落柿工房  その2

2004年4月
柱材と梁材は鉄骨(厚3.2oの100角パイプ)でつなぎます

その鉄骨の孔明け作業、フイルムで型を作りポンチでマーキング
強力なボール盤で9oの孔120個は楽にあきました

左の高速切断機はネットで手に入れたのですが、これで切断したわけではありません
これは基礎のアンカーボルトの切断に使用するために出している
切断までは業者にやってもらいました
孔があけば次は溶接作業が待っている

2004年7月4日
溶接機のために100Vを単相200Vに変える電気工事をやってもらいました
関電への手続きと引き込み工事は業者に頼むしかありません
将来的なナオこさんの電気窯導入も考慮して想定電流はMax75A
個人の契約ではなく事業者の契約だとこの電流では基本料金がかなり大きくなるのですが
一般家庭用での契約だと基本料はなくてこれまでと変わらないのです。
電気をあまり使わない(大工道具を使わない)月は300円程度で済んでいます
電気代は助かったけれど工事費の8万は痛かった。

電源をつなぎ込み、期待を込めて配電盤のスイッチをON、
すると溶接機から大きな異常音が出てすぐブレーカーがDOWN
ん?、そうだ、溶接機の結線を100Vから200Vに変えるのを忘れていた
本来はトレーニングしてから始めるべきでしょうが、今回はぶっつけ本番
すぐに失敗、仮止めが動いて少しゆがんでしまいました。
試行錯誤と習熟、同じ間違いは繰り返しません。
トレーニングしながらの本番はだんだん要領がわかってくる

画像はゆうこが撮ってくれたのですが、実はポーズをとっているだけ、
煙とアークが出ていないので見る人が見ればすぐわかります。
実際の溶接作業をやると電磁波でデジカメが誤動作を起こすのです
いや誤動作と言うような生やさしいものではなく、デジカメが動かなくなってメモリカードのデータが消えてなくなってしまったのです
2回起こってようやく事態が理解できました

うまくいけばこの画像のようなきれいな溶接ピードが走ることもある







ただゆっくり溶接棒をのせていけばいいかというとそうではない
板厚3.2ミリでは赤くなって融けてしまい孔があくこともあるのです
これは電流値の設定が高すぎたようです
半分できましたが終わる頃にはちゃんとしたものになっているでしょう。
といってこれまでの作業に問題がないことはここに宣言しておきます

見てくれは悪いけれども機能的に必要な条件を満たしているかどうかはわかるのです。
溶接機がおもちゃのレベルではないことも。





続・溶接作業 2004年7月23日 
遮光ガラスを倒すと視界は真っ暗でアークが出ないと溶接棒がどこにあるのかわかりません
手探りの状態
スタートが難しい

すぐ溶接棒がバチッとくっついてしまう。少しだけ浮いた状態を維持するのは難しいのです。
溶接速度、速く走れば溶着金属が乗らないし、遅ければ赤く融けて抜けて(穴が開いて)しまう

溶接作業が終わる頃にようやく要領がつかめました


右の画像はさび止めペンキを塗ったところ