梅雨明けはまだか  7月19日〜21日

二週間ぶりの里山は野菜畑も雑草に埋もれています。

スイカが畑からかなり離れたところに転がっていましたタヌキにやられたらしい
けっこうな大きさ、重さだったので運ぶのが大変だったのでしょう
途中であきらめた?
割ってみるとまだ食べられる状態ではない。
もう少し待とうよ。


雑草の中から野菜の収穫、
トマトは引っこ抜いてもまだ育っていました
おばけナスは薄切りにして炒めて食べるとけっこういける
プッチーニの中に半熟卵のおみそ汁

海の日三連休はいろいろな仕事の消化をもくろんでいたのですが、ほとんど進まなかった
九州は大水害、月ヶ瀬でも雨ばかり、
雨では天井断熱材の張り付け、
雨の合間に外の作業

デッキで露天風呂の目隠し塀を作っていたのですが、
空が一気に暗くなり、ぽつりぽつり

あわてて道具を片づけシートをかけたとたんに大粒の雨、里山の雨は息を感じます
遠くの森にザーと雨音が聞こえ。その音がこちらに走ってきます。驟雨一瞬

テラスの波板を強く叩き駆け抜けていきました

コンニャク畑のとなりはこれから始める蕎麦畑、
ちょっと焼き畑農業らしく以前切り出した竹を燃やします
竹のはじける音が響きます。


となりの茶畑で作業している中下さんご夫婦としばし話し込みます
コンニャクは昔茶畑の畝の間に植えていたのだそうです
それが茶に化成肥料を使うようになってから駄目になった
芋が消えてしまう

里山らんどと茶畑のあいだの道ではイノシシがふいている
(よだれを流して走っている)らしいのです

コンニャク・サツマイモ・(これから植える予定の)蕎麦は大丈夫でしょうか
子連れのイノシシがたちが悪く、まだ柔らかいうちの稲の実を子供が食べやすいように倒していくのだそうです


里山では開拓当初に比べると蚊が多くなった気がします
中下さんに教えてもらったアウトドア用の蚊取り器(蚊遣り器というべきか)カトリスは
なかなかの優れものです。薬を電池の扇風機でまき散らすので効果が強いのでしょうか

どこかで聞いたようなネーミング。そうパソコンのゲームはテトリスでした
大きな蚊が近寄ったり離れたり、葛藤している様子がうかがえます

夕方になるとヒグラシの鳴く声がとなりの森から聞こえてきます
この蝉の鳴き声はちょっともの悲しく子供の頃のキャンプの記憶が甦ります
そう、ヒグラシは夕刻のキャンプ場のBGMなのです
クマゼミは声を聞きません。クマゼミのけたたましさは町の蝉なのか

テラスのパーゴラにチョークで×が書いてあります
以前から気づいていたのだけれど、誰が書いたのか、自分しかいないはず
そんなことをした記憶はないのにと気になっていた
テラスでうらめしく雨空を見上げていると、あ、ようやく正体がつかめました
なんとも不思議な造形です
画像ではわかりにくいけれどこの×は空間に面状に浮いているのです
(これでは正体が何であるのかまるでわからない、という声が聞こえました。申し訳ありません)
じつは蜘蛛の巣なのです。×の形、帯状に巣を張っている。蜘蛛が重なってやっとわかった。