2006.12.12

里山HPの表紙がちょっと寂しくなりました。
Country Life Ring のロゴマークが消えた。

このサイトは個人で運用されていてアウトドア、田舎暮らしの仲間のページを登録紹介されていたのですが、
「最近アダルトサイトからの不法登録がひどくて、連絡もなく消えてしまったページもいくつかあり、
また新規の登録申し込みもあまりない。 ということで運用を停止するのでロゴマークを消してください」
と連絡があったのです。

表紙から民族衣装の女の子と男の子が並んだかわいいロゴマークが消えるのも寂しいし、
同好の人の活動をちょっと覗きに行くのに便利なページがなくなるのは残念なことです。

それにしてもネット上での無法者のやり放題は激しさを増しています。
一日に削除するスパムメールの数はついこのあいだまで100通前後だったのに最近では200通を越えています。
おそらく機械的に発信しているのでしょうからまだこれからが恐ろしい。
インターネットがらみの犯罪も増えています。
便利さ楽しさの裏にある恐ろしい側面もよく認識しておかないと思わぬところで被害者になる可能性もあります。


2006.11.21

銭形金太郎 略して銭金 から出演依頼前のアプローチがありました。田舎暮らしのホームページで探して見つけてきたとのこと。

メール等でリサーチをしたい、と、 向こうにしても出せるタマなのか見極めなければいけない。
以前見たことはありますが、番組DVDを送るというのでそうしてもらいます。
3時間スペシャルの録画で6人のビンボーさんが月収をぶらさげてビンボーの立派さを見せてくれます。
もちろんただのビンボーさんではだめで「こだわり」と「うり」を持っていなければかっこうがつかない。

番組は面白いし、我が家がビンボーさんであるのはたしかに事実で否定はしません。
ナオこさんは、「なんでわかったんやろね」
でもねえ、あれだけビンボーさんを強調されると全国区でビンボーさんのイメージが焼き付けられてしまうでしょう。
それから、番組を進めるお笑いタレントと五分とまでいかなくてもある程度渡り合え、いなせる(茶化され、おちょくられるのが番組の流れみたい)キャラが必要ですが、
娘いわく「おとんはあかんわ、まじめに受け答えしてまう」
たしかに、出演者は皆お笑いのキャラと「こだわり」と「うり」を持っています。

ということでていねいにお断りしました。
楽しんで見ているほうに回りましょう。


2006.10.4

里山のイベントを計画したときに会社のN氏が里山らんどへの地図を作ってくれました。航空写真で山の中の小さな道までよく見えます。
どうやってつくったの、と聞くと Google Map 詳細な航空写真と地図が見られます。
これまでの市販の電子地図帳では里山らんど付近の山道の線もなかったのに、これでは里道がちゃんと幅を持って里山らんどまでつながっています。
そして小字がはっきりと記してあります。

小字(コアザ)、小さな集落の単位で、それがいくつか集まりもう少し広いエリアで大字(オオアザ)、この地名表現も最近は少なくなってきました。
画一的な○丁目○番○号、たしかに都市、住宅地では地図の上で表現しやすく特定もしやすい。でも面白みがないですよね。
ここ南山城村田山ではまるで一軒ごとに小字があるみたいです。里山らんどは一つの小字を持ち隣の南さんはもう別の小字、
一軒ごと離れているといってしまえばそれまでですが、こんな風に小さなエリアに小字が散らばっているのも珍しいと思います。

Google Map に感心していたらクラブOBの後輩に Google Earth を教えてもらいました。
Google Map がWebブラウザで動くのに対して Google Earth は無料のプログラムをダウンロードして、
地球上のどこへでも飛んでいき、3D画像で自在にヨーロッパの街を、北米の渓谷を、南米の遺跡を地上から眺めることができる。今度は感動、感激です。

ダウンロードするのでオフラインで動くのかと思ったらそうではない、IEではないけれどもやはり一種の専用のブラウザみたいです。だからネット上でしか動かない。
地球上の全ての地域を膨大なデータでカバーする、こんなプログラムを無償で提供するのはどんな思惑があるのでしょう。

