椎名作品二次創作小説投稿広場


彼の者纏いしは・・・混沌 

第5話 尚香さんの家庭の事情 『承』


投稿者名:ATO
投稿日時:05/10/ 1




「尚香!!」





 俺たちが霊たちの全滅を確認し帰ろうとした時、突如声がした。

 それは40歳前後に見えるおっさんだった。

 もっさりとした感じの髪の毛が特徴……というよりそれ以外に特に特徴と言えるものがない。


 
「知り合いですか?」

「いいえ。全く見たこともありません。ストーカーというモノじゃりませんか? メイドブームらしいですから」

「そっか〜メイドも大変ですね〜」

 と、俺たちが話していると。



「きっさまー! ボクの尚香に近寄るな! 美しい尚香が穢れるだろうが!」

 とまあ勝手な事をわめき出した。

「俺はタタリガミかっての。つかお前誰だよ」

「そもそも尚香とはどういう関係だ!!!!?」

「人の話聞けよ。関係かー……居候してる「ご主人様です」そうご主人……ってええ!?」

 俺の言葉を遮って尚香さんは人聞きの悪い事を宣言してくださいました。

「な、なんだとーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!?」

「ちょ、ちょっと尚香さん!!?」

「私、もう身も心もこの方のものなんです。お引取りください」

 叫ぶそいつを遮って尚香さんは駄目押しをくらわす。



「ききききキッサマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!! さては嫌がる尚香を監禁して口に出して言えないようなことをしてむりやりあーんなことやこーんなことを!!!!?」

「しとらんわ!!!!」

「そうです、そんなもんじゃありません」

「ええーーーーーーーーーーーー!!? 『も』余計ーーーーーーーーーー!!!?」



 なんて火にミサイルブチ込むようなことを!?



「なにーーーーーーーーーーーーーーー!!!!? ということはさらには(Piー!)で(Piー!)なことまで!!? ……さらにさらにああそんなことまで!!!? んでもって追加コンボに(自主規制)なことまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!?」

 なにやら固有結界を展開し出したようだ。









「さ、澄川さま、帰りましょうか」



 煽るだけ煽って放置っすか……(汗)

 まあ俺もその意見には賛成だったので。



「そーっスね」



 俺たちは悶えるおっさんという世にも気持ち悪いモノを置き去りにして帰った。











『爆』の文珠でふっとばしとけばよかったかな?













<またもや続く>


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