乳幼児のあいだで流行する夏かぜの一種で、38〜40℃の高熱が2〜3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれや潰瘍ができて痛いので、食べられなくなります。唇に近い部分にはできません。ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。ウイルスは一種類ではなく昨年ヘルプアンギーナになっても今年もかかります。
潜伏期間:2-7日
感染期間:のどから1-2週間 便から3-4週間ウイルスが見つかりますが感染源となるのは病気になって2-3日とされています。
●合併症
髄膜炎や耳下腺炎や外陰部に潰瘍。
●治 療
熱やのどの痛みをおさえるくすりを処方します。
・高い熱: | 口の中が痛いときは、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、さましたおじや、とうふ、グラタンなどがよいでしょう。 |
・水 分: | 十分に水分をとるようにしましょう。オレンジジュースなどすっぱいものはしみます。牛乳や麦茶、みそ汁、ポタージュスープなどがよいでしょう。 |
・入 浴: | 高い熱があるときや元気がないとき以外はさしつかえありません。 |
●こんなときはもう一度診察を
・口の痛みが強くて水分をあまり飲まないとき。
・高い熱が3日以上続くとき。
・元気がなくてぐったりしているとき。
・頭痛 吐き気が続くとき
熱が下がって口の痛みがなくなるまで、4〜5日は休ませましょう。
最初はヘルパンギーナと診断されても舌や歯肉に痛みを訴えたらヘルペス口内炎の時がありますからその時は受診してください。