自分に覆い被さった兵士の腹部を蹴り飛ばし、ベスパは素早く身を起こした。
唇を強く噛み、怒りと殺気でギラついた瞳で自分を取り囲む正規軍兵士を睨みつける。 蹴り飛ばされた兵士は声1つ上げず、むくりと起きあがる。
そして再び機械的にコンバットナイフを構え、仲間と共にジリジリと迫ってきた。
自分を取り囲んでいる兵士の数は6名。
武装はナイフのみで、銃器などを所持している者はいない。
どんな理由なのかは知らないが、どうやら格闘のみで私を始末したいらしい。
(上等じゃないか……!!)
ささくれ立ったベスパの心は、生まれて初めて感じる凶暴な衝動に染まりつつあった。
魔族としての本能。
闘争、暴力、そして殺戮への欲求。
ドロリとしたマグマのような感覚が心の奥底から湧き上がってくる。
そして、修羅のごとき形相となったベスパの髪が一瞬、ぶわっと舞い広がる。
「お前ら……簡単にあたしを殺れると思うなよッ!!」
ベスパはそう吼えた直後、目の前の兵士に突っ込んでいく。
だが、頭に血が上って大振りになったベスパの拳はあえなく空を切ってしまう。
それならばと霊波を掌から周囲に乱射するが、兵士達は絶妙な間隔を保って拡散し、攻撃はかすりもしない。
霊波の乱射が終わればまた元の間合いに詰め寄られ、ベスパは状況的にも精神的にも包囲されていく。
もどかしさに歯ぎしりするベスパの背後から、兵士の1人が走り出す。
気付くのが一瞬遅れたベスパはそれをかわしきれず、左腕に傷を負ってしまう。
衣服の袖と共に切り裂かれた腕からは、やがて体液がポタポタと流れ落ちる。
切られた傷は初め、熱い鉄線を当てられたような感覚で、続いて芯に響く鋭い痛みが襲ってきた。
「ちくしょう、こいつらッ!!」
無事だった右拳で兵士に殴りかかるが、兵士は最初の一撃だけで素早く身を引いており、すでに間合いを離れている。
いくらこっちから攻めてみても、兵士達は寄せては引く波のように一定の距離を保ち、決して強引に攻めてこようとはしない。
あくまで囲みを解かず、疲れて弱ったところでトドメを刺そうということだろうか。
「それでも男かよっ……!!」
悔しさのあまりベスパは完全に我を見失い、なんの考えもなしにただ敵に向かって突っ込んでいった。
その時……。
カッ!!
突如ベスパの足元に小さな何かが投げ込まれ、それは激しい音と光を放つ。
(精霊石……!?)
目が眩んで足を止めたところで、急に誰かに腕を引かれ宙を舞っていた。
そして離れた場所に着地すると、崩れた柱の影に引き込まれ、強引にその場に座らされた。
「な、なんなの一体……?」
ようやく相手の顔を確認したベスパが見たものは、不機嫌極まりないといった表情の情報士官の青年。
「ジーク……!!」
「まったくお前は……遠くへ行くときは伝えておいてくれと言っただろう。ましてここは得体の知れない場所だというのに……。」
ジークはそう言いつつ腰の小物入れから薬品と包帯を出し、てきぱきと斬りつけられた左腕の手当を始めていた。
「だって……ジーク何か考え事してるみたいだったし、まさかこんなことになるとは思わなかったから……!!」
「どんな状況でもそのまさかを常に想定して行動するのが軍人というものだ。リスクは最小限に減らし、その上でベストを尽くす…
そう教わらなかったのか?」
「う……。」
あまりの図星に、ベスパはぐうの音も出ない気持ちだった。
「とはいえ……目を離してしまった私にも責任があるか……。」
「……ごめん、ジーク。」
「もういいさ。それよりあまり動くな。包帯が巻きにくい。」
そんなことを言っている内にも手当は終わり、腕の痛みもいくらか和らいできた。
