(HP編集・発行者)

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2007.9.13(Vol.795) 初出___Cont.No.snake38    
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編集・発行者からの御礼−−第三十八話「ぼくも女の子みたいな超ロングヘアに」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の新作、第三十八話「ぼくも女の子みたいな超ロングヘアに」お送りくださいましてありがとうございました。
なんとなくタイトルから、超ロングヘアになった驚きとそれ以上に喜びのようなものを感じました。 まあ私、今はもう自分自身が超ロングヘアーになりたいなどとまったく思ってませんが、 今回の主人公の圭一君くらいの年の頃はそういう気持ちも若干あったような気がします。
「バージン・ヘア」ではロングヘアの女の子のクラスメートの男子生徒たちが心ときめかせる様子が描かれていますが、 この「ロンゲルゲ」では『自分もそうなりたい』と思う(ほぼ同じ年齢の)男子生徒たちの心理が描かれていますね。 対照的ではありますがどちらの作品も『ああ〜〜分かる分かる』と懐かしい共感を思い出させてくださいます。

今回はいきなりの濡れ場(?)シーンで始まり、圭一君と保健先生・用務員とのドタバタコメディシーンあり、 そして久々のトイレの恐怖シーンあり....と、とても楽しめる(? ^_^ )内容でした。 でもいつもながらホント男の子たち大受難ですよね。
で、話題にしておりました水晶玉ですが、おお〜〜唐突に直っておりましたね(^_^ )
> 梓美がツインテールの姿で裕美男の身体にまだ抱きついて寝ていたのであった .... まずなにやら大人のドラマのベッドシーンのような始まり方ですよね〜〜(^_^ )。
> 梓美のかたほうの髪をつまみ始め、腰のところまでまたなでていた .... まあ、こういうシチュエーション(目が覚めたらベッドの中に女がいて、なかなか目を覚まさない)だと、 自然にこうしてしまうのがオトコの性ですよね〜〜(^_^ )。ですが....
> 「うふふふふ。あたしの髪の毛にさわったわね」 .... コワ〜〜〜、ちゃんと目を覚ましてだんですね〜〜〜。あるいは、ロンゲルゲって髪にまで神経が通っていて性感帯になっているんでしょうかね〜〜。 (通常は髪って死んだ細胞なので、髪自体に神経が通っている訳がない)
> パジャマに手を入れ始めた・・・とうとう、下着もぬがせようとして… .... でもここで文章を切ってしまうというのが面白いですよね〜〜。いったい裕美男君はこの後どうなってしまうんでしょうか?  読者の想像に任せるという訳ですね。まあなんとなく想像がつきますが(^_^ )


で、そんな他人(しかも子供同士)のベッドシーンを覗き見している、少々悪趣味な長髪流毛さんですが....
> 故障していた水晶玉を預けていた召使に修理させてようやく戻ってきたのであった。 .... どうもおめでとうございます(笑)。 でも、いくら長髪流毛さんが残虐の限りを尽くしていても、この故障していた水晶玉を修理するなんてのは、 思い浮かべるとやっぱり笑いがこみ上げてくるんですよね〜〜。
そしてまた場面が変わって....
> 「いいなあ、あの長い髪の子は。自分もあんなふうになって・・・」 .... この台詞は良いですね〜〜、私も昔をホント思い出します。私の場合は『自分もあんなふうに』とは ほとんど考えなかったですが、この部分は『あんな子と友達になれたら』とか考えましたもんね。 内気な男の子の心理がよく出ている懐かしくて微笑ましく可愛い台詞です。
> 黒髪が舞い上がった。その髪から放たれた香りが・・・圭一はばったりと倒れていた .... これもまた素晴らしく官能的なビジュアルイメージの素晴らしい発想ですよね。風下ならばかなり広い範囲で この髪の魔香が届くわけで、即ちかなりの確立で獲物(=髪フェチの男の子)を捕らえられるわけですもんね。 う〜〜んっ考えれば考えるほど素晴らしい!
> 万桜子は圭一の首に白い息を思いきり口から吐いてふきかけたのであった .... このシーンは私なんとなく、雪女が眠っている猟師(?)に白い息を吹きかけて凍死させるシーンを思い出しましたデス。 怖さの中にもなんとなく色っぽさも感じさせますよね。それにしても > 息をかけられた男の子は、好きな女の子と同じ髪の長さになる .... ものすごく合理的でコワイ超能力ですよね。しかも雪女と違ってロングヘアーサイトの小説らしい件で。


