落柿工房 その10
階段の製作
3.2ミリと4..5ミリの板は寸法を指定してシヤーリングの工場に発注します
シヤーとは剪断、裁断機で紙を押し切るように鉄を押し切るのです
ボール盤で孔を開けグラインダーで仕上げます
長い部材はロフト床梁補強兼地震時横力を受けるブレース材、
斜め切りのアングルに4.5ミリのガセットPLを溶接しています
ちょっとこだわりの茜色の塗装、下塗りにグレーのさび止めを塗っているのですが、
塗り落としの部分は茜色がまったく映えていないのです。
今回気がついたことですが、さび止め塗装は上塗りの見映えのためにも必要なもののようです。
階段の梁はSPF2*8材
ウレタン塗装が乾燥すればいよいよ踏み板の取り付けです
階段受けヒンジ金具は画像ではわかりにくいのですが矩形の板に2個のアングル(梁を挟み込む)と大型蝶番を溶接しています。
下の画像は取付後。ここがなぜヒンジかということは後でわかります。
2006.1.15
 上の画像、単管パイプで受けていた屋根の重みとロフトの床はこの対のブレースで下の2つの柱に逃がします。
力の流れを考えそれに耐えうるかどうかを考えることが設計するということ。
ブレースは華奢に見えますが相当重い、地震時は横力も受け止めます。パイプの柱がなくなった空間は広々、
あとは階段がなくなれば・・・・・・・・・