「……会心の一撃!!」
魔王を気どっていたチャチな妖怪に、美神の攻撃が炸裂する。
ドゴッ!
派手な効果音と共に、一瞬で『魔王』は消滅した。
「さあ、もとの世界へ戻りましょう」
『……はい!』
開発中の人気ゲームに取り憑いた悪霊を退治する。そんな依頼を受けてゲーム会社まで来た美神とおキヌだったが、幽霊のおキヌが、ゲームの中に――RPGの世界に――取り込まれてしまった。
しかし、美神の救援が間に合って、こうして除霊にも成功したわけである。
『それにしても……』
無事に脱出したおキヌは、ふと、つぶやく。
『……子供のおもちゃも、
昔とは、ずいぶん変わったんですね。
何が面白いのか、あんまり
わからなかったですけど……』
「まあ……ね。
本当は、もっと色々イベントとか
レベルアップとか楽しむものだから」
苦笑する美神。
真面目にゲームの冒険をしていたら、いつ終わるかわからない。だから今回は、精神波だけをゲームの世界に送りこみ、体は外でプログラム改造するという裏技を使用。アッサリとゲームクリアしたのだった。
もちろん、その辺りの事情は、おキヌには理解できない。だから彼女は、ただ、小首を傾げるだけであった。
『横島のいない世界』
第八話 奇妙なアイテム売ります!
『呪的アイテム専門店厄珍堂……。
この辺だって言ってたけど……』
メモを片手に、フワフワと飛び回るおキヌ。風邪で寝込んでいる美神の代理で、除霊道具の受け取りに来たのだ。
日用品の買い物には慣れた彼女であるが、美神の商売道具の買い物には、今までノータッチだった。今日は、言わば、GS版はじめてのおつかいである。
『あ、あそこかしら……?』
ビルとビルとの間に挟まれた、瓦屋根の家屋。ビルの多い一角――三階建て程度の低いビルが中心ではあるが――なので、妙に目立っている。よく見ると、看板にも店先の暖簾にも、ハッキリと店の名前が書かれていた。
『すいませーん』
すり抜けてしまっては驚かせるだろうと心配して、おキヌは、カラッと引き戸を開ける。返事はないが、何か聞こえてくるので、誰か居るのは確かなようだ。
聞こえてきた会話は……。
「こわがることないのよ、タカシくん。
ブラをはずしてちょうだい」
「せ、先生!?」
聞いているだけで、何だか胸がドキドキしてくる。何事かと思い、おキヌは、奥へと入っていくが。
『……なーんだ。
てれびじょんだったんですね』
店主らしき男が、メロドラマを観ていただけだった。あまりに夢中で、おキヌの姿も見えていない。番組が終わったところで、ようやく気づいたらしい。
「いつのまに入ったか!?
この厄珍に気配をさとらせないとは
……タダ者でないね!!」
『はい、幽霊です!
ただの人間じゃありません』
___________
「なんだ、
美神ちゃんとこの人であったか」
少しずれた対応をするおキヌを見て、厄珍は、思い出した。美少女幽霊を助手として雇ったという話を、以前に美神から聞いていたのだ。
こうして実物を見てみると、美神の『美少女幽霊』という言葉もわからんでもないが、少なくとも厄珍の好みではなかった。ボリュームやら露出やら何やら、色々と足りないのだ。
「あのコはこないか?」
『はい、美神さんは今……』
おキヌが説明しようとしたが、厄珍は遮ってしまった。
「なんでこないか!?
今日はどんな服か!?
