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第一  〜  八話は、 “PART1”
第九  〜  十二話は、 “PART2”
第十三 〜  十八話は、 “PART3”
第十九 〜 二十四話は、 “PART4” をご参照のこと。



< 目   次 >
第 二十五 話 「悪魔の教室」   .......2005.11.19(Vol.670)
第 二十六 話 「消えた男子生徒たち」   .......2005.12.22(Vol.675)
第 二十七 話 「地獄の日々」   .......2006.1.7(Vol.681)
第 二十八 話 「えっ、女の子を殺せって?」   .......2006.2.16(Vol.696)
第 二十九 話 「女の敵は女」   .......2006.3.12(Vol.699)
第 三 十 話  「愛情こそすべて」   .......2006.3.25(Vol.702)
 
ご  感  想


第三十一 〜 三十六話は、 “PART6”
第三十七 〜 四十話は、 “PART7”
第四十一話以降は、 “PART8” をご参照のこと。





2005.11.19(Vol.670) 初出___Cont.No.kamil25    第二十六話へ 目次へトップへ


「ああっ、うう、うーん…。」
「うふふふ、くくくく。」
「うう…、うーん。」
「くくくく。」
 暗闇のなか、まじわっているうめき声の主は男、不気味な笑い声の主は女だった。ここは、雛乃が母親と住んでいる賃貸マンションの一室。そのなかで危ない行為をしている中学生の男女がいた。
「あっ。」
「ほーらほら。」
 女のほうはもちろん雛乃。男のほうは公之。かねてから好きだった男を手に入れた雛乃が、その相手をおとしいれている。人間と違ってロンゲルゲになった者のセックスはつねに女性上位でおこなわれるのである。さかんに公之の中味をいたぶる雛乃だった。
(こんな場面、本当はなかったはずだが、公之役の男の子がいたずらして書き換えていたもの。ちなみに、現場監督が過労で入院したために代わりに見習いの若手が監督を勤めていたため、台本が差し替えられていることに気づかずに本番に入っていた。雛乃役の女の子や長髪流毛先生役の水島由香さんもそのことは知っていながらしょうがないなと思ってそのままやらせている)



 カチャッ…。
「あ、帰ってきたわ、おかあさんが。」
 雛乃と公之は部屋の灯りをつけて脱ぎかけていた服を元のように着なおすのであった。両サイドの前髪を一本ずつ頭の上から三つ編みにしてほかの髪といっしょにおろしている雛乃と、雛乃によってロンゲルゲになったために髪を伸ばしていまは後ろに黒いヘアゴムでひとまとめにしている公之がその部屋で戯れていた。
「まあ、雛乃にもボーイフレンドができていたのね。」
「おかあさん、ひどいわね。おかあさんまでわたしのこと、ブスだと思ってたんでしょ。」
「そんな、彼の前でなにもそこまで責めなくても。」
「でも、いいわ。彼はほんとうにわたしに一途なのよ、ね。」
 少し照れ笑いしながら、公之が部屋から食卓に出てきた。
「おかあさまですか。はじめまして、公之です。」
「まあ、雛乃がいつもお世話になっています。」
「ところでおかあさん、その袋が今日の晩ご飯の材料?」
「安売りしていたから、ちょっと買いすぎちゃったかしら。」
「あら、そしたら公之くんといっしょに食べられるわよ。」
「でも、彼もおうちの方が待ってらっしゃるでしょう?」
「電話して遅くなるって言えば?」
「雛乃もわがままね。」
「あの、うちも母がつとめに出ていて遅くなりますから。」
「あら、あなたのおかあさんも働いてらっしゃるの。」
「まあ、子育てが一段落してまた就職しましたから。」
「うふふふ、よかった。手料理を食べてもらういい機会ね。」
「じゃあ、留守番、おねがいね。」
「今夜も遅くなるの?」
「そりゃ、舞台だからね。」
「こんど、おかあさんの舞台につれてってよ。そろそろ見習いでもできたら。」
「雛乃ちゃん、あなたにわたしと同じ道はさせたくないわ。一見華やかだけど、なかではとっても厳しい世界よ。わたしはあなたに幸せな結婚をしてほしいの。この世界は時間も休める日も不規則で地方へのドサ回りも多いし、事実今晩もむこうで寝なければならないから、まず結婚できても一緒に生活できることはほとんどないのよ。」
「あら?公之くんはわたしに好きな道を選んだならそうすればいいって賛成しているわ。彼も、芸能界に興味が昔から深いからって、将来プロダクションを設立してわたしのマネージャーになるって、そうすれば一緒にいつもいられるわ。そのためにマネージメントを学べる専門学校に進学できるように受験勉強してるわよ。」
ストリップとアイドルとはまた違うわよ。まだずっと先のことだからいいけど、安易にわたしのやっていることだけは思ってほしくないわ。ふたりで話し合うにしても、よく考えてね。」





 舞台は変わって、こちらは小学校の近くにあるファンシーショップである。ヘア小物を買おうとしてやってきたのは、髪の長さがようやく胸ぐらいにかかるようになった小学六年生の勝徳だった。自分の髪を二本の三つ編みにしようとしてかたほうの髪は黒いヘアゴムを結んでいたが、もういっぽうの髪の毛先に結ぼうとしたヘアゴムが切れてしまったため、編みかけのまま店に入ったのである。
「いらっしゃい、ヘア小物をお探し?」
「あっ、ええ。」
 かたほうの、結んでいない三つ編みの髪の毛先を手で握ったまま、勝徳はとめられる小物をさがしていたが、どれも派手なもので自分にはあわないと思ったためになかなか決められなかった。
「そしたら、お嬢ちゃん、あなたに似合うものがあるから、わたしがつけてあげる。こっちへ来てごらん。」
「えっ?」
 自分のことを女の子だと思ったらしいが、女店員のペースにのせられて説明することもできないでいた。
「うふふふ。」
 女店員は、勝徳の背中にまわって毛先にピンク色のリボンを彼の髪の編んだ毛先にそれぞれ留めていたのであった。
「ほら、等身大の鏡があるから、見たら。」
 女店員に案内されて、ちょっと恥ずかしく思った勝徳だったが、リボンをとめた髪を前に垂らしてみると少しぼおっとなったりもしてきたが、その時だった。
「あっ。」
「うふふふ。」
「おねえさん、なにをするの。」
「あなた、男の子ね。最初からわかっていたわ。」
 女店員の両手が、勝徳の下半身に伸びてきていたずらを始めようとしたのである。背中に抱きつかれて勝徳は身動きできなかったが、その時だった。
「えいっ!」
 やってきたのは、勝徳がロンゲルゲにした亜紀とまた亜紀の同級生の女子児童たちだった。女店員に襲われようとしていた勝徳から、女店員を引き離そうとしてうち誰かが女店員をけとばしたようである。
「い、いたい。」
「あなたたち、ありがとう。もうやめて。女の人を痛めつけたりしちゃ、だめでしょ。」
「だって、勝徳くんにいたずらしようとしたんだもん、この人。」
 女店員が起き上がった。
「あなたたち、わかったわ。ほんとうにごめんなさいね。つい、あんまりかわいいから出来心でやってしまったけど、同じ年の子たちにはかなわないわね。そのピンク色のリボン、ただであげるわ。」
「行こう。」
「勝徳くん、うちのおねえさんが自分のセーラー服着せてみたいって、似合うかもしれないから来る?」
「そんな、もっと恥ずかしいよ。」
 ファンシーショップを出て、数名の女子児童に囲まれながら、三つ編み姿のまま出てきた勝徳の後ろでは勝徳が気づかなかったが、勝徳と同じクラスの女子たちがいて、また苦々しげに見ているのだった。
「なに、あいつ。また、きもいわ。」
「よく、あんな年下の女の子たちばかり相手にしていられるわね。」
「あのまま中学行ったらどうなるか。絶対に女の子にいじめられるわよ。」
中学校って、いま、たいへんなことが起きているらしいわね。男の子たちがみんな休んでるんだって。」
「えーっ、女の子しか通ってないの?」


 事実、その同じ通学区域にある中学校では男子生徒の姿が全く見えなくなっていた。いや、教師も女性しかいないのである。臨時の仕事で来ていた長髪流毛も、しばらく気にしていなかったらこんなことになっていたとはと、驚きを隠せなかった。
「雛乃ちゃんのしわざかしら。彼女にはこの学校のことはみんな任せてあるけど、なんかやりすぎみたいね。まあ、そのうちわかってくるだろうから。ん?あれは…。」
 長髪流毛は、やっと男子の制服を着ていた者が現われたのを見届けていた。髪の毛を後ろで一本の三つ編みにして制服のなかに隠していた公之だった。前日、学校を休んでいたのである。この朝、もうすぐ始業時刻で公之はぎりぎりでかけつけてきたようである。
 公之が教室に入ろうとすると、どこか異様な雰囲気が漂っていた。
「あっ。」
 その教室には、もうすぐ最初の授業が始まろうとするというのに女子生徒しかいなかったのである。しかも、生徒たちの表情などがみな不気味であった。
「うふふふ。」
(つづく)



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感 想





2005.12.22(Vol.675) 初出___Cont.No.kamil26    第二十七話へ 目次へトップへ


 (またも前座です)
 ロンゲルゲファンの皆様、ご無沙汰しております。髪伊良です。
 とうとうまた、話のほうは先に進まないうちに時のほうだけが進んでおります。
 また、いままでの登場人物が一度も出してくれないなんて夢のなかで言われたら怖いので、気になるいろんな子がどうしているのか、ちょっとばかりようすをお知らせしてみようと思います。


「う、ううっ…。」
「ほーら、よーく見て。わたしの視線からそらそうとしたら、あなたはよけいもがき苦しむのよ。」
「あ、ああ…。」
 ここは小学校の保健室の、カーテンを閉じられたなかのベッドの上であった。ボリュームの多い髪がようやく肩からわきの下あたりまで届くようになったこの少女は、小学校六年生のなかでもっとも人気のある美江子(参照:
第十三話)だった。
「うふふふ、あなたもわたしのこと慕ってたなんて知らなかったわ。」
「うう…。」
「どうやら、あなたはべつにわたしと相手できなくても、あこがれているだけでいいって感じね。でもね、ロンゲルゲの女の子はそれじゃ満足できないの。わたしはね、自分のことを好きになっている男の子は絶対に離さないの。」
「どうして…、ぼくが…。」
「あなたもわたしと同じ髪の長さになってるじゃない。ふふふふ。わたしがこんないやらしい女だとわかって逃げたくなってもだめよ。男の子はいったん女の子を好きになったら必ずその女の子のえじきになるのよ。そのかわり、片思いでもこうして相手できてうれしいでしょ。」
 もだえる同級生の男の子。美江子はこれで実は5人目の男の子を誘っていたのである。
 がぶーっ!ついに、男の子はまたかみつかれ、血を吸われていた。
「うふふふ。」
 その時、後ろからカーテンがあけられた。その主は、よくやるツインテールの髪にまとめた沙弓であった。太めの白いヘアゴムが巻かれ、まっすぐに垂れた髪の毛先をお尻まで届かせていた
「まあ、あんた、もう男の子の血を相当吸ったようね。こんな男好きだったなんてね。」
「それは、男の子たちがわたしに…。」
「男の子がたくさん近づいてくるからって言いたいようね。でも、あなたをロンゲルゲにしたのはこのあたし(第十四話)。たっぷりとそこで吸わせていただくわ。そこにいる男の子もあたしの下僕よ。」
「えっ?女の子なら男の子を下僕にできるでしょ。」
「まだ、髪の長さがそんなにないのに、下僕を持つなんて十年早いのよ。」
 沙弓の表情が恐ろしい姿になり、牙がはえて余計にこわく見える顔となるのである。
「きゃあーっ!」
 保健室の外で、悲鳴を聞いていたのは沙弓の後ろをひそかに追いかけていた栄二だった。保健室に入って、沙弓が美江子を襲っている場面を見てぼうぜんと立っていただけであった。そこへまた背後からは長髪流毛が現われてきたのであった。
「おほほほ、沙弓さんも美江子さんからたっぷり吸ったようね。そしたら、今日だけ特別この子に吸わせてあげて。」
「えっ?いやよ、そんなきもいやつにかまれるの、二度とごめんだわ。」
「えいっ!」
「ああっ!」
 長髪流毛の光らせた光線を浴びて沙弓は身動きできなくなった。
「さあ、栄二くん、いまよ。後ろから襲っておやり。」
「はい、先生。」
 すぐに沙弓のツインテールにしていた髪を両手で一本ずつわしづかみにしていた。栄二も、黒いヘアバンドをしていて肩の両側に大きく広げていた髪を長髪流毛になでられ、その髪を沙弓の肩にもばさっとかぶせていたのであった。もちろん、沙弓から血を吸ったあと栄二はこの長髪流毛に吸われる運命にあったが、その間に長髪流毛も服をぬいでいたり、栄二のはいていたズボンなどぬがしていた。事実、シャワー室のお湯があたたかくなるようわかしていたため、そこへ誘おうとしていたようである。ベッドには美江子もがくっとなってうつぶせに倒れていた。このあとの場面は教育上よくないので省略。


