どこまでいっても平行線で、たどり着くことはない。
永遠に平行線。
「僕は絶対に薫を殺したりはしない!」
そういいきった彼はでも未来に絶対に女王を殺すだろう。
ボクはそれを知っている。
ずっとずっと平行線。
永遠に平行線。
「所詮、ノーマルとエスパーが相容れることはない」
ボクの言葉に彼は否定を返す。
でもボクは知っている。
彼は絶対に女王を殺すと。
きっときっときっと。
女王は悲しい顔でボクを見た。
皆本のところへと言ってくるといって。
彼女は知っているはずなのにあの未来を。
でも破滅へと向かって女王は歩き出す。
自分を殺す男に会いにいくためだけに。
ただそれだけのためだけに。
ジレンマかもしれませんねえ・・・すいません (ルカ)