●臍出血(さいしゅっけつ)
へその緒がとれたあと、しばらく出血が続くことがあります。診察室で教えてもらったおへその処置を、2、3日続けていれば止まるものです。出血の量がふえたり、長びいたら、もう一度診察を受けてください。
●臍肉芽腫(さいにくがしゅ)
へその緒がとれたあとの切れはしが、肉のかたまりになったものです。かたまりが大きいときは糸でくくります。
●臍炎(さいえん)
へその緒がとれたあとの傷口から細菌が入って、おへそのまわりが赤くはれ、うみや血が出ます。ひどくなると細菌が全身にまわることがあるので、先生の指示どおりにおへそを消毒して、くすり(抗生剤)をしっかり飲ませてください。
●臍ヘルニア(でべそ)
生後1か月をすぎるころから「でべそ」が目立ってくることがあります。おへそのまわりの筋肉がまだ弱いので、腸が皮膚の下にもり上がってくるのです。 何もする必要はありません。 遅くとも1歳までには自然に治ります。ばんそうこうや硬貨を貼ったりしても効果はありません。かえってただれることが多いので、やめましょう。