で、そうして眠らされて保健室に運ばれた圭一君でしたが....
> 「あなたのその髪の毛を切るのよ」 .... でもこれって考えたら可笑しいですよね〜〜。べつに男の子が髪を長くしていても法律に触れるわけでもないし、 本人さえ気に入っていれば他人がどうこう言うべきことではない筈なのですが、 まったく赤の他人の保健室の先生が髪を切ろうとする理不尽さが考えれば考えるほど可笑しかったです (まあこういった少々ゴーインな理不尽さも「ロンゲルゲ」の面白さの1要素でもあります)。 しかも更に.... > 保健の先生はバリカンを持ったまま って、ハサミでなくバリカンを持って追いかけてきたというのがなんとも笑えました。 いったいどのくらい短くするつもりだったんでしょうかね〜〜〜?(^_^ )
そして極め付けというか.... > 圭一は髪を振り乱しながら廊下を走り始めていたが、途中で掃除中の用務員にばったり会ってしまった・・・ 「こらこら、廊下は走ったりしちゃいけないだろう」・・・ 「そっちは男子用だよ」・・・ 圭一は女子トイレに入ってしまったのである・・・ 「男の子は来てないなあ」・・・ 保健の先生は逆方向に行ってしまった .... いや〜〜良いですね〜〜楽しいですね〜〜この一連のシークエンスは。テンポがとても良いし。 今回読んでいてここの部分がとても面白かったです。


で、そうして女子トイレに逃げ込んだ圭一君でしたが....
> その思っている本人がすぐ近くにいる .... いや〜〜こわいですね〜〜〜、こうして女性トイレに逃げ込んでくるのを完全にお見通しだったんでしょうかねぇ?
よくよく考えると、“なんで最初からトイレに運び込まずに、一旦保健室に運び込んだんだろう?” と 少し不思議にも感じましたが、まあもしここまでお見通しだったのならば、保健室に運び込む方が自然には見えますわね。
> 「ここは女子トイレなんだからね。見つかったらあなたが叱られるのよ」 .... この脅迫のされ方は男としてはまったく困りますよね〜〜。いくら成り行きで飛び込んでしまったとはいえ、 説明してもまず誰にも納得してもらえる訳ないですもんね。第三話「長髪流毛のたくらみ」 でもこういったシーンが有りました事を思い出しましたデス。 それにしても男の子を困らせるのがお好きですね〜〜髪伊良さんは(^_^ )。
> 圭一の右側の肩に万桜子があごを乗せて身をのりだそうとしていた・・・「男の子に自分の髪の毛をさわられると、女の子は興奮…して…く…る…の…よ。」 .... なんだか小学生とは思えないようなHさですね〜〜。そういえば私以前 第六話への感想の中で > ロンゲルゲになってしまうと魔女の領域に入ってしまって、実際の年齢などはもう問題ではなくなってしまうんでしょう....ね??? と聞きまして、それに対して髪伊良さんは 第七話の冒頭の所で > ロンゲルゲになった女の子たちはもちろん地球人ではなく、仰るように魔女の領域に入ってしまうので とお答え頂いたことがありましたネ。
今回は冒頭とそしてこのシーンと、2つの濡れ場(?)シーンにサンドウィッチされてたみたいでした (ただし、1つめはベッドの中だったのに対し、2つめはトイレの中! ^_^ )。
でもさっき万桜子ちゃんは > 「こんなきもいやつに好きになられていたなんて虫酸が」 と嫌悪感を露にしてましたが....でも意外と満更でもなさそうに見えるのですが(^_^ )

それでは、「吸血怪人ロンゲルゲ」第三十八話「ぼくも女の子みたいな超ロングヘアに」のご執筆とご発表、 本当にありがとうございました。
「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
髪伊良 さん  2007.9.14(Vol.796) 初出___Cont.No.kami010    
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御礼

