亀頭包皮炎とは

おちんちんの先が赤く腫れて、うみが出たり、おしっこのときに痛がります。パンツに黄色いうみが付きます。包皮と亀頭の間に細菌が入って炎症をおこしているのです。

●治  療
・抗生剤の入った軟膏をぬる。
・抗生剤を飲む。

●家庭で気をつけること
・お風呂でよく洗って清潔に。
おちんちんをいじらないようにしよう。

●何度もくり返すとき
包茎が原因で何度も炎症をくり返す時には包茎を手術して治すこともあります。

包 茎

子どものおちんちんの先は包皮でおおわれているのがふつうです。先端から尿道口が見えないほどの包茎は1〜3カ月の赤ちゃんで90%程度、1歳で60%程度、3歳で30%程度、手で亀頭が露出できるものは1〜3カ月で3%、3歳で35%、小学生で6〜8%、中学生で1〜3%あり、乳幼児期の包茎はよくあることで大部分は小学校卒業までに自然に治っていきます。

手で包皮をむいて亀頭が出てくるようなら何も問題はありません。

手で包皮をむいても亀頭を出せないのを真性包茎といいます。


包皮を指でペニス根部方向にひっぱってめくるようにすると同時に包皮口に少量のステロイド軟膏を塗布します。包皮は子どもが痛がらない程度に強くひっぱり、包皮口をできるだけ拡げるようにします。また、軟膏は包皮の表面というよりはできるだけ内側にすりこむように。1〜2ヶ月で約5gを使用。毎日1〜2回実施すると、約2週間で効果が現れて包皮口が広くなり、約1ヶ月で70%以上の人は仮性包茎の状態になります。完全に反転できるようになったら軟膏塗布は中止しますが、反転法だけは数日に1回、入浴時など当分の間続けましょう。
包茎だから、という理由だけで手術をする必要はありません。包茎が原因でおしっこが出にくいときや亀頭包皮炎をくり返すときは手術を考えます。真性包茎の手術時期は3〜6才と言われています。