椎名作品二次創作小説投稿広場


六道家の一族

脱力するぞ!!


投稿者名:cymbal
投稿日時:04/ 2/24

タッタカター!タッタッタタッタカター!
「とうっ!!」
どさっ。
目の前に黒い衣の男が降りてきた。
ぐきィ!!「ぐわっ!!」
・・・・と思ったら足を挫いたらしい。
「わははは、待たせたよーだね!くっ!」

(・・・ひょっとしたらかなりマヌケなんじゃねーかこいつ。・・いけるかも知れん。)
普段の自分を棚に上げて、強気になる横島。
その時冥子ちゃんが、何かに気付いたよーに、素っ頓狂な声を上げる。
「あ〜〜〜〜〜、ひょっとして〜〜こけしマスクさん〜〜!!」
だーーー!!
横島が激しくずっこける。

「こ、こけしマスクぅ!?」
「そ〜なの〜〜、昔〜、私のピンチになると助けに来てくれた人なのよ〜〜」
「なっ、なんかわからんけど力抜ける名前やなー・・。」
「久しぶりだねー。冥子。」こけしマスクが答える

その言葉に横島が反応する。
「ちょっと待てーーーー!!!なんで呼び捨てなんじゃー!!!冥子ちゃんは俺のもんだー!!貴様なんぞには渡さーーーーん!!!」
飛びかかろうとした横島だったが、
「横島クン〜〜〜。嬉しい〜〜。」冥子に抱きつかれてしまい、身動きが取れなくなる。
(くっ、いかん、この感触が、この感触が、男を野獣へと・・変えてしまうんじゃーーー!!!!」
「冥子ーーーーーーーー!!!!!!」
「きゃ〜〜〜〜!!」
と今度は、こけしマスクが制する。
「目の前そんな事をさせる訳にいかーん!!」

突然横島の目の前が真っ暗になる!!
「わっ!!なんだこりゃ!!!これはひょっとして・・・・?」
「ビカラちゃ〜〜ん!!!会いたかった〜〜〜〜!!」
「嫌ーーーーー!!!たーすーけーてーーーー!!!め、冥子ちゃんなんとかしてーー!!」
はぐはぐはぐ
「ビカラちゃん〜〜〜戻って〜〜〜〜。」
しかし一向に横島から離れる様子を見せない。
「なんで〜〜〜、なんで〜〜ゆ〜〜こと聞かないの〜〜〜。」

「それは勿論私の方が力が強いからさー!!」
こけしマスクが答える。
「そ・・・それは、つ、つまりあんたは式神使いってことか。」息も絶え絶えに横島が尋ねる。
「そのとーりだよ!!横島クン!!そして私が今回の仕事の相手とゆーことなのだ!!」
ゴンっ!!!
「ぐわっ!!!」
「私だって〜〜〜GSなのよ〜〜〜横島クンを離して〜〜〜〜!!!」
驚いたことに冥子が力仕事をしたらしい、こけしマスクも意外だったのか驚いている。

(チャンスだ!!冥子ちゃんに集中しているお陰で、こっちの力が弱まってる!!)
力を込めてビカラから抜け出すと、冥子に気を取られているこけしマスクに向かって攻撃を仕掛ける!
「くたばれーーーー!!!ヨコシマスーパーデラックスサンダーファイアー・・・・なんか訳わからんなってもーた!!!とにかく地獄へ行けーーーーーーー!!!」
「なんだそりゃーーーー!!!」

こけしマスクの脳天に霊波刀が直撃する!!!
バターーーーン!!キューーー。

「はあ、はあ、はあ・・・。手強い相手だった。」
斜め45度をキープする横島。しかし内容的に格好良いかどうかは別である。
「横島クン〜〜〜〜、素敵〜〜〜〜。」・・・・・冥子的には良かったらしい。
その時、こけしマスクの仮面が割れた!!

「えっ、お〜、お父様〜〜〜〜!!?」
「何ーーーーー!!!」


ざっざっざっ・・・・
「ちょっとーーーー!!!ここ何処なのーーーーー!!!!」
「私も泣きたくなってきました・・・・・・。」
るーるーるるるーーー、るーるーるーるるるーーーー。
早くしないと話が・・・・・

つづく・・・・・・


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