長友三様SNAKEHEART様、毎度のご感想ありがとうございます。
まず、長友三様のコメントのなかで、「アグネスの奇跡」というのは知りませんでした。実際に願ってそんなことが起きたらうれしいでしょうね。わたしも、もし神様か、まあ神様にはムリかもしれませんが、魔法使いあたりならもしひとつだけ願い事を叶えてくれると言われたら、わたしは自分の髪の毛を女性のように一気に腰の先まで長くしてくださいってたのんでしまうと思います。恋人ほしいとか言ってもすぐふられるかもしれないし、お金がほしいといったって使うとすぐなくなるから、長い髪の毛なら自分が切らなければ永遠に保てるわけですから。
SNAKEHAERT様、もう、ここの話は男の子が受難になるのがふつうで、女の子に読ませたらきっと楽しくてしかたがないでしょうね。まあ、好きでもない興味のない男だったら、相手にしたがらず逃げたり避けたりするのがふつうの女性なんでしょうが、それだとまだ追ってくるかもしれないという危険性を抱えていなければならないから、いっそこうやってこらしめたら絶対大丈夫という見本にもなるわけで。たしかにロンゲルゲは女のほうが力強くなりますからいじめも女性上位になるのですよ。
小学生とは思えないHさ…もちろん、彼女たちは悪魔に洗脳されているわけですから。でも、人間の女子小学生でも内心はこんな願望を持っている者も多いかもしれませんね。もし、男子より力が強くなったらやってみたいとか。だから、もともとそうした願望を持っていたから現れていたともいえるでしょう。

<編集・発行者からの御礼>
髪伊良 さん、長友三さん(&私 ^_^ )のご感想へのレス、ありがとうございました。

アグネスの話ですけど、「ロンゲルゲ」に取り入れられても面白いんじゃあないですか?  そういう不条理さも許される世界ですから(^_^ )
> 人間の女子小学生でも内心はこんな願望を持っている者も多いかもしれませんね .... まあ、そうかもしれませんね。小学生高学年のころって、女子のほうが成長が早い時期ですしね。 それと修学旅行のときでしたが、「女子らなぁ、部屋でえぐい下ネタ話ししとったデ」と先生が言ってたことがありましたっけ。 男子生徒は他愛のない枕投げして喜んでましたけどネ(^_^ )
「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2007.10.9(Vol.800) 初出___Cont.No.snake39    
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編集・発行者からの御礼−−第三十九話「男の子は女の子の人形」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の新作、第三十九話「男の子は女の子の人形」お送りくださいましてありがとうございました。
今回はまずなんと言っても最初の某人形会社のスポンサーの件りにとても笑わせていただきました。こういうブラックユーモアは私も大好きなもので。 よくこんな面白いことが思いつかれますね。
で、この最初の人形のブラックジョークは単なる気まぐれで挿入されたものだと思いきや、本文を読んでいくうちに、なんとこの人形の件りに繋がっていたのにはまことに感心いたしました。 今回は本当に“人形”にこだわった内容だったと言えましょうかねぇ。 それから随分手の込んだ悪巧みで圭一君を陥れていくまことに巧妙な作戦にも笑わせていただきましたデス。
ところで、本文中にありました > 男の子のために用意したシャンプー(勿論、以前の話に出ていたものである) とは、「PART6」に出てきました “宇宙の整髪料” のことなのでしょうか??  それと、 「PART7」に入ってからここまで3話、長髪流毛さんを除けば「PART1〜6」までに出てきたキャラクターは 1人も登場していないんですね。

