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不思議の国の横島

第7話  『六道冥子です〜♪急転直下です〜♪』


投稿者名:KAZ23
投稿日時:03/12/ 5

何度も喰らった事のある俺が断言しよう。
サンチラの電撃は痛い。
そらもう、すこぶる痛い!

―― 3分経過 ――

「あう〜…い〜た〜い〜〜」

ようやく六道理事長の折檻は終わり、サンチラは冥子ちゃんの影の中に戻っていった。
冥子ちゃんはぐったりとして、傍で見ていると虫の息にも見える。

「ごめんなさいね〜〜見苦しい所見せちゃって〜♪」
「うう〜〜お母さま酷いわ〜〜〜」
「はは…は、ははははは……」

俺の口から漏れるのは、乾いた笑い声だけだった。
冥子ちゃんは床に崩れ落ち、ル〜ルル〜〜〜って泣いている。見た目よりは余裕が有るみたいだ。
六道理事長恐るべし!
いや、何が恐ろしかったのかは敢えて語るまいっ…

「お母さまが一緒に来て〜〜って言ったから着替えも済んでないのに着いて来たのに〜〜〜」

ん?そう言えば、なんで冥子ちゃんが一緒に来る必要が有ったんだ?
今の話は六道家当主として来たわけだろう?だったら、冥子ちゃんが来る必要なんて無いはずだよな?
なんだろ……別に些細な事のはずなのに、微妙に引っかかるな?

「貴女があまりにも情けないからです〜〜!!このままだとGS免許は取れたとしても、その後のお仕事は殆ど上手くいかないに違いないわ〜〜!!そうしたらGS協会が免許取り消しを検討しだしてぇ〜〜〜」
「そんなこと無いわ〜〜!お母さま〜〜わたし頑張るわ〜〜」

さも心外だと言いたげな表情の冥子ちゃん。だが、この意見は圧倒的に六道理事長の方が正しい。
六道理事長、貴女の推測……間違ってないです。さすが一流の霊能力者、良い勘してるね。
数年後、貴女の娘さんはそうなってますよー!
まあ、違う世界の話だけどさ……

「貴女はいっつもそうやって口ばかり〜〜〜あの人が甘やかすから〜〜〜ああっ…」
「ああ、お母さましっかり〜〜〜…負けたら駄目よ〜〜〜」

着物の袖を目頭に当てて軽くしなを作り、ヨヨヨと崩れ落ちる六道理事長と、原因は自分に有るくせに人事のように慰める冥子ちゃん。とっても母娘ですな。
どうでもいい事だけど、この2人ってば行動がいちいち芝居じみてるね?

「このままいくと〜…ほんのちょっと難しい仕事が入っただけで直ぐに誰かに応援を頼むような他力本願な娘になってしまって〜〜〜…しかも仕事中にちょっとほっぺたが切れたぐらいでプッツンしちゃって〜…悪霊どころか目に入るもの全部を破壊しちゃって〜〜〜…『でもね〜失敗をわかちあえる友達がそばにいてくれてうれしいわ〜〜〜♪』なんて反省の色が全然見えない娘になってしまうわ〜〜〜!!!」
「奥さんアンタ、勘が鋭いにも程が有るよ!」

実は見てきたのかっ!?そうなのかっ?!!
いや、そうじゃない!
そこまで判ってんならもっと早い段階で矯正してくれーーーっ!!

「そんな訳で冥子っ!」
「ひっ?!」

―― ビシッ! ――

六道理事長はスッと立ち上がり、右手の人差し指を冥子ちゃんの顔に突きつけた!
そして続けて口を開く。

「貴女はこれから、こちらの横島さんに弟子入りするのですっ!!」

―― ババ〜ン! ――

「………………」
「………………」

―― アナタハコレカラコチラノヨコシマサンニデシイリスルノデス ――

「ぬぅわぁぁぁんだぁとぅうおぉぉぉぉぉっっ?!!!!」
「なんでですの〜お母さま〜〜〜?!」

とんでもない事をっ!?とっ!とっ!ととととんでもない事をっ!!?