相変わらずええ乳とケツしてるか!?」
鼻息も荒く、まくしたてる。
そんな厄珍を見て、おキヌがつぶやいた。
「なんだか……あなたを美神さんに
近づけちゃいけない気がします……」
彼女は、汚らしい物でも見たかのような、そんな視線を向けている。
これはいかん。少し彼女の機嫌を取る必要がありそうだ。そう思った厄珍は、注文の品を渡しながら、甘い言葉をかける。
「ところで、お嬢ちゃん。
いいモノ欲しくないか?」
『いいえ、私は……』
「ワタシこの世界で顔広いあるよ。
幽霊向けアイテムも入手するね」
否定の言葉を最後まで言わせずに、奥から取り出してきた物。それは、白く透き通った、ショールのような衣だった。
『これは……?』
どうやら、おキヌの興味を引くことに成功したらしい。黒眼鏡の奥の瞳を輝かせながら、厄珍は説明を続けた。
「……『乙女の羽衣』ある!」
『でも……私は幽霊ですから
衣類のたぐいは着れないはず……』
「大丈夫!
幽霊には幽霊の……
専用の着物があるね!」
___________
一般的に、幽霊の服装は、死んだ時の状態を反映している。だが、着替えが不可能というわけではない。
幽霊のために、エクトプラズムを特殊加工した糸で織った服があるのだ。魔力を持った機織り娘が、山に籠って作っているらしい。
『じゃあ、これも……?』
「いや、これは違うね。
……もっとすごいよ!
神の力が宿った、伝説の品ある!!」
厄珍は、心の中でニンマリと笑っていた。
最初に敢えて織姫のことを持ち出したのは、そうやって少しずつ、おキヌを話に引き込むためだったのだ。どうやら、成功したらしい。
「羽衣伝説って、聞いたことないあるか?」
羽衣の力で人間界へ遊びに来ていた天女が、水浴び中に、それを盗まれてしまう。天界へ戻れなくなった天女は、人間界に留まり、人間の男と結ばれる……。
そんな伝説が、日本のあちらこちらに残っているのだ。
もちろん、それぞれ細部は異なっており、結婚後に羽衣を見つけて天へ帰ってしまったり、結婚する代わりに老夫婦の養女になったり、結末は様々である。
「……ともかく、この羽衣は
その時のものだと言われてるね!」
天女の持ち物だっただけに、女性しか着られないらしい。さらに、普通の人間にも無理であり、心の清らかな……しかも死んだ者だけが着用できるようだ。
「でも、着れば神様の力を使えるようになる。
……そんな凄いアイテムある!!」
伝説の天女は、神族に属する精霊だったんじゃないか……。一部の研究家たちの間では、そのように考えられているそうだ。
『ええーっ!?
そんな大事な物なら、
なおさら私には……』
熱弁する厄珍だったが、アピールの度が過ぎたのかもしれない。ここで、少しだけ戦法を変えることにした。
「令子ちゃんは御得意様だから、
お嬢ちゃんにもサービスしたかったね。
……だから遠慮は無用あるが、
お嬢ちゃんが気が引けるというなら……」
美神の名前を持ち出した上で、しかも、ここで一瞬考え込むフリをして。
「……そうだ!
あげるのではなく……
貸しておくことにするね!
どうせ幽霊しか使えないのだから、
しばらく楽しんでくれたらよろし!」
渋るおキヌに、羽衣を押し付けた。
押し問答を嫌がってか、ようやく彼女は、受け取ってくれたのだが……。
___________
おキヌが帰った後。
厄珍は、小さな箱を手にしていた。商品名の下には、堂々と 『薬事法違反品』と書かれている。
「あのコが幽霊じゃなければ、
これを渡せたのに……残念あるな」
最近手に入れたアイテムなのだが、まず誰かで試してみないことには、危なくて販売できないのだ。
「ま、こっちは……
エミちゃんのところの連中で試すがよろし」
別のモルモットを思い浮かべ、厄珍は、その品を奥にしまった。
そして、あらためて『乙女の羽衣』のことを考える。
「あれも……副作用が問題あるな。
……あの幽霊が無事なら、
もっと仕入れて、売ることにするね」
いくら似たような伝説が至る所で見られるとはいえ、本当に神族のアイテムならば、そんなにたくさん存在するはずがない。
だが、本物か偽物か、それは厄珍にとって些細な話であった。売れるか売れないか、それが大切なのだ。
「副作用が大変としても……
飾っておくだけなら、問題ないね。
……好事家に売りつければいいある」
___________
『これ……どうしよう……?』
おつかいを済ませて、美神の事務所へと戻ったおキヌ。
厄珍堂で受け取った除霊道具をどこへ保管するのか、それに関しては、美神から言い渡されていたので大丈夫。
一方、『乙女の羽衣』に関しては、困惑していた。これは個人的に渡されたものであるし、いずれ返さないといけないものである。美神の道具と一緒くたにするわけには、いかなかったのだ。
しかし。
プルルルッ……。
電話が鳴ったので、とりあえず、その件は棚上げにして。
『はいっ!
