9月の里山 (2)
 南さんの畑に続く荒れ畑、そこがもともと畑だとは気づきにくい様相です。
南さんと話をしていたとき「使っていいよ」ということに、
しかし雑草ボウボウの上に葛が覆っています

奧の盛り上がりは柿と桃の木に葛がすっぽりかぶさっているのです
小灌木が生長していて草刈り機だけでなくのこぎり、鉈も動員するのですが、
地面を出すまでが大変、でたら今度は灌木の根を掘りあげるのがまた大変でしょう。

葛のつるはかなり太いので根を掘りあげたいと思っています。
くず粉がとれるほどの根が掘り出せるのか、ちょっと楽しみです。
自然薯もねらうのであれば葉があるうちに目印をつけておかないとわからなくなる。
雑草、根は乾かして焼き、畑として使えるのはいつのことになるのでしょうか。










9月27日 追記、追画像
見た目には地上から雑草が消えたように見えるがまだ生きたつるが這い回り、
灌木の根も掘りあげなければ耕耘機は入れられない状態です














早朝の散歩コースです、
ふつう谷間のタンボは下に向かうと開けていくものですが、
ここ里山の谷津田はまた狭まって閉じてしまうのです。
早朝の静けさにイノシシと遭遇したらどうしよう、なんてことも考えながら歩きます。

溝川は茂みに消え、おそらくずっと以前にはあった名張川への里道は跡もうかがえません。
散歩はここをUターンし途中で茶畑に沿って上ります。
見晴らしの良い山道からは大きな朝日や、木津川の上、水蒸気がつくる雲海の向こうに童仙房を望むことができます。

今時めずらしい稲架(ハサ)がけのタンボ、
イノシシ避けの電気柵も見えます。
前回手で刈っているのだろうといいましたが、
刈り取って束にくくる小さな機械を使っているそうです

ハサで自然乾燥させたお米は、コンバインでいきなり籾にして乾燥室で処理するお米とはおいしさが違うそうです。

十枚ほどのタンボの持ち主は入り交じって三人、機械化も差が見えます。
南さんはお米を作り、寒くなるとハウスで椎茸、春から夏にかけてお茶、
間を埋めるように草刈り、茶畑の整備と休む暇もなくいつも軽トラで走り回っています。
農業も大変なようです。