二級建築士設計製図試験 解答例速報
奈良県建築士会 青年委員会より今回の試験のポイントと思われるところを解説します。
今回は矩計図の要求がありませんでしたが、断面図と立面図の要求があり、時間配分が難し
かったと思います。
また、今回の設問では敷地形状が間口10m 奥行き20mの縦長敷地であり、接道が南側
のみという敷地から、細長い、おそらく横方向が1スパンで縦方向が複数スパンと
なったと思います。
○ポイント、注意点
1、敷地、配置について
・設問に搬出入路の有効巾1200以上と要求されているとともに、出入り口から道路に
至るまでの敷地内通路有効巾1500以上必要であり
アプローチは最低、壁芯2mは離す必要があると思います。
・駐車スペースの要求がなかったため、比較的、配置に関しては簡単だったと思います。
2、延べ床面積について
延べ床面積が270m2以上、300m2以下の条件に加えて、住宅部分の床面積が
200m2以下となっており注意が必要だったと思います。
また、住宅部分から下りてくるPSの面積が住宅部分で計上されると思いますので、
その部分についても注意が必要でした。
3、竪穴区画について
問題に店舗工房と住宅部分を行き来する扉を『防火戸』と記入すると指示があったため、
特に難しくなかったかと思います。
区画する壁は準耐火構造の壁と考えられますので、コンクリートの壁が適していると思
います。
4、店舗工房と住宅部分の行き来について
行き来については靴のままで出来る玄関が適していると思います。
5、3階の扉について
高齢化に配慮した設計が要求されており、要求室の出入口はすべて引き戸または引き違
い戸を要求されており、プランを行う時にその事も注意する必要があったと思います。
6、断面図の特記事項について
断面の見え掛かりの開口部を記入するとの要求があり、切断した向こうの展開図の記入
を求められていました。
○解答例について
※答案プラン例は奈良県建築士会青年委員会作成の参考解答例であり、
試験実施機関とは一切関係がありません。
面 積
延べ床面積 287.00m2
1階床面積 112.00m2
2階床面積 98.00m2
3階床面積 77.00m2
住宅部分面積 199.00m2
間口7m×奥行き5mグリッドと間口7m×奥行き6mグリッドの両方を使用しました。
7m×5mグリッドの3スパンでは、1階の要求室面積の確保が難しかったのと、3階
の要求室面積の確保も難しかった。
そういう理由より、1スパンを奥行き6mとしました。
また、2階については面積が大きくなりすぎた事と子世帯の洗濯物を干したりするため
にバルコニーを作り、面積調整を図った。
2階、3階からくるパイプスペースの位置、個数も注意し計画しました。
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