椎名作品二次創作小説投稿広場


極楽の世界観より!

GS免許取得者、GS以外の・・。


投稿者名:トンプソン
投稿日時:04/ 6/20

極楽の世界観は我々の住む世界と若干違う。
違いを少し語ってみようか。
GS免許。実力主義の最も判りやすい国家試験であり、国家資格同格である。
だが、免許取得者が全員GSになるという訳でもない。
取得者をグラフにすると一番多いのが宗教関係者だ。
今となっては様々な形態の寺院継承があるようだが。基本的には子孫が存続していく社会である。
その中でも霊能力に優れた家系も少なくない。
やはりGSの免許取得のブランドは馬鹿にならないようだ。
あまり良い例ではないが、新興宗教では高弟と呼ばれる位にいる一人は通例免許所持者であるようだ。
そのなかでもエクソシストや、霊媒師、陰陽師という職業は古来から続くGSである。
もっともGSの世界の中でもいんちきも多いいのが現実らしいが。

またGSの職業、儲けは大きいが喧嘩商売には肌の向かないものも当然いる。
それでも実社会では免許が重宝される仕事も有る。
建築業の大手では現場に一人はGSがいると考えてよい。
やはり土地を扱う世界では安全を確保するには必須である。
新地開拓や土地売買では値踏みの為に一人は派遣される。
万一霊害のある土地があれば、能力があれば自ら退治することもあるが、
現オーナーと建築会社が本格的に霊障を退治する専門職に、依頼する。
どちらが金銭を出すかは最近は折半が多い、バブル前なら業者が全額負担の世界ではあったようだが。
中には地鎮祭までやってのける強者もいるらしい。
まぁ、そういう社員は元何処かの寺院の次男とかが多いらしい。

もう一つ派遣守衛業者もオカルト専門班を有する会社もある。
これは直接依頼を受けるというよりも、業者内からの通達で動くケースが多い。
今守衛しているビルがどうもおかしいから確認を請うと要請が出た時点で動くというシステムだ。
そのシステムを円滑にする為、霊感がなくても初期における霊的障害を知識として社員に教えているところもある。
以外と暇と思われるかもしれないが、
病院の守衛からだとひっきりなしに要請がかかる。
別名、「特別病院守衛隊」などと揶揄されることもあるとか。
ついでながら、オカルト専門班の給与は少しは多いらしい。

また昔は某モンスター級のRPGを作っていた会社には霊能者がいた。
作品の質を高めるためと聞く。
そう、去年ライバル会社と合併したあのゲーム会社である。
売り上げの為もあるが、かつては遊びそのもの(かごめかごめなりメンコなり)、
にも「霊的干渉」があったのだ。
その辺は今回は折ろう。話が脱線してしまうからだ。
冬には新作の発売が決定しているらしいが、筆者はあまり信用していない(笑)

さて、梅雨が過ぎた頃、霊能者専用のアルバイトにお声がかかる。
然程難しいものではない。それこそ六道女学園に通うお嬢様方も。
「このアルバイトを私たちの班でやりたいんですけどぉ〜」
と、教師に許可を取る。今となっては夏の風物詩であるようだ。
実力者ではこの割のいいアルバイトをやるものが多い。
土日、その許可を得た女学園のお嬢様方が駅に集まった。
「じゃ、いこう!私たちは千葉の海よ!」
「私たちは霊山ね、楽だといいなぁ」
レジャー前にして彼女たちは安全確認のためそれぞれ向かう。
「で、今年こそ、海で彼氏つくるんだっ!」
と、息巻くのも例年行事であるそうだ。


FIN


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