「ああっ…、ううっ…。」
「くくくく。」
 こちらは、扉を締め切った理科準備室で、あえぐ声の主は男の子、不気味に笑うのが女の子だった。準一由紀恵(参照:第六話)であった。ポニーテールに束ねた一本の髪を三つ編みにして毛先をピンク色の大きなリボンでとめていた由紀恵が、前髪を後ろに黒いヘアゴムで一本にとめてほかの髪といっしょに背中におろしていた準一はまた、身体を縄でしばられた猿轡の状態になっていた。口も布でふさがれているため、かみつかれても大声が出せない。
 しかも、由紀恵の手には火のついたろうそくが…、そのろうが準一の下半身に落されていたのである。
「あうーっ。」
「ふふふふ。どんなにもがいてもだめよ。」
 髪をじかになでられて興奮する準一の首に、由紀恵が盛んにかみついては舌で血を吸い上げるのであった。


 小学校低学年の清美も、遥紀(参照:第十七話)を下僕にして盛んにいたずらをしていた。自分のスカートを遥紀にはかせていっしょに家の外へ出ようとしていた。
「うっふふふ、だれもあんただとわからないわよ。」
 清美は白いリボンをとめたポニーテール、遥紀はやや高い位置に水玉のボンボンをとめているツインテールだった。


 紗真耶尋子の姉妹がいる家でも、勇一(参照:第八話)がふたりに挟まれてもだえていた。紗真耶はいつも通りひざまで届いている二本の三つ編み、尋子は三つ編みをそれぞれ輪にして黄色のリボンを毛先と耳もとのはえぎわのところに結んでいた。勇一もツインテールにピンク色の布製のリングを結ばれてさらにそれぞれ三つ編みにした髪の毛先を白いヘアゴムでゆわえていた。
 勇一の背中に尋子が抱きついて勇一の髪の分け目に顔をうずめ、舌まで出してはなめているのであった。紗真耶とは正面で勇一と向き合っていたが、勇一はズボンのベルトをはずされてそのなかに紗真耶の三つ編みの髪の毛が入れられていたのである。その髪の毛先が勇一のある身体のどこかに巻きついて強くしめつけたため、勇一はまたあえぎ声をあげつづけていた。
「ほうら、苦しんでいるようでうれしいでしょ。」
「わたしたちのことをずっと見続けていたおしおきなのよ。」
「うっ、うう…。」
 女たちの思いのまま、男の子はもて遊ばれるのである。ロンゲルゲの間では、女の誘いを男は絶対に断ることができないのだ。しかし、女たちはまず自分のことを好きな男をまずおもちゃにしようと誘き寄せるため、男が片思いでも好きな女とは遊ばれながらも相手ができるのが人間と違う所である。



 そして、一日学校を休んだ公之にも…。
「あれ?この教室って、たしか二年○組だよね。女の子ばかりのクラスじゃないはずなのに。」
 その教室に来た時はだれも反応がなかったが、たしかに場所はいつも公之が入っていたはずのクラスの教室であった。
 公之はしかたなく、その入口に最も近いところにいた千鶴枝(参照:第十一話)に話しかけた。
「あの…、男子はどこに行ったの?」
「男子、いないわよ。」
 そういえば、雛乃の姿もないと教室内を探してみたが、そのうちにある女子生徒が近寄ってきた。
「あんた、もしかして雛乃のこと探してるの?雛乃ならこのクラスじゃないわよ。」
「ええっ?でも、ここの教室は…。」
クラス替えがあったの、男子がみないなくなったからね。」
「そう。あんたひとりよ。あんたの席はいちばん窓側のいちばん後ろ。そこで授業を受けるのよ。机を前に持ってこないでね。」
「雛乃に免じて、男子ではあんただけがここで授業を受けられることになったんだから、ありがたく思いな。」
 男子が自分以外にいなくなったって、クラス替えを学年の途中なのに急にやるなんて、なにもわからなくなったままの公之であった。
 ぼうぜんとしているところへ、担任の女教師が入ってきた。この教師は雛乃が最初に長髪流毛の命令によって襲いロンゲルゲにした女教師である(参照:第十話)。
「はいはい、みんな席につきなさい。」
「あの…。」
 女教師はさっそくぼうぜんと立ったままの公之に近づいていた。
「早く席につきなさい、ほら。」
「あっ。」
 女教師は公之の身体を抱きこむようにしながら腕をつかみ、さきほどひとりの女子生徒が言った窓際にある席に運ぼうとした。すわらせてもなお、女教師は公之の身体を壁に迫らせるようにおさえつけていた。当然ながらいわゆる逆セクハラになるが、ロンゲルゲにはそれを取り締まる法律はない
「なあに、あんた、この髪の毛は。」
 一本の三つ編みになるようにまとめて制服の背中に隠していた公之の髪をひっぱりだしながら女教師は話しかけていた。
「このクラスで髪の毛をこれだけ長くしているのはあなただけのようね。今日はこのままでいいけど、明日からあなたは二本の三つ編みにしなさい。校則でそうするように決められました。この学校では生徒全員が三つ編みをするようになります。まだほかの人達は短くてできないけど、このまま切らずに伸ばせば昔の女学生がやっていたように編むことができます。」
 女教師は盛んに公之の身体をさわり続けていた。おびえて、抵抗もすることは公之には許されなかったのであった。


 その日の授業が終り、また一本の三つ編みの髪の毛を背中に隠して公之はほかの男子生徒がどうなったのか確かめたいと思い、知っている者の家を訪ねてみた。
「すみません、同じクラスの者ですけど、雄太くんはいますか?」
 なかからは、その雄太という者のおばあさんらしき者が出てきた。
「ああ、雄太なら入院しておる。」
「ええっ?どちらに。」
 公之は、ついでに近くにある他の生徒で幹男の家にも寄ってみると、同じ病院にいることがわかったので、両方ともまとめて行ってみようと思い、その病院を尋ねることにした。
 病院で同級生たちの名前をきいて、その部屋に行ってみることにしたが、受付の対応に出た職員からはだいぶそれらの生徒は症状がひどいらしいということまで聞いて、それがどんな症状なのかは説明もできないほどだと言われてしまったのであった。
「まさか、もしかして…。」
 公之の胸に不安がよぎった。
 まず、雄太のいるという病室を尋ねてみた。雄太ひとりで他の患者とも隔離されているようである。
 ノックして反応もなく、扉の鍵はかかっていなかったので、勝手にあけることにした。
「こんにちは、もしかして雄太くんのおかあさんですか。あっ。」
 その雄太の母親が振り向くとすぐに立ち上がって公之の入っていくのを止め、廊下のほうに押し返そうとするのであった。
「あの、雄太くんは…。」
 結局、部屋の外に出されてしまった。そして扉をぴしゃりと閉められてしまった。
 仕方ないので、もうひとりの同級生である幹男のいる部屋を尋ねてみたが、同じように母親が出てきて公之を追い返そうとするのであった。
「あの…、ほんとうにどうされたのか、できれば説明していただけないでしょうか。同級生ですのでなんでもしますので…。」
 丁重に質問して、ようやく幹男の母親らしいその女性が涙ながらに重い口を動かし始めた。
「幹男は…、幹男は、身体の損傷が、まるで飛行機事故にでもあったようにひどくなってるんです。顔も半分つぶれてしまって、しゃべることもからだを動かすこともできなくなって、急に昨日の朝、あんなことになってしまって…。幹男だけじゃない。そこの雄太くんという子も、なんでもこの町内の中学校は男子生徒全員がそうなったらしいのです。あなたのようにしっかり生きているのが不思議です。」
「ぼくは、たまたま昨日学校を休んでいたから…。」
「じゃあ、あんたひとりだけ助かったっていうのね。なんて悔しい…。」
 とうとう、また部屋に戻られてしまい、これはたいへんな事態になっていると公之は感じた。


 その後、公之は雛乃の家を訪ねた。今日の雛乃は特にヘア小物もつけておらず束ねていないで後ろに髪をおろしていただけだった。その姿を見てまたぼおっとしている公之に雛乃が話しかけた。
「きょうは遅かったじゃない、どこに行ってたのよ。」
「ああ、友達がみな入院したっていうから、あちこちの病院まわってたんだよ。」
「なあに?中学にいた男子生徒たちのこと?みんな見舞いなんか行ってもむだよ。」
「むだって?どういうこと?」
みんな、植物人間の状態にしたの。」
「植物人間って、もしかして雛乃の手でみんなのことを…。」
「そうよ、男の子はみんな集団でずっとわたしのことをいじめて来たから復讐したのよ。」
「ちょっとそんな、あんまりだろ。おかあさんとかみんな悲しがってしかも僕だけ被害にあわなくてねたまれたんだ。僕が代わりに被害者になればよかったなんていう親もいて、肩身狭くなってるんだ、元に戻してやれよ。」
「いやよ。」
「いやって…。」
「あなたもきっと男の子といっしょにわたしのこといじめるようになるからよ。ぜったい止められないわ。」
「そんな、ぼくがいじめさせないようにするよ。」
「信じられないわ。あなたはわたしのことほうっておいて病院をまわってたなんて、男の子の友達のほうが大切なのよ。」
「そ、そういうわけじゃないけど、僕だってそんなほかの女の子のことだったらまずいけど、男どうしなら関係ないだろ。」
「もういいわ、きょうは帰って。」
「雛乃…。」
 玄関の扉を閉められて公之は唖然とするばかりであった。





 翌日、担任となった女教師に言われたように髪形を女学生のやるような二本三つ編みのおさげにすると、まず上に巻上げて学生帽のなかに隠して学校まで歩こうと公之は思った。
 女子しかいない、それでも話し声でにぎやかな校内の様子であったが、雛乃以外に話しかけられる者がいない、というよりその雛乃さえも今日は話しあえる状態ではないかもしれないが、公之は静かに靴をはきかえて自分の教室に入ろうとした。
 教室に入って決められた自分の席に着こうとすると、いすの上にセロテープを貼った画鋲が置かれているのが見えた。
「なんだい?こんな古いいたずら、だれだろう。女の子しかいないのに、女の子が僕に対してこんなことやるなんて…。」
 すぐにテープをはがして画鋲をはずそうとした公之だったが、後ろからかつて長い髪の頃に好きだったことがあった千鶴枝をはじめ十人ぐらいの女子生徒が迫ってきたのであった。
「なに、姑息なことやってるのよ、ちゃんとそのまま素直にすわりなさいよ。」
「えっ?でも、この画鋲…。」
「あんたは、また女の子のことを傷つけたんだから、自分も傷つくのよ。」
「ええっ?どういうこと?」
「昨日、雛乃の家で、雛乃が傷つくようなことを言ったそうじゃない。」
「その、あれは…。」
 また驚いて呆然となる公之であった。
「今日は、一時間目の授業も先生が出張でいないわ。これからあんたには罰を受けてもらうのよ。」
「そう、あんただけ男子でたったひとり生き残っているから、ほかの子の親にも申し訳ないからね。」
「そういう気持ちがあれば受けられるでしょ、ほかの男子のために。」
「雛乃にそういうこと言わなかったっけ。」
 公之はもはや、唖然として返す言葉も見つからなかった。そのうちに、公之の腕をぐいとつかむ者がいた。
「さあ、来るのよ。」
「来るって、どこへ。」
「決まってるわ。女子便所よ。」
「男子便所でも女子が使えるようになったから、そっちでもいいんじゃない?」
「いや、やっぱり女子便所よ。こいつには思いきり女のにおいをかがせてやったほうがいいわよ。」
「それもそうね。そのほうが効果ありそう。」
「あの、ちょっと、やだ、やめて。」
 だが、女子生徒たちは容赦なく公之の身体をつかんですぐそばの女子便所に連れていこうとしたのであった。
「うふふふ。」
 腕組みをして不気味に笑うのは、この教室で級長となって仕切っている千鶴枝であった。公之には自分から絶対にじかに身体にさわろうとはせず、他の女子生徒に命じていたのであった。
 女子生徒たちに女子便所へ連れていかれようとする公之は…。
(つづく)
=今年は多分これが最後の投稿になると思います。来年もまたロンゲルゲをよろしくお願い致します。一年間ご愛読ありがとうございました。=