> 百年近くにわたって少女に絶大な人気を維持し続けてきた .... えっ、あの人形ってそんなに古くからあるんですか!?
> 「リ●ちゃん、あなたもロンゲルゲよ」・・・不気味な笑い顔をうかべるリ●ちゃん .... えーーっと、たしかリ●ちゃんって、お父さんがバイオリニストでしたっけ? まあいかにも “お嬢さん” ってな 設定になってたと思うんですけど、その清純なイメージをぶっ壊すようなとこがまた痛快でもありました。
> 「おふろわいたから、こっちよ。おふろばは・・・あなたの濡れた服と下着をその間に洗濯しておくから」 .... でも、おもらしして濡れたズボンとパンツを洗ってあげるんですねぇ。一応、本当にコインランドリーに向かったみたいだし。 私だったら、こんな汚いもの、途中で捨てるかなぁ(^_^ )。
それにしてもこれって小学生同士の会話とは思えないですねぇ(^_^ )。それと、同じ歳の女の子の家で風呂に入るなんてシチュエーションもねぇ、 フツーの小学生では考えられないですよね? 何気なく読んでいると気が付かないでしょうけど、 情景を想像すると、なんとも奇妙な光景が目に浮かぶようです....それとも私の小学時代がオクテ過ぎたのカナ?(^_^ )
> 「ふふふふ。相変わらず男の子は甘いわね」 .... しかしまあ、なんで髪フェチの男の子だとこんなにいじめられるのかいな? でも長髪流毛さんも それを楽しんでる感じがしますね(もしかして愛情の裏返し?)、まあ少々大人気無いという感じもしますが(^_^ )。 そーー言えば以前(第18話)長髪流毛役の由香さんが > 「近所のおばさんたちに、あなたはいたいけのない男の子たちにあんないやらしいことをしているのかって怒られましたわ」 って嘆いて(?)ましたっけネ(^_^ )

> またも髪の毛を風に舞わせ、その香りを級友たちにかけたのである .... いや〜〜前回に続いてまたも使いましたね〜〜この髪技を。男の子だけでなく女の子にもこの髪の香は効くんですねぇ。 それと前回は丁度風が吹き付けてきた時だったのですが、 どうやら今回の情景を想像すると、万桜子ちゃんは自ら髪をコントロールして宙に舞わせることが出来るようですね?
> 万桜子ひとりによるヘアカタログ .... これは実に粋な表現ですよね。“万桜子の写真集” でなく “ヘアカタログ” と言うところがいかにも 顔やスタイルでなく、髪が1番目当てという圭一君(&この小説を読んでいる我々 ^_^ )の願望を表しているかのようです。 この万桜子ちゃんの髪はたしか腰くらいの長さでしたかね?
でもこの写真の山って おそらくロンゲルゲにされる以前に撮影されたものですよね? お母さんが娘の可愛い姿−−この「ロンゲルゲ」に出てくる女の子って、どちらかと言えばブスちゃんが多いけど(^_^ )、 でも親にとってはどんな子でも可愛いものです−−を沢山残そうと思って撮ったものでしょうかねぇ?? ま、 そういう風に色々と想像を掻き立てられますデス。
> 「そうらしいわよ。ワンピースを着ているっていうから」・・・女装していることがわかってしまった圭一は、その場で愕然となるのであった .... これはもう顔から火が出そうなくらい恥ずかしいでしょうねぇ、自分が圭一君になった場合を想像すると。しかも、 > 「万桜子ちゃんのこと、よく追っかけていたきもいやつよ」 .... こんな屈辱的なことまで言われて、まあホント体だけじゃなくて、こうして精神的にもいたぶられるんですねぇ、髪フェチの男の子は。 まあそれでも陰惨にならず寧ろ笑えてしまうのは、心底からいたぶり小説を書くつもりでなくあくまでホラーだから、 しつこくならないからでしょうねぇ。
それにしてもよくこんな可笑しい悪巧みを思いつかれるものですねぇ。髪伊良さんはこういう作戦を、 いたぶる女の子側に立って思いつかれるのでしょうか? あるいは、 いたぶられる男の子側に立って思いつかれるのでしょうか?....なんとなく私、考えてしまいました。

それでは、圭一君がどんなひどい目に遭わされるか(あるいは救われるのか)次回の展開を想像しながら、 「吸血怪人ロンゲルゲ」第三十九話「男の子は女の子の人形」の感想を終わらせていただきます。 ご執筆とご発表、本当にありがとうございました。
「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
髪伊良 さん  2007.10.12(Vol.801) 初出___Cont.No.kami011    
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SNAKEHAERT様、毎度の感想をありがとうございます。
さっそく、今回のご質問についてですが。
>本文中にありました >男の子のために用意したシャンプー(勿論、以前の話に出ていたものである) とは、「PART6」に出てきました “宇宙の整髪料” のことなのでしょうか??
はい、もちろんそのとおりです。登場人物はみな代わっても長髪流毛は必ず同一人物として世界に一人だけでいますから。

>えっ、あの人形ってそんなに古くからあるんですか!?
これはこれは、百年近くというのはちょっとオーバーに過ぎたか、記憶が曖昧だったもので。もっとも、このロンゲルゲも時代はもう少し未来という設定かもしれないし?

