りんご病とは

ほっぺがりんごのように赤くなるので、りんご病とよばれています。ほっぺたが赤くなる前にかぜ症状を訴えることはあります。希に、関節痛、頭痛、腹痛。しばらくして、太ももや腕には赤い斑点やまだら模様ができます。頬がほてったり少しかゆくなることもあります。発熱しない人が多いですが、希に39-40℃の高熱の時があります。大人がかかると、微熱が出たり腰や膝が痛むことがあります。一旦消失して再び発疹が日光、寒冷、入浴、外傷、ストレス、摩擦などにより2−3週間後に出現することがあります。溶血性貧血、血小板減少症、関節炎を合併することがあります。また妊婦の罹患により胎児死亡が起こることがありますので気をつけましょう。秋から春にかけて多いようです。不顕性感染は欧米では約25%、我が国では約10%です。

潜伏期間: 17-18日
感染期間: 感染後5-10日後までですが、発疹出現時にはウイルスは見つかりません。発疹出現前に人にうつしているかもしれません。


治 療
自然に治りますが、かゆみが強いときはかゆみ止めを処方します。

家庭で気をつけること

・食べ物: いつものとおりでかまいません。
・入 浴: かまいません。ただし熱い風呂に長く入ると赤みが強くなって、長びくことがあるので、短時間できり上げましょう。
・運 動: 運動で体が熱くなったり日光に長くあたると、長湯と同じように赤みが長びきます。

こんなときはもう一度診察を
・かゆみが強くなったとき。

・高い熱が出たとき。

・元気がなくなってきたとき。

保育所・学校
頬が赤くなったときは、すでにうつる時期をすぎているので、行ってもかまいません。しかし、あまりまっ赤な頬なら2〜3日休むほうが無難でしょうね。