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ご 感 想 





2006.1.7(Vol.681) 初出___Cont.No.kamil27    第二十八話へ 目次へトップへ

 中年ロングヘアの管理人様並びにファンの皆様、新年あけましておめでとうございます。
 また、新年早々にぼんさんにもご感想いただき、ありがとうございます。
 まさに、登場人物になりきって読まれるとより興奮度も高まるでしょう。
 ご期待に添える以上に萌えあがらせてみたいと思っていますので、本年も宜しくお願い申し上げます。



「きゃあ」
 バタンと扉が閉められ、公之は倒されてしまった。教室に最も近い位置にある女子便所につれていかれた公之は、なおもクラスメートの女子生徒たちに囲まれていじめを受けていたのであった。
「女の子みたいな叫び声して、よくあんたみたいなやつを好きになる女がいたものね。」
「あら、どうせいまは雛乃もあいそをつかしてるみたいよ。」
「弱いものいじめしかできないのよ。」
 ひとりの女子生徒がまた公之の手首を握ってつれていこうとするのであった。
「ほら、このなかにはいりな。」
 女子便所の一室があけられてまた公之は前のめりに倒されてしまった。
「さ、そこの便器に顔をあててごらんよ。雛乃もここで押し付けられたんだよ。」
「もしかして、口をつけたあとが残ってるんじゃない?そこで間接的にキスできるわよ。」
 とうとう、仕方なく公之は言われるように便器に顔をあてるしかないと思ったが、そこでチャイムも鳴り始めた。
「もうすぐ授業だから教室に戻ろうか。」
「おまえはまだだめ。戻りたければ、いうとおりに顔をこすりな。」
「あっ、髪の毛は汚れないようにちゃんと持っててやるよ。おまえの命だからね。」
「まったく、なんでいちばん髪の毛長くしてるやつが男なんだろうね。」
「しかも三つ編みのおさげまでしちゃってさ。」
 そんなの、校則で決められたからやってるだけなのにと言いたがった公之であったが、もはや抵抗することもほとんど不可能と悟っていた。
 結局、女子生徒たちに頭をおさえつけられて公之は便器に顔をうずめてしまったのである。

 授業でも屈辱はあった。
 三時限目が体育の授業になっていた。その授業が始まる前の休みの時であった。
「おい、公之、おまえどこへ行くんだよ。」
「あの…、更衣室へ…。」
更衣室なんかいまないよ。死んだ校長と教頭の死体を置いて閉じ込めているから、あけることもできないしね。」
「じゃあ、便所で着替えに…。」
「ばっかじゃないの?ここで着替えりゃいいのに。」
「ほら、みんなあんたがいたって堂々と着替えてるでしょ。もっともあんたのことなど無視してる子も多いけど。」
 だが、公之にとっては多くの女子生徒の前で着替えなど恥ずかしくて躊躇するばかりであったが、そうしているうちにも他の女子生徒は全員体操着に着替えを終えたため、公之だけが残ることになった。
「どうしたのよ、早く着替えなよ。」
「ロンゲルゲなら恥ずかしがることないのよ。」
 それもそうかと割り切って着替えることにしたが、すでに着替えを終わっている他の女子生徒たちの注目を浴びることになって多少辛い思いにもなっていた。しかし、女子生徒たちはいっそう公之をはやしたてるのであった。そして半裸になったところで下着に手をかけてぬがそうとする者も。
「あ、あの…。」
「みにくいわね。あははは。」
 女子生徒たちの屈辱的なエスカレートはとどまることを知らないという感じであった。

 体育の授業になってももちろん、女子にまじって一緒に受けなければならなかった。男子がいれば当然男女別で授業が行われるはずであるが。
 体育教師「それでは床運動と跳馬が終わりましたから、今日からは段違い平行棒と平均台をやります。来週には新体操を始めます。」
 わーいという歓声があがったが、これでは女子ばかりにしかない種目で、公之のことは眼中にないという状況であった。
「公之くん、ちょっとやってみたら?」
「ええ?」
 公之は、走るのは速くボールを使ったりする競技なら得意であったが、身体もかたいほうでこうした柔軟体操のようなものは苦手であった。そのためにうまい見本も見せられず、どうしようかと困ったが仕方なく平行棒のほうに挑戦することにした。
「あっ、ああ…。」
「体操着、ずれてきそう。」
「じゃまだと思ったらはずしたほうがいいわよ。」
 心ない笑い声がとびかうばかりであった。
 その他、音楽の授業では高い声の歌ばかりで、すでに声変わりしていた公之にとっては辛い授業になっていた。家庭科も裁縫の時間がずっと続いて公之にとっては恥とつねに背中合わせの状況が続いていた。


 昼休み、例によって保健室に臨時の業務で長髪流毛が現われていた。その姿を見つけた公之はなんとか雛乃を説得して植物人間にされている男子生徒たちを元に戻せないものかとたのみこもうとしたが…。
「あの、先生ですよね。雛乃のことをロンゲルゲにしたのは…。」
「そうよ、それがどうかしたの?」
「そしたら、雛乃に命令ができるんじゃないですか、男子生徒たちをなんとか元に戻せるようにって。」
「申し訳ないけど、それはできないわ。」
「えっ?どうしてですか。」
「ロンゲルゲでいくら自分のことには服従な手下にしているとはいっても、本人がいやがるような命令は出せないのよ。わたしはそうした手下の気持ちも理解することで強い仲間にしているの。雛乃ちゃん、いじめられるのを拒んでいるのだから、男子生徒に戻ってほしくないという思いが強いし。」
「そ、そんな…、どうすればいいのですか?」
「あなたも、雛乃ちゃんのこと、心から思っているのであれば、やさしい気持ちで雛乃ちゃんに直接説得していくしかないわ。そういう気持ちが保てるか、あなたにかかっているのよ。」
「先生…。」


 放課後、公之は前の日と逆に早めに雛乃の家を訪ねようとしたが、留守のようであった。そういえば、学校でも今日は一度も見かけてないなと思った。
 そこへ、雛乃の母親が訪れていた。
「ああ、雛乃ならうちの団といっしょについて行ったわ。もういくら説得しても自分は中学を卒業したらすぐストリッパーになるって言ってきかないから、このさいどんな厳しいところか思い知らせようとおもって地方興行に預けたの。」
「そ、そうなんですか。」
 公之はますます絶望的な思いになっていた。学校で女子生徒たちにいじめられ続け、男子生徒の親たちからは非難され、雛乃との逢瀬だけが楽しみと思っていたのに、その雛乃にも自分は見捨てられてしまったのだと悟った。
「けれど、変だなあ、いつもの雛乃のお母さんとは様子がちがうような…。
 公之もなにか怪しいことがありそうだと感じていた。

 保健室で業務を終えて帰宅した長髪流毛も、水晶玉を取り出してなにか変わったことでもないかとのぞいて見ることにしたが、ところがそこに映った光景を見て少し驚いていた。
こ、これは…、なに?





 翌日、公之は少し早めに家を出て学校に着いていた。帽子をはずすと前日と同じ三つ編みおさげの姿だった。
 だれも人影がまだ見当たらず、とにかく教室に入っていようと思った。
 ところが、校舎のなかに入ると突然異様な匂いがするのに気づいた。
「いったい、なんだろう、はっ、どうやらこっちのほうだな、出どころは。」
 公之がその異臭の出ていると思われる方向を探ってみると、昨日はある女子生徒が使えないと言っていた男子更衣室からのようであった。
「たしか、校長先生と教頭先生の遺体を入れているって言ってたけど、女子更衣室のほうだと思ったはず…。」
 公之は奇妙なところに気づいた。通常の扉のほかにも、壁の下に身体を横にすれば出入りができるようになっている扉があったのだ。そこを開いてみると、以前は教室だった男子更衣室にはかんたんに入ることができたのであった。
「ふう、ふう…、あっ。」
 身体をかがめてその部屋に入ると、公之はまた驚いてしまった。
こ、これは…。
 公之が見たものはなんだったのだろうか。
(つづく)



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2006.2.16(Vol.696) 初出___Cont.No.kamil28    第二十九話へ 目次へトップへ




 公之が目にしたものは、ほかならぬ同じ学校に通っている、千鶴枝ら女子生徒たちの眠り続けている身体だった。
「こんなところに、どうしてみんなが…。」
 公之は女子の身体だからとためらいもしたが、思い切って目をさませようとひとりの者を起そうと身体に手をかけたのであった。幾重にもかさなりあって置かれていた女子生徒のなかに、雛乃の姿も見つけることができたが、そのとなりには雛乃の母親の身体まで着物を身につけたまま横たわっていたのである。
「雛乃のおかあさんまでどうして…。」
 まず、雛乃の頬をたたいて起そうとしたが全く目をさましそうになかった。いっぽう、ほかの女子生徒にも身体をゆすったりしてみたが、誰も反応しないままであった。
「しかたがないから、教室に戻ろう、はっ。」
 公之はその男子更衣室だった教室にある、はいってきた下の扉を再び抜けて廊下に戻ると、驚いたことにいま更衣室のなかに横たわっていたはずの女子生徒たちとそっくりな者たちが向こうから歩いてきたのである。しかも、その先頭にいたのはあの千鶴枝の姿だった。
「えっ?じゃあ、この教室で眠っていたのは…。」
 公之がまた下の扉から室内を確かめようとすると、その後ろではいま歩いてきた女子生徒の集団が囲み始めていたのである。
「はっ。」
「あんた、そのなかを見たわね。」
 先導格になっている千鶴枝が腕を組んで迫っていた。
「えっ?」
「おまえをもう生かしておけないわ。」
「ど、どういうこと?」
「うふふふ。」
 千鶴枝ら何人かの顔が不気味な表情に変わり、制服の腕から出ている両手の先が恐ろしいとがった爪にかわりはじめた。顔のほうも肌から皮膚がはがれて恐ろしいまだらの模様が浮き出ていた。なんというか、へび女とくも女とをたして2で割ったような女獣人の姿に変わっていたのである。
「も、もしかしてこの子たちは…。」
 女子生徒たち、というより、女獣人の集団がつめのとがった両手をさしだして公之に迫ってきたが、その時だった。
「あぶない!公之くん、顔をふせて!」
 女獣人の後ろからかんだかい声が聞こえたので、言われたように公之はその場にうずくまっていた。ビーンと光線が打たれて、何人かの女獣人に当たったため、女獣人たちが奇妙な声をあげてのたうちまわっていた。光線を発射させていたのはもちろん、長髪流毛だった。
「さ、公之くん、こっちへ来て。」
「はい。」
 長髪流毛が公之の手を引いてうずくまっている女獣人の集団から引き離した。
「公之くん、目をつぶって、いいと言うまであけてはだめよ。」
「わかりました。」
 長髪流毛は後頭部に巻いていた、両サイドの三つ編みにしている前髪をとりだしていた。
「はっ。」
 長髪流毛の髪がへびの姿に変わって髪の編み目からも浮き出た目玉によって光が発せられ、へびの毛先からも光線が放たれて獣人の集団を一度に攻撃したのだった。
「うーん、ああっ!」
 光線をあびた女獣人たちの身体が崩れてどろどろにとけていた。
「公之くん、目をあけていいわ。すぐに外へ逃げるのよ。」
 女獣人たちのとけていた液体が廊下じゅうを覆って流れ出てきた。階段を降りて校舎の外に出たふたりは、裏側にたどりついてどうにか液体の流れから逃れることができたようである。