>髪伊良さんはこういう作戦を、いたぶる女の子側に立って思いつかれるのでしょうか? あるいは、いたぶられる男の子側に立って思いつかれるのでしょうか?
そうですね。どちらかといえば、やはり、自分は男なので後者ですね(笑)。

で、ところどころ。
>まあいかにも “お嬢さん” ってな設定になってたと思うんですけど、その清純なイメージをぶっ壊すようなとこがまた痛快でもありました。
あら?ロンゲルゲの女の子はみんな清純ですのよ。みんな女らしい女の子として上品に振舞っているのですから。今回、万桜子に操らせている女ともだちはそのレベルではない子たちなので、かなり言葉も乱暴になります(笑)。

>でも、おもらしして濡れたズボンとパンツを洗ってあげるんですねぇ。一応、本当にコインランドリーに向かったみたいだし。私だったら、こんな汚いもの、途中で捨てるかなぁ
万桜子はいちおう、すごく優しい女の子としてこのぐらいのこと当然という設定であります(笑)。

>しかしまあ、なんで髪フェチの男の子だとこんなにいじめられるのかいな? 
実際髪の毛を長くしている女の子にきかないとわかりませんが、やっぱり髪フェチというのには余りいいイメージを持っていないようなので。

>万桜子ちゃんは自ら髪をコントロールして宙に舞わせることが出来るようですね?
そりゃあ、長い髪の子の特権ですから。

>この「ロンゲルゲ」に出てくる女の子って、どちらかと言えばブスちゃんが多いけど
怒りますよ、配役の女の子たちが(笑)。でも、ロンゲルゲはブスちゃんでも髪を長くさえすれば誰でもなれる平等な世界なのですから。決して美人だけを選ぶということはありません。

>それでは、圭一君がどんなひどい目に遭わされるか(あるいは救われるのか)次回の展開を想像しながら
はい、次回もすでに構想していますが、救われるということはまずないでしょう(笑)。女性の方々にも楽しんで読めるように、がんばりたいと思います(笑)。

<編集・発行者からの御礼>
髪伊良 さん、私の感想へのレス、ありがとうございました。
> このロンゲルゲも時代はもう少し未来という設定かもしれないし .... おお〜〜なるほど。ってことは、人間モドキとか1960年代の漫画の話がよく出てくるのは、 長髪流毛さんは相当地球のことを勉強して来たってことでしょうかねぇ?(^_^ )
> いたぶられる男の子側に立って思いつかれるのでしょうか?・・・自分は男なので後者ですね .... ってことは....ちょっとMの気がお有りだったりして(笑)
> ブスちゃんが多いけど・・・怒りますよ、配役の女の子たちが .... ええ、でもぉ....髪伊良さんご本人が文中でおっしゃって(例えば
第30話の終りのところ) るんですけどぉぉぉぉぉ(笑)
では、これからもご執筆、がんばってくださいまし。
「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
長友三 さん  2007.10.17(Vol.804) 初出___Cont.No.yuzo007    
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万桜子の魅惑ある恐怖

圭一を襲った万桜子、圭一は噛み付かれて血を吸われたのにも関わらず、万桜子の長い髪に魅了されている圭一、恐ろしい事態に気がついていないどころか、喜んでいる状態です。万桜子は他の女子生徒をあやつりはじめました。圭一は万桜子が用意したワンピースを着て、女装してしまいました。その姿を女子生徒たちに見られた圭一、窮地に追いやられえのでしょうか?(第39話

長友三 さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」にご感想をくださいまして、
ありがとうございました。

by SNAKEHEART(HP編集・発行者)

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
髪伊良 さん  2007.10.21(Vol.805) 初出___Cont.No.kami012    
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長友三様へ

