椎名作品二次創作小説投稿広場


ツンデレラ


投稿者名:UG
投稿日時:05/ 7/18

 あー、どうしよう。毎日が楽しくってしょうがない。

 私は事務所の時計を見る。

 そろそろあの子が顔を出す頃だ。

 突如、私の生活に飛び込んできたあけすけな男の子。

 彼の事を考えると口元が緩んでしまう。

 アイツといると楽しいの。

 アイツといるとドキドキするの。

 困った・・・

 アイツの事が好きなことに気付いてしまった。

 「好きよ。横島クン」

 出会ったばかりの頃、からかい半分で言った台詞。

 半年たった今ではとても口に出来ない。

 だって、言った瞬間から絶対歯止めが利かなくなるもの。

 ホントに君は不思議な子ね。

 君みたいな子は初めて。

 数少ない例外を除いて、私の身の回りは崇拝者か敵のどちらかだったから。

 ねえ、何で私の助手なんかやっているの?

 君が思っている以上に我が儘だよ私。

 それに冷血で、強欲で意地っ張りだし。

 でもね、君に会ってから私は徐々に変わった。

 ガチャ、トン、トン、トン・・・

 ほら、君の足音を聞くだけでこんなにも胸がドキドキする。

 私は最近よく笑うようになった。

 いや、喜怒哀楽全ての感情を素直に出せるようになった。

 これは多分君の影響。

 本当の私は、我が儘で、冷血で、強欲で・・・意地っ張りなの。

 だからね・・・横島。

 ・・・・トン、トン、ガチャ

 「チワーッス!美神さん今日もキレイですね」

 「遅いわよ横島君。やる気がないのなら今すぐ辞めなさい」

 だからね・・・横島。

 アンタの事が好きなんて認めない。

 絶対に。


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