プール熱とは

夏にプールを介して学童のあいだに流行するので「プール熱」といわれています。プールに入らなくてもうつります。39〜40℃の高熱が4〜5日続き、のどの痛みが強く、眼も赤くなります。さらに頭痛、はき気、腹痛、下痢を伴うこともあります。結膜炎の改善に約10日かかります。ウイルスが一種類でなく以前にかかったことのある子でもまたうつる場合があります。

潜伏期間:5-7日

感染期間:咽頭より約2週間、便より3-4週間ウイルスが見つかります。

治  療
熱やのどの痛みをおさえるくすりを処方します。

●家庭で気をつけること

・高い熱 何日も高熱が続くので不安になるでしょうが、熱 さましを使いすぎないように気をつけて、涼しい部屋でねかせてください。
・食べ物 のどは痛いし熱も高いので、食欲がないのはしかたがありませんね。
プリンやゼリー、アイスクリーム、さましたおじや、とうふ、グラタンなどはいかが?
・水 分

水分は十分に飲ませてください。
麦茶やイオン飲料(アクアライト アクアサーナ)、 牛乳、みそ汁、ポタージュスープなどがよいでしょう。

・入 浴  高い熱があるときや元気がないとき以外は、がまんする必要はありません。

こんなときはもう一度診察を
のどの痛みが強くて水分をあまり飲まないとき。

高い熱が3日以上続くとき。

元気がなくてぐったりしているとき。

●保育所・学校
症状が良くなって2日たつまで休みましょう。プールは治ってから2週間はさけましょう。