●自然陽転とは

BCG接種をしていないのに、ツベルクリン反応が陽性になることを自然陽転といいます。からだのなかに結核菌がすでに入っていることをしめし、それ自体は病気ではありません。そのまま発病しないことも多いのですが、乳幼児は抵抗力がよわく、発病すると重症になりやすいので注意が必要です。

●くすりが必要な場合も
胸部レントゲン、血液、尿や胃液の検査をし、異常がないことを確かめておきましょう。またツベルクリン反応の大きさや、近くに結核の人がいるかどうかで、発病しないよう予防的に6か月〜1年間薬を飲むことが必要な場合があります。

●おそれず、あなどらず
結核はともすれば忘れがちですが、まだまだ怖い病気です。症状がないからといって安心できません。先生の指示をまもり、きちんとした対策をたてましょう。