「ひとっ言も当事者に断りも無く言わんで下さいよっ!?コノ御方はーーーーーぁっっ!!!?」
「え〜?いいじゃないのそれくらい〜?」

ふざけんなよコンチクショー!!
俺が冥子ちゃんに何を教えるって言うんだよっ?!!
いや、確かにこっちの冥子ちゃんはまだGSになってないんだろうけどなーーーっ!!
式神だぞ、式神っ!!?
式神の使い方なんて専門外じゃーーーっ!!!

―― はっ?! ――

いかん!あまりの事に動転してしまったようだ。
問題はそこじゃないっ!!
弟子という事は、一緒に除霊すると言う事ではないですかっ?!
冥子ちゃんと一緒に除霊作業だって?

「俺をプッツンに巻き込むなっ!!」
「ひ〜ど〜い〜〜〜っ!わたしのこと〜良く知らないくせに〜〜〜っ!!」

俺の台詞に冥子ちゃんが眉を吊り上げる。確かに普通に考えて、その意見は正しい。
俺が冥子ちゃんの事を良く知っているというのは、向こうの世界での話だ。本当だったら、ここではこんな台詞は使うべきではないかもしれない。

―― だが! ――

自分のみを守る為の行為は、全てに優先される!
このまま言った場合の未来はあまりに俺にとっては危険すぎだ。
そして俺にはその未来が見えるっ!
式神に揉みくちゃにされる、俺の姿がはっきりと目に見えるーーーーーっっ!!!

「揉みくちゃにされるなら、美人でナ〜イスバディ〜なおねーちゃんの集団って決めてるんじゃーーーっ!!!」
「ほらほら2人とも落ち着いて〜」

六道理事長がやっぱりニコニコしながらドウドウってジェスチャーをした。
これだけの事を言いつつも、とても人事なのがムカつく。

「原因作ったんはアンタやろがーーーぁっ?!!」
「修行き〜ら〜い〜〜!」

―― シャキーン! ――

「うっ!?」
「ひっ?!」
「アンチラの耳は良く切れるのよ〜?」

み…見えんかった……?!
俺の首筋に、ウサギの式神アンチラの耳(鋭い刃になってます)が当てられる。
集中力が高まっている時なら、小竜姫様の超加速だってなんとか目で追えるのに……
全く見えなかった。首元にひんやりとした気配を感じてから、初めて気がついた次第である。
ノーモーションで殺気も見せないでいきなりだから、全然対応し切れんっ!!?
ちなみに2つある耳のもう1つのは、冥子ちゃんの首筋に当てられていた。
驚愕と恐怖と戦慄が混ざった表情。きっと今、俺も同じ顔をしているに違いない。

「2人とも落ち着いて〜話を聞いてくれるわよね〜?」

―― コクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコク ――

ニッコリと微笑む六道理事長。
そりゃあもう、力の限りに首を縦に振ります。俺も冥子ちゃんも。
それ以外の選択肢なんてココには存在しませんよ。

「それじゃあ続けるわね〜」

そんな俺たちの様子に満足したのか、六道理事長はニコニコ顔もそのままに話を続けた。

「冥子ってば甘ったれだから〜…今までどおりに六道家で修行させても全然成長しないと思うの〜…だからね〜横島クンに弟子入りさせて〜性根を叩きなおして欲しいのよ〜〜〜」

いや、言ってる事が正しいってのは俺にも理解できるんですけどね。

「勘弁してください。俺じゃあ荷が重すぎっすよ!」
「そうよ〜〜〜お母さま〜〜〜。わたし、今までどおりで大丈夫よ〜〜〜!」

俺も冥子ちゃんも、この提案にはそれぞれの理由で反対の意思を告げる。
六道理事長に意見するのはすげえ怖いが、それでもこんな重大な事をむざむざと流れに任せて承知するわけには行かない。

「あら〜?横島クンなら絶対大丈夫よ〜〜〜?私が保証するわ〜〜〜♪」
「全然根拠の無い保証じゃないっすかーーっ!?」

俺が冥子ちゃんにモノを教えるって事が無理。
俺が冥子ちゃんのプッツンを抑えるってのが無理。
つまりどーやったって無理。何もかんも無理三昧じゃーーーっ!!!

