マイコプラズマ感染症とは

以前はオリンピックの年に流行すると言われましたが最近は不定期に流行します。好発年齢は5歳以上ですが最近2才以下の乳幼児でも希でないことがわかってきました。マイコプラズマは細菌ですが特殊な菌で通常の抗生物質では効果がありません。熱はさほど高くならず、痰の絡んだ咳が長く続き時に肺炎となります。比較的元気があります。合併症は頻度は多くはありませんが多種多彩に及びます。
再びマイコプラズマ感染症になることはあります。

潜伏期間: 7-21日
感染期間: 発症後6週間
合併症 : 中耳炎 発疹 心筋炎 心外膜炎 貧血 血小板減少症 肝炎 膵炎 関節炎 神経障害(脳炎 末梢神経炎 髄膜炎等)など

治 療
抗生剤としてはマクロライド系(クラリス クラリシッド リカマイシン等)やミノマイシンが有効です。

家庭で気をつけること
・食べ物:いつものとおりでかまいません。
入 浴:発熱がなく元気そうであればかまいません。

こんなときはもう一度診察を
発熱が続くとき
咳だけでなく他の症状を認めるとき

保育所・学校
発熱、発疹、咳などの症状が顕著な7-10間は出席しない方が良いでしょう。