……ならばここで終わりにしよう。
そういってお前は笑った。
僕はブラスターを構えて、そして泣きながらお前をみたっけな。
……しあわせになって、とお前は笑った。
そして僕はお前に泣きながら懇願する。
『……薫達をバベルへと、かえしてくれ』と。
それは無理だ。と言い切ったのはお前。
そして僕は泣きながらブラスターの引き金をひく。
ならばここで終わりにしよう。すべてを。
君がボクを殺せば、多分あの子達は永遠にパンドラのものだ。とお前は笑って言った。
でもボクは引き金をひいてしまった。
ならばここで終わりにしよう。
その言葉とともに、戦いは終わった。
ボクはこれから、あの子達と直接戦うことになるだろう。
……ならばここで終わりにしよう。
そして幸せに。
しあわせになんて、なれないよ。
多分僕は彼女達も殺さなければいけないだろう。
最悪の形で予知はあたった。
多分、僕はこのブラスターで薫も殺す。
その後僕も死ぬだろう。
幸せになんてなれない。
幸せになんてなれない。
どこでどう間違えたのだろう。
幸せになんてなれない。
しあわせになんて・・・なれない。
貴方たちがいない世界では。 (ルカ)