●母乳は消化しやすい。

・母乳栄養の子は病気にかかりにくい。

・母乳栄養の子はアトピー性皮膚炎や喘息(ぜんそく)になりにくい。
しかし母乳を通していろいろなアレルゲンが子どもの体の中に入り、アレルギー体質を持つ子の中には実際に食べる前から卵や牛乳小麦などの食物アレルギーを起こす子がいます。もしこれらのアレルギーが出た場合はこれらを含んだ食べ物をお母さんが一切やめて母乳を与えるか人工乳に切り替えます。

・母乳を飲ませることにより、母と子の愛情の絆がしっかりとできあがります。
・必要なとき、すぐ飲ませることができます。

・お母さんにとっても、メリットがあります。

・赤ちゃんが乳首を吸う刺激が子宮の収縮を促し、産後の子宮の回復を早くしてくれます。

・乳癌にかかりにくいともいわれています。

●お母さんがくすりを飲んだとき、母乳を与えてもいいですか?

お母さんが飲んだくすりの一部は母乳の中に移行しますが、ほとんどの場合、その量は1パーセント以下で問題となることはありません。問題となるのは、お母さんがくすりを大量に飲む、あるいはずっと継続して飲んでいる場合です。くすりによって違いますので、飲んでいるくすりの名前と量を知らせてください。調べてお答えします。