落ち着きを取り戻したベスパは、ハッとさっきまで自分が置かれていた状況を思い出す。
「そうだ!!ジーク、奴らは!?」
「まだ周りを囲んでいる。油断はできん。」
ジークはホルダーから拳銃を取り出し、弾倉の確認をする。
弾丸は対魔族用の精霊石弾。
それが装填されていることを確認し、安全装置を外し拳銃をベスパに手渡した。
「俺が奴らを引きつけておくから、ベスパはこれで援護してくれ。」
「待って、前衛なら私がやる!!奴らをこの手でぶっ飛ばさないと気が済まないんだよ!!」
「……ダメだ。頭に血の上ったお前には任せられない。」
「あいつらは味方のあたしを殺そうとしたんだ!!許せるもんか!!」
「落ち着けベスパ!!お前はこんな所でわけもわからず死にたいのか!?」
ジークの口調は激しく、得体の知れない迫力に満ちていた。
表情も、普段の穏やかな彼からは想像もできないほどに険しい。
「うっ……な、何?急にそんな怖い顔しなくても……。」
「1つ聞きたい…彼らはお前にこう言わなかったか?上が認めても我々は認めん、ここで消えろ…と。」
「ど、どうしてそれを……!!」
その言葉は、まぎれもなくベスパが聞いた兵士の言葉そのものだった。
「やはりな……。」
「やはりって……何か知ってるのジーク!?」
ジークはコクリと頷くと、真剣な眼差しでベスパを見つめる。
「何から話したものか……まず第一に、ここは魔界ではない。」
「はぁ?どう見たってここは……。」
「風景は魔界だが、我々の存在している場所は違う。」
「なんか、余計わけわかんなくなってきたんだけど……。」
「つまり、この風景や状況は全てまやかしに過ぎない、ということだ。」
「……なんでそんなことがわかるのさ?」
何気ないベスパの質問に、ジークは表情を曇らせる。
「この場所とこの状況を私が知っているからだ。もちろん、さっきの兵士の言葉もな。」
「え?」
「この場所は魔界正規軍の演習場で、格闘戦を中心にした訓練が行われていた。軍に入隊したばかりの頃、俺もここで訓練を受けた。
だが…そこで俺はいつの間にか孤立してしまい、気付いたときには仲間に囲まれていた…。」
「それって…まるで今の私達と同じじゃないか……でも、どうしてジークが狙われなきゃならなかったの?」
「彼らは、もともと神だった私の一族が気に入らなかったらしい。そこへ私の魔族らしからぬ性格もあって、彼らの神経を逆撫でしたようだ。」
「そんな…たったそれだけの理由で……!?」
「魔族が行動するには充分すぎるくらいだ。訓練中の事故だと言えば言い訳も立つしな……ともかく、今の状況が極めて不自然で人為的な
ものだということは理解できたな?」
「うん……まぁ、なんとなくだけどさ……。」
淡々と話し続けるジークを、ベスパは複雑な思いで見つめていた。
ジークのことは、育ちの良い坊ちゃんだと思っていた。
自分が知る限りめったに言葉遣いを乱さず、力を誇示することもない。
苦労知らずのエリート……そんな言葉を常に重ねていた。
ゆえに下っ端魔族の葛藤などとは無縁だと思っていた。
だが……。
彼は厳しい状況の中で生きていた。
自分が悪いわけではないのに疎まれる……
まるで私と同じじゃないか……
それなのに、そんな素振りなど欠片も見せず文句ばかりの私を心配してくれている……
私は……知らずジークに甘えていたのか……
ベスパは急に、今までの自分の振るまいが恥ずかしく思えてきた。
『ジークは悪い奴じゃないでちゅよ』
温泉で聞いた、妹の言葉……
その意味が、やっと今わかった気がした。
「ねぇ、ジーク。」
「……どうした?」
「あの……仲間に襲われてさ……辛かったんでしょ?」
「ああ……これは私のトラウマだ……。」
「それなのに……どうして軍に残ったの?」