「ほんと、まずいですって。折角作った事務所がその日のうちに無くなるっす。」
「あら〜?じゃあ、事務所起こすのやめる〜?オバサンのお願い聞いてくれないなら融資の話引っ込めちゃうわよ〜〜〜?」
「あっ?!ひでっ!?ずりーーーっ!!?汚ね〜っ!?さっきの話はこれとは関係なく決まった事だったろっ!?今更追加で条件出すなんて汚ねーぞっ!!?」

そりゃあ俺の方がちょっと得する感じの話だったかも知れんが、この条件とは全然釣り合わんぞーーーっ!!!

「あらあら〜ん♪なんの事かしら〜〜〜?」
「わたしを置いて〜話を進めないで〜っ!」

と、そこに冥子ちゃんが割って入ってきた。
俺とは違う理由なのだろうが、こちらもなかなか必死である。

「お母さま〜ズルイわ〜!勝手に話を進めるんだもの〜〜〜!」
「あらあら、でもね?今日お前を一緒に連れてきたのは、この話をするためだったのよ〜?」

何!?

「え〜?じゃあ、最初からそのつもりだったの〜?」
「そうよ〜〜〜…横島クンが優秀なGSだって言うのは話を聞いただけで判ったわ〜〜〜。だから、断られないようにまず最初に貴女と顔を合わせさせて置きたかったのよ〜〜」

六道理事長は、真面目な顔を作って話し出す。
だが…

「それ、嘘でしょう?」
「えっ?」
「連れて来たかったのは冥子ちゃんじゃ無くて式神のほうでしょう?」

先ほどまでのやり取りから、俺には何故冥子ちゃんを連れてきたのかが何となく分かっていた。

「えっ!?えっ!?オ、オバサン何の事か判らないわ〜〜?」

六道理事長は、いたずらが見つかった子供のようにアタフタとしだす。
その態度だけで十分っすよ?

「今日の話で俺がゴネたら、式神使って脅すつもりでしたね?」
「ドッキーンッ!?」
「お、お母さま〜〜〜…」

ビンゴか……
俺と冥子ちゃんは冷や汗を流す六道理事長を一緒にジト目で睨む。

「オホン!あ〜…それよりもです〜……冥子〜…貴女も六道家の跡取りなんですから〜ここら辺できちんとした修行をしておかないと駄目よ〜?」
「で、で〜も〜〜〜」

そんな空気をごまかすように1つ咳払いをして、六道理事長は強引に話を切り替えた。
冷静に諭されるが、それでも冥子ちゃんは渋っている。よっぽど修行が嫌いらしい。

「それに〜…横島サンの所でしっかりと修行して〜式神をきちんととコントロール出来るようになれば〜お友達もたくさん出来るようになるわよ〜〜〜?」
「え〜!お友達が〜?」

ちょっと待て!
冥子ちゃん様子が少し変わった?
もしかして言いくるめられてる!?