こちらは美神除霊……』
「GSの美神令子さんですねっ!?
お願いします、すぐ来てくださいっ!!」
電話の向こうは、かなり焦っているらしい。おキヌの言葉の途中で、一方的にまくしたてていた。
『……どうもあいすみません。
今日は美神さんは……』
「悪霊が暴れてるんです……!
とにかく、急いでくださいっ!
思いきって……5億出しますから!!」
『あ、あの……。
美神さんは、今日は体調が悪くて……』
事情を説明するのだが、相手は、半分も聞いていないようだ。
「落ち武者の……ガイコツが……!
今朝から売り場をぶった切ってまわって……」
こちらの言葉に聞く耳持たずというのであれば、おキヌとしては、仕方がない。ただ、相手の話に付き合うしかなかった。
___________
「あいつです!
……それじゃ、お願いしますよ!!」
ドアの陰から、コソッと顔を出していた眼鏡の男。彼は、おキヌに短く告げた後、ササッと逃げ出してしまう。
『いえ、私は美神さんじゃないですから……』
という言葉は、当然、男の耳には届かなかった。
『どうしよう……』
おキヌが、ちょっと困った顔をする。
断りきれなかった彼女は、結局、悪霊が暴れているデパートまで来てしまったのだ。
病人を煩わせたくなかったので、まだ美神には連絡もしていない。
とりあえず現場の様子を見て、美神に伝えるかどうか決めよう……。そう考えて、来ただけなのだ。もちろん仕事を受けるかどうか決めるのは美神なわけだから、ある意味これは下見以前の段階なのだが。
『……なんだか、勘違いされてるみたい』
先ほどの男の様子を見るに、悪霊退治に来たと思われているらしい。
そして、その対象である悪霊は。
『キョエーッ!!』
奇声をあげたりブツブツ呟いたりしながら、刀を振り回していた。
ボロボロの鎧を着込んだ、ざんばら髪の幽霊。遥か昔、合戦で敗れた者の末路であろうか。それが、なぜ今頃、こんなところで暴れているのか。
とりあえず、おキヌは話しかけてみる。
『あのう……。
何が不満なのか知りませんが、
みなさん迷惑してるので……』
人と人とは分かりあえるよ、幽霊同士も分かりあえるよ……。そんな理想は、もろくも崩れ去った。
『グオオーッ!!』
『きゃあっ!?』
おキヌの呼びかけに対して、暴力で返してきたのだ。
こうなっては、おキヌも、ただ逃げ出すしかなかった。
『誰かに相談するべきかも……』
デパートから飛び出し、向かった先は……。
___________
おキヌの知人は、美神の仕事の関係者ばかりではない。近所の商店街の人々とは顔馴染みであるし、近所の浮遊霊たちとも知り合いなのだ。
もちろん、悪い霊ではなく、公園や空き地の片隅などで親睦会を開くような、平和な幽霊たちだ。
『あの……ちょっと聞いてもらえます?』
一般に、浮遊霊がうろつくと悪霊や妖怪なども寄って来るようになるのだが、ここの連中は、おとなしければ魔物だって受け入れてしまう。
実際、おキヌの紹介で仲間入りした魔物たちもいるのだ。それもあって、比較的早い時期から、おキヌは浮遊霊の集会に顔を出すようになっていた。
『……という状況なんですけど』
一通り話し終わったおキヌ。
やはり幽霊のことは幽霊が一番……ということで、おキヌは、彼らに相談を持ちかけたのだった。
『どうも若いもんは……
血の気が多くて、いけねえや』
『暴れたい年頃なんじゃろうな』
『……いやいや。
格好からするに、けっこう
年期の入った奴なんじゃないか?』
ワイワイガヤガヤ。
それぞれの人生経験を踏まえて様々な意見が出てきたが、有効なものは何もなかった。