「……今はそんな話をしている場合じゃない。」
「……。」
ベスパの質問にジークは答えず、柱の影から周囲の様子をうかがう。
敵の方から動きはないが、こうしている間にもジリジリと彼らは近付いてきているだろう。
「私が思うに、地獄洞の試練とはおそらく心の奥底に封印した暗い記憶を追体験する、というものなのだろう。」
「つまり…自分の嫌な思い出と戦え、ってこと?」
「……地獄洞で壁の水晶に手を触れたとき、自分の中の暗い力が増幅されていくのを感じた。陰霊石…あの石には精霊石とは正反対の、
魔力を引き出す効果があるようだ。この場所も、おそらくあの巨大な石の力で私の心象風景を投影しているんだろう。」
「鬼道は成功した者はいないって言ってたけど……確かに難しそうだね。」
「それを克服できないときは己の魔性を発露させて鬼に成り下がってしまう……鬼の生誕の地とはよく言ったものだ。」
「そういえば私もさっき、すごく気持ちがざわついて…これも石の影響なのかな?」
「思い出したくもない記憶を追体験させられ、心を乱せば陰の気に呑み込まれる……この試練、想像以上に危険なものらしい……。」
ジークはベスパの方に振り向き、申し訳なさそうに顔を伏せながら呟いた。
「すまなかったな…私のせいでお前やパピリオを危険な目に巻き込んでしまった。」
「ジーク……。」
「だが、この状況を切り抜けるにはお前の協力が必要だ。頼む。」
「当然!!こんな胸くそ悪くなるマネしやがった、あの道真ってヤローに一発ぶち込んでやらないと私もおさまらないしね。」
「よし……援護は任せたぞベスパ!!」
「了解!!」
2人は『この世界から脱出する』という目的のもと、幻影への戦闘を開始するのであった。
頬をくすぐる感触に、政樹は目覚めた。
ぼんやりした視界の中で、細い緑の葉が風に吹かれて揺れていた。
気が付くと自分は、緑に囲まれた場所でうつぶせに倒れていた。
周りにはたくさんの木々が見える。
遥か頭上には、緑の天井がざわざわと囁いていた。
(ここは……どこだ?)
顔を上げてあたりを見たときは、そこはまるで雑木林のようにも思えた。
だが、違う。
この場所を、自分は知っている……
木の位置も、目の前にある茂みの先に見える建物も。
ひときわ大きく、屋敷…というよりは城といった表現が合いそうな。
ここは……六道邸の庭園。
それも、初めて自分が訪れたときに迷ってしまった場所だ。
(なぜボクは…こんな所に……?)
ふと気が付くと、あたりには誰1人仲間の姿が見えない。
「雪之丞!!ジーク!!みんな、いたら返事してくれっ!!」
政樹は何度も仲間の名を呼んでみたが、聞こえてくるのは木々のざわめきばかり。
あらためて自分が1人であると感じ、政樹は小さく肩を落とした。
……がさっ。
その時、茂みの向こうから何かが動く音が聞こえてきた。
聞き間違いではない。
確かに、それは人の足音だった。
音のした方に目をやると、茂みの先を駆けていく人影が見えた。
背は小学生くらいの子供だろうか。
だとすると、娑婆鬼かパピリオのどちらかだろう。
しかしその足音は、かさかさ…と遠く離れていく。
この距離にいて、さっきの政樹の呼び声が聞こえていないはずはないのである。
ならばなぜ自分から離れていくのか……政樹にはわからなかった。
「待ってくれ、どこへ行くんや!?」
慌てて後を追い、茂みをくぐり抜ける。
だが、そこにはすでに誰もいない。
周りには静寂と、いくつかの茂みが見えるだけだ。
「……。」
この場所。
この空気……。
政樹はひどく嫌な気持ちが胸の奥からせり上がってくる…そんな気分だった。
あまりにも似ている……。
あの時の……
まさか……!!
