泣き続けることしかできない。
でもあの時のことを覚えている。
優しさに満ち溢れていたあのときを。
だからあの時のことを思い出せたら京介もノーマルに優しく慣れるかもと思う。
「ねえ京介、覚えてる? ここで遊んだ時のこと、あの時、私が疲れたって文句いったらしぶしぶだけどおぶって別荘までかえってくれたわね。お父様なんてよく私をおぶることができたなあなんて呆れてたけど。ねえお父様はとても優しかったわ。お父様はノーマルだったわ」
「……不二子さんがエスパーだったから理解があっただけだよ。普通のノーマルとは違ったからさ」
パンドラの子たちの両親もノーマルだわ。
でも子供を捨てた親もいる。
でもお父様は違った。と私は言葉を続けた。
「……お父様は違うわ。それに皆本クンも違うわ。あの人とは違うわ」
「同じさ」
平行線、どこまで言っても平行線。
でも私は言葉を続ける。まっすぐに京介を見つめながら。
「大好きよ。今でも大好きよ」「僕もだ」
言葉はどこまでも平行線だけど、この気持ちは本当。
京介の視線が揺らいでいる。
何かを考えているそんな感じ。
お願いだから、お願いだから。
あの時に戻れなくてもいい。
でも愛してるという心が通じ合えば、きっときっと何とかなる。と私は思う。
希望はパンドラの箱の中にあるんだから。
せめて4話分を1話にしてもらう位でないと読んだ気がしないです。
スクロールしないで1話分が余裕で見えてしまうのは淋しいかぎりです。
是非読み応えのある投稿を心からお待ちしております。 (ぷう)
つまらないと感じられたのならそれは私の筆不足です。
頂いたご指摘を心に肝に銘じ、精進できるようにいたしたいと思います。
仕事で忙しく続きがまったくかけてないのである程度かきためてからにしたいと思います。つまらない、とお書きくださった方、本当に申し訳ございません。
読者もおられるみたいなのでこのまま続けさせていただきたく存じます。
ご不快に思われたのなら対処も考えたく存じます。
大変申し訳ございませんでした。筆力不足を感じ痛み入ります。 (ルカ)
残念だったのは、読む順番を間違えても差し支えないほどモノローグが多くて話が進んでないことでしょうか (あお)
はじめまして。
私には不二子の思いが伝わってきました。
個人的には京介と仲直りしてもらいたいけど…
兵不二の作品を扱ってる方は少ないので私的には嬉しいです。
これからも頑張ってください。 (あやね)