私は飛行機に乗ると窓側を希望し、かなうと窓に顔をくっつけて地上を眺めていたいヒトです、窓側で寝ている人の気が知れません。
もう8年ほど前、ランド撮図という画像データソフトを購入しました。ランドサットからの衛星画像で最大の拡大サイズが10万分の1、
九州編で雄大な阿蘇のカルデラを眺め、近畿編で大阪湾から奈良と目をこらしすごいなあと楽しんでいたのに
 Google Earth からするとおもちゃ以前、現在では商品価値も何もありません。
関心の度合いは人によって違うのでしょうがこれは誰が見ても楽しいと思います。

病院でベッドに拘束された人は液晶画面を天井からぶら下げてマウスの操作だけで、いながらに世界旅行が出来る。
スエズ運河の形状、全体を初めてつかむことが出来ました。これは現地に行ってもおそらくわからない。
学校の地理の授業ではもう黄色や緑や茶色に塗られた地図帳は要りません。
教室の大きな画面で、砂漠を、アマゾンの流域を、ツンドラを探しその様子を眺めるだけで楽しい授業ができ世界を知ることが出来るのです。

以下のシステム要件が提示されます。
Google Earth は、ブロードバンド回線を必要とする 3D ソフトウェアで、すべてのコンピュータで実行できるわけではありません。
4 年以上前のデスクトップ コンピュータでは、実行できない可能性があります。
2 年以上前のノートブック コンピュータでは、実行できない可能性があります。

これはPCメーカーとブロードバンド業者には涙がでるほどうれしいフレーズでしょう。
このソフトのためだけにPCを買う人がいてもおかしくないと思います。
彼らが後押しして・・・・・    無償の思惑はこんなところにあるのかも知れない。

2006.6.15

里山らんどが田舎暮らしの雑誌に紹介されました
「スローライフを楽しむ 近畿 田舎暮らし」 サブタイトルは  「you遊時適」
ホームページで見つけたということで依頼がありGW入りの頃に取材と撮影がありました
タイトルの通り近畿というエリア限定なので置いてある書店も近畿だけです
この種の雑誌は物件情報が多くてそれが全国版だったら無駄な部分がたくさんになりますよね
近畿の読者には関東の物件は関係はない。そう考えると地域限定版は合理的です。
そういいながらこの雑誌の物件情報は他に較べてそんなに多くはない、ように思える。
物件紹介誌というのではなく、田舎暮らしのことを知りたいという読者を意識し、
記事に重きを置くという編集ポリシーなのでしょう。

落柿工房が表紙になっています。下のページの 前号取材 にあります。
http://www.sento-pub.com/index.html

季刊誌の夏号ということで6月15日、今日発刊。
やっぱりちょっと恥ずかしくて、私も今日発汗です。


2006.5.13

3月末、奈良県に新しい鉄道の線が開通しました。
近畿ではJR東西線以来久しぶりのこと。 
近鉄けいはんな線 

これまで近鉄と大阪市営地下鉄の相互乗り入れで奈良県生駒から大阪湾のベイエリア南港ポートタウンまで走っていたのですが、
生駒から東の方向に3駅分延伸したのです
そしてわが住宅地の近くに終着駅の一つ手前の駅が出来たので通勤に利用することにしました。
行き先は港区の大阪湾に面した駅「大阪港」。 海遊館、天保山マーケットプレースや大観覧車があるアミューズメントエリアです。
こちらも終着駅の一つ手前の駅
つまり終点の一つ手前から反対の終点の一つ手前まで目一杯、約45分の乗車時間、これはさすがに乗りごたえがあります。
読むものがないと考えられない世界。毎日集中して読書に1時間半が使えるのはうれしいことです。

勤め先は大阪市大正区の大阪湾寄り、港区と大正区は大阪湾に面して隣合わせなのですがどちらも島みたいなもので尻無川が間を流れます。
12年前に2つの島を結ぶ橋ができました(つくりました)、なみはや大橋
工場の岸壁を目一杯使ってこの橋のメインの部分を組み立て、フローティングクレーンで吊り上げ、現場に送ったときは圧巻でした。
ちなみに近鉄けいはんな線の二つの橋梁も手がけています。

アプローチを含めるとこの橋は大阪港の駅から勤め先までの約半分の距離を占めます。
橋の開通とともに便数は少ないのですが市バスが走りこれを利用します。橋上のバスは海上45メートルの高さの動く展望台。
朝は眼下に大阪湾に澪をひいて走る船、遠景に北に六甲山地、西は順に生駒山地、二上山、金剛山、葛城山、南には和泉山脈が気持ちよく見渡せます。
夜はベイエリアと大阪の街の夜景、何万ドルになるのでしょうか。