遠い日の記憶が、政樹の脳裏をかすめたその時だった。
……がさっ。
政樹がじっと凝視していた茂みの中から、1人の少女が姿を現した。
子供サイズのダッフルコートに、ミトンの手袋をしたおかっぱの可愛らしい女の子。
忘れるはずもない。
初めて出会ってから、ずっと政樹の脳裏に焼き付いていたその姿……
「め、冥子はん……!?」
幼い姿の冥子は政樹を見上げて首をかしげ、そして口を開いた。
「あら〜〜?あなたはだあれ〜〜〜〜?」
「!?」
冥子の言葉に政樹は硬直した。
この会話はまさか……!?
言葉の出ない政樹を無視するように、幼い冥子はただ言葉を続けている。
その表情は、ひどく無機質で冷たかった。
「……マーくんのお父さま、昔うちのお母さまにふられて、今度うちのお父さまの会社に負けて事業に失敗して、それなのにプライド捨てて
うちに借金しに来たんですってね〜〜?冥子のお父さまがそう言ってたわ〜〜どういう意味かよくわかんなかったけど〜〜〜〜」
「う……う……う……!!」
政樹は思わず頭を抱え、その言葉を振り払おうとした。
二度と思い出したくない感情が、政樹の心に覆い被さろうとしていた。
「やめろっ!!どんなつもりか知らんが、それ以上冥子はんの姿で口をきくなっ!!」
政樹はこの状況が試練であるということをようやく理解していた。
目の前の幼い冥子からは、鬼と同じ気配が感じられたからだ。
だが、その事実は同時に、政樹の心に大きな波紋を呼び起こしていた。
鬼道家の伝承にあった一節。
『地獄洞に趣きし者は、そこで最も恐ろしいものと相まみえるだろう。』
この言葉が正しいのなら……ボクが最も恐れていたものとは……!!
「そんなバカなことがあってたまるかっ!!ボクは冥子はんを……!!」
政樹は夜叉丸を呼び出し、喋ることをやめない冥子の偽者へ飛びかからせる。
「……あなたも式神使いなのね〜〜〜〜!?みんな〜〜〜〜!!一緒に遊びましょ〜〜〜〜!!」
その瞬間、偽冥子は影から12体の式神を放出した。
それぞれが奇怪な声を上げながら、うねりとなって押し寄せてくる。
「……あの頃のボクならいざ知らず、この程度でやられはせんで!!」
夜叉丸は真っ先に飛びかかってきたアンチラ(ウサギの式神)に一撃を加えると、飛び上がって空中のシンダラ(トリ)を、そして降下しながらインダラ(ウマ)の3体に攻撃を加えて退ける。
「よし、式神はもろた……!!」
力を失って影に戻る瞬間、式神使いは他人の式神を奪うことができる。
それは式神使いの常識であり、不変の掟でもある。
だが……政樹は3体の式神を奪うことができなかった。
「……なにっ!?」
式神を支配する霊波を浴びせても、彼らのコントロールを奪えない。
というよりも、霊波そのものを受け付けていないようだった。
「バカな……こんなはずは……!!」
政樹はまだ知ることはないが、この式神もまた彼の精神から投影された幻影である。
ならば、普通の式神と同様の手段は通じない。
ダメージを受けて後退していた3体は再び、政樹の方を向いて身構え始めていた。
それに気を取られていたとき、横からアジラの火炎が夜叉丸を襲った。
灼熱の帯が、夜叉丸の全身を丸ごと包み込んでしまう。
だが、政樹は慌てず、夜叉丸を後退させる。
夜叉丸には火鼠の火炎防御があり、その効果は先日実証済みだ。
渦巻く炎を退け飛散させ、火の粉を散らしながら夜叉丸は無事に政樹の元へ帰還する。
政樹は夜叉丸を傍らに付けたまま、生い茂る木々の中へと身を翻した。
偽冥子に背を向け、退却を始めたのである。
(くっ、何て事や……こいつはまずいで……式神を奪えん以上、12体それぞれを各個撃破せなあかんということや……さっきの火炎も、
あれが石化光線やったら間違いなくお終いやった。こうなった以上、逃げ回りながら一体ずつ仕留めるしかない……!!)