ご感想ありがとうございました
女の子は残酷な心をみんな持っていますから、特にきもいと思うようなタイプの男の子には容赦ないしうちを、人間だったら現実には女のほうが力も弱いし法律上許されないことを、ロンゲルゲではいくらでも実行に移すことができますから、次回は男の子にとっては想像を絶する地獄絵が待っています。その悪魔的魅力をたっぷりとお楽しみにお待ち下さいませ。
「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2007.11.15(Vol.808) 初出___Cont.No.snake40    
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編集・発行者からの御礼−−第四十話「わたしの長い髪の毛を引っぱらないで」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の新作、第四十話「わたしの長い髪の毛を引っぱらないで」お送りくださいましてありがとうございました。
まずタイトルからしてなんとも刺激的ですねぇ。「わたしの…」というところからして、女子ロンゲルゲが 髪を引っ張り回されるのか(つまり前回までの流れが逆転)と最初は想像しました。
で、先日仰ってたようにまさに “地獄絵” 図が繰り広げられてましたねぇ....とは言え、殆どは 男の子が髪の毛を引っ張り回されて「わたしの髪の毛を引っぱらないで」と悲鳴を上げてるという 『どっちが男の子?』と思わせる可笑しさがありました。
でも今回感じたんですけど、もしもこれが、女の子が男の子にいたぶられる内容(つまり今回の内容と逆)でしたら、 かなり顰蹙を買うんじゃあないかなぁ?....と思いました。そういえば最近TVでよく見かけるあの某医師と某女子プロレスラーの夫婦も、 もしも夫が妻をいたぶってた(つまりTVで見かける光景と逆)ならば、TV局に轟々たる抗議が殺到するだろうなと普段から感じてるんです。 まあそう考えたら男って損な生き物ですな〜〜〜(^_^ )
だけど、女の子が男の子にいたぶられる内容は、絵や文章ではご法度でも、頭の中で想像するのは自由ですのでネ、 『もしも今回のケースを逆にして、こんな風に長い髪の女の子が髪を引っ張りまわされていたぶられている光景って、 やっぱコーーフンするだろな〜〜』と私の心の中に潜む小さな悪魔が少しほくそ笑むところが有りましたデス(^_^ )。 勿論現実に長い髪の女の子が目の前に居たとしたら絶対に髪を引っ張っていたぶったりはしませんけど、 でも『ちょっとやってみたいな〜〜〜』と思うパラドックスは頭の中に少しは潜んでおります。 そういう深層心理を刺激してくれる今回の内容でもありました。

> 真綾(まあや)、佐由実(さゆみ)、日奈乃(ひなの) .... 最初ここを見たとき、『えーーっ!?』と思いましたよ。まあこの「ロンゲルゲ」をよく読んでおられる方なら、夫々、 摩亜弥(初登場:第1話)、沙弓(同:第3話)、雛乃(同:第9話) がオリジナルだと分かりますよね....ま、名前のリサイクルってやつですか(^_^ )
> 「わ…、わたしの…、長い…髪の毛…ひっぱるの…やめて」 .... しかしまあ、小学生の男の子だったら普通は、「ぼくの髪の毛、ひっぱらないで」と言うんでしょうけど、 「わたしの…」とは....いや〜〜髪の毛がこんなに長くなったらいつの間にか心まですっかり女の子のようになってしまったんでしょうか?? あるいは、 > 「もういちど言ってみな。わたしの長い髪の毛をひっぱるのやめてって」 と言われたんで、そのまま従っただけなのでしょうか?? ....まあ前者だとしたらホント可笑しいですよね。それにしても....
> 「はっはっは。傑作もいいところだぜ」「あーはっはっは、何度聞いてもあきねーな」 .... 小学生の女の子なのに、なんだかまるでオッサンみたいな言葉使いになってますね〜〜〜。 先日の感想へのレスの中で > 万桜子に操らせている女ともだちはそのレベル(ロンゲルゲ)ではない子たちなので、かなり言葉も乱暴になります と仰ったとおりのようですね。更には....
> 「こんなきもいやつになんか処女をあげたくないわよ」 .... スゴイ事言いますね〜〜〜(^_^ )。それにしても私は小学生時代は処女とか童貞とかいう言葉も概念も知らなかったんですけど、 小学生の女の子は知ってるものなんでしょうかねぇ? それともロンゲルゲに操られて精神年齢が上がってしまったんでしょうかね〜〜?