もちろん電車もバスも立つことはありません、
このようにゆったりと時間が有効に使えて、また気持ちの良い眺めを楽しめる通勤は珍しいでしょう。

2006.3.3

続 庄野潤三 
エッセイは読み終わり、気持の流れから今は短編集に移っています。
前回も書いたのですが、こんなふうに文章が書けたらなあ、と思っていたらエッセイの中にありました。
当たり前のようなことですが文章家が皆こう思って書いているかどうか・・・うーん、どうでしょう。
自分だけのものにしておくのはもったいないのでここに紹介します。

実のあるもの
わたしの文章作法
思いついたことから書いてみる
なるべく文章というのは忘れてしまうようにして書いた方がいい。それよりも何を書くかということが大事で、
そっちを考えるのにいつも精いっぱいである、という方がいいような気がする。
内容がよければ、文章もひとりでによくなって来る筈で、つまりごまかしの利かないものである。大したことで
もないのに、技巧をこらして物々しいような書き方をしていると、かえって滑稽に見える場合がある。
中略
「文は人なり」という言葉は、現代の人には古風な印象を与えるかも知れない。しかし、文章についてこれだけ
うまく云った言葉はほかにあるだろうか。文を書くのは人である以上、書く人のよしあしがそのまま文となって
表れる。これ以上、正直なものはない。どんな風に書いたところで、その人の全部が出てしまう。その人の身の
丈だけのものが、文章に出る。
後略
(冬樹社 クロッカスの花 より)
たしかに背伸びして思ってもいないようなことを書いたところで読む人には伝わらないだろうし、無駄な時間を
費やさせるだけ迷惑なこと。
けれども人のよしあしが文章だと云われれば、人としてよくない人は文章を書くことができないのか。
しかたがないので紅顔ならぬ厚顔で押し通すしかない。

2006.2.27

いまカバンの中には通勤時に電車、バスで読む本が二冊入っています
ひとつは庄野潤三のエッセイ、いまひとつはVisual Basic6
後者は厚くて重い本です。かんたんプログラミング、とタイトルの前書きにあるとおりプログラム言語の解説書です。
仕事で使うデータ処理にExcelだけではうまくいかないこともあるので、一念発起というほどのものではないけれど、ちょっとかじってみようかな、と。

これがなかなか面白い、このてのものは電車で読むとすぐ眠くなるものですが、なかなかどうしてすぐ駅に着いてしまうので気持はかなり集中しているのです。
若い頃、まだPCのワープロソフトがない時代、ナオ子さんが使う英文テキストを作るためのワープロソフトをN80Basicで自作し、
仕事ではFortranで技術計算のプログラムを開発していました。だから基礎は一応出来ている。
なぜ面白いかというとその昔つきあっていたプログラム言語の役割と対比が出来るから、わかりやすくて、またその間に進んだ技術の差が見えるのです。
昔はTEXTイメージのインプットデータがあり、計算結果はやはりTEXTで紙に印刷するだけだった。
これに対してVisualというくらいだから、好きに画面設計をし、窓には候補が並びそれを選択するだけで入力ができる。
計算結果はまた好きなようにレイアウトした画面にVisualに表現ができる。それが昔のプログラミングより楽にコーディングができるのです。
昔を知らなければありがたみもそのおもしろさもないのでしょうが、知っていることにどれだけの意味があるか、というと・・・・・。

庄野潤三のエッセイは蔵書の読み直し、この人の作品はあったかくて人柄がよく伝わります。
てらいのないわかりやすい文章はすなおに心に入り、この人のような文章が書ければいいなあ、と思いながら読みます。
お兄さんの庄野英二のエッセイも好きです。兄弟のおとうさんは帝塚山学院の創設者ですが、親の力を、教育の大切さを、
今になって考えるのももう遅いといえば遅いのですが(子供がもう成人した現在)あらためて感じます。
読み直しは二or三十年ぶり?、内容はほとんど覚えていなかったのですがこの人の暖かさ、優しさは忘れてはいません。

