横島は、事務所の玄関の前で止まり。
「今日で、こことはお別れか」
と、溜め息をしながら、事務所に入った横島。
事務所の中に入り、美神達の居る部屋に歩いた、
「ただいまかえ……」
横島の言葉はそこで止まった、いや、止まったのではない、その先を言うことが出来なかった、
何故なら、今、自分に向けられている目は、獣が今にも飛び掛かって来そうな目をしていた、美神だった。
そして、横島は怖くて固まっていると、怒鳴り声が響いてきた。
「ちょっと! 買い物に何時まで掛かってんのよ、アンタが居なくて大変だったんだから、もう許さん、アンタ、首よ!!」
固まっていた横島が、美神の、首、と言う言葉を聞いて、横島は、辞められるきっかけが出来たと思い。
「じゃあ、辞めますよ、俺もここから出たいと思ったし、良い機会にそう言って貰えて助かりました」
「はいはい辞めれ……って! 何言ってんのよ!!」
横島の言葉に、驚いていた美神、横島は、自分の言葉で驚いている美神を、見ていると
「ちょっと、辞めるって、本気で言ってるの!!」
美神の質問に、横島は、今まで、美神に見せなかった、真剣な目で答えた
「はい、俺は今日限りで、ここを辞めます!」
横島が、そう断言して、美神が、ドス! と、椅子に座るのを確認すると
「美神さん、長い間お世話になりました」
横島が美神に頭を下げて、お別れの挨拶をすると
「か……勝手に、何所でも行けば良いでしょう!!」
「そういえば、美神さん、おキヌちゃんとタマモは何所へ行ったんです?」
「今日の夜のお弁当を買いに行ってるのよ、行くんならさっさと行きなさいよ、おキヌちゃん達が帰ってきたら、うるさくなるから、行くんなら行け」
「では、さようなら、美神さん」
横島は部屋から出て
「美神さん、俺は……俺は…ここを出たいなんて思ったことは、ありませんよ」
横島は目に、一杯の涙を溜めながら、その言葉を誰に言うでもなく、1人、呟いていた。
事務所から出て、横島はもう一度、事務所に向かって頭を下げた。
頭を上げ、事務所を後にし、『男』が居る東京タワーに向かうため、歩いていった。
「東京タワーに着き、頂上に上り、『男』に声を掛けた。
「おい、言われたとおり、辞めてきたぜ、これで良いんだろ」
横島がそう言って、『男』が振り返るのを待つ。
「ああ、解った」
振り返った『男』に、横島が質問をした。
「そういえばお前、名前なんて言うんだよ? 教えろよ」
横島が名前を聞いて、『男』が答えた
「お…じゃなくて、私の名は、スカールだ」
「ふぅん、名前も聞いたし、それで、スカール、俺達は何所へ行くんだ?」
「とりあえず、旅に出る、今のお前の力では、ルシオラを復活させる為の力が足りないしな、それに……」
横島は、最初の言葉は聞こえたのだが、最後に言った言葉が聞こえなかったので聞いた。
「今、最後に何か言ったか?」
「え? ああ、な……何も言ってない」
どうして、スカールが動揺しているのか解らなかった。
横島の傍に、スカールが近づいてくると
「横島、お前に少しだけ力を与えよう」
「え、そんなことが出来るのか?」
「ああ、手を出してみろ」
横島が手を出し、スカールが握ると
「汝、我の新たなる主に契約の証に力を与えよう」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「(な、何だ…力が湧いてくるぞ、ん…何だ、この悲しみは、もしかして、コイツの深い憎しみと悲しみが、俺に伝わっているのか?)」
儀式が終わり、スカールは力が抜けたのか、急に座ってしまい、座っているスカールに横島が声を掛けた
「なぁ、(今、コイツの感情が流れ込んで来た事は、言わなくて良いか) 大丈夫か、大丈夫だったら、とりあえず、出発しょうぜ」
「ああ、大丈夫だ、さて、じゃあ行くか」
横島がスカールに手を貸し、横島が出発しようと、文殊を出し、《飛》《行》 と、念をこめた。
「良し、出発〜〜」
横島とスカールが飛んで出発をしようとしたが、下の方から声が聞こえた。
「あ?」
そして、下の声の主は
「横島さ〜〜ん(横島) 降りてきてくださ〜〜い」
おキヌとタマモだった、横島は、おキヌの言うとおり下に降りていった。
「なんだい、おキヌちゃん、タマモ」
横島が聞くと、おキヌが泣きそうな目で答えた
「何でですか、横島さん、何で美神さんの所を辞めるんですか、横島さん!!!」
横島がおキヌに言った
「嫌なんだよ、あそこに居るのが疲れたんだ」
横島が言った言葉に、信じられないでいたおキヌ、タマモがおキヌの代わりに聞く。
「横島、アンタ、本気で言ってるの、何で出て行くの、大体、美神の所辞めて、何所へ行くのよ!」
タマモが、そう言って聞いてくると、横島は。
「タマモ、俺には俺の生き方があるんだ、俺が何所に行こうが、タマモが聞く権利も無い筈だ」
横島に、事実を言われ、歯を思いっきりかみ締めているしか、なかった。