> 「もしかして、この人形で遊んでたのかしら」 .... う〜〜んっ、正気に戻ってもこう言ってるって事は、圭一君は今本当に着せ替え人形のように見えてるってことでしょうかねぇ? だとしたら エライ大きな人形だ。
> 「このなかにお入り」・・・犬小屋のなかには・・・少女が寝かされていのであった .... いや〜〜このあたりホント悪魔的性格ですよね〜〜。人を犬レベルに扱っているなんて。ですが....
> 犬小屋から圭一が身体を戻して、そのあとに少女が出てきた。 「う…、う…、血、血がほしい」 .... いや〜〜コワイですね〜〜やっぱ。犬並みに扱われてそして犬小屋から出てきて、こういう野獣的な台詞を吐くと。 “まさにホラー” って感じの怖さ・不気味さです。
> 「好きでもない男にも相手しなければいけないんだから」 「うふふふ。ほんとうは好きになっているくせに。だから心配ないのよ」 .... ふふーーんっ、まあ長髪流毛さんの言葉の方を信じるならば、もてあそんで楽しんでいるうちに徐々に好意を感じていったんでしょうかねぇ? それとも 最初から気が有ったのか?....まあ考えたら、圭一君のことが本当に嫌いだったら、放っておいたら 四人の少女たちが殺してくれますもんね(^_^ )。なのに部屋に戻ってきて四人を正気に返したってことは.... やっぱちょっとは気が有るってことかなと思うんですけどネ。それにしても....
> どういう意味で心配がないと言っているのか、もちろん意味深ではあるが .... うんっ、私もなんだか、この「心配ない」という言葉が気になりましたデス。今後に何か関係がありそうな予感も....。


さて、なにやら今回でこの「PART7」はおしまいのように私には見えたんですけどぉぉぉ.... (ま、もしも、おしまいでなければお許し頂きたいのですが)いつものように、終わりのところで長髪流毛さんが、 このPARTでは登場しなかったキャラクター達の近況レポートをしてくれてましたね(これいつも私は好きなんですけど)。
> 「亜紀ちゃん、ちょっとだけ勝徳くんを貸してくれないかしら」 .... 思えば今回の「PART7」内で、長髪流毛さんは最初の話(第37話)で 真沙奈ちゃんを襲った後はずっと水晶玉で見物ばっかりしてたんですよね。 そろそろちょっと疼いて来たんでしょうかねぇ?(^_^ )。それにしても長髪流毛さんって、大人の男性を襲って 血を吸ったことって無かったですよね? 以前ちょっと話に出てましたけど(第24話)、 長髪流毛さんって所謂ショタコンなんですか? (ちなみに聞いた話では、ショタとは鉄人28号の正太郎君のことなんですってね。つまり正太郎君みたいな美少年好きという意味なんだとか?)
で、ラストで意外な懐かしいキャラが現れてくれましたねぇ(「PART4」参照)。 いや〜〜まだ名前が付いてなかったんですかぁ(^_^ )。 次回は彼...否、彼女...えーーーっとどっちなんだっけ?(^_^ )が 活躍してくれるんでしょうか? 楽しみですネ。
わたし的には他にも「PART5」に出てきた宇宙妖怪(?)フェミニスターとか 「PART6」に出てきた髪伊良美ちゃんも気になりますデス。

それでは、「吸血怪人ロンゲルゲ」第四十話「わたしの長い髪の毛を引っぱらないで」のご執筆とご発表、 本当にありがとうございました。
「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
髪伊良 さん  2007.11.19(Vol.809) 初出___Cont.No.kami013    
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管理人様、毎度ご感想ありがとうございます

えー、そうですね。
ロンゲルゲの世界は、当然女が男より力が強くなっているという前提で、しかも犯しても罪にならないことになっているので、立場は人間とは逆になっていますね。

