椎名作品二次創作小説投稿広場


六道家の一族

はやまったかな・・・・


投稿者名:cymbal
投稿日時:04/ 2/25

前回までの粗筋・・・・・・
今回の事件の犯人をヨコシマスーパー・・・・なんとかで一刀両断!!!
しかしその相手は冥子の父親であった・・・・。
見かけは高校生!エンゲル係数高っ!事件の解決はGS横島におまかせじゃーーーーーー!!!

「お、お父様〜〜〜〜〜!?」
「何ーーーー!!!!」

「いててて・・・、遠慮ないねーーー!!!!横島くんーー!!」
仮面を外したその人は、なんちゅーかある意味予想通り?
細身の眼鏡を掛けており、唐巣神父を多少ふっくらさせた感じ、まあ禿げちゃいないけど。
ああ、冥子ちゃんの父親だなあと・・・・・・・、いい人そう。

「なんで〜〜〜、何でお父様がここにいるの〜〜〜〜?今日からニカラグアに出張だって〜〜・・。」
そんな所に何をしにいくのか疑問だが、どうやらそれは嘘だったようだ。
「それに〜〜、なんでお父様がこけしマスクさんの格好をしてるの〜?あ〜〜、ひょっとして〜〜お父様はこけしマスクさんの知り合いだったのね〜〜。世間ってせまいわ〜〜〜。」
おもっいきり天然ぶりを発揮する冥子、周りの二人は呆れた目を向けている。

「冥子!!判ってないようだから、はっきり言ってしまおう!!この私、冥子の父であるこの私こそ!(こけしマスク)だったのだ!!!!!
がーーーーーーん!!!
ごろごろごろ・・・・・ひゅーーーーー

「そんな〜〜〜!!ひどいわ〜〜、私騙されてたのね〜〜〜。」
気付かない方がどうかしているのだが・・・・・。
そしてこのノリについていけてない横島は、ちょっとここから逃げだそーかなと思っていた。

(うう、冥子ちゃんと関わるとこの家族ともコミュニケーションを取らねばならんのか!!)
自分の選択は誤っていたかも知れないと思い始める・・・。唯でさえ冥子1人に手を焼いているのだ、これにあの母親まで加わったらと思うと・・・・想像するだけで寒気がする。
(今なら美神さん達の元に帰れる!!悩んでいる暇など無いかも知れん!!冥子ちゃんの事はまあ一時の気の迷いだったということで・・・・・)
「一時〜〜〜〜?気の迷い〜〜〜〜〜〜!?横島クンそれど〜ゆ〜事かしら〜〜〜!?」
「ああっ!!しまった!!またやってしまった!!俺の馬鹿ーーー!!」

「冥子!!思う存分式神を使いなさい!!!死なないようにな横島クン!では!!」
「あーーーー!!お父さん!!ひどいっスよ!!もう僕達は家族じゃないですか!!」
逃げ出そうとする元こけしマスクの足を掴む!!
「なーーー!!まだ君にお父さんと言われる筋合いなどなーい!!足を離してくれ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!
「嘘つき〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
冥子の暴走が始まった・・・・・・・・・・・・・・・・

「だーーーーー!!!!死ぬ死ぬ死ぬーーーー!!!!!冥子ちゃーーーん!!!」
「冥子ーーーー!!!お父さんだぞ!!!わからんのかーーー!!!ぎゃーーー!!!」
ドガガガッ!!!ドヒューーーー!!!ドーーーーーン!!!!



「あの子ったら〜〜また〜〜やっちゃったわね〜〜〜!!」
少し距離を置いた安全地帯で、冥子母は惨劇を落ち着いて眺めている。
「たくっ〜〜〜あの人が横島クンを試したいって言うから〜〜式神を預けたのに〜〜〜全くだらしないわ〜〜〜〜。」
「奥さま、どういたしましょうか?」
「知り合い頼んで〜〜〜揉み消してもらうわ〜〜〜、フミさん〜、(おまんじゅう)の用意しといてくれる〜〜〜〜〜?」
「かしこまりました。すぐに用意させます。」
「頼んだわよ〜〜〜。」
心なしかいつもの彼女の顔ではないように見えたのは気のせいでは無いだろう・・・・・。



「美神さんこの音は!!!」遠くの方で激しい爆発音と叫び声が聞こえる。
「冥子のプッツンね・・・。あれが出たんならまあもう心配する事はないわ・・。おキヌちゃん!!巻き込まれない内にさっさとずらかるわよ!!あー、もう!!時間を無駄にしたわ!!横島の奴覚えてなさいよ!!」
後日シバかれる事が決定してしまったらしい・・かわいそうな横島クンである。


そして1時間ほど過ぎ・・・・・・
「ごめんね〜〜〜〜〜横島クン〜〜〜〜、ついカーーッとなっちゃって〜〜〜〜。」
半径1キロの森はほとんど焼けてしまっていた。
「は、は、は、気にしてないっスよ〜〜〜・・・・」既にボロ切れと化している横島。
(駄目だ・・・やっぱり関わるんじゃなかった・・・・。))
「ホントに〜〜〜〜〜?やっぱり〜〜〜横島クン〜優しいから好き〜〜〜。」
ぎゅっ!!
(い、いかん!!騙されるな俺!!!これは策略だ!!策略・・・策略・・・騙されても・・いいか)
「それは何してもオールOKって事やなーーー!!!冥子ちゃーーーーん!!!」
最後の力を振り絞ってのル○ンダイブを決行する!!!
それが彼のこの後の人生を決定づけてしまうとは・・・・・・・今は知る由もないわな。

「うん〜、そのかわり〜〜いつまでも一緒にいてね〜〜〜。冥子の側に〜〜〜。」
「えっ・・・・。」


「娘は頼んだよ横島クン・・・・ううう!!!」がくっ。

つづく


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