「はあ、はあ、いったい、千鶴枝たちは…。」
「どうやら、この学校にまたべつの侵略者が狙ってきたみたいだわ。宇宙には、この地球を自分のものにしてやろうとする宇宙人がたくさんいて争っているの。わたしのあとを追って地球を見つけて横取りしようとしたみたいだわ。」
「その、宇宙人の侵略者って、なんなんですか?更衣室のなかに雛乃や千鶴枝が眠っていたのは…。」
「また、安易な作者がよその話をパクリで考えついたらしいんだけど、人間モ○キというのと同じたぐいね。ただ、そっちの作品は人間モ○キを倒すとサンプルにして眠らせていた人間が生き返るようになっているらしいけど、こっちのほうはずっと眠ったままだわ。」
「えっ?もしかして雛乃に化けているその人間モ○キもいるんですか?雛乃はどうしたら目覚めるんですか?」
「方法がないわけじゃないけど、それには…はっ。」
 その方法というのが非常に難しそうなことだろうと公之は悟らずにいられなかったが、ふたりのいたところにもうひとり姿を現わしていたのは、雛乃が最初にロンゲルゲにした担任の女教師であった。
「だいじょうぶよ、先生は本人だから。」
「まあ、こんなところでなにしてらっしゃるんですか?そろそろ授業も始まるから教室に行かないと…。」
 公之の姿を見つけた女教師は、すぐに公之の肩に三つ編みをしている髪ごと抱きつくのであった。そしてまた公之はおびえていたのを見て長髪流毛が割って入った。
「先生、おやめください、彼は雛乃ちゃんに一途だし、いやらしいことはいやがりますから。」
「あら、女王様の命令では仕方ないわね。」
「うふっ、先生、髪の毛だけはさわっても構いませんわ。」
「まあ、それなら、よろこんで…。」
 公之はまたおびえていたので、長髪流毛がなだめに入った。
「公之くん、女の人は髪の毛をいつもさわりたがるものなのよ。そこだけは許してあげなさい。それに、その髪の毛は女のために伸びているんだし、あなたも長い髪の女の子がさわられている姿をよく見てうらやましがっていたでしょう。」
「えっ?ええ…。」
 二本の三つ編みにしている公之の髪をつまみながら女教師は香りもかいでいるのであった。
「男の子なのにこんなに長くしておさげもきれいに結っているなんて、ほんとうにいいわねえ。私はいつも三つ編みできるまで長くしたことなんてないから、うらやましくなってね。私、もうすぐ三十路で彼氏イナイ歴も三十年になっちゃうし、やっぱり髪を伸ばさないとだめかしら。」
 髪をつまみとられながらも、公之はべつに女教師の言葉などどうでもいいと思いながら、それよりもっと大事なことで長髪流毛にこのあとどうすればよいかきいていた。
「それにしても長髪流毛先生、侵略者って退治できないんですか?何者なんですか?」
「とりあえず、これを見て。」
 長髪流毛がとりだした水晶玉には、さきほど公之のいた更衣室のようすがうつしだされていた。また、千鶴枝の眠っていた身体からあらたに偽物の千鶴枝の身体を造り出していたのである。しかも、その造り出していた者の正体がよくわからなかった。
「先生、また人間モ○キというのを…。」
 千鶴枝の偽物が目覚めると、その千鶴枝が今度は雛乃の眠っている身体を抱きあげはじめ、雛乃の偽物を造り始めたのであった。
「雛乃を、いったい…。」
「こうなると、せっかく偽物を倒しても、どんどん偽物が出てくるから、まあ、公之くん、とりあえずこの銃を貸すから、これで偽物を打ち倒しておくのよ。こうやってね。」
 銃の使い方を長髪流毛が公之に教えていた。
「仲間がたくさんふえたらひとたまりもないから、すぐやっつけなければ…、いいわね。みんな女子生徒のかっこうをしているけど、偽物だからね。」
「はい。」





 いっぽう、雛乃の母親が出演するはずのストリップ劇場も大騒ぎになっていた。
「脱げですって?脱げるわけないでしょう。」
「これは仕事だよ。ふざけるな、クビにするぞ。」
 もちろん、雛乃の母親も偽物だからである。雛乃の母親は自分の仕事場をどうしても見たいと言った雛乃を説得するために学校に連れていったところ、いっしょに侵略者によって巻添えにされてしまったのであった。たしかに、人間モ○キが服を脱いだりすることができるわけがない。
「地球の人間って、ばかみたいなことして楽しんでいるのね。」
「ストリップにだって誇りはあると言ったのはあんただったはず。もう頭に来た。」
「ぎゃあっ!」
 監督と思われる男が雛乃の偽母親の首を目がけてとうとう殴りだしてしまった。すると、軽くその偽物は倒れて気を失い、しかも倒れた後頭部のところにちょうど釘が抜け出ていたため、そこに当たってしまった偽の母親の身体からまた青い液が頭の両側から流れ出てきたのである。ここは古い見世物小屋だったこともあって老朽化していた床のために、釘が突き出ていたのであった。監督の後ろから助手と見られる男も現われていた。
「おい、どうした。」
「こ、この女が…。」
「な、なんだ、これは。」
「も、もしかして、こいつは人間じゃないぞ。」
「わあーっ!」
 偽の母親もどろどろに溶けていったのであった。





 学校では、また校舎内に公之が長髪流毛といっしょに入ろうとした時であった。
「先生は、悪いけどなにかの連絡のためにちょっと帰宅して待っていただけません?」
「わたしはやっぱり力不足ですか?」
「髪の長い者でないとやっぱり危ないですから。」
「あっ。」
「ぎゃあーっ!」
 玄関から光線が発されて、女教師の首にまともに当たってしまったため、その場に倒れてしまった。
「はっ、もう攻撃の手が…。」
 長髪流毛と公之が銃を差し出して、女子生徒の姿をしている偽物と相対するのであった。
 ビーッと光線が飛び交い、互いに空を飛ぶなどして身をよけていたのであった。
「えいーっ!」
 公之の発した光線がひとりの偽女子生徒にあたって倒れた。長髪流毛の背後から狙っては偽女子生徒を倒し、またどろどろに青い液を流しながら溶けていった。
「女の子をこんなふうに次々に殺してしまうなんて…。」
「相手は悪魔よ。」
 割り切ろうとする公之も、かんたんに倒れる相手を見てやりにくく感じるのであったが、油断はできない。
「はっ、あんなに大勢…。」
「いいわ。ほんとうはこの術を使うと、髪の毛が弱くなってしまうけど、いまはそんなこと言ってられないわ。」
「もしかして、三つ編みに目玉を浮き出させるあの術ですか、だいじょうぶですか?」
あとで海草など髪によい食べ物をとるから、公之くんは目をつぶってて。」
「はい。」
 再び、長髪流毛の三つ編みにしている二本の前髪が舞い上がってへびの姿に変えさせ、目玉も浮き出て強い光を放つのであった。
「ううっ。」
 こうして、多くの偽女子生徒たちの身体がまたどろどろに溶けていくのであったが、その後からも数多くの女子生徒たちの偽物が現われるため、長髪流毛もやや疲れ気味になっていた。
「長髪流毛先生、だいじょうぶですか?」
「とりあえず、わたしが手首をつかんで銃の向きを教えるから、あなたはわたしが撃ってと言ったらやって。」
「はい。」
 目をつむったまま、公之は命令通りに長髪流毛に手首をつかまれながら銃を撃っていた。
 すると、まもなく雛乃の姿をかたどった偽物も現われていた。
「撃って。」
「はい。」
 ところが、まともに当たったはずの光線に対して偽の雛乃はびくともしなかった。
「うふふふふ。」
「えっ、どうして?」
 代わりに、長髪流毛が三つ編みの前髪による光線で偽の雛乃を倒そうとしたが、これもだめだった。
「くくくく。」
「わたしの術もきかないなんて…。」
 長髪流毛が驚いているうちに、しかも隙をついてきて偽の雛乃がふたりに向かってとびかかってきたのである。
「うふふふ。」
「はっ、あぶない。」
 長髪流毛はあわてて公之の手を引きながらよけようとしたが、公之は目をつむったままだったため気づくのが遅れ、とびかかった偽の雛乃に腹のところを蹴られてしまって長髪流毛もその勢いでふっとばされたため、公之から手を離してしまった。
「い、いたい。」
 その場に倒れた公之に偽の雛乃がまたとびかかって公之の両肩を両手でおさえつけていた。
「ふふふふ、わたしは銃のような武器なんか持ってないわ。こうして素手でたたかうのよ。」
 そばにいた長髪流毛も驚いていた。
「こ、これは…、いままでいた人間モ○キとかいうのとちょっとちがうみたいだわ。」
「くくくく。」
 偽の雛乃の目が光って後ろにおろしていた長い黒髪が舞い上がっていた。そして、その髪が左右にわかれ、毛先が公之の首を目がけて両側から巻きつこうとしていた
「おまえはわたしの髪の毛でしめつけられて殺されるのよ。」
「うっ、うう…。」
 公之の首に左右から雛乃の髪がついに巻きついていたのである。長髪流毛も自慢の黒髪を大きく乱しながら途方に暮れていた。
「公之くんが…、どうすれば。」
「ふふふふ、これ以上ちかづいたり手をだそうとしたら、この男の命はないわよ。」
 いったい、悪魔たちの正体はなんなのか。このピンチを長髪流毛らは抜け出すことができるのだろうか。
(つづく)



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2006.3.12(Vol.699) 初出___Cont.No.kamil29    第三十話へ 目次へトップへ




 公之が雛乃の髪によって首をしめられ、息を止められるピンチに長髪流毛も手をこまねいていた。
「はっ。」
 後ろからぞくぞくと偽の雛乃の人形が現われてきているのである。
「これは、マ○マ大使ではなく、同じ頃流行していた忍者の特撮に出ていた、そう、あのむずかしい字を書いた…。」
(もちろん「仮面の忍者赤○」に出ていたク○ツ甚内という、人の顔を盗んでなりすまし、さらに偽の人形を作ってあやつる敵方の忍者だった。原作では少年忍者の青○にも化けて赤○も手を焼いていたが、落雷死で人形もろとも全滅した忍者である…が、ここではそれとそっくりだったら著作権問題になるので別の者としておく)
「ふふふふ、長髪流毛とやら、おまえの天下にはさせん。」
 雛乃の口からまさに本人らしからぬ言葉が出ていた。
「おまえは…偽の人形じゃなくてほんものの雛乃ちゃんに乗り移っているのね。」
「そのとおり、いまごろ気づいてももう遅い。ふふふふ。この男も好きな女に殺されるのなら本望だろうし。」
「殺す気なの?ほんとうに。」
「ふふふふ。わたしの作る世界に男などという醜い者はいらぬ。おまえは、男を下僕にして肥やしにしていかしているんだろうが。」
「さては、おまえは。」
「わたしの名前は宇宙を征服して宇宙の女王になるフェミニスターという。」
「いっちょまえに、あんたは名前があるのね。うっ!」
 雛乃に乗り移っているその目から光線が放たれて長髪流毛に当たりそうになったため、長髪流毛は身をよけていた。
「ほほほほ。長髪流毛もしょせんは正義の味方ではなく、もともと地球を乗っ取ろうとした悪魔。しかも、こうした年齢の低い子どもたちばかり手下にしてよけいにあくどい存在。」
「まあ、そりゃたしかにわたしも悪魔ね。でも、男の子もいかそうというわたしと、あなたとは違う考え方ね。そのまえに、公之くんを助けないと…。けれど、雛乃ちゃんの髪の毛を切ることはできないし。」
「ふふふふ、この女に乗り移ることができたのも、この女の性格の悪さをついたことができたからよ。」
「なんて卑怯な…ん?」
「長髪流毛先生、じゃあこれは本当に雛乃の身体なんだね。」
 公之がやっと重い口を開いた。
「そうよ、なにか考えついたの?」
「こうしてみたら。」
 公之は、両手でじかに雛乃の胸をそれぞれもみ始めたのである。
「ぎゃあーっ!」
 すると、悲鳴をあげて雛乃が公之の身体から離れて天井に飛び、浮かんだのであった。
「まあ、雛乃ちゃんのおっぱいをさわったら離れたわ。」
 しかし、公之が立ち上がらないうちに、雛乃に乗り移っていたフェミニスターなる悪魔は、また同じ場所に戻るようにしてしかも片足を伸ばし、公之の股を目がけて飛び蹴りを一発かましたのである。
「えいっ、お返しよ!」
「いたっ、いたたたた…。」
 これは本当に痛そうで、公之はその場にうずくまったのであった。
「ちょ、ちょっと、カット。そんな演技は台本にないぞ。」
「まあ、代理監督さん。どうしましょう。」
「だって、ほんとうにいやらしいさわりかたするんだもん。」
「弱ったな。本番が始まっているというのに。しかたない、一時中断だ。」
 はーい、長髪流毛こと水島由香です。あいかわらずしょうがない子たちですね。
 スタジオが中断したので、元に直すまでちょっと取り繕いましょう。
 「ロンゲルゲ」ファンにとって気になるのは、ここの登場人物にどういう配役を決めているかということでしょうね。
 実は、ちょっとその秘密を明かしちゃいましょう。
 まず、先に女の子のほうの配役を決めます。有名な劇団から選ぶ場合もあれば、雛乃ちゃん役のように全国ぴったりするような子を探してスカウトする場合もありいろいろですね。やっぱり、髪の毛が長い子という役は実際に長くしていないと。かつらやつけ毛を使うわけにはいかないので、そうすると広い範囲で募集しないといけないんですね。
 女の子の出演者が決まってから次に男の子を決めます。どうやって決めているかというと、実は出演の決まった女の子たちが自分の相手になる男の子を好みで選んでいるのです。やっぱり、血を吸ったり吸われたりする場面を実際の演技でほんとうにやるんですから、女の子にとって好感の持てる男の子でないと絶対だめなわけです。さすがに男の子には実際に髪の毛を長くしている子ばかり集めるというわけにもいかないのでかつらなど使っていますが、なかには勝徳くんは実際に伸ばしているらしく、以前から夜寝る時は三つ編みもやってたみたいでやっぱり女の子たちにさかんにひっぱられたりしているみたいですね。
 沙弓ちゃんの血を吸った栄二くんも沙弓ちゃん役の子が実は自分の学校で以前から好きだと思っていた男の子をつれてきたんですね。お話のなかでは冷たくしているという設定なのに、沙弓ちゃんは自分に自信がなくて栄二くんに申し込む時にもし嫌われたらどうしようと心配していたので、スタッフの人がなにげなしに彼に出演してみないかと持ちかけ、髪の毛が長い女の子は以前から好きだということがわかって、じゃあだいじょうぶだということになり、でも彼女の好意には全然気づいてなかったそうですよ。それでもしっかり仲良くやってるみたいですね、ほら。栄二くん役の子が沙弓ちゃんの髪の毛をとかして編んでますね。まあ、女の子に相手になってほしいと言われていやだという男の子もまずいないようですし。
 ほかに、由紀恵ちゃんと準一くんの役の子も地でいっているみたいですね。由紀恵ちゃんは、彼がよくいつも自分のことをじろじろ見るのできもいから問いただそうと思って相手役に指名したということですよ。それでいやな思いをしたから奴隷にしたって、ほんとうは好きなのかもしれませんね。
 そして、ロンゲルゲ第一号の昌浩くん役の子は私のファンなんですね(?)。いつも私のブロマイド(古い?)持ち歩いていて、いつかも摩亜弥ちゃんに取り上げられていた写真もその1枚を使ったものなんですよ。
 公之くん役のように男の子のほうから名乗り出るのはほんらい越権行為ですけれど、雛乃ちゃん役もほんとうに自分に一途になってくれるならということでOKしたんですね。 あっ、どうやらスタジオのほうは復旧したようですね。引き続き、では。
「公之くん、あなたはわたしの背中へ、わたしの髪の毛のなかに隠れて。」
「はい。」
 天井に飛び上がって宙に浮いている雛乃の身体が、どこになにを攻撃してこようか見当がつかなかった。
「なんとか、雛乃ちゃんに乗り移っているフェミニスターとやらを追い出さねば、そうだ、この方法しかないわ。」
 公之の身体を背中の髪に抱えたまま、長髪流毛もその場でなにやらの体勢にはいろうとしたのであった。
「公之くん、あなたも三つ編みほどいて、わたしの背中にしっかりつかまりなさい。」
「はい。」
 フェミニスターは、いったいなにをやりだすのかとしげしげ見つめていたが、長髪流毛が身体をその場で突如回転させ始めたのであった。公之を背中に抱えたままで、しかも背中におろしていた髪が大きく舞い上がっていた
「な、なんだ、ううっ、これは。また、イナ○ウアーでもやろうとしてるんじゃないだろうな。」
 長髪流毛と公之のふたりによって髪の毛が円のような広がりを見せ、何度も回転していた
「ああっ、おかしな気分…。」
 髪の香りも広がり、見ていると目をまわしてしまたフェミニスターは突如もがき苦しみだした。
「いまよ。」
「く、く、く、苦しい。ああーっ!」
「でてきたわ。」
 その時また、傍らにいた何体かの雛乃の偽人形も首のほうから崩れてきたのであった。千鶴枝の偽人形も崩れていた。
「公之くん、見ないほうがいいわ。」
「わかりました。」
 フェミニスターが抜け出ていった雛乃の身体もその場でばったりと落ちたのであった。ほかの女子生徒もあいついで倒れ出した。どうやら、フェミニスターの支配はいったん消えたようである。だが、みんなその場に倒れて起き上がるようすはなかった。