「それは俺の所でじゃ無くても別に…」

―― シャキーン! ――

「…いえ、何でもありません。どうぞお話を続けてください。」

またもや首に、ひんやりとした物が当てられた。
いちいち式神つかって脅さんで下さいよ?
やっぱりこの為に冥子ちゃんを連れてきたんですね……

「やるわ〜!お母さま〜〜〜!わたし頑張る〜〜〜!」
「偉いわ冥子〜♪それでこそ私の娘よ〜〜〜♪」
「あの…俺の意見は……」

―― シャキーン ――

「…関係ないんですね。」

鈍い光を放つアンチラの耳が、俺にそれを悟らせてくれた。俺の意見はきれいさっぱりと無視されたようである。
哀しいなぁ……

「これで万事解決ね〜♪それじゃあ握手して2人とも〜〜〜♪」
「もーどーにでもしてー……」

―― ニギッ ――

俺は投げやりに右手を差し出すと、冥子ちゃんの白く小さい手を握って口を開く。

「あ〜…あらためて宜しく〜…GSの横島忠夫です。本当は不本意なんですが〜…何だか良く分からんうちにこんな事になってしまいました。とりあえず〜…プッツンしないようにがんばろー……」
「六道冥子です〜♪たくさんのお友達が出来るように頑張りましょ〜♪」

2人の動機はそれぞれ違うが、とりあえずやることは一緒。

ミッション1「プッツンを完滅せよ!〜GS候補生六道冥子修行編〜」

全ては俺の命を守るために!!

「それじゃ〜〜…早速〜横島さんが〜…お友達になってくれませんか〜〜〜?」
「えっ?」

俺がボーっとしていたら、まだ俺の手を握ったままの冥子ちゃんがそう切り出してきた。
その顔は少し緊張しているようにも見える。
なんだか不安そうに見上げてくる瞳が、小動物みたいで可愛いかもしれない。

―― そういえば ――

冥子ちゃんはプッツンの所為で、小さいときから友達出来なかったって聞いた事があったな。GS試験で出会った美神さんが一番最初の友達だったとか……
そうか、のほほんとしてるからあんまりそうは見えないけど、本当に友達ってモノに飢えてるんだな、冥子ちゃん……
考えてみれば、物心付いた頃から友達が出来ないってのはすっげえ辛い事だよな。
友達は式神だけだった女の子か……
ん、そうだよな。