「じゃあ、おキヌちゃん、タマモ、さようなら、元気でな」
横島はそう言って、空高く飛んで、スカールの待っている所へ飛んでいった。
「横島……横島さ〜〜ん、帰ってきて〜〜」
「横島〜〜戻ってきてよ〜〜」
おキヌとタマモが、泣きながら大声で呼び戻しているが、横島は聞こえていたが、横島の決意は変わらなかった。
「良いのか、本当に行くぞ」
「ああ、行こう、俺の…新たに進む、第一歩だ」
横島とスカールは赤い夕日の、ネオンの輝きに照らされ、横島忠生とスカールは旅立った。
おキヌとタマモは、横島が消えるまで見ていた、そして横島は夕日と一緒に消え、タマモが、おキヌに声を掛けた。
「おキヌ…もう…もう横島は、居ないから帰るよ」
おキヌは泣いていた、横島が居なくなってしまってた事を、信じたくなくて、、夢だと思いたかった、と、思っていた。
「うう…よこ…横島さん……うぁぁぁぁぁん〜」
結局タマモは、おキヌが落ち着くまで待っていた。
暫くして、落ち着いたおキヌは、タマモと事務所へ帰って行った。
〜〜横島は旅立った、横島が、今度こそ、横島の夢の為に、旅立った、この選んだ道に、過酷な道があるとは、まだ、誰も知らない〜〜
シロは何処にいったのでしょうか? (WEED)
シロは今里帰りなので、5話辺りから出す予定です。
シロが出ていなくて、ごめんなさい (パピ)
ただストーリー上の仕掛けのため「シロが里帰りしている事」を読者に隠す必要があるならばともかくとして、そうでないならば他の事務所メンバーが出揃った時点(事務所に舞台が最初に移った時点)で、シロが里帰りで現在いない事を「サラッと」軽く触れるレベルで書いておいても良かったかと思われます。
まあこの辺の機微は作家さんによっても異なるでしょうし、触れなくとも良いという考えもあるでしょうから。
勿論、読者に隠しておく必要がある場合はまったく話が違いますよ、重ねて言いますけど(^^; (WEED)
恐らく嫌われ者のGS初心者です(笑)。
地の文を増やそうとしているらしいのは分かりますが
残念ながら、前回よりも文章が荒れているという印象を受けます。
投稿する前に読み直してみる事は大切です。
その為にもメモ帳なりWordなりを使って書きましょう。
何々〜ると
「せりふ」
何々〜ると
「せりふ」
といった同じパターンが続き過ぎです。
また、語彙の少なさはまあ経験不足としても
主語が無い、述語が無い、主語と述語がちぐはぐ、文章が終了してない、といった部分が目立ちます。
>何故なら、今、自分に向けられている目は、獣が今にも飛び掛かって来そうな目をしていた、美神だった。
>横島は旅立った、横島が、今度こそ、横島の夢の為に、旅立った、この選んだ道に、過酷な道があるとは、まだ、誰も知らない
こういった文の成り立ちがおかしいという事に気付いて下さい。 (GS初心者)
SSを投稿するのは、今回が始めてなんでしょうか?
たしかに他の方のコメントにあるように、構成・文章ともに粗が目立ちます。
しかし、執筆を続けているうちにグングン上達するSS作家は数多くいます。
批評にへこたれずに、次回でより質の高い作品が出てくることを期待しています。
三話まで読んで私が思ったのは、スカールという魔族の一言で、事務所辞めて出て
いってしまうんだろうかということでした。
もちろん、それがルシオラ復活につながる道だとしても、海のものとも山のものとも
つかない段階で、面識のない魔族をそこまで信じられるのかということです。
もっとも多少の設定の不備は、話の組み立て方次第で、後からフォローすることも
可能ですので、次回以降の話に期待いたします。(^^) (湖畔のスナフキン)
こんな評価ばかり続いて、本当にごめんなさい。 (パピ)
とはいえ、誰だっていきなり上手な文章が作れるはずはありません。
私も小説を書き始めた頃はひどいものでしたよ。今も自慢できるレベルではないですけど(汗)
どこが悪いのかを自分でしっかりと理解する必要がありますよね。
まず「、」の使い方を見直してはどうでしょうか。これを無駄に使いすぎているために文章が途切れ途切れになっています。
それから自分の中に具体的なイメージがないと何をどうしていいかわからないと思いますので、プロ作家の小説を手元に置いて自分の文章と見比べると問題点がよくわかると思います。
私もよくやってますから(笑)
なんとなく文章を作るのではなく、読みやすいか、わかりやすいかを常に考えて創作にはげみましょう。 (ちくわぶ)
美神の台詞、皆さんの言うようにちょっと文章は雑な所もあるけど、これからがんばって(?)いけばいいと思います。
(すみません。初心者なのにこんなに偉そうな事をいってしまって) (ららら)
横島は皆より、一人の女性を選ぶとは、
さすがに、
後に残された人たちが可哀想。
でも、それも、一つの人生だから、
面白い。 (sukai)