「長髪流毛先生、どうしたら雛乃を…。」
「そんなにあせらないで、いいわね。」
 長髪流毛がいつもの水晶玉を取り出して見つめたのであった。
「ん…?」
「なにかわかったんですか。」
これが…。
 果たして、雛乃たちを目覚めさせることができるのだろうか。
(つづく)



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2006.3.25(Vol.702) 初出___Cont.No.kamil30     目次へトップへ




「長髪流毛先生、少なくとも地球にはないような景色ですね。」
「そうよ。宇宙にある星よ。」
 公之も一緒に見ていた長髪流毛の水晶玉に映し出されたものは何かといえば、いくつもの植物が咲いている畑らしかったが、たしかに地球では見られないようなものであった。
「先生、もしかして、雛乃たちを目覚めさせる花でもあるんですか?」
「あまりあせらないで。わたしのお使いがこの星のどこかに…あ、いたわ。」
「お使いって。」
 畑の上をやや低空飛行気味に飛んでいた宇宙船があった。その宇宙船を操縦していたのは、昨今わが国でも好評になっている映画「ハ○ーポ○ター」にも出ていた小さい妖精のようであった。
 長髪流毛は、自分の髪にまとめていたヘア小物の髪止めをはずしてそれに声をかけた。内部にどうやらそのお使いと見られる妖精に連絡をとれる機能が備え付けられているようである。

(この先、『』で囲まれている言葉は本来宇宙語で、公之にはもちろんわからない。)

『もしもし。』
『はい、ああ、女王様。』
『薬草はたくさん積めたの?』
『それがですね、この星にも事情がありまして、やっぱり持ち出すのには制限があるということなんです。それに、この宇宙船に運ぶにも限界がありまして、重いと飛ぶこともできなくなってしまいます。』
『あなたの宇宙船、日本○船という会社でがんばっているサ○エさんのおかあさんよりもしかして運ぶ力が弱いみたいね。』
『すみません。予算が低いものでどうしても中古の船しかないもので。でも、いくら金があってもこの星からはそんなに持ち出せません。』
『とりあえず、持てるものだけもらってきて。』
『はい、あ、女王様、これどうです。』
『なに?それは。』
『長い髪の毛にききめがあるという薬草です。説明書も、親切にも税関の人がくれたので、この薬草を使えば人間も生き返るということです。もちろんひとつだけでは無理ですが。』
『いいわ、まずそれをたくさんもらって積んできてらっしゃい。』
『はい、女王様。』

 こうして髪止めを閉じ、もとの位置に長髪流毛は戻して髪をまとめ直していた。かたわらで公之も見ていたが。
「先生。」
「半日ぐらいで地球に運んでくることができるみたいよ。」


 ようやく、長髪流毛のお使いという妖精の宇宙船が上空に現われたようである。曇っていたがもちろんまともに姿を見られると人々が驚くだろうからと、少し遠い距離においてせいぜい見られてもいつものUFO騒ぎに思わせる程度にしておこうということで、連絡が入って長髪流毛は公之をつれて校舎の屋上に出てきたのであった。
 長髪流毛はまた髪止めをほどくと、髪の毛を広げて風になびかせ、髪を上空に舞い上がらせたのであった。
『いいわよ、ここへ落しなさい。』

 また、髪止めに話しかけて妖精に連絡をとっているようであった。
『わかりました。まずひと袋落します。』

「公之くんはちょっとなかに入って待ってて。」
「はい。」
 空からまさしく得体の知れない物体の袋が降ってきたのであったが、長髪流毛はそれを広げた髪で受け止めていたのである。荷物が空から落下していたのにも驚いていた公之だったが、しっかりその荷物を髪で受けていた長髪流毛の術にもより驚くのであった。
 袋のなかにはお使いの妖精が運んできた薬草のほかに説明書も入っていた。これも宇宙語で長髪流毛しか読めない。
「ふんふん。」
 説明書を理解した後、長髪流毛がようやく公之のいる校舎のなかに足を運んだのであった。
「長髪流毛先生。」
「まず、ヘアブラシに薬草の香りをしみこませるから、これであなたの髪の毛をすいてあげるわ。」
 公之はすでに三つ編みの髪もほどいて、肩先に広げていた黒髪を長髪流毛のヘアブラシにより香りをしみこませられたのであった。
「これでいいわ。公之くん、今度は雛乃ちゃんの身体を正面から思い切り抱きしめて。」
「えっ?抱きしめるって。」
「そうよ。公之くんの髪の毛が雛乃ちゃんの肩にもかかるようにしてね。雛乃ちゃんが目覚めるには、だれかの気持ちも必要なの。あなたが雛乃ちゃんのことを本気で愛しているなら、その愛をささげるしか方法はないのよ。」
「わかりました。やってみます。」

 長髪流毛は、公之が雛乃の身体を抱いたのを確認して、再度校舎の屋上に出て、お使いの妖精を呼び寄せていた。
『もっと持ってこられないの?』
『さっきも言ったでしょう。宇宙船に乗せるのも、星から持ち出すにも限度があるんだって。宇宙は必ずしもひとつの星中心に動いているわけではないんですよ。』
『まあ、しかたないわね。この学校でいま眠っている生徒の数を合わせると…、やっぱりだいぶかかるのね。』
『女王さま、そんなにがっかりしないでくださいよ。なんとか急いで交渉に行ってきますから。』
『そう、たのむわね。』


 校舎内に長髪流毛が戻ってみると、公之が雛乃を相変わらず抱き続けていたようだが、ようすが少しちがうのに気づいた。泣き声がしていた。
「あ、先生、雛乃が目覚めたんです、ほら。」
 雛乃が顔をあげて長髪流毛のほうを見た。無事に、公之の思いが通じたと長髪流毛はさとった。妖精の持ってきた薬草が効果をかなり発揮しそうだとも思った。
「雛乃ちゃん…。」
「長髪流毛先生、わたし…。」
「あんまりいままでのことは考えないで。まだ眠っている人達をもとに戻さなくては。そうだわ。雛乃ちゃん、おかあさんをまず目覚めさせなさい。」
「えっ?はい。」
 雛乃は、母親といっしょに学校に来ていた時のことを思い出した。母親が雛乃の強い思いを断ち切らせるために学校につれてきたところを、フェミニスターに狙われて倒れていたのである。
「おかあさん、もうわたし、おかあさんの道を歩もうなんて思わない。早く目をさまして…。」
 雛乃が母親を思い切り抱きしめ、傍らで長髪流毛と公之もじっと見守っていた。すると、しばらくして母親も目がさめた。雛乃の思いが通じたようである。
 泣いて抱き合う親子のシーンをよそに、長髪流毛は公之をつれていったん廊下に出ていた。
「公之くん、あと、みんなを生き返らせなければいけないわ。あなたたちは髪の毛を長くしていたから実はこの薬草で目覚めることができたんだけど、ほかの子たちはみんな短いから、かんたんにはいかないの。ただ、雛乃ちゃんとふたりで少しずつみんなをなおしていくしかないわ。公之くんと雛乃ちゃんの気持ちしだいよ。わかるわね。」
「はい。」
「今夜、たしかいちばん公之くんと仲のよかった雄太くんだったっけ、12時にその病院の門で待ってるから、雛乃ちゃんをつれていらっしゃい。」
「わかりました。」


 雛乃は母親といっしょに自分の家に帰っていた。郵便箱を母親が開いた。
「あら、もう届いてたのね。」
「なに?おかあさん、それ。」
「結局、公演をずっと休んでしまったからクビになったわ。功労金も含めて給料を振り込んだという明細書も…。」
「えっ?おかあさん、ストリッパーやめるの?」
「心配しなくていいわよ。ずっと以前から考えていたのよ。貯金はだいぶたまったから、そろそろお花やさんを開こうと思って準備しているの。ちゃんと、あなたが進学するためのお金ならあるから。」
「いま、お花やさんって言ったわね。そしたら、わたしたっぷり手伝うわ。」
「いいわよ。でも、学校卒業するまでは勉強のほう優先よ、あなたは。」
「まいった。」
「うふふふ。」
 親子の笑い声がひさしぶりにその家で聞かれたのであった。


 その夜、長髪流毛の指令通り、公之と雛乃が長髪流毛のいる病院の門に来ていた。
「看護婦さんもわたしがロンゲルゲにしているから、もうすぐ玄関をあけてくれるわ。水晶玉で見たけど、だいぶみんなあなたのおともだち、ひどくなっているから見たらびっくりするかもしれないけど、いっしょに行くからこわがったりしないでね。」
「はい。」
「はい。」
「こんどはべつに抱きつくのではなくて、患部に薬草をつけ続けるだけでいいわ。ただし、すぐに効果は出ないわ。毎日みんなを少しずつやっていくしかないのよ。それも、ふたりの気持ちをこめて通じれば、みんないつかは目覚めるようになるから。長くかかるかもしれないけどがんばってね。」
「はい。」
「はい。」
 病院に三人は入っていった。
 こうして、雛乃と公之のふたりは、夜中は入院している男子生徒たちを、昼間は学校で眠り続けている女子生徒たちの看病を一心に続けていたのであった。いつ、みんなが元のように目覚めるか、先の見通しはわからないが、もちろんみんなの目が覚めた時には、ふたりは感謝されるようになっているだろう。





