「先生っ、先生ぇ! せんせぇっ!!」
先刻まで悪霊たちが渦巻いていた廃工場に、シロの声が響く。
横島が全身に負った切り傷や擦り傷をヒーリングしながら、時折傷口から唇を離して彼に呼びかける声だ。
―――霊群の核である怨念と執念の籠もった髑髏を砕き、群れから散りつつもまだ現世に残ろうとする亡者たちを、傷つきながらも除霊してから経つこと、数十分。
廃材の山から掘り起こした横島を、シロは自分の傷も顧みずにヒーリングし続けたが、一向に彼は目を覚まそうとしない。
再度、ヒーリングを止めてシロは呼びかける。
「先生っ…せんせぇっ!」
いくら呼んでも、横島は苦しげで悲しそうな表情をしたまま、目を覚まさない。
シロの心に、不安と焦りが広がる。
……このまま目を覚まさないなんて、そんなのはイヤでござるよ…! せんせぇ……!!
「先生ぇ!! 先生っ!!」
全身のヒーリングはほぼ終わり、わずかに傷跡らしきものが残るのみとなっている。
――だが、横島は目を覚まさない。
強く頭を打ったからか、頭を打ってだいぶ時間が経ってしまったからか。
どちらにせよ、横島が目を覚まさず、目の前に倒れているという現実がシロの前に広がっている。
―――その光景が、なにかと重なる。
傷口はふさがったものの、血まみれで倒れる横島のその姿が。
…血まみれで倒れる、先生…?
そこまで思い、シロは幻の既視感の正体に気づく。
………この光景は、この光景は、この光景は……!!
――父上のように、先生が……!
シロが実際にその目で見たわけではない。
酷く切り刻まれていたため、葬式の時にも会わせてもらえなかった、父の姿。
だが、だからこそ幻視し、その想像に毎夜叫び起きた父の姿。
妖刀八房を片手に月夜高く哄笑する犬飼の足元で、切り刻まれ血まみれで事切れる父の姿―――!!
その、シロの幻視する父の姿に、倒れ伏す横島の姿が重なる。
予感に、涙がこぼれる。
……嫌だ。 横島先生まで失うのは……!!
「嫌でござるよ……!!」
そして、シロの叫びと共に。
横島の、目がひらく。
……いや、すみません。今回もまた短いんですが、次から! 次から長くしますから、どーかお願いいたします。 (セガノ)
少しでも長くしようと努力してください。
初投稿時から短いという意見は出ていたのですから、唐突な始まり!
その1〜3全部出来てからの投稿とか・・・まあ、4とか5がありそうな短さですが
内容も、全然見えてきませんので評価不能ということで。 (ねも)
それと話がつまらなくて短くてもだからっといって、コメントで『つまんねぇ』とか言うのはいくら何でも言い過ぎな気がします。で作者様『ライトノベル作法研究所』という
今の貴方にとっも役に立つサイトが有りますよ。一度足を運んだらどうでしょうか?
この後の展開が取りあえず気になります、読者に叩かれまっくっても頑張って下さい♪
次回唐突な始まり(その四)楽しみに待ってますよ (テン(略))
ただココまではまだプロローグ的な展開だと思いますので評価の方はしてません。
ここまでの評価はあまり気にせず頑張って欲しいです、続きが気になります。
次話お待ちしています。 (斜陽)
現場面の背景、今後のストーリー展開といったものを判断・想像できるだけの情報がないため、作品の評価が困難です。
善し悪し以前に「ストーリー」を示してください。 (たくろう)
短くてもいいので気長にやってくだされ。 (水銀中毒)
短いとはいわれないでしょう。 (煎らん)
所謂立て逃げだからシステムリソースの無駄遣い。
2021年5月5日 (を1 ゅ)