「……ああ、俺でよければ…さ、友達になろうか?」
「ほんとう〜?!」

俺の答えを聞いて、冥子ちゃんの表情がパーッと輝いた。

「本当さ。宜しく、冥子ちゃん。」
「うんっ!うんっ!よろしく〜横島さ〜んっ♪」

さっきまでの不安そうな表情なんか何処かに飛んでいったようにみえる。
ブンブンと握手した右手を大きく振って、本当に嬉しそうだ。

―― ああ ――

この凄い嬉しそうな顔を見てるだけで、俺のしたことは間違いじゃ無かったって思える。

「じゃあ〜〜みんなも〜〜横島さんに挨拶して〜〜♪」

―― チュッ、ンモ〜、ガーッ、シャキーン、ゴーッ、シャーッ、ヒヒ―ン、メェ〜、キキッ、バサバサ、ガルル、ブヒィッ ――

「俺は間違ったーーーーーーーーーあぁっっ!!!」

そんな俺の魂の叫びは、12匹の式神の中に俺の体ごと飲み込まれていったのでした。

…………………………










「横島さん〜〜?」
「アラアラ?寝ちゃったみたい。やっぱり今日の除霊で疲れてたのね〜……」

ベッドの上に横になり、まったく動かなくなった横島を見つめて、六道母娘はそんな風に言う。

「これ以上お邪魔していたら迷惑ね〜…今日はコレくらいで帰るわよ、冥子〜〜?」
「は〜い〜おかあさま〜〜♪」

―― ガチャッ ――

「それじゃあお大事にね〜」
「横島さん又ね〜♪」

最後に一言づつ残して、六道母娘は病室を後にしたのだった。

「………………」

『寝ちゃった』横島は、最後まで一言も口を開かなかった。

…………………………










『……………ううっ!』

なんだ?全身が痛てぇ……

『うあっ!?』
『あ、気がついた!』

え?
俺の耳に、人の声が聞こえてきた。

『あれ?ココは………俺いったい…』

体が痛いのもそうだが、凄く気分が悪くて吐き気がする。

『起きちゃ駄目です!そのまま寝てなきゃ!』

そう言って、上半身を起こそうとした俺をやんわりと押し留める女の子が傍らにいた。

『ココ?……俺、どうしたんだ?』

それは俺の知り合いの女の子で、名前をココという。年齢は11歳。
俺が訪れた修行場から一番近い集落に住んでいて、度々食べ物やなんかの世話になっていた。
俺の方はジャングルの奥から珍しい果物取ってきたり、大型の動物仕留めて土産に持ってきたりている。そんな訳でこの集落の人間とは結構仲良くなった。
特に子供達とはすっかり打ち解けたと思う。
日本の話とかすると喜ばれて、俺もなんだか嬉しかった。そんな子供達の中でも一番俺に懐いてくれたのがココである。
そのココが、心配そうに俺の事を見つめていた。少しだけ潤んでいるのが分かる。

『ねえ!いったいどんな修行してるのっ!?』
『えっ?』

ココは、少し詰問するように尋ねて来た。
修行?
ああ、そうだよな。俺は修行の為にここに来てたんだよ。
でも、そういえば俺ってどうしてこんな怪我してるんだっけ?

『なあ、ココ……俺、どういう経緯でここにいるんだ?ちょっと記憶が混乱しててさ……良ければ教えてくれないかな?』
『え?う、うん。え〜と………タダオ、5日前に川を流されてきたの。体中あちこち酷い怪我で、街から来た医者は生きてるのが不思議なくらいだって言ってた。』

そのときの事を思い出したのか、ココの声は少し震える。

『タダオ、全然目を覚まさなくて!医者はこのまま死んじゃうかもしれないって言うし!ココ、ずっと看病してたけど……タダオ、たまに苦しそうに唸って!』

―― ホロッ ――

と、思いの丈を吐き出していたココの目から涙がこぼれてきた。

『ああ……ごめんなぁココ。心配させちまって、それに面倒もかけてさ。ありがとな?』
『うう…良かったよ。タダオが目を覚ましてくれて本当に良かったよぉ……』

ココは俺の体にしがみ付いて泣き出す。
実は少し体が痛かったのだが、コレくらいはガマンしなきゃ駄目だよな?
俺は泣きじゃくるココの頭を撫でながら、とても穏やかな気分になっていた。

―― でも ――

俺、いったいどんな修行してたんだ?
今までも大怪我くらいはたくさんしたけど、本当に死にそうなほどの酷い怪我ってのは初めてだ。
しかも、そのときの記憶が無い。さっきから思い出そうとしているのだが、どうしても思い出せないのである。
頭でも強くうったのかな?
あ〜…しかしそれにしても、腹へったな〜………

『なあ、ココ。お願いしてもいいか?』
『うう…ひっく…な、何っ?』

ひとまず、何か食ってから考えよう。

…………………………










―― コンコン、カチャッ ――

「横島さ〜ん…その後お体のほうに異常は有りませんか〜………きゃっ!?きゃあああっ!?横島さんっ!いったい何があったんですか?!こんな酷い大怪我っ?!!せ、先生っ大変ですっ!!大至急オペの準備をっ!!!」

―― ガチャッ、バタバタバタバタ ――

あれから、俺はどうなったんだろう?
まだ生きてるのかな?
なんだか何処か遠くの方で、婦長の笹倉さんの声が聞こえた気がする。
ああ、なんだかどうも良くなってきたなぁ……
さっきは珍しい夢見たし。
そう言えば、ココどうしてるかな?
お別れの日には思いっきり泣かせちまったっけ………
俺だって哀しかったんだぜ?本当さ。
あの日のココは凄く落ち込んでたけど、今はもう元気でやってるか?

―― 俺は ――

俺は今日も、元気に死にそうだ……


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