 はーい。水島由香です。だいぶあれこれありましたが、どうにか年度末に収録が間に合いました。雛乃ちゃんと公之くんの役のおふたりさんはおつかれさまでした。
 さーて、次回もまだまだロンゲルゲのお話は続きます。そこでちょっと予告です。あら?見たこともない女の子ですね。髪の毛は長いけれどロンゲルゲではないようです。鏡の前でなにをしているのでしょうか。
「鏡よ鏡、わたしはこのとおり顔も体形も悪くて自他ともに認める不細工な女です。もちろん性格も悪いです。でも、たったひとつ大事にしているものがこの長い黒髪です。そこで、ほかのことはどうでもいいから、この世でいちばん髪の毛が美しい者の姿をうつしだしておくれ。」
 すると、その鏡が光り出したのであった。
「はいはい、お嬢さま。世界でいちばん髪の毛が美しい者といえば…。」
 ところが、そこに映し出された姿は、いまそこにいる少女の姿ではなかったのである。
「ええっ?なんですって、どこにいるの、その子。」
 少女は、鏡に学校の場所を知らされるとすぐに文房具を集めていた机のなかからはさみを取り出していたのである。
「殺さなくても、その子の髪の毛を切ればいいわ。」
 どうもまた、作者の好みで髪の毛は長いけれどまたブ○の女の子を呼んできたらしいですね。ちなみにわたし、一度も作者にごちそうしてもらうなどのお誘いを受けたことないんです。えっ?それはおいといて、さあ、たいへん。またまた女の子に狙われた男の子が…、アッ(手をおさえて)、うっかり言っちゃいました。わたしって相変わらずドジだわ。あ、でもずっとお読みの方でしたらそのへんは想像つきますよね。そうなんです。鏡にうつっていたのは男の子だったのですが、女の子のほうはそうだとは気づいてないようです。
 男の子はだれなんでしょう。それは、次回をお楽しみに。それではまた(手を振って)。



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「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2005.11.26(Vol.671) 初出___Cont.No.snake25    
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編集・発行者からの御礼−−第二十五話「悪魔の教室」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の再開....新作、第二十五話「悪魔の教室」お送りくださいましてありがとうございました。
11月20日まで私、3日間家を空けてHPをお休みしておりましたので、 今回掲載に日にちが掛かりまして申し訳ありませんでした。

前話のラストのところで予告くださってましたとおり、 今回から始まる「PART5」は雛乃ちゃんを中心とした中学編のようですね。 始まっていきなりの不気味な “ロンゲルゲモード健在” って感じでした。
今回の主な登場人物(ロンゲルゲ)は雛乃ちゃんと公之君、勝徳君と亜紀ちゃん ですかね。登場人物数も長さも少なめ・やや短めでしたので、 久しぶりの再開編として読者の方々にも読みやすかったかなと思いますネ。
「悪魔の教室」って、この前まで放送されてました「女王の教室」 を思い起こさせるような....。


> 「ああっ、うう、うーん…。」「うう…、うーん。」 .... 今回の「PART5」はなにやらいきなりHな始まり方をしましたねぇ。 このうめき声はいつもの吸血シーンではなく、 > セックスはつねに女性上位でおこなわれるの・・・公之の中味をいたぶる雛乃だった とは....。でも小さい子供も見ている番組なのに、良いのかなぁ??(^_^ )
> 「あ、帰ってきたわ、おかあさんが」 .... たしか、雛乃ちゃんのおかあさんが出てきたのは、 第十八話「やさしいロンゲルゲ」 の時以来2回目ですヨネ??
> 「この世界は時間も休める日も不規則で地方へのドサ回りも多いし・・・」 .... ここで母親が娘にストリッパー道を懇々(こんこん)と諭している ところがなにか笑えますよね(^_^ )
> 「マネージメントを学べる専門学校に進学できるように受験勉強してるわよ」 .... う〜〜んっまあねえ、アイドルのマネージャーって、 中学生が将来の目標にするに相応しい職業かどうか疑問も感じますが(^_^ )、 まあでも何らかの将来のビジョンを持っているというのは良い事かもしれませんね。 どういう目標であれ、それに向かって一生懸命勉強していれば、 違う道に進むとしても何かが役に立つと思いますので。
ま、それはともかくとして、このあたりの台詞からも、 すでにこの中学校周辺は雛乃ちゃんを中心とした女子ロンゲルゲに 蹂躙されて、男子達は籠の鳥状態になっているかのようですね。 最初は雛乃ちゃんを避けていた公之くんがもうここまで決心を固めているんですから。

> ファンシーショップ・・・ヘア小物を買おうとしてやってきたのは・・・勝徳だった .... もうすっかり、男女の垣根が無くなった世界になっているんですね。でも....
> つい、あんまりかわいいから出来心でやってしまったけど .... 男の子に対する性的虐待は日常茶飯事のようですネ(その逆はあまり無さそうですが ^_^ )。 再開早々、女性たちの “いやらしさ全開!”って感じですよね。
> 「年下の女の子たちばかり相手にしていられるわね」 「あのまま中学行ったらどうなるか。絶対に女の子にいじめられるわよ」 「中学校って、いま、たいへんなことが起きているらしいわ」 .... この本題への入り方が実に上手いですよね。 さりげな〜〜〜くお話を中学に向けていって。
> その教室には・・・女子生徒しかいなかった・・・表情などがみな不気味であった .... えーーっと、前回のラストの予告ではたしか、雛乃ちゃんの呪いでこうなってるんでしたよね?


4ヶ月ぶりに再開くださいました待望の「吸血怪人ロンゲルゲ」第二十五話「悪魔の教室」のご執筆とご発表、本当にありがとうございました。 これから本格的に始まります「PART5−−(再)中学編」期待しております。

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2006.1.1(Vol.676) 初出___Cont.No.snake26    
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編集・発行者からの御礼−−第二十六話「消えた男子生徒たち」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の新作、第二十六話「消えた男子生徒たち」お送りくださいましてありがとうございました。
それから、 > 今年(2005年)は多分これが最後の投稿になると思います・・・一年間ご愛読ありがとうございました .... はい、2005年度も1年間、精力的なご執筆、ご苦労さまでした。 とても楽しませて頂きまして本当にありがとうございました。
2005年はやはり、2〜7月にかけて連載された冒険編とも言えました新機軸の 「ロンゲルゲハンター編」がとても印象的でした。
前回から始まりました「(再)中学編」も、いやらしさたっぷり(^_^ )で 相変わらず快調のようですネ。今回は2005年内最後と言う事で、 色んなキャラが再登場してとてもにぎやかでした。
ところで、連載が始まったのが2003年からでしたが、2003、2004年はいずれも、 年内最後の回(第十二話第十八話)はいちおうホノボノ(?)ムードで、 そしてお話に区切りをつけて終ってましたが、 2005年は公之君が危機に陥ったところで年越しになりましたねェ。 今年(2006年)は早々からもう「ロンゲルゲ」から目が離せない感じですね。

さて、今回のいわゆる “前座” 部では、オムニバス風のショートストーリー集のような感じで、 しばらくご無沙汰していた少年少女ロンゲルゲたちの近況報告がされていましたね、 それも初登場時のカップリングをほぼ忠実になぞりながら.... ・美江子&沙弓ちゃんと栄二君、・由紀恵ちゃんと準一君、・清美ちゃんと遥紀君、 ・紗真耶&尋子ちゃんと勇一君。この中で紗真耶ちゃんと尋子ちゃんの2人だけは前編の「ロンゲルゲハンター編」でも、 少しだけ登場してましたね(第二十一話)。
相変わらず、男子たちは女子たちに好き放題に弄ばれまくられているようですが、 栄二君だけは長髪流毛さんのおかげで一矢報いたみたいですね。もっともその後長髪流毛さんに 吸われる運命のようですが、男として私、少し溜飲を下げた思いがしました(^_^ )。 > 沙弓のツインテールにしていた髪を両手で一本ずつわしづかみにしていた .... 良いですネ〜〜〜、この(男→女への)ツインテール両手わしづかみ。なんか “久しぶり!” って感じですが、 読むたびに興奮いたします。そしてここで、
> 長髪流毛も服をぬいでいたり .... う〜〜〜っここはサイコーに興奮するシーンですが、由香さんに思い切ったことさせますね〜〜(^_^ )。
女子ロンゲルゲたちの男子のいびり方にも夫々の方法があるみたいですが、 > 勇一はズボンのベルトをはずされてそのなかに紗真耶の三つ編みの髪の毛が入れられて ・・・その髪の毛先が勇一のある身体のどこかに巻きついて強くしめつけた .... いや〜〜これは特に凄いですネ! まあたしかに私も、ロングヘアー女性の髪にアソコを 絞めつけられたいとは思いますから(^_^ )、ホント、ツボを心得てらっしゃる。 こういう風に髪がにょろにょろと動いて男の体を締め付けるなんてのは、“ホラー小説ならでは” ですヨネ。
“前座” と仰いますが、本編に負けず劣らずのサービス(?)シーン満載でしたネ。


さて、“本編” に入りまして、前回のラストで公之君が教室に入ろうとした瞬間からずっと 不気味な雰囲気が引き続いておりますよね。 > 生徒たちの表情などがみな不気味であった。 「うふふふ」 「あれ?この教室って、たしか・・・女の子ばかりのクラスじゃないはずなのに」 .... この新たに出現した怪奇不気味世界への入り方が実に絶妙ですヨネ。流石はホラー小説を長年書き続けてらっしゃる 髪伊良さん! 不気味な笑みを浮べて振り返った女子生徒たちの顔々が目に浮かぶようです。
で、そこに入ってきた担任の女教師。不安にさいなまれている公之君にとってはまさに 助け舟のはずなのに > 女教師は盛んに公之の身体をさわり続けていた .... もーーーうっ、心が休まるひまが無いですね〜〜(^_^ )

そんな教室で1日授業を受けていた公之君はさぞかし心身ともに消耗したでしょうけど、 取りあえずその部分は省かれて、続いて放課後あちこち奔走する公之君の シーンに場面が変わったのは良かったですヨネ。読者としてはなるべく早く謎解きが されてほしいですもんネ。
で、最初に訪ねた雄太君の家で、 > 「ああ、雄太なら入院しておる」 .... この現れたおばあさんの男言葉とぶっきらぼうさが、いかにもホラー小説らしいですヨネ。 このシーンも目に浮かぶようですしこういう細かい描写も流石、ホラー小説が身に染み込んでらっしゃる髪伊良さん!
続いて病院に着いて、“まず職員からあやふやな情報を聞き”→“1人目のお母さんからは拒否され”→“2人目のお母さんが重い口を開く” という 進行も(目立たないでしょうが)実に巧みです。

そして次に訪ねた雛乃ちゃんから真相を聞かされるわけですが、 > 束ねていないで後ろに髪をおろしていただけだった。その姿を見てまたぼおっとしている公之 .... 良いですヨネーー、こういうロングヘアー女性の自宅でのくつろぎ姿って。 第十八話のラストでも解いた髪がすっかり長くなった雛乃ちゃんを見て 公之君がうっとりするシーンがありましたが、普段は三つ編みや纏め髪にしている女の子や女性が 自宅で髪をフリーにしている姿って、『見たいなァ....』ってホント思いますもんネ。 こういう艶やかシーンを入れてくれるところも嬉しいです。
ですが、 > 「みんな、植物人間の状態にしたの」 ですかァ。第十二話でもクラスメートの男子達が ギタギタ状態にされてましたし、雛乃ちゃんは相当執念深くて残酷ですネ。

そんな雛乃ちゃんの機嫌を損ねてしまった公之君もまた翌日学校に来た途端に吊るし上げられ そうになった所で2005年は終りましたね。このリーダー格の千鶴枝ちゃんもまた 公之君とは因縁浅からぬ関係でしたヨネ(参照:第十一話) ....公之君の運命はどうなるのか? 誰か救世主は現れるのか?....2006年は 最初からとても気になります。

「吸血怪人ロンゲルゲ」第二十六話「消えた男子生徒たち」のご執筆とご発表、本当にありがとうございました。
そして、2005年度も1年間本当にお世話になりまして、ありがとうございました。 本年(2006年)もどうかよろしくお願いします。

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
ぽん さん  2006.1.4(Vol.677) 初出___Cont.No.pon004    
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ミステリアスな展開がいいですねえ!

