百日咳とは
予防接種(三種混合)を受けていない子がかかります。赤ちゃんにとっては危険な病気です。最初は普通のかぜとかわりませんが(カタル期 1-2週間)、次第に咳が多くなり、顔をまっ赤にして激しく咳込むようになります(痙咳期2-4週間)。1〜2週目頃が最も咳がひどいときで、3-4週目頃になると少しずつ軽くなってきます。熱は出ません。生後6か月以下の赤ちゃんでは咳のために息ができなくなってしまうことがあり、入院が必要となります。
潜伏期間: | 7-14日 |
感染期間: | 有効な抗生物質が投与されれば5−7日間。 投与されなければ約10日間感染力があります。 |
合併症 : | 肺炎、中耳炎 中枢神経合併症 |
●治 療
百日咳に有効な抗生剤と咳止めを処方します。
●家庭で気をつけること
・食べ物: 咳込んで吐くので、1回量は少なく、回数を多くして、消化のよいものを与えましょう。
・入 浴: 咳が軽くなって、機嫌や食欲が普通になれば、入ってかまいません。
●こんなときはもう一度診察を
・咳込みがひどく、息が止まりそうになるとき。
・咳で何度も吐いて、元気がないとき。
・熱が出たとき。
●保育所・学校
百日咳特有の咳が消えるまでは休ませること、と決められています。
診断から約3週間ぐらいと思ってください。
●赤ちゃんにうつさないで!
百日咳の子を赤ちゃんに近づけてはいけません。