またあの夢を見た。少しだけ切なくなる。
多分洗っても洗ってもこの手についた血はとれない。
目が覚める、とても切ない。
大切な微笑はもう思い出せず、夢の中の残滓に消えていく。
どうせ人は所詮、一人で生まれ、一人で死ぬとは思うが切ない。
「あたしもやきがまわったわね。あんな夢を見るなんて……」
夢を見る。そのたびに切なくなる。
思い出すのはあたしが殺した人々。
この手が消したその生命の中でもひときわ切ない、そんな小さな命。
命とは言い切れないかもしれないが、でもあの時のあたしにとっては……。
切なくなる、目覚めるたびにその切なさは加速する。
……どうせ人は死ぬんだ。
それは間違いないが、しかし切なくなる。
自分が呪い殺した人々の怨嗟が……響くような気がする。
自分の心の中に。
マニアックな部類に入ると思いますがよろしくお願いします。
短文ですいません(昔の設定だったもので、しかもその頃文章かいてなかったんで)よろしくお願いいたします。 (ルカ)