 今回もまた、何かとミステリアスな展開になっていますね。 男子生徒が公之くんしかいないクラス。そしてクラスメイトの女子生徒たちから虐待を受けるような迫られ方。ハラハラドキドキの展開ですね。男としては、女の子に囲まれて、迫られることは悪い気はしないのですが、こんなシチュエーションは辛いですね。しかも、女子生徒たちに逆らったり悪口を言おうものなら、他の男子生徒のように植物人間にされてしまうという恐怖が付きまとう。いやー、これはさすがにきついですね。その公之くん、自分の長い三つ編みを学生服の中に押し込んだり、帽子の中に入れたりして何とか隠そうとしていましたね。自分がもし、そんな長い三つ編みをしていたら...なんて想像しながら興奮してしまいました。今後の公之くんの運命、そしてクラスを牛耳る女子軍団との絡みが楽しみになってきましたね。次回作も期待しています。

ぽん さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」にご感想をくださいまして、
まことにありがとうございました。

by SNAKEHEART(HP編集・発行者)

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2006.1.18(Vol.685) 初出___Cont.No.snake27    
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編集・発行者からの御礼−−第二十七話「地獄の日々」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の新作、第二十七話「地獄の日々」お送りくださいましてありがとうございました。
それから、 > 新年あけましておめでとうございます .... はい、明けましておめでとうございます。 本年も「吸血怪人ロンゲルゲ」とても楽しみにしております。
では例によってまた、今回私が印象に残った所を頭から触れさせて頂きますと....

> 「なんでいちばん髪の毛長くしてるやつが男なんだろうね」 .... そりゃあ、アンタらが悪いんじゃないの、女性なのに髪を大切にしないから。ねェ(^_^ )。 まあ校長と教頭が切らせたという事もありましたが、その時にただ1人頑として断髪を拒んだ 雛乃ちゃんの髪が公之君にコピーされた訳ですもんね。
それにしても、ただ1人長い三つ編みにしている男子生徒を女子生徒たちが取り囲んで、 その三つ編みを掴まれて便器に顔を押し付けられる....なんか想像しただけでもう 異様な光景ですねェ。
> 更衣室なんかいまないよ。死んだ校長と教頭の死体を置いて閉じ込めているから .... ええ〜〜そんなご無体な(^_^ )、ちゃんと供養してもらってなかったんですか、この2人は!  まあなんとなく奥さんに逃げられて身寄りも無かったみたい(?)ですけど、 仮にも校長と教頭にまで上り詰めた教師が....まあこの乱暴さが「ロンゲルゲ」の面白い所 でもありますよね。でも相当腐敗が進んで、もの凄い臭いだろうなァ。
そーー言えば、前編にでてきたロンゲルゲハンターさん、この校長先生を恩師だと言ってましたが (第二十一話)、あの後死体を引き取らなかったんですねェ(^_^ )。 そうそう、それから(話はちょっと横道に逸れますが)ロンゲルゲハンター編と言えば、 先日私、江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」をベースにしたドラマを見ていたらなんとなく、 このロンゲルゲハンターさんの居た「闇の島」を思い出しましたよ。

その後も体育とか音楽とかそれから家庭科とかの授業で、男子が女子に合わせることの困難さが色々と 描かれていて、難儀している公之君にとてもペーソスを感じましたし、ちょっとコミカルでもありました。 今回のタイトルの「地獄の日々」って、肉体的な虐待よりは 精神的な虐待による地獄って感じですね。
ただし、公之君、今のところただ1人いちおう体は無傷ですので、もしかしたら 強運の持ち主の少年なのかもしれませんね??(隠れた主人公なのカナ?)
> 「雛乃ちゃん、いじめられるのを拒んでいるのだから、男子生徒に戻ってほしくない」 .... でも雛乃ちゃん、たしか女子生徒にもいじめられてたんですヨネ?
> 「中学を卒業したらすぐストリッパーになるって言ってきかないから、 このさいどんな厳しいところか思い知らせようとおもって地方興行に預けたの」 .... しかしまあ、凄い話ですね。ストリッパーって勿論悪い職業だとは言いませんけど、 中学生の女の子が進んでなりたがるというのが可笑しいですねェ。 第十一話でクラスメートの前でストリップをやった 時によほど味を占めたんでしょうかねェ?(^_^ )
> 保健室で業務を終えて帰宅した長髪流毛も・・・ .... ここは何気なくさらっと読み流してしまいそうなセンテンスですが、もし映像化された時の ことを想像すると、私にはとても興味深いところなんですよね、 だって(おそらく一人暮らしの)超ロングヘアー女性が帰宅した時の部屋の中の光景なんて、 絶対に覗き見たいですもの。
肩か腕に掛けていたバッグを机の上に置いて、上着を脱いで身軽な白い下着姿となって、 そして外出時はずっと纏めていた髪を解いた瞬間ふわ〜〜〜っと ....なんて想像するとゾクゾクしますねェ、さぞかし艶っぽいことでしょう。 (できればこういうシーンも文章で描いてほしい所ですねェ、 やっぱ本サイトは本来はロングヘアーのためのサイトですので)


さて、今回の2006年第1回作品「地獄の日々」は、たった一人の男子生徒になってしまった 公之君への(精神的)いじめシーンが中心でしたけど、 後半の方で3つの謎に富んだ不思議な展開が有りましたネ.... > 「いつもの雛乃のお母さんとは様子がちがうような」 と長髪流毛さんの > 「こ、これは…、なに?」 それから学校に着いてからの公之君の > 「こ、これは…」 .... なんとなく “雛乃ちゃんの怨念により男子生徒たちがいなくなった” だけではなさそうな、 その裏に、私などでは想像が付かないような謎が秘められているような感じがしますねェ。 なにしろ長髪流毛さんさえ知らない事が起こっているみたいなのですから。
このように、後半(終盤)に謎に満ちた不思議なショートシークエンスを 立て続けに繋いで、そして次回にリレーさせる手法は実にお見事です。 その謎が明かされそうな予感がする次回がとても楽しみです。

「吸血怪人ロンゲルゲ」2006年度第1弾の第二十七話「地獄の日々」のご執筆とご発表、本当にありがとうございました。
そして改めまして本年もどうかよろしくお願いします。

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2006.2.23(Vol.697) 初出___Cont.No.snake28    
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編集・発行者からの御礼−−第二十八話「えっ、女の子を殺せって?」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の新作、第二十八話「えっ、女の子を殺せって?」お送りくださいましてありがとうございました。
今回は先ず目に入ったタイトルからして面白いですよね。通常のタイトルは 「・・・の恐怖」とか「・・・な女たち」といった名詞形が多いんですけど、今回のような こういう会話形式のタイトルって、強いて前例を挙げるならば、 第十二話の「あなたもロンゲルゲになりますか?」だけになりましょうか。 こういう工夫も先ず面白かったです。
そして本編ですが....前回、終盤の方で3つの謎に富んだ不思議な展開( > 「いつもの雛乃のお母さんとは様子がちがうような」 と長髪流毛さんの > 「こ、これは…、なに?」 それから学校に着いてからの公之君の > 「こ、これは…」 )が有りましたので、『今回その謎々が解き明かされるのか?』と思うとずっと楽しみにしていたのですが ....いや〜〜、まったく予期していなかった奇想天外な謎が明らかになりましたね〜〜、 別の侵略者がいたとは!!....これはもう期待以上でしたヨ、 よくこんな面白いこと考えつかれたもんですね。
しかも人間モ○キですか! 今から丁度40年前の1966年に放送された「マ○マ大○」に出て来た、 光線を浴びるとゲロのようににょろにょろと溶けるあれですな....ってことは、 侵略者はゴ○!?!?!? だとしたら長髪流毛さんにとって超強敵出現ですねぇ(^_^ )
まあゴ○というのはほんの冗談ですが、 > その造り出していた者の正体がよくわからなかった と今回文中にありましたように、本当の黒幕の正体は今回はまだ謎のままという感じでしたね。
では例によってまたまた、今回私が印象に残った所を頭から触れさせて頂きますと....

> 千鶴枝ら女子生徒たちの眠り続けている身体だった .... 先ずもう最初の1行で、バンッ!と前回の回答を出してくれたところが実に潔くて 気持ち良かったです。 とすると前回の> 異様な匂いがする・・・男子更衣室からのようであった この異臭は何を意味するのでしょうかねぇ? まさか女子生徒たちが遺体となって腐敗し始めた 訳ではないですよね?
しかしそれにしても > 雛乃の姿も見つけることができたが .... ほわぁ〜〜〜雛乃ちゃんまでもがニセモノだったんですかぁ! しかもお母さんまで。 だとしたらいつ侵略者と入れ替わってたんでしょうかねぇ?.... 言動だけ見れば、第25話の時点では2人はまだ本物だったように 思えますが....。 それと、男子生徒たちを植物人間にしたのはやはりニセモノの雛乃ちゃんだったのか?  あるいはこれに関しては本物の雛乃ちゃんがやったことなのか?.... このあたりも色々と気になってきますねぇ。 ま、とにかく雛乃ちゃんまでもがニセモノとなると、今回の「中学編」は 公之君が主役ということになるんでしょうかネ??
> 肌から皮膚がはがれて恐ろしいまだらの模様が浮き出・・・ へび女とくも女とをたして2で割ったような .... このあたりは、髪伊良さんのお好みの1960年代楳図かずお作品のムードが漂っていますヨネ(^_^ )


その女獣人の人間モ○キたちに取り囲まれて大ピンチの公之君を助けに颯爽と現れた長髪流毛さん....
> 長髪流毛の髪がへびの姿に変わって髪の編み目からも浮き出た目玉によって光が発せられ .... いや〜〜久々に披露してくださいましたねぇ、髪技!!  もうこのシーンってCG使いまくりなのでしょうねぇ。 更に欲を言うならば、光線技類に加えて例えば、髪が鞭になって近寄る人間モ○キたちをしばいたり、 髪先がドリルになって近寄る人間モ○キたちの体に穴を開けるとか、 それから、闇姫のように髪で突風を起こして人間モ○キたちを吹っ飛ばすとか、 色んな髪技も見てみたいなぁ(^_^ )
それにしてもまるで「エイリアン」のシガニーウィーバーみたいな女戦士と化した (長髪流毛役の)由香さん....う〜〜んっ、彼女、運動オンチなのに、 こういうアクションシーンって大丈夫なのかなぁ?

人間モ○キたちの襲来から一旦逃れた長髪流毛さんと公之君の所に女教師がやってきてからは、 切羽詰ったシチュエーション下にしては隋分余裕というか笑えるシーンも 登場しましたね。
> 公之の姿を見つけた女教師は、すぐに公之の肩に三つ編みをしている髪ごと抱きつくのであった .... この女教師ずっと公之君に対していやらしいことしまくりですねぇ。 > 「うふっ、先生、髪の毛だけはさわっても構いませんわ」 と言う長髪流毛さんも髪の話題になると今どういう危険な状況なのかを 忘れてしまうみたいですね(^_^ )。そして....
> 「私、もうすぐ三十路で彼氏イナイ歴も三十年になっちゃうし、やっぱり髪を伸ばさないとだめかしら」 .... ここがとても笑えました(子供の前でこーゆーこと告白するなんてねぇ ^_^ )。 そうですね、先ずは髪を伸ばす事が第1条件ですね。そうすれば 35歳頃には彼氏ができるでしょう(^o^)

所変わって、ニセ雛乃ママが潜入したストリップ劇場の舞台裏(それにしても、 ホントにアクの強い登場人物ばっかりですねぇ ^_^ )、 > 古い見世物小屋だったこともあって老朽化していた床のために、釘が突き出ていたのであった .... まあここはドサ回り芸人達の悲哀が伝わってきて哀愁をそそる所でもありました。が、 > 偽の母親もどろどろに溶けていったのであった .... なんだか随分溶けやすい体なんですね(笑)。でももしかしてこの溶けた液体に触れると 危ないのでしょうか?
そして長髪流毛組 VS 人間モ○キ軍団の再戦が始まりまして....
> ビーッと光線が飛び交い、互いに空を飛ぶなどして身をよけていたのであった .... いや〜〜なんだかスターウォーズみたいですね。そんな中で....
> この術を使うと、髪の毛が弱くなってしまうけど・・・あとで海草など髪によい食べ物をとるから .... なんか突然、宇宙人らしからぬ俗っぽいことを言い出したので、ここもとても笑えました。 そーーだったのかぁ、海草類って宇宙人にとっても髪によかったのかぁ(^_^ )
ところが、長髪流毛さんの髪技も通じない強力人間モ○キが出現しましたねぇ、 それも雛乃ちゃんに扮して。 > その髪が左右にわかれ、毛先が公之の首を目がけて両側から巻きつこうとしていた .... いや〜〜いかにも「吸血怪人ロンゲルゲ」らしい魔女ぶりですが、そーーか、 この人間モ○キも髪技が使えるんですね。もしかしたら長髪流毛さんと 闘っているうちに(あるいはこれまでロンゲルゲを観察しているうちに?)学んだのでしょうか?? ....とにかく今回もまたまた大ピンチのシーンで終っちゃいましたね


