手足口病とは

その名のように、手のひら、足のうら、口の中(ほっぺたのうら、上あご、舌、歯ぐき)に楕円形の米粒の形をした小さな水ぶくれができる病気です。おしりやひざにできることもあります。乳幼児の間で流行します。ウイルスが一種類でなく以前にかかったことのある子でもまたうつる場合があります。熱はないか、あっても微熱程度ですみます。手足の水ぶくれは痛がりませんが、口の中が痛くて食べられなくなることがあります。

潜伏期間 3-6日 のどから1-2週間、便から3-5週間ウイルスが見つかります。
合併症 : 時に髄膜炎、極希に脳炎

●治  療
治療をしなくても自然に治る場合がほとんどです。熱やのどの痛みがあるときはそのくすりを処方します。

●家庭で気をつけること

食べ物 口の中が痛いときは、しみないものを与えましょう。熱いもの、塩味や酸味の強いもの、かたいものは控えます。
入 浴 熱がなく元気ならかまいません。

●保育所・学校
行ってよいかどうかは、症状しだいです。発熱、咽頭や口腔内の水ぶくれや潰瘍を認める急性期は感染源となります。


●こんなときはもう一度診察を
・ 口の中が痛くて水分をあまり飲まないとき。

・ 高い熱が3日以上続くとき。

・ 吐いてぐったりしているとき。