発熱を伴った感冒や急性胃腸炎、突発性発疹等にかかったときは2週間、麻疹、おたふくかぜ、みずぼうそう、風疹などの全身性のウイルス感染にかかったときは1ヵ月予防接種を控えましょう。
兄弟が風邪をひいているときは構いませんが、麻疹、風疹、ムンプス、水痘になっているときは潜伏期間が過ぎるまで、他のワクチン接種は控えましょう。

生ワクチンは4週間、不活化ワクチンは1週間、次のワクチンまで間隔をあけましょう。
ガイドラインには明記されていませんがBCGと麻疹をもし続けて行うときはどちらが先でも2ヵ月以上あけて接種した方が良いでしょう。通常のガンマグロブリン投与または洗浄赤血球以外の輸血を受けた人は3ヶ月、川崎病などの大量ガンマグロブリン投与を受けた人は6ヶ月生ワクチンを控えましょう。

お母さんが生ワクチンを接種するときは生理中か生理直後にして2ヶ月間は避妊しましょう。
*   の予防接種は個人の希望で受ける注射です。市町村からの通知は来ません。

ツベルクリン反応とBCG(結核)
接種箇所にアトピー性皮膚炎を認めたり、全身型のアトピー性皮膚炎では延期しましょう

生後3ヶ月から4才までの間にツベルクリン反応をして2日後に判定します。
陰性であればBCG受けましょう。

三種混合(ジフテリア+百日咳+破傷風)
T期初回
生後3ヶ月から7才半まで受けられますが出来るだけ3ヵ月から1才までの間に3-8週の間隔をあけて3回注射しましょう。
T期追加   初回接種3回終了後、1年から1年半の間にもう一回注射をしましょう。
U期       小学校6年の時に二種(ジフテリア+破傷風)受けましょう。

二種混合(ジフテリア+破傷風)
明らかに百日咳にかかった人が対象になります。
期初回は生後3ヶ月から7才半までその後6ヶ月以上あけてT期追加を接種できます。出来るだけ3ヵ月から1才までの間に4-6週間隔で2回受けてT期追加を1年か1年半あけてください。U期は三種混合と同じです。

ポリオ(小児麻痺)通常春と秋です。
生後3ヵ月から7才半まで受けられますが出来るだけ3ヵ月から1才半までの間に6週間以上の間隔をあけて2回飲みましょう。

はしか(麻疹)卵アレルギーのかたは皮内反応後、予防接種をしましょう。
1才から7才半で受けられますが、1歳を過ぎたら出来るだけ早く、遅くとも2才になるまでに注射を受けましょう。
はしかの人と接触してから72時間以内にこの予防注射を受ければ、たいてい発病せずにすみます。はしかの流行時に1才未満でも希望があれば任意接種として注射を受けられます。しかしその後もう一度1才半〜3才までに接種する必要があります。
γグロブリンを注射した人は3-6ヵ月後に予防接種をしましょう。


風 疹
1才から7才半まで受けられます。麻疹を受けた後、出来るだけ早く3才になるまでに注射を受けましょう。

日本脳炎 ゼラチンアレルギーの方は気をつけましょう。
T期初回
生後6ヶ月から7才半になるまで受けらまれすが出来るだけ、3才になれば1-4週(1-2週間が望ましい)の間隔をあけて、2回注射を受けるようにしましょう。
T期追加
生後6ヶ月から7才半になるまで受けらまれす。初回接種の約一年後に注射を受けましょう。
2期は小学校 3期は中学校で受けましょう

おたふくかぜ 卵レルギーの方は気をつけましょう。
満一才から受けられます。受けるならば集団生活が始まるまでが良いでしょう。

みずぼうそう* ゼラチンアレルギーの方は気をつけましょう。
満一才から受けられます。みずぼうそうの人と接触してから72時間以内にこの予防注射を受ければ、たいてい発病せずにすみます。

インフルエンザ卵アレルギーの方は気をつけましょう。
全年齢、特に保育所、幼稚園、小学校、中学校の児童生徒 高齢者を対象とします。1-4週(4週が望ましい)間隔で2回接種します。生後6ヶ月以上で接種できますが、1歳以下では効果があまり良くなく、インフルエンザによる熱性けいれんは1才以上が多いので1才になってから注射しましょう。希望者は出来れば11月から受けましょう。卵アレルギーの明らかな人は控えましょう。卵アレルギーのかたは皮内反応後、予防接種をしましょう。


当院では「痛くない予防接種の実現」を目指します。貼付用局所麻酔剤を予防注射30分前に貼ると痛みを和らげることができます。御希望の方は受付に御連絡ください。