さて今回の第二十八話ですが、長髪流毛さんの髪技もふんだんに披露されましたし、 派手なアクションシーンやSFXシーンも満載、まさに息もつかせぬ面白さの30分間(?)でした。 視聴者の子供達もそしてロングヘアーフェチのアダルト達も共に、 さぞや大満足だった事でしょう(^_^ )。
そして展開的にもますます面白くなってきました「吸血怪人ロンゲルゲ」、 次回以降もとても楽しみです。
「吸血怪人ロンゲルゲ」第二十八話「「えっ、女の子を殺せって?」のご執筆とご発表、 本当にありがとうございました。

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2006.3.18(Vol.700) 初出___Cont.No.snake29    
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編集・発行者からの御礼−−第二十九話「女の敵は女」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の新作、第二十九話「女の敵は女」お送りくださいましてありがとうございました。
おお〜〜新たな強敵が遂に正体を明かしましたね!「長髪流毛 VS フェミニスター」ですかぁ。 しかしスゴイ名前ですね〜〜。今回のタイトルが示しますように女宇宙人同士の抗争が 今後どのように展開していくのかとても楽しみですねぇ。
それに加えて、新たな髪技も披露されたり、今注目のエビ反り技(?)の話題も出たり、 Hなシーンも有りで、今回は見ごたえ・読みごたえ満載でしたね。
実は今週私、この寒の戻りで風邪をひいてしまいましたため、 感想がいつもより遅くなってしまいました m(_ _)m


> 「仮面の忍者赤○」に出ていたク○ツ甚内という .... アハハ、ク○ツ甚内とは懐かしくも渋い名前が出てきたもんですね〜〜。 我々(ロングヘアーLOVER)にとって忘れられない女忍者や○ひめと一緒に 第2話でデビューしたんですよね。ところで、赤○とク○ツ甚内と言えば私思い出しましたのが、 私の小学校時代の校長先生が金目像に似てたんで、朝礼の時などよく 「金目が出た」と言ったものでした(ワルガキやなぁ〜〜 ^_^ )。 そういった懐かしい思い出まで蘇ってきましたデス。
> 宇宙の女王になるフェミニスター .... これはやはり女性上位ということ + 宇宙人だから “スター” を重ねてのネーミングなのでしょうかしら??  でも宇宙人だから、なんとなく前シリーズのロンゲルゲハンター以上の強敵のような 気がしますね。こうして次々に刺客が送られてきて、長髪流毛さんもたいへんですねェ。
> 「雛乃ちゃんの髪の毛を切ることはできないし」 .... う〜〜んっ、男子ロンゲルゲの命よりも女子ロンゲルゲの髪の方が大切と言う訳ですね??  さすがはロンゲルゲらしい非情な掟ですネ。
で、前回のラストではもう公之君絶体絶命って感じで、どうやってこの難局を切り抜けるのだろうか と楽しみにしていたのでしたが、 > 公之は、両手でじかに雛乃の胸をそれぞれもみ始めたのである。 「ぎゃあーっ!」 .... そうかぁ、こういう方法で切り抜けるとは想像も付きませんでした。 これも雛乃ちゃんだけは体が本物ゆえだからなのですね?  魔女になっても宇宙人が乗り移っても性感帯は変わりないんですナ。 でも脚本家もかなり楽しみながら書いている感じだなぁ(^_^ )

> 公之の股を目がけて飛び蹴りを一発かましたのである・・・ そんな演技は台本にないぞ .... ここで突然、楽屋裏に話が切り替わる展開が、今回とても意外で面白かったですね〜〜。
> 有名な劇団から選ぶ場合もあれば .... アハハハ。この一言で、この「ロンゲルゲ」が現在TV放送されている連続ドラマであることが より現実味を増してきますよね。
> 髪の毛が長い子という役は実際に長くしていないと .... そうです! 時代劇でも、かつらでなく自髪で日本髪を結っている、更には自髪を 長〜〜く垂らしているとなると、興奮度は何百倍も増すものなのです。
> 栄二くん役の子が沙弓ちゃんの髪の毛をとかして編んでますね .... 少年の世界でも、イケメン(?)はやはり徳をするんですね〜〜(^_^ )
> いつも私のブロマイド(古い?)持ち歩いていて .... え〜〜っそうなんですか! 由香さん、ブロマイドが出てたなんて私も知らなかった(^o^)。 やっぱ、マルベル堂あたりから出てるんですか??(^_^ )

ほいで、また本番に戻りまして....
> 「わたしの髪の毛のなかに隠れて」 .... いや〜〜これはうらやましいですね〜〜由香さんの髪の中に隠れられるなんて。 文中ではさり気なく流れて行ってますが、映像になるととても官能するシーンでしょうネ。
> 「イナ○ウアーでもやろうとしてるんじゃないだろうな」 .... おお〜〜ここで早速、今1番注目のあの反り返り技を話題に取り入れるところがスバラシイ。 こういう時事ネタも大切ですからねぇ。
> 髪の毛が円のような広がりを見せ、何度も回転していた ・・・髪の香りも広がり、見ていると目をまわして .... おお〜〜おお〜〜おお〜〜これは素晴らしい髪技です!! 髪が駒か円盤のように回転して敵の目を回させ、 そして同時にシャンプー(?)の臭いで嗅覚まで麻痺させるとは....これはもう 長〜〜〜い髪ならではの必殺奥義でしょうねぇ。そのさらさらの長い髪がふわぁーーっと 舞っているシーンを思い浮かべるともう興奮が沸き立ってくる感じです。
で.... > 長髪流毛がいつもの水晶玉を取り出して見つめたのであった .... 水晶玉いつも持ち歩いてるんですねぇ?? かなり嵩張りそうな気がするのですが、 どこに入れてるんでしょうかしら?(^_^ )


さてさて今回もまたまた気になる終り方をしましたねぇ、 > 「これが…」 .... これは、フェミニスターの実体が意外な姿だったのでしょうか??  それとも雛乃ちゃんたちの身に大変なことでも起こっているのでしょうか?? ....いつもながら謎を持ち越し次回に期待を繋げてくれるラスト、 しかも髪伊良さんはこれまで必ずその期待に応えてくれて、意外〜〜なスゴイ展開を 用意してくれて来ましたので、今度もまたまた次回が楽しみです。
それでは、「吸血怪人ロンゲルゲ」第二十九話「女の敵は女」のご執筆とご発表、 本当にありがとうございました。

「吸血怪人ロンゲルゲ」(ご感想)パート
SNAKEHEART  2006.4.6(Vol.703) 初出___Cont.No.snake30    
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編集・発行者からの御礼−−第三十話「愛情こそすべて」
髪 伊良さん、「吸血怪人ロンゲルゲ」の新作、第三十話「愛情こそすべて」お送りくださいましてありがとうございました。
おお〜〜どうやら、年度末に合わせて今回の章(PART5)を完結してくださったんですネ?  前話を読んだ段階では『今回の章(フェミニスター編?)はまだまだ続くだろうな』と思ってたので、とても意外でした。
でも....フェミニスターの絶命は描かれてませんでしたよねぇ(?).... なんだか今後もイッチョカミしそうな予感もするのですが....


さて全話のラストで長髪流毛さんが水晶玉を覗いて > 「これが…」 と言ったセリフについて私は前回の感想の中で > フェミニスターの実体が意外な姿だったのでしょうか??  それとも雛乃ちゃんたちの身に大変なことでも起こっているのでしょうか?? と申しましたっけ。それはフェミニスターの実体がなにかヘビか昆虫のような姿か、 もしくは雛乃ちゃんたち女生徒たちがフェミニスターと同じような姿と化してしまったとか、 そんなおぞましい映像が水晶玉に映っている想像をしていたのですが.... いや〜〜そんな私の想像とは正反対の、これまでの「ロンゲルゲ」とは異質と言っても良いような、 突然ファンタジックな世界が広がったのにはもう意表を突かれましたねぇ。
> 「少なくとも地球にはないような景色ですね」 .... この言葉からも、ものすごーく極彩色の景色が目に浮ぶようですし、 今回の最初のこのセリフがすべてを言い表わしていたかのようで、とても粋でしたね。
> 「ハ○ーポ○ター」にも出ていた小さい妖精 .... えーーっと、実は私、「ハ○ーポ○ター」って1作目以外は見ていないんで、 この妖精ってちょっと姿が想像がつかないんですけど....もしかして、ロ○アの プー●ン大○領に似ていると物議を醸したアレのことですかしら??
> 『はい、ああ、女王様』 .... ははぁ、長髪流毛さんってロンゲルゲ星(ロングヘアー星でしたっけ? ^_^ )でも、 女王様だったのですかぁ?
> 『日本○船という会社でがんばっているサ○エさんのおかあさんより』 .... はあ....実はこれは私よく分らなかったのですけど、 そういうCMが流れている地域が有るのですか??(いや〜〜無知で申し訳ない)
> 『いくら金があってもこの星からはそんなに持ち出せません・・・説明書も、親切にも税関の人がくれたので』 .... ふふ〜〜んっ、宇宙の星間にも色々と法律があるんですな(^_^ )

> 髪の毛を広げて風になびかせ、髪を上空に舞い上がらせたのであった・・・ 広げた髪で受け止めていたのである .... 今回、ここが実にすばらしかったですねーー、“髪を風呂敷代わりにする”というアイディアが。 現実には絶対こういうことは出来るはずないのですが、 (や○ひめの髪あらしと言い)SFやホラーってのは髪を使ってとても面白い映像を見せてくれますので、 そこが長所ですよね。
で、その長髪流毛さんの部下の妖精さんの持ってきた薬草がどんな効果を発揮するのかと 思いきや、 > その愛をささげるしか方法はないのよ .... ここで突然「愛をささげる」という言葉が出てきたのにもまた意表を突かれました。
そーー言えば、原稿を受けとりました時にも「愛情こそすべて」というタイトルにも 『おや?』と思いましたし、 まったくもって、前話までの戦争から一転、冒頭でいきなりファンタジックな世界が広がり、 その後、純愛で締め括られて、本当に今回の第三十話は私の予期しない展開の連続でございました。
その後も、 > 「そろそろお花やさんを開こうと思って準備しているの」 .... ハハハ、ストリッパーからお花屋さんってのもかなり極端な転身で、ここにも少し笑えましたが、 > 「そしたら、わたしたっぷり手伝うわ」 .... う〜〜んっこのあたりも実にホノボノムードで良いことなのですが、反面、 これまで数々の名シーンを生み出してくれた雛乃ちゃんの毒気が抜けてしまったみたいで一抹の寂しさも感じますネ(^_^ )


繰り返しますが、今回の(第5章フェミニスター編の締めくくりと言えましょうか)第30話は、 ファンタジックでかつ純愛編というホノボノムードに、私はかなり意表を突かれましたが、
> 「この世でいちばん髪の毛が美しい者の姿をうつしだしておくれ・・・殺さなくても、その子の髪の毛を切ればいいわ」 .... なにやら、ブラックムード漂う「ロンゲルゲ」らしい予告編が最後に入ってましたね(^_^ )。 でも思い返せば、“髪にまつわる嫉妬” ってのは、「ロンゲルゲ」ではこれまでありませんでしたよね、たしか?? (「世界一のロングヘアー」ではありましたっけ)  その意味では、次回から始まるPART6には、これまでとはまたちょっと違ったタイプの 新たな怨憎ドロドロハチャメチャストーリーを期待しちゃいますね。

それでは、「吸血怪人ロンゲルゲ」第三十話「愛情こそすべて」のご執筆とご発表、 そしてPART5の完結(?)、本当にごくろうさまでした。







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  3. 上の@で 宛先欄に入力した bh4su59g0@kcn.ne.jpb から 前と後の2つのbの文字を消してください
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1日も早く、ウイルス・迷惑(SPAM)メールが絶滅しますように!(怒)



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    @(必須).... “宛先” 欄に、bh4su59g0@kcn.ne.jpb と 半角英数字で手入力してください。
               (↑ ウイルス・SPAM防止のために、これは全角英数字です)
    ただし実はこの前と後の2つのbの文字はニセ文字ですので、
    後で送信の直前に消す事になります(→ ステップ V)。
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                      (↑ つまり、2つのbで囲まれた h4・・・jp が本当のメルアドなのです)

  4. そして、送信してください。

1日も早く、ウイルス・迷惑(SPAM)メールが絶滅しますように!(激怒)