「ASUKAの嵐」 (近鉄劇場)
楽しかった!!よかった!!「ASUKAの嵐」!! 初日8日(金)18時30分 OSK日本歌劇団創立80周年記念特別公演 初日を観ることができました!! 「ASUKAの嵐」の主な登場人物 額田部皇女(千爽貴世)⇒第30代敏達天皇皇后 厩戸皇子は甥にあたる 後 即位して 第33代 推古天皇となる 厩戸皇子(洋あおい) ⇒後の聖徳太子 第33代 推古天皇の皇太子となる 蘇我馬子(大貴 誠) ⇒倭国一の実力者で大臣であり 蝦夷(希望なつ希)志紀郎女(毬花ゆい) 刀自古郎女(沙月梨乃)河上郎女(美森あいか)の父親 金 剛(那月 峻) ⇒高句麗の文化 学問の伝道のために倭国に渡来してきた 仏師 明 鈴(若木志帆) ⇒金剛が愛した女人だが 一人 高句麗で彼の帰りをまっている 秦河勝(桜花 昇) ⇒厩戸皇子の側近 東漢直駒(有希 晃) ⇒蘇我馬子の警備隊長 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 内容がよく分かるようにと 花の精 春(朝香櫻子) 夏(大咲せりか) 秋(森野木乃香)冬(峰瀬あずき)と滋念(吉津たかし)が 狂言回しの役を務めます!! 花の精のみなさん 本当にかわいい・・ ☆厩戸皇子(うまやどのみこ)役の洋あおいさん 今回の舞台で私が一番 驚いたのは洋あおいさんの存在感です!! この作品の主役 聖徳太子という 存在の重々しさ! 日本に この聖徳太子の存在がなかったら 日本は? という 危機感さえ抱かせる 出来栄えのすごさです!! 洋あおいさんがいままで やっていらした役柄で 一番はじめに 私の中でインプットされた 役柄は飛行機に乗って暴れ廻る学者で 大阪弁で観客を笑わせていらしゃったので その印象がどうしても 離れなかったのですが 今回の洋あおいさんは思慮深い 白面の貴公子です・・・ 透き通った美しい表情で 一言一言 台詞を言われる 様子の気高さ!! 先を読んで読んで 事を計る その重さが 優雅な振る舞いと共に 観客に納得させるのではないでしょうか・・ 衣装が 常に藤紫 江戸紫 紫群青といろいろと変化されて きこなしていられて やはり 紫色のもつ 魔力は おそろしい・・・と・・かんじさせました!! 洋あおいさんは 本当はシリアス・ドラマに向いていらしたのではないかと・・・ ☆ 今回のキーマンは蘇我馬子(そがのうまこ)役の大貴 誠さん 結構 悪役が続きますが 今回も悪役!! でも 納得いく悪役で グイグイと物語に引き込んでいきます!! ☆ 額田部皇女(ぬかたべのひめみこ)役の千爽貴世さん 存在感 抜群!!煌びやかで 豪華な衣装とアクセサリー・・ 飛鳥時代の人ってあんなに 美しく 格好良かったのですか???・・・ ☆ 金剛(こんごう)役の那月 峻さん 美しく情感溢れ 明鈴役の若木志帆さんとの高句麗での別れの場面 白い頬に流れるなみだ・・・ ☆ 明鈴(みんりん)役の若木志帆さん いつもお姉さん的に見えていたのですが 今回は違います!! 恋しい金剛と別れたくないという 切なさ 可愛いさ 恋しさ・・が 存分にみえて金剛にすがっていく・・ 那月 峻さんとの掛け合いの歌・・良かったです・・・ それにえくぼがかわいいですね〜 ☆ 東漢直駒(やまとのあやのあたいこま)役の有希 晃さん 「魔剣士」以来の近鉄の舞台で有希 晃さんを観れました!! 相変わらず 舞台への情熱・迫力・役者魂がほとばしります!! ☆ 秦河勝(はたのかわかつ)役の桜花 昇さん OSKのプリンス!! プリンセスは誰なんですか?・・・ ☆ 蘇我蝦夷(そがのえみし)役の希望なつ希さん 役柄の幅が広く なんでも こなしてしまえる方ですが なにを演じられても 納得のいく方で 歌がうまく 美しい方です・・・ ☆ 刀自古郎女(とじこのいらつめ)役の沙月梨乃さん 昨年の「闇の貴公子」の役が余りにも印象的すぎたので 今回ももっと ふくざつな役柄をさせて あげて・・と・・ * * * * * いま話題の聖徳太子ものですが 非常に人物の設定が分かりやすく 日本歴史がてんで 分からない私にも 聖徳太子の摂政時代の持つ意味が この作品で 合点がいきました・・ 2002.3.9 by Rin