持って回るには多少重いのですが、この二つの本を気分で読み分けると通勤は楽しみな時間になるのです。


2006.2.10

花トーチ・共同経営ということ 
花トーチ
花トーチ いったいどうしたの、と問い合わせが続き、口頭で説明するのは大変だし、
つらいことでもあるので、親として把握している状況をこの場で説明しておきたいと思います

共同経営者AとBは5対5の共同出資で店を始めます。
準備期間は二人が出会ってからオープンまでの7ヶ月、うち2ヶ月は内装の準備で実際に店作りをする期間。
内装のイメージ、台のサイズ、色決め、話し合いながらお互いの合意のもとに作業はすすみます。

そして開店、共同経営者Aの態度は変わります。
自分がイメージしている花屋の理想像にこだわりが強く
年長でもあり、経験年数が長いということをあげて次第にひとりで店の方針を決めはじめます。
少しずつ話し合いの土台はくずれていきます。

こんな状況で、共同経営者Bは、共同経営ってなに、自分の立場は何なのだろう、と思うのは当然です
運営方法・方針の話し合いもなく、二人の間はぎくしゃくしてくる

共同経営者Aは、すべて自分に従わなければもうあなたとはいっしょにやっていけない、と宣言します。
次に、二人をつないだ人、長屋のオーナーを集め、(決着のための)話し合いの場を作ります。
オーナーにしてもトラブルを少なく、どちらがこれから店のためになるかと考えれば結論は難しくない
話し合いは明け方まで続き、オーナーはあなたが決めなければこの話し合いは終わらないと促す
共同経営者Bは出て行きます、といわざるを得なくなる

はじめからそのような思惑でことを運んだ、とは思いたくないけれど
自分が長く思い続けたこんな花屋さんをやりたいという思いが優先し、共同経営ということについてほとんど遠慮・配慮を示さない態度・行動からは
立ち上げてしまえばもうこっちのもの、というようにしか(共同経営者Bの親からは)見えません

結婚と同じようなものだけれども、愛情とは関係なく利害だけでつながっている共同経営なんて本当にもろく危うく難しいものなのでしょう。


2006.2.1

オークションはよく調べてから

たき火装置は煙突の水平部分に勾配をつけると吸引力に大幅な改善が見られました けれど やはり煙はカバーを越えて時間とともに室内に充満します。
木尻からでる煙は熱を持っていないので上昇せず現在のカバーではどうしても煙突まで吸引できないようです。
さらに内側に漏斗状のカバーをつければまだ良いのでしょうが、火の管理も大変そう

たき火装置はとりあえずこれからの課題においといて、オーソドックスに薪ストーブにあっさり方向転換です。

1台目と同じくネットオークションに探しに行きます。
工房を暖めてくれるだけで良く、特にヨツールとかブランドにこだわりはなくて、天板の上で調理が出来て、値の安いもの、
里小屋で重宝しているリサイクルホイールのストーブは火が見えないので雰囲気的にちょっと物足りない、
照明を消した暗い中でガラス窓からチロチロと炎が見える、このくらいが条件です。

3件見つかりました。
一つ、小型で天板の縁が欠けたものに6、000円の値が付いています。機能にはあまり関係のない損傷で、安いのであれば、と心が動きます。
あと二つも小型だけれどそこそこの容量があって希望する条件を満たしている。この三つがほとんど同時にオークション終了でかけもちはできない。

さて日曜日里山から帰って10時前、パソコンに向かいます。あの欠けた中国製ストーブは25、500円まで値が上がっている。
下調べをしていたのですが同じ形の中国製、たぶん同じものですが18,900円で販売されています。
当然こんなのに値を入れるわけにはいかない。
残り二つの、こちらかなと思うのは最低価からまだ上がっていません。
残り5分、オークションだから安いのだろうとその金額に入札します。すると「パスワードが違います」と受け付けてくれない。
いろいろ試したのですがだめ、だけど結果的にこれで助かった。

同じ型名のストーブをネットで探していると見つけました、入れた金額よりもさらに1万ほど安い商品があったのです。
オークションだから安いという思いこみがある。
特に今回の縁が欠けたいわく付き商品は欠けているがためによけい掘り出し物と思いこんでしまう。
ネットオークションの落とし穴
ということでロイヤルエルクというブランドの商品を発注しました。灯油の値上がりもあり薪ストーブは品薄、ほとんど最後の在庫だったらしい。
寒さの山は越しましたがまだまだ役に立ちそうです。