ロンゲルゲは、女性中心ですから、あくまで振る舞いも言葉使いも女らしくなければいけません。しかし、ここであやつられている少女たちは正式なロンゲルゲではないので、あのようなスケバン言葉になっています。

>小学生の女の子はロンゲルゲに操られて精神年齢が上がってしまったんでしょうか
そういうことに恐らくなると思われます(作者もよくわからない?)。

>圭一君のことが本当に嫌いだったら、放っておいたら四人の少女たちが殺してくれますもんね(^_^ )。なのに部屋に戻ってきて四人を正気に返したってことは....やっぱちょっとは気が有るってことかなと思うんですけどネ。
これもたしかに、そう理解されて結構だろうと思います。

>なにやら今回でこの「PART7」はおしまいのように私には見えたんですけどぉぉぉ
あ、実は今回が40回でいちおういい区切りなので。もちろん、今回の正式なロンゲルゲのメンバーはまた次回以降も登場させる予定でおります。

>長髪流毛さんって所謂ショタコンなんですか?
そりゃそうでしょう。第1回からずっとお読みであればそのとおりであることがおわかりでしょう。
そう、長髪流毛のいちばんの好物は、小学校高学年ぐらいの男の子なのですよ。最も性に目覚める年代で誘いやすいですし。
(たしかショタコンってオバQの正太ともきいたが)

>次回は彼...否、彼女...えーーーっとどっちなんだっけ?(^_^ )が活躍してくれるんでしょうか?
申し訳ないのですが、あの人物は調子に乗せるとロクなことがないので、当面登場させるつもりはありません。まあ、あのように出し抜けに出てくる恐れ?はありますが。

それにしても、急に寒くなりましたね。また、次回はより寒くなる内容を(オヤジギャグの連発ではありませんよ)御届けする予定です。 ともあれ、ありがとうございました。

<編集・発行者からの御礼>
髪伊良 さん、私の感想へのレス、ありがとうございました。
> 今回が40回でいちおういい区切りなので。もちろん、今回の正式なロンゲルゲのメンバーはまた次回以降も登場させる予定でおります .... と言うことは、次回の第41話も「PART7」で良いわけですね? もし次回は「PART8」になるのでしたら、 ファイルを新しく作らないといけませんのでねぇ....ま、次の第41話の原稿にそのこと明記してくださいまし。
> たしかショタコンってオバQの正太ともきいたが .... そうですか。まあいずれにしても、古い漫画ですね〜〜、1960年代の。
> あの人物は調子に乗せるとロクなことがないので、当面登場させるつもりはありません .... ええ〜〜〜そりゃあ残念(^_^ )。
では、これからもご執筆、がんばってくださいまし。
「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
長友三 さん  2008.1.10(Vol.813) 初出___Cont.No.yuzo008    
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明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。感想をお送りするのが年を越してしまいました。申し訳ありません。
第40話)髪が長くなって女の子の服を着せられた圭一君、少女達からリンチに遭ってますね。長い髪を引っ張られて嫌な思いをしました。挙句の果て犬小屋に放り込まれてしまいました。犬小屋には髪が長く腰まで伸びた少女がいました。圭一は噛み付いてその少女をロンゲルゲにしてしまいました。猛威を拡大しつつあるロンゲルゲ、少年少女たちが次々に餌食になってます。止める手立てはあるのでしょうか?新年を迎え正義と長い髪を守る美の味方を期待します。

長友三 さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」にご感想をくださいまして、
ありがとうございました。

by SNAKEHEART(HP編集・発行者)

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
髪伊良 さん  2008.1.10(Vol.814) 初出___Cont.No.kami014    
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長友三様へ、年越しのご感想ありがとうございます。

このたびは、新年あけましておめでとうございます。
本年もロンゲルゲとともに宜しくお願い致します。
そうですね。こうして子供たちがどんどん餌食になっていきます。
もちろん、子供たちは怪人化するだけで殺されることはありませんので、ご安心?を。
ちょっと、圭一には残酷な味わいをさせてしまいましたが、ごほうびもしっかり用意されていたのですから。
まあ、長い髪はしっかり守られますが、果して正義ということになるのやら?
ぜひ、今後もご期待くださいませ。






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