風疹とは

数年おきに流行します。うつってから2-3週間後に、リンパ節腫脹が始まりその後赤くて小さな発疹が体中に出ます。発疹は小さく、顔面に始まり頚部、頭部、体、手足に広がります。手足に発疹が広がったときは顔面は消退し始めています。消えかけの時はかゆいかもしれません。熱は全く出ない子から 3日間高熱が出る子までさまざまですが、いずれにしても3日ぐらいで治ります。「三日ばしか」ともいわれますが、「はしかとは違う」ので、「はしかにかかった」などとふれまわらないように。それを聞いた他のお医者さんが混乱します。

合併症としては髄膜炎、脳炎、血小板減少症が知られています。

まれに色素沈着する事があります。不顕性感染が約30%に認められます。

潜伏期間:2-3週 家族内感染は50−60%。

感染期間:発疹出る7日前から発疹出現後14日まで。飛沫感染。

●治  療
頭痛や関節痛、発熱がみられるときには熱さましや痛み止めを、かゆみが強いときはかゆみ止めを処方します。

●家庭で気をつけること
熱がなくて元気でも、発疹が消えるまでは家の中にいてください。食事その他、いつもと同じ生活でかまいません。血小板減少症などの合併症は2週間以上経ってからも出現することがあるので運動は症状がでてから2週間後からに。

●こんなときは診察を
・ぐったりして元気がないとき。

・熱が3日以上続くとき。

●保育所・学校
熱もなく、発疹がすべて消えたら行ってかまいません。

●妊婦に近づかないで!
妊娠初期に風疹にかかると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳や心臓に障害をきたすことがあります。風疹の子を、妊婦や妊娠しているかもしれない人に近づけてはいけません。妊婦が風疹にかかったかもしれないと心配になったら、産科の先生に相談してみましょう。