(うーん……)
彼らを見ながら、表情を曇らせるおキヌ。
そんな彼女の袖を、チョンチョンと引っ張る者がいた。
『アッシらも……
手助けしたいのは山々なんスけど……』
舟幽霊である。その横には、海賊船の船長姿の幽霊や、イルカの霊もいる。
彼らは、かつて幽霊潜水艦の乗組員をしていたのだが、おキヌを慕って、陸に上がったのだ(第五話参照)。今では、公園の噴水を住処としている。
『……ここじゃ、
たいした力も出せませんで……』
『お役に立てず……すいやせん、あねご』
どうやら、彼らは、悪霊と戦うことを前提としているようだ。その上で、自分たちの力不足を嘆いているらしい。
『いえいえ、気にしないでください!』
と、微笑みを返すおキヌ。
そして、しばらくして……。
古参の浮遊霊が、一同の意見をまとめた。
『やっぱ、その美神さんとやらに、
話をするしかないんじゃないか?』
だが、おキヌは渋い顔をする。
『……そんなに
雇い主を煩わせたくないのかい?』
『はい。
美神さんが寝込むなんて、
めったにないことですから……』
___________
あまり有意義なアドバイスも得られぬまま、美神の事務所へと戻ってきたおキヌ。
『ただいま……』
一人つぶやいてみても、もちろん返事はない。
『やっぱり……断るしかないのかな?』
美神が仕事を出来ない状態であるなら、普通に考えて、それしか選択肢はない。
だが、困っている人がいるわけだ。その現場も見てしまった。おキヌとしては、放っておけない気持ちにもなってしまう。
代わりに他のGSを紹介するとしても、おキヌが知っている美神の同業者は、六道冥子のみだ。
『でも……』
以前一緒にやった仕事の結果(第六話参照)を基にして、彼女に任せた場合を想像すると……。除霊は出来るかもしれないが、むしろ除霊しない方がマシというくらい、現場は被害を受けるかもしれない。
……と、そこまで考えた時。
『あ……!』
おキヌの目に留まった物、それは『乙女の羽衣』だった。
これは、厄珍の説明によれば、神の力が宿ったアイテムだったはず。
『神様の力を借りられたら、
説得に成功しました……ってなるかも!?』
それを羽織って、笑顔を取り戻して。
おキヌは、再び、問題のデパートへと向かった。
___________
『マタ来タカ……!!』
『そうじゃなくて、話を……』
おキヌを見た瞬間、斬り掛かってくる悪霊。
どうやら、おキヌは、完全に敵として認識されてしまったらしい。
だが、おキヌの方は、前回とは違う。慌てて逃げ出すのではなく、気持ちを強く持って。
(神様……お願い!
助けてください……!!)
その想いが伝わったのだろうか。
いや。
おキヌとしては説得に助力して欲しかったのだが、そこまでのニュアンスは、通じなかったようだ。
バシッ……!!
おキヌの念をSOSとして受け取って、乙女のピンチということで、羽衣の防御機構が作動した。羽衣が、悪霊の攻撃をはね返したのだ!
『ヌヌヌ……。
オヌシ……ヤルナ……』
思わぬカウンターを食らって、悪霊が、片膝をつく。
そこに、羽衣が追い打ちをかける!!
(えっ……何……これ!?)
裾先がパタパタと折り畳まれて、片側は鶴の、反対側は兜の形となった。そして、それらが、悪霊に襲いかかったのだ。
鶴は嘴でコツンコツンと突っつき、兜はそれ自体でガツンガツンと体当たりしている。
(まるで……折り紙みたい。
もしかして『神の力』じゃなくて
……『紙の力』だったのでは!?)
強烈な脱力感に見舞われるおキヌ。
そんな彼女の目の前で。
折り鶴の羽根が、トドメとばかりに敵を切り裂いた!