状況の打開策などは簡単に考えることができる。
だが、問題なのはそれを実行できるかどうかということだ。
数でも、能力でも、あまりにも条件が悪すぎる。
今この瞬間、政樹は12体の式神の恐ろしさを痛感していた。
必死に走った政樹は、手頃な大きさの木の陰に身を隠す。
後を追ってきた偽冥子はあたりをキョロキョロと見回し、ここに気付いている気配はない。
政樹は呼吸を整え、12体それぞれの対抗策を必死に考えていた。
正面からがむしゃらに戦ったところで勝ち目がないのはわかりきっている。
順序を決め、1つずつ攻略していかなければならない。
(誰も成功せえへんかった理由が今やっとわかったで……しかし、諦めるわけには……)
ドガッ!!
「ぐはぁっ!!」
それはなんの前ぶれもなく、突然襲ってきた。
巨大なハンマーで殴られたような衝撃が全身を貫いた。
政樹はその場から吹き飛び、草の上を滑って近くの木に体をしたたかに打ち付けて止まった。
「うぐ……何が……起こったんや……。」
衝撃によって呼吸ができず悶える政樹の視界に写ったものは、肩にクビラ(ネズミ)を乗せた偽冥子が
メキラ(トラ)を連れて近付いてくる姿だった。
「かくれんぼは得意なのよ〜〜〜〜こうしてクビラちゃんに見つけてもらって〜〜メキラちゃんで〜〜バッ、って捕まえるの〜〜〜〜。」
偽冥子は政樹を見下ろし、冷たい笑顔を浮かべてクスクスと笑っている
偽冥子が行ったそれは絶妙なコンビネーションだった。
クビラの霊視能力で政樹の位置を見つけ出し、メキラのテレポート能力で一気に仕留める、という。
追跡者としても、敵の能力は想像を遙かに超えたものだった。
(天才の家系六道家……もし彼女達が本気を出したら、こうなるということなんか……だが……だがボクは……っ!!)
口元から鮮血を滴らせながら、政樹は気力を振り絞って立ち上がる。
そして……再び背を向けてその場から走り出した。
さっきのような勢いもなく、何度もふらついて転びそうになる。
それでも政樹は走り続けた。
圧倒的な力量の差に、政樹はただ走るしかなかった。
あまりに無様な……あまりに哀れな男の姿が、そこにあった……
息を切らし、痛みに耐えながら走る政樹は、心の中で何度も、何度も叫び続けていた。
(まだや……ボクはまだ……冥子はん……!!)
言い訳をさせてもらえるならば、ここのところ絶不調が続いていまして、ちっとも文章を書くことができなくなっていたのです。
もともとノリと勢いで作り始めたはずのこの話。それがだんだんシリアスになっていくにつれ、ノリと勢いがなくなってきてしまいました。
しかも、想像以上に内容が大きくなってしまい、まだ続くことに……。
今回もまた、ギャグ無しシリアスオンリーです。そのため自分の中で、かなり苦しい執筆作業となりました。
ですが、ここで投げ出すことだけは決してできません。
どうかあと一話(予定)私の身勝手な理由に目をつぶり、最終回までお付き合いくださいませ。 (ちくわぶ)
しかし冥子の真の実力はやはりすごいものがありますね。その偽冥子に対してどう戦っていくのか楽しみです。
次回がラストと言うことで鬼道たちがどうやって地獄洞を脱出していくのかが楽しみです。 (never green)
『陰の気』との戦いは言うなればトラウマとの戦い……克服することでより高見に上り詰めることが出来る――この苦しみを突破して、一皮剥けるまーくん先生の成長に期待です。
次のラスト……どう纏め上げるか――期待していますよ、同志(笑)! (すがたけ)
それと後半部。冥子が式神を使いこなし、戦術的運用をしたらどれだけ怖いのか、ということがさり気によく分かりますね。原作ではすぐプッツンしてましたが。
後一話。がんばってください。
ノリと勢いが続かず筆が進まない、というのは物書きをしていると誰でも通る道だと思います。大変だろうと思いますが、一読者としては「無理をせず、自分のペースでがんばってください」としか言えません。気休めにもなりませんが…… (TK-PO)