『ギャアアッ!!』
ついに、落ち武者の霊が消滅する。
これで、もう、ここの人々が困ることもないだろう。
(予定とは違っちゃったけど、
とりあえず事件は解決……)
ホッと一安心……するのは、まだ早かった。
いっそう強い脱力感に襲われ、そして。
バサッ!!
『乙女の羽衣』が、装着者を失ったが故に、床に落ちる。
そう、悪霊に続いて、おキヌの姿も消えてしまったのだ……。
___________
「ちょっと、厄珍!!
いったい、これ……どういうこと!?」
厄珍堂に怒鳴り込んできたのは、美神令子である。
「令子ちゃん、元気になったあるね!
よかったよかった……」
「良くないわよ!
ちゃんと説明しなさいっ!!」
そう言って店のカウンターにドンと叩き付けたのは、例の『乙女の羽衣』だ。
おキヌが行方不明となり、その直前の行動を調べるうちに、デパートでの除霊に辿り着いて。
この羽衣を見て、ピンときたのだった。
厄珍には、変わった品が入るとお客で実験するという、悪いクセがある。おキヌは、その犠牲となったのだ……と。
「おお、あのお嬢ちゃん……
なんだかんだ言って、結局使ったあるな。
……でも、心配することないね!
聞いた話の通りならば……」
美神の気勢を削ぐためか、のらりくらりとした態度を続ける厄珍。
彼の説明によると。
『乙女の羽衣』は、まとった者の霊力をエネルギー源として、その力を発揮する。幽霊が霊体そのものである以上、装着者自身を吸収することになるのだが、それでは呪いのアイテムとなってしまう。だから……。
「……しばらく羽衣の中で休ませるだけね。
その中で霊力を充電させて、
回復したら出てくるはずある……」
「はず……!?
本当でしょうね!?
もし……」
と、そこまで口にしたところで。
まるで羽衣から生えてきたかのように、ニョキッとおキヌが復活した。
姿も形も大きさも、元のままである。
「おキヌちゃん、大丈夫!?」
『うわーん……』
おキヌは、泣きながら美神に抱きついてきた。
とりあえずヨシヨシと頭をなでながら、話を聞いてみる。
おキヌの感覚としては、真っ暗な空間に閉じこめられた状態だったらしい。
深い深い闇の中。何もない、絶望的な虚無の世界……。
『……なんだか、怖かったです』
「もう大丈夫、心配することないわ」
ひとしきり彼女をなだめた後。
美神は、厄珍に向かって、あらためて『乙女の羽衣』を突き出した。
「こんな危険なシロモノ、返すわ!」
確かに、便利なアイテムではあるようだが。
使用者自身を吸い込んでしまうなんて……。
「……うちの大事なおキヌちゃんに、
もしものことがあったら大変だから!」
と、つけ加える美神。
その『うちの大事な』という言葉が琴線に触れたのであろう。おキヌが――たった今まで泣いていたおキヌが――、少し嬉しそうな顔になっていた。
(第九話に続く)
さて、原作では近所の浮遊霊が登場するのはもっと後ですが、この作品では第五話のラストのような事情があったため早めの登場となり、作品中でも、そうした差異についてチラッと触れておきました。
また、細かいことかもしれませんが、厄珍が第三者に対して美神のことを述べる時、原作では最初は『美神ちゃん』だったのが途中から『令子ちゃん』になっていましたので、ここでも、そのように両方を使っています。
では、今後もよろしくお願いします。
(なお、この第八話を書くにあたって『サイキック・パワー売ります!!』の他に『電子の要塞かいしんのいちげき!!』『機械じかけの愛が止まらない!!』『チョコ人間第1号!!』『鋼鉄の姉妹!!』『誰が為に鐘は鳴る!!』『おキヌちゃんのクリスマス!!』『グレート・マザー襲来!!』『極楽愚連隊、西へ!!』『サウンド・オブ・サイレンス!!』『石は無慈悲な夜の女王!!』を参考